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大阪で「アリさんマークの引越社」の真実〜「こんな企業は許せない」80人が参加 7月31日(日)大阪のロフトプラスワンウエストにて、「漆黒のブラック企業“アリさんマークの引越社”の真実」が開催された。はじめに、制作中である土屋トカチ監督の映画『アリ地獄天国(仮)』のパイロット版の上映が行われた。長時間労働、残業代不支給、弁償金制度、作業服・制服の不支給ならびに購入の強制、差別的人事採用、労働組合に入り活動をしたことを理由に懲戒解雇、懲罰的な労働をさせるなど、ブラック企業の典型的な手法の実態が次から次へと映し出されていた。会社からの嫌がらせに負けず、現役社員として1人会社と闘っている主人公の西村有さん(仮名)の姿は飄々としているものの、彼の闘う強い覚悟がスクリーンから静かに伝わってくる。それを支えているのがプレカリアートユニオンの仲間たちであり、怯むことのない彼らの運動だ。(Camellia) 報告 *写真=イベント終了後の記念撮影 「江戸の方も安泰ですな」〜壱花花の風刺漫画 : 祝い酒 漫画(大サイズ)・渡部通信「一歩前進二歩後退」・牧子嘉丸のショートワールド「東京を走り抜けた人々」・うつけんニュース「選挙結果を受けて」・市民連合の見解 出版メディアの社会的責任は?〜「ヘイト本」と表現の自由を考えるシンポジウム 7月30日出版労連会議室にてシンポジウム「『ヘイト本』と表現の自由」が開催され、90名が参加した。主催は出版労連。最初に岩下結さんからヘイトスピーチとその関連の本のこれまでの流れや、会の経過を紹介。「ヘイトスピーチは自由な社会を破壊する。なぜなら社会の構造的な力関係を背景に差別を扇動・強化するから、公共メディアは自らが表現の自由を行使するだけでなく、人々が平等に表現の自由を行使できるために少数者の表現の機会を保障し、差別と闘う責任がある」と語った 。また、青林堂から不当労働行為・パワハラを受けている中村さんの特別報告もあった。ヘイトといわれる本が一定程度流通するようになって久しいが、それを生産してる現場の声も聞けたのは興味深い。(T.A) 報告 「みんなに都政を取り戻そう」〜鳥越俊太郎候補がファイナルスピーチ 危険な安倍政治を東京からとめようと、野党統一候補・鳥越俊太郎氏をたてて与党候補に挑んだ「東京都知事選」。選挙戦最終日の7月30日夜、新宿南口(バスタ新宿)前で「最後の訴え」が行われた。青木愛・福島みずほ・小池晃・岡田克也ら野党議員が勢揃いして、アピールした。また市民連合の山口二郎さん、作家の澤地久枝さんが挨拶。澤地さんは、瀬戸内寂聴さんから託された「鳥越さんを勝たせたい」のメッセージを披露した。鳥越候補は疲れもみせず最後のスピーチ。「非核都市宣言・脱原発」への思いを語り、みんなに都政を取り戻そうと訴えた。バスタ新宿前は聴衆の波で埋めつくされ、トリゴエコールが沸き起こった。また、各所に手作りのプラカード持参で、自民党批判・鳥越支持を訴える市民の姿が見られた。(M) 写真速報・動画(5分半)・田中龍作ジャーナル(小池ゆりこ街宣) ソウル市庁前で「相模原殺人事件」犠牲者追悼〜韓国の障害者施設も同じ問題 ソウル市庁前に日本の神奈川県にある障害者施設の犠牲者を悼む焼香所が設置された。全国障害者差別撤廃(全障連)とアジア太平洋障害フォーラムは、日本の障害者施設で起きた「集団殺人」に哀悼を伝えた。全障連は声明で 「容疑者を生んだ社会的環境に注目しなければならない」と強調した。彼らは「韓国よりも比較的障害者福祉が良好な日本社会でも、障害者を非障害者より劣る存在、家族にとって荷物になる存在、大量に施設に集めて保護すべき存在として見る社会的観点が存在していることが分かる」とし「障害者という社会的少数者を同等な存在ではなく、低い存在として扱う社会の中で、障害者を嫌悪し、いっそ殺すべきだとして極端な行為を犯した怪物が登場した」と今回の事件を解釈した。(チャムセサン報道) 全文 「願いは戦争・貧困・原発のない世界」〜女性たちが鳥越候補を応援 投票日まであと2日、7月29日午後の渋谷駅周辺では、小池百合子・マック赤坂・鳥越俊太郎の各候補者の街頭宣伝が入り乱れていた。ひときわ聴衆を集めていたのが鳥越候補。街宣車には、野党の女性議員をはじめ23人の女性応援団の名前がずらりと掲げられた。鳥越候補はスピーチで、待機児童・介護高齢者・障害者など弱者に優しい都政を訴え、最後は原発ゼロで締めた。この日のコールは「住んでよし! 働いてよし! 学んでよし! 環境によし!」の4つに加え、「女性によし!」の声を上げた。応援演説で、澤地久枝さんは「憲法を守る候補は鳥越さんただ一人。鳥越さんを勝たせて安倍政治に一矢報いたい」と訴え、吉良よし子議員も「女性の願いは戦争・貧困・原発のない世界。これに応える候補は鳥越さんだけ」と元気いっぱいにアピールした。(M) 写真速報・動画(6分) 被害者を置き去りにした「和解」は暴力〜外務省前で「合意」反対アクション 7月27日(水)夕刻、東京・霞が関の外務省前で、「韓日談合絶対反対!」「公式謝罪!法的賠償!」「和解・癒し財団反対!」のシュプレヒコールが響きました。昨年12月28日、日韓政府は外相会談で日本軍「慰安婦」問題について、文書のない「合意」を行いました。被害者を無視して勝手に「合意」されたことに対し、被害当事者や支援者たちは当初から反対を訴えてきました。日本政府が10億円を拠出し、財団をつくって韓国政府が運営するというもので、日本政府は少女像(平和の碑)の撤去や以後不問にするという要求までしています。7月28日にソウル市西大門区に「和解・癒し財団」が設立されるということで、抗議・反対するために30数名が集まりました。また28日には、日本軍「慰安婦」問題解決全国行動が抗議声明を発表しました。(尾澤邦子) 報告 *写真=マスクには「和解」と書かれている 劣悪なクリーニング業界を変えていく!〜「グローバル社」でも労働組合結成 クリーニング業界大手「ローヤル21」グループのグローバル社で「日本労働評議会グローバル分会」が結成され、7月26日、会社に対して団体交渉を申し入れました。グローバル社の工場は、一見近代的なガラス張りのクリーニング工場で、外部から作業をしている様子が見られる構造となっていますが、ガラス張りで直接日差しが作業場に降り注ぐ「温室」のため、大型換気扇で排熱しても夏場は50度近くにも達します。そのうえ、外観が近代的であるにもかかわらず、今どきのクリーニング工場の標準設備ともいうべきスポットクーラーもないので、一夏で何人もの労働者が熱中症で倒れる過酷な環境にあります。また、正社員にはタイムカードがなく、労働時間管理がなされていません。また、残業は許可制ですが、どんなに仕事が忙しくても本社にいるマネージャーの一方的な判断で許可が下りないとサービス残業を強いられます。(日本労働評議会関東本部) 続き *写真=「グローバル」岩瀬工場(松戸市) 沖縄から「台風並みの突風」を吹かせたい〜参議院会派「沖縄の風」結成 7月26日、参議院会派「沖縄の風」が結成され、沖縄選出の参議院議員糸数慶子議員と、先の参院選挙で現職の沖縄担当大臣・島尻安伊子氏に10万6000票余の大差をつけて当選した伊波洋一議員が、永田町の同議員会館で記者会見を行った。新会派「沖縄の風」は「7つの基本政策」を掲げている。沖縄の民意を国会に届け、沖縄県民の命と尊厳、日本の民主主義を守ることを目的としている。また参議院会派「沖縄の風」は、「沖縄問題」に積極的に取り組む国会議員の参加も呼びかけている。沖縄選出国会議員の議連「うりずんの会」や野党四党、基地問題や日米地位協定、米兵による性暴力被害などの問題に取り組む全国の地方議会などとも連携しながら、国政に「台風並みの突風を吹かせて」(糸数議員)、安倍政権や米国連邦議会に立ち向かっていく。臨時国会は8月1日に招集予定。改憲勢力との対峙が始まる。(西中誠一郎) 報告・動画(会見32分) 「核にノーを言えるのは私だけ」〜鳥越俊太郎候補、練馬で街頭演説 終盤を迎えた東京都知事選。7月27日午後5時から鳥越俊太郎候補は、練馬駅前で街頭演説を行った。鈴なりの人が集まったが高齢者が目立つ。聴衆の何人かに話を聞くと、週刊誌のスキャンダル報道を心配する声もあった。応援演説では、上野千鶴子・永田浩三・猿田佐世の各氏が鳥越氏への思いを語った。そして拍手のなか登壇した鳥越候補。手振り身振りをまじえて、元気いっぱいに15分のスピーチを行った。平和・護憲・非核を語ったが、とくに強調したのは核問題だった。「小池候補は雑誌の対談で『軍事上外交上の判断で核武装の選択肢は十分ありうる』と言っています。核賛成なのです。また増田候補は東電社外取締役をしていた人で、原発OKの人。危険な核に賛成する二人を当選させてはなりません。核にノーを言えるのは私だけです」と強く訴えた。(M) 写真速報・動画(5分) *写真=左から永田浩三・鳥越俊太郎・上野千鶴子の各氏 弱者が弱者を憎んで殺す!〜こんな世の中変えなきゃいけない 津久井やまゆり園の事。障がい者福祉施設で働いている者として悲しく、心の締め付けられます。殺してしまえばいい人なんて居ない。しかし、今回殺害をしてしまった男性は、なんと神奈川県の最低時給905円で夜勤をやっていたというではありませんか。私は学生の時、都内の重度障がい者施設に実習で行っていた時、夜勤を何度も経験しました。重度障がい者施設の仕事は重労働です。食事の時間はパニックを起こした方が食べ物を投げ合う。初めての日は壁に張り付いたままその様子をただ驚いて見るだけで何もできませんでした。夜勤は夜尿周りと言って夜中ずっと一部屋一部屋回ってトイレに行ける人はトイレに連れて行き、オムツを確認したりします。給料は20万も満たない。これが福祉の現状です。今回殺害をしてしまった男性は私と同い年。彼もまた社会では弱者だった。弱者が弱者を憎んで殺す。こんな世の中変えなきゃいけない。(菱山南帆子) 全文 シャンティ労組がカンパの訴え!〜「解決するまで出ていかない」 店をオキュパイしながら「賃金未払い・倒産解雇・追い出し」とたたかうシャンティ労組は、カンパの呼びかけを始めた。解雇から1カ月が経ち、生活資金・活動資金が底をついたためだ。7月24日、裁判所に認定された「管財人」とシャンティ労組の団体交渉が南大塚店で行われた。吉益管財人は「未払い賃金については可能な限り対応したい。しかし会社財産が家賃の保証金しかないのでいくら払えるかはわからない」と厳しい見通しを語った。一方「7月末には店舗を明け渡してほしい」というと、ジョシ委員長は「賃金をもらえずどこに行ったのいいのか! 解決するまで出ていかない」ときっぱり答えた。話し合いは平行線。しかし「新経営者に営業譲渡して雇用継続」という道すじでは一致した。新経営者の候補も二人現れており、この日、管財人・労組・弁護士との面談も行われた。問題は山積しているが全国からの支援を受けて、シャンティ労組は一歩一歩前に進んでいる。(M) 報告・動画(カンパの訴え)・シャンティツイッター(最新情報) *写真=カンパを訴えるジョシ委員長 高江へリパッド工事再開と機動隊の暴圧を許すな!〜官邸前で緊急抗議行動 7月22日夜8時半過ぎ、反原発金曜行動の余韻が残る首相官邸前で、沖縄県国頭郡2村(東村、国頭村)に股がる広大な「米軍海兵隊•北部訓練場」で9年ぶりに再開された、「オスプレイ着陸帯」4カ所の「ヘリパッド」建設工事の強行に反対する緊急抗議行動が行われた。夕方には首相官邸前に先立ち、警視庁前でも、工事車両用のゲートがある東村高江に派遣された機動隊の暴力的な制圧行為に対する抗議行動が行われた。首相官邸前に駆けつけた人々の間から、怒りのコールが沸き上った。「ヘリパッドも、オスプレイもいらない!」「辺野古にも高江にも、基地はいらない!」「命とくらし、山と海を守ろう!」「機動隊は帰れ、警察は暴力やめろ!」「安倍政権は工事をやめろ!」「普天間閉鎖、嘉手納も閉鎖、基地はいらない!」(西中誠一郎) 報告・7.23新宿デモ報告 心に染みわたった作品群〜「レイバー映画祭」320人で大盛況 7月23日のレイバー映画祭には320人が集まり、大盛況でした。「元気をもらった」という声をたくさん聞きました。アンケートなど集計中ですが、メールで寄せられたKさんの感想を以下、紹介します。・・・観客としていつもよかったと思うのですが、今回はいつにもまして、どの映画も心に染みわたるようなジワジワとくる感じがありました。『パレードへようこそ』は、とてもあたたかい映画でした。最初の炭鉱からカンパを受け取りにいって戸惑いながらも「お金ではなく、圧倒的に強い政府や警官と闘っているわれわれへの応援にどれだけ励まされたか‥…」とお礼を言う場面からじんときてしまいました。『埋もれた時限爆弾』は、アスベストについて少しわかるようになりました。まだ被害者が出続けていることは知っていましたが、その原因は何十年も前のことだと思っていました。現在は被害が発生しないようなシステムになっているとばかり思っていたので、驚きました。続き・アンケート報告・感想(フクシマ陽太郎)・感想(A/H)・感想(笠原眞弓) 10年目を迎えたレイバー映画祭〜新作・秀作がめじろ押し 10年目となった「レイバー映画祭」が、いよいよ7月23日(土)田町交通ビル6Fホールで開催されます。2015年日本公開映画でベストワンに選ぶ人が多い傑作『パレードへようこそ』(イギリス映画)をメイン上映します。そのほか4編の新作ドキュメンタリーを揃えました。『オキュパイ・ベーカリー〜ファストフード労働者の闘い』はレイバーネットが米国から入手した本邦初公開作品で、ファストフードで働く人たちの感動ドキュメンタリーです。『埋もれた時限爆弾〜さいたまアスベスト被害』は武蔵大学の学生がつくった初々しい作品で、当日制作者のトークもあります。また『がんを育てた男』は手術万能のがん治療に一石を投じるでしょう。ショート映像コーナーでは、ホットなシャンティユニオンの映像もあります。ことしも「レイバー映画祭が熱い!」。ぜひあなたもご参加ください。当日入場可能。5本観ても1500円です。 詳細・朝日新聞・毎日新聞・木下昌明の映画批評 世界に拡散してください〜沖縄「高江ヘリパッド」ゲートはすでに戦争です! 今、日本で起きている真実。どうか拡散下さい。TVが報道せずとも、私たち市民が拡散しましょう。沖縄を見て見ぬふりをすることは、いつか私たちに返ってくる。声をあげないことは、無自覚な加担者になること。標的の村、高江で、全国動員の大量機動隊が道路完全封鎖。機動隊員で作られた壁、壁、壁。150人の高江地区に1000人の警官隊、500人の機動隊。装甲車30台、レッカー車4台。市民はゲート前にバリケードのための車165台を集め、座り込み。「ただ平和に暮らしたいだけ。それが罪ですか」「米国には気を使って沖縄を弾圧するのか」。住民が機動隊に必死の訴え。県・市議会議員も駆けつけている。抗議市民の強制排除、ゴボウ抜き。民意無視の国家による強権発動、異常事態。昨日は、警察による市民のひき逃げという信じられない事件も起きた。(村上さとこさんのFBより) 記事 「築地市場移転問題」を争点化せよ!アクション〜宇都宮健児氏も発言 7月20日(水)「全都知事候補者に訴える! 続・『築地市場移転問題』を争点化せよ!都庁前アクション」が開催された。別の集会に向かう途中だった宇都宮健児さんがマイクをとり、「鳥越さんは私が取り組む政策に賛同したので、私は立候補を取りやめた。特に築地市場の閉鎖は中止にし再検討するという考えには、全くその通りだと言った。この問題にずっと取り組んできたみなさんには敬意を表し、また新都知事決定後も都議会の監視を続けていく」とエールを送った。建築の専門家の人は 「豊洲は市場の目的の設計になっていない。都立漫画喫茶にした方がいい」と厳しい発言。ママさんたちのグループは 「食の問題なので、都知事になろうとする人は真剣に取り組んでほしい」と訴えた。いよいよ今年11月1日予定の築地市場閉鎖日が迫ってきている。(ジョニーH) 記事 鳥越俊太郎候補「まず非核都市宣言を実現したい」〜土砂降りの国会前に4500人 7月19日、国会議員会館前で「戦争法廃止、安倍内閣退陣、7.19国会議員会館前集会」が土砂降りの中開催され、4500人が集まった。集会には参院選を闘いぬいた野党の代表のほか、今都知事選を闘っている鳥越俊太郎都知事選野党統一候補が参加した。鳥越さんは、「私はまず最初に東京を非核都市宣言の首都にしたい」と発言した。原発が参院選以降まったく選挙論戦に上がってこなかった中、また「憲法は都知事選になじまない」という論調がマスコミからも流布される中、鳥越さんは「原発もりっぱな核です」と言い切った。そして野党共闘をリードしてきた「市民連合」の山口二郎さんは、「この選挙、まさに憲法を守る闘いそのものです」「石原慎太郎以降人権無視、非常識の人物が都政を続けてきました。私たちは基本的人権を守る闘いとして何としても都知事選に勝ち抜かなければなりません」と語った。(湯本雅典) 報告・動画(3分半) 巨大開発とのたたかいを振り返る〜「三里塚闘争50年の集い」 7月17日、東京・文京区の文京シビックセンターで「三里塚闘争50年の集い 東京集会」が開催された。 主催は三里塚芝山連合空港反対同盟(旧熱田派)。26階のスカイホールに150人が集まった。1966年7月4日。政府は地元住民に一切知らせることなく、千葉県・三里塚での空港建設を閣議決定した。「首都圏の第二の空港」として計画された新空港案は浦安、木更津、冨里などで反対運動を引き起こし、突如三里塚に決まった。それから50年目となる今年。反対闘争の普遍的な意義を再確認しようと、本集会が呼びかけられた。開会の午後12時半。映画「抵抗の大地」が上映された。1971年の強制代執行阻止闘争の記録映画である。三里塚の大地に次々と押し寄せる支援者らと機動隊の激しい衝突。当時の映像の粗い画質、随所で途切れる音声が、かえって見る者の想像力をかき立て胸に迫ってくる。(Y) 続き 原発も「バランス良く食べよう」〜九電株主総会で瓜生社長 4年ぶり復配がニュースとなった九州電力株主総会。6月28日、福岡市中央区のホテルニューオータニ博多で開かれた総会は昨年を下回る567人の参加者が3時間21分のセレモニーを見守った。会社提案の4議案を可決、脱原発派の株主提案7議案を否決した瓜生道明社長は5年目を迎え、余裕の指揮ぶりだったともいえよう。しかし私は、彼が原発を推進する理屈として言い放った「食べ物を食べる時にはバランスよく」とのセリフが今も耳から離れない。広い会場の正面左右には大きなモニターがついており、後ろの席からも会社説明の文字や役員の顔がよく見える配慮がなされてきた。だが今年から、質問者の制限時間3分をタイムキーパーでモニターに表示するようになったのには驚いた。(林田英明) 続き *写真=入り口で脱原発グループがアピール シャンティ労組のオキュパイつづく!〜「賃金未払い・追い出し」許さない 約6千万円の賃金未払い・倒産追い出しとたたかっているインドカレー店「シャンティ」のインド・バングラの15人の従業員たち。吉益管財人の暴言に対して解任申立をしたが、裁判所より却下されてしまった。そしていま管財人から店舗引き渡しを求められている。しかし、今年一円ももらっていないかれらは、仕事も住まいもなく、やむなく店舗をオキュパイし寝泊まりを続けている(写真)。国の「賃金立替払い制度」を申請しているが、それを受け取るまでには時間がかかる。こうした状況をツイッターで知った市民からは、お米や野菜のカンパを寄せられた。またシャンティ労組はやむなく、キープしていた5店舗の売上金約650万円から「未払い賃金の一部」として、一人30万円を配分することにした。7月14日、その現場にTBSテレビやレイバーネットTVも立ち会った。ことし初めて手にした現金に、従業員たちの顔にひさびさの笑みがこぼれた。(M) 続き・シャンティ労組ツイッター 国会内で「原発やめろ」の声上げたい〜金曜行動で山添拓議員 7月15日金曜日、反原発抗議行動の日。朝から雨、夜になっても時折パラパラふっていた。この日は、ミサオ・レッドウルフの姿はなかった。前回のとき風邪をひいていると言っていた。大丈夫か。国会正門前で3人の共産党議員がスピーチ台に立ち、福島からの岩渕友と東京の山添拓(写真)、それに衆院議員の藤野保史が当選したお礼を述べていた。山添議員は、「多くの方の思いで勝ちとった議席です。今度は国会の中で『原発やめろ』の声を上げていきます」とスピーチした。希望のエリアでは、最近オートバイ事故で義足になり、さらに2度も脳梗塞を患った男性が愛知からきて「再稼働反対」を訴えていた。また木村結さんは東電の社外取締役を最近までやっていた増田都知事候補を痛烈に批判した。(木下昌明) 報告・動画(8分50秒) 希望と勇気の映画『オキュパイ・ベーカリー』初公開〜7.23レイバー映画祭で いま東京のインドカレー店「シャンティ」で、移住労働者の「賃金未払い・追い出し」事件が起きているが、ドキュメンタリー映画『オキュパイ・ベーカリー』(2014年作品)もまたニューヨークのベーカリー店で苦しんでいるメキシコ移民労働者の話である。この映画は、7月23日のレイバー映画祭で日本で初めて公開される。在留資格のない労働者という不安定な立場を利用して、経営者から搾取されつづけたメキシコからの移民労働者らは、ついに職場で権利と尊厳のために立ち上がった。それは、怒りと涙、仲間の温かさと裏切りが織り交ざったドラマだった。職場の不条理に対して「我慢も限界だ」と声を上げ、団結して権利のために決起した姿は、日本のはたらく人々に希望と勇気を与えてくれるだろう。いまアメリカで広がる「ファストフード労働者による最低賃金引き上げキャンペーン」のはしりとなったたたかいでもあった。お見逃しなく。 記事・レイバー映画祭情報・お得なメール予約 鳥越俊太郎候補が第一声〜「困ったを希望に変える東京へ」宇都宮氏の政策取り入れ 東京都知事選がスタートした7月14日、鳥越俊太郎候補は、午前10時半、新宿駅前で第一声を上げた。駅前広場は鈴なりの人で埋まっていた。鳥越氏は「これまで選挙の時は報道の側でアウトサイダーだった。だがそれでいいのか。悔いなく生きたいと思い立候補した」と語った。また「住んでよし・働いてよし・環境によし」の3つのスローガンを掲げてたたかうと表明した。そして「宇都宮けんじ氏との意見交換の中で、『困ったを希望に変える東京へ』のスローガンを使わせていただくことになった」と嬉しそうに報告した。ぶら下がりのインタビューで、宇都宮氏の「築地移転・オスプレイ・外環道」反対の3つの政策を引き継ぐのかと問われ、鳥越氏は「これから検討するがその方向でいきたい」と述べた。ある参加者は「前回まで宇都宮氏を応援してきたので、彼の気持ちがわかる。だからこそ今回、鳥越候補には圧倒的大差で勝ってほしい」と胸の内を語ってくれた。(M) 写真速報・動画(6分)・田中龍作ジャーナル・報告(寺島栄宏)・市民連合の声明 「人らしく生きよう」佐久間忠夫さん逝去〜一人ひとりが主人公の運動求めて 1945年に大空襲を体験し、その年14歳で国鉄に入社。以来、国労運動ひとすじの佐久間忠夫さんは、JR不採用・1047名解雇撤回闘争のシンボル的存在でした。またビデオプレスがつくったドキュメンタリー映画『人らしく生きよう−国労冬物語』の主人公です。2年半前から、前立腺がんで東京・大田区の病院で療養していました。私が、佐久間忠夫さんの家族から「容態が悪化した」と連絡を受けたのは7月8日でした。翌9日、病院に駆けつけました。眼は見えず話もできませんでしたが、耳は聞こえるようで、耳元で「来たよ」というと「うん、うん」と首をふります。一緒だった根津公子さんは、佐久間さんに「毎回傍聴にきてくれた停職処分裁判に最高裁で勝利したよ。本当にありがとう」と語りかけると深く頷いていました。そして、翌朝10日の6時40分に息を引き取りました。延命措置はしなかったので、苦しむこともなく枯れるように亡くなりました。85歳でした。(松原明) 続き・フランスからの追悼メッセージ・追悼(佐藤和之) 映画『シアター・プノンペン』〜内戦の傷が癒えないカンボジア 「ポル・ポト」「クメール・ルージュ(カンボジア共産党)」という言葉は、私にとって恐怖しかない。知識人の下放・虐殺が行われた1975年からの3年8ヵ月のポルポト政権下、国民の4分の1の人々が命を失ったと聞く。昨夏、この時期の映画2本(『消えた画 クメール・ルージュの真実』『アクト・オブ・キリング』)を観た。それぞれ被害者の立場から、あるいは加害の立場から人間の暗部をえぐりだし、もう一度「人間とは?」と問いかけ、精神の構築をし直していくものだった。いつの時代も人間は同じ過ちを繰り返してきた。先の大戦時の日本軍の行為も同じだ。『シアター・プノンペン』は、今に残されたクメール・ルージュの傷を扱いながら、この2編とは、全く違った角度からのアプローチである。(笠原眞弓) 続き・映画公式サイト 群馬選挙区・野党統一堀越候補が惜敗〜「政治を身近に」確実な手応え 参院選群馬選挙区野党統一候補・堀越けいにんさんは善戦むなしく惜敗した。しかし、過去4人の自民党出身首相を輩出した保守王国群馬で、かってなかった野党統一候補として闘いぬいた堀越候補の選挙戦の意義ははかり知れない。堀越さんは、昨年市民団体「かたつむりの会」の共同代表として野党共闘づくりを率先して取り組み、政治ビジョナリストの座間宮ガレイさんを群馬に呼び、市民による選挙運動の作り方を広げ、その後「ぐんま市民連合 へいわの風」を立ち上げその共同代表として群馬県の野党共闘づくりに奔走した。そして4月、自らが候補者として手を挙げたのだ。堀越候補は三宅洋平さん(東京選挙区で無所属で立候補)に学び、「選挙フェス」を高崎駅前で選挙運動期間中毎週開催し、音楽・アートとスピーチを融合させた新しい選挙運動スタイルを実行した。(湯本雅典) 続き・動画(5分半) 新たな「産みの苦しみ」の出発点〜野党共闘は成果を上げた 7月10日投開票の参院選で、自民・公明が改選過半数を超え、改憲勢力も3分の2を超えることになりました。しかし、安倍首相は、年頭から「改憲」と声高に叫んでいましたが、選挙では封印しました。「改憲」を前面に出すことは不利と考えたからです。したがって、今後改憲に向けての動きは強まるでしょうが、曲折も予想されます。一方、野党共闘の勢力は伸び悩みました。しかし、1人区においてはそれなりの成果(32選挙中11選挙区で勝利)を上げました。もし、野党共闘が無ければ、さらに壊滅的な結果となったでしょう。 その最大の力になったのは、昨年以来の市民運動の盛り上がりであり、とくにシールズらの青年の選挙運動への参加であったと思います。また、安倍首相は不利な争点を隠して今回の選挙で勝利しましたが、沖縄・福島・山形など、基地・原発・TPPなどの争点がはっきりした選挙区では、野党統一候補が勝利しました。(渡部秀清) 続き・選挙分析(黒鉄好)・市民連合の見解・全労連談話・総がかり行動の声明 *写真=参院選結果を報じる東京新聞 パワハラ・セクハラを許さない!〜個人タクシー職員・女性7人が労組結成 東京・墨田の個人タクシー乗務員らでつくる「東京都個人タクシー協同組合新東京支部」(支部員約440人)で雇用されている女性職員7人が、一部役員によるパワハラ・セクハラ発言の撤回やパート職員の正規職員化などを求めて労働組合を結成しました。労組の名称は「全国一般東京東部労組個人タクシー協同組合新東京支部」。結成のきっかけは、職員が一部役員から怒鳴られたり、事実無根の性的な話を流されたりしたことなどへの不満です。弁明の機会も与えられず一方的に降格されて月の手当3万円をカットされたり、怪文書をもとに責め立てられて退職に追い込まれたりした職員もいました。他にも嘱託職員の昇給額が勝手に減額されたこと、残業代が違法に与えられなかったこと、新年会や総会時に無償労働を強いられていることなど、労働環境に多くの問題がありました。(東部労組書記長・須田光照) 報告・動画(14分) 「選挙権ないけどせめて署名したい」と小学2年生〜7.8 金曜行動レポート 7月8日金曜日、官邸前・国会前での反原発抗議行動の日、きょうは参院選前夜とあって人々の参加は少なかった。先週のように選挙関係者の姿は見かけられず、スピーチに立つ人も顔見知りの人たちだった。いつも参加する「すがやファミリー」もスピーチした(写真)。小学2年になる息子が「自分の住所を漢字で書きたいから教えてほしい」というので「まだ早い。どうして?」と聞くと「ぼくには選挙権がないので、せめて署名をしたい」という。参加者からどっと共感の笑いと拍手が起こった。また、一人の青年が、電力会社が出している報告書をよみあげた。それによると、電力会社はいずれも再稼働に意欲まんまんであることがわかる。中には漁民が激しい抵抗をつづけている山口県の海の中でつくる上関原発建設も推し進めるという。正気のさたではない。(木下昌明) 続き・動画(5分50秒)・写真報告(shinya) 憲法改悪・安倍政治への強い危機感〜石田純一氏の会見に感動 石田純一という人を誤解していた。国会前に来て発言するなんて勇気ある文化人だとは思っていたけど、都知事候補じゃないだろう、と思っていた。だけどこの会見、要は憲法改悪阻止の野党統一候補、参議院選挙に憂慮しての決意であって、その決意は国会前で安保法制に反対する群衆の中の一人から離れていないことに感動を覚える。彼はこうすることで仕事を干されたり、大変なことになるのだろうけれども、それをも辞さずに、現在の安倍政治への危機に対して、行動に出た。しかも憲法問題、子育ての問題をあくまで中心に置こうとするその姿勢には強い共感を覚える。会見は、出馬表明というよりは野党統一候補を立てようという強いメッセージであって、誰がその候補になるかは別。そうなってほしいと多くの人たちが願っていることを表現してくれている。(印鑰 智哉) 記事・動画(7分) *写真=都知事選に関する石田氏の会見(7月8日・日本教育会館) 【2016参院選】差別主義者に優しい政党、それが自民党だ! 7月1日、大阪市で「ヘイトスピーチへの対処に関する条例」が施行された。在日韓国・朝鮮人をはじめとして外国人が多く、他の大都市と比べても差別が深刻な関西地方。京都で「在特会」が朝鮮学校に対して行ったヘイトスピーチは刑事事件にまで発展した。右翼団体の集会で「全国で生活保護受給者が最も多い大阪市は吹きだまり」というトンデモ発言をし、落選の憂き目に遭った札幌市長選候補者もいる。市民がさまざまな差別反対の声を上げる中でも、依然として差別はあちこちに存在する。橋下徹・前市長と「おおさか維新の会」に言いたいことは、私も本が1冊書けるほどたくさんある。ただ、このヘイトスピーチ対処条例を最後に作ったことだけは、橋下市長と大阪維新を評価してもいいだろう。(黒鉄好) 続き *写真=ヘイトデモ 詐欺にご注意!〜「支持政党なし」が与党に誘導されるカラクリ 「支持政党なし」という政党が登録されていて、この政党から8人が立候補している。無党派層の有権者を誘導して、投票用紙の比例区に「支持政党なし」「支持なし」と書かせて、2%の得票を稼いで、参議院議員を当選させようという詐欺的な手法を考え出したのは、「支持政党なし」党代表で自称非常識ビジネスクリエーター、「日本安楽死党」の代表でもある佐野秀光氏。現在の選挙制度では取り締まることはできないそうだが、問題は彼のブログに書かれている本音である。佐野秀光氏は公開ブログで、「自民党公明党の言う政策以外は絵に描いた餅」と語っている。つまり、無党派有権者が投票用紙に「支持政党なし」「支持なし」と書くと、巡り巡って、結果的に与党を支持したことになってしまうという酷いカラクリ。選挙用掲示板には、抽選をせずに、後ろの番号を続けて得て、顔写真のない怪しい誘導ポスターを貼るという巧妙さ。(ジョニーH) 続き ネットで若者に広がる「選挙フェス」〜東京選挙区・三宅洋平候補 参院選・東京選挙区の三宅洋平候補の「選挙フェス」が話題になっている。7月2日には渋谷ハチ公前を数千人の人々で埋めつくした。そこで記者は、7日夜の品川駅前「選挙フェス」にでかけた。駅前広場は人だかりができ、多くの若者が詰めかけていた。そこはライブハウスのノリで、プロの音楽家が演奏と歌でアピールしていた。参加者に話を聞くと「初めてきた」という人が多い。ある32歳の会社員男性は「これまで会社に言われ自民党に入れていたが、なにかおかしいと思っていた。たまたまユーチューブで三宅候補の演説を聴いて感じるものがあった」という。山本太郎氏の応援演説に続いて、三宅候補はレゲエ調の生音楽をバックに「自民党改憲の危険性」を熱く訴えていた。3年前の参院選で落選最多の17万票をとった三宅候補。若者をとらえた「選挙フェス」の勢いがどこまで伸びるのか、眼が離せない。(M) 報告・動画(6分半) 堀越けいにん候補決起集会に1600人〜「自民党の支持者も救いたい!」 参院選挙終盤の7月6日、群馬県高崎市で開かれた「堀越けいにん候補立会演説会」に1600人が集まった。集会には、民進党(横路孝弘衆議院議員)、日本共産党(穀田恵二衆議院議員)、社民党(小林人志県連代表)からそれぞれ代表が参加した。マスコミは、野党統一候補の「不利」情報を流している。しかし、無党派層の4割がまだ投票先を決めていない中(共同通信世論調査)、むしろ投票日直前の取り組み如何で情勢はいくらでも変わる。集会参加者に聞いてみても、「堀越さんのことは最近聞いた。聞いてみて人柄にひかれた」という声や、「かつては保守が大好きだったが、今は変わり映えのしない政治に嫌気がさした」などという新しい流れを感じ、堀越候補へ支持を表明する声が何人からも聞かれた。(湯本雅典) 続き・動画/決起集会(5分52秒)・動画/堀越候補決意表明(13分30秒) 「踏みつけている足をどかしてほしい」〜沖縄の生の声を収録 「何回も同じことをして、何回も同じことを言ってきた。そのたびに本土は沖縄の足を踏みながら、すいませんという。でもすいませんという前に、踏みつけている足をどかしてほしい」「71年経っても沖縄では戦争状態が続いている。言葉にならない悔しさ。これは天災ではなく人災です」「諸悪の根源の基地をなくすこと。それは沖縄だけでなく本土も幸せになる道。日本はまだ主権国家ではない」「日本人の無関心、それが一番の問題だ」。こうした沖縄の人たちの生の声を収録した動画がアップロードされた。収録したのは、レイバーネット会員の見雪恵美さんで、6月19日の「被害者を追悼し、海兵隊の撤退を求める県民大会」でインタビューしたもの。見雪さんは「このインタビュー動画を通して多くの方々に、基地や戦争について考えてほしい」と語っている。(編集部) 記事・動画(8分18秒) 「うさちゃんクリーニング」で労組結成!〜夏場は50度の過酷な労働環境 7月5日、大手クリーニング業者「うさちゃんクリーニング(ロイヤルネットワーク株式会社)」で労働組合結成、団体交渉を申入れました。クリーニング業界では労働組合がない会社が大多数の中で、業界大手の「ロイヤルネットワーク株式会社(うさちゃんクリーニング)」で「日本労働評議会ロイヤルネットワーク茨城分会」が結成され、7月5日、会社に対して団体交渉を申し入れました。「ロイヤルネットワーク社」と日本労働評議会とは、3年位前から、退職した労働者の未払い賃金請求に関連して団体交渉を行っており、パートにサービス残業させる、店舗経費を従業員に負担させる、従業員から使途不明の「互助会費」徴収していた等は改善されましたが、昇給なし、休憩時間なし、夏場には50度近くに達する過酷な労働環境といった従業員軽視の日常は変わっていません。(日本労働評議会関東本部) 続き 「正義がほしい!」〜シャンティユニオンは倒産攻撃にまけない 7月5日午前10時、シャンティユニオンのバナーが「霞ヶ関」に登場した。ラゲラホとはヒンディー語で「一緒にがんばろう」の意味。そして「We Want Justice」とある。賃金未払いのまま倒産攻撃を受けたかれらの一番の願いは「正義がほしい」だった。すでに破産手続きが進んでいるが、この日は吉益管財人に対する「解任申立」を東京地裁に行なった。理由は、6月30日池袋店の店舗明け渡しの際に、吉益管財人が「店舗内の物品を持ちだしたら刑事事件にする」と発言し組合員の心情を大きく害したことだった。こうした会社寄りの管財人に任せられないと、この日の「解任申立」になった。申立後の路上インタビューで、ジョシ委員長は「お金も行く場所もない。日本政府にも助けてほしい」と訴えていた。この日、シャンティユニオンのメンバー15人はお店から全員集合。厳しい表情ながらも元気いっぱいに声をあげていた。(M) 写真速報・動画(3分半)・ツイッター最新情報 一番先に失われるのが人権〜北村小夜さんに聞く「道徳」教科化 2018年から小学校で、2019年からは中学校で、道徳の教科化が始まる。教科化と言ってもピンとくる人は少ないのではないか。道徳の授業は、戦後1958年から続いていて、ほとんどの人が体験しているはずだ。それが学級会やTV鑑賞であっても、道徳の時間はあった。それでは教科化とはどういうことなのか。つきつめると教科書ができて、子どもたちが評価されるということ。『戦争は教室から始まる』の著者であり、戦後、小・中学校教員を長く勤めた北村小夜さん(91歳/写真)に、教科化についてお話を伺った。北村さんは今回の教科化の具体的な動機を、2011年に起きた滋賀県大津市のイジメ事件だと指摘する。中学2年の男子生徒がイジメを苦に自殺した事件は当時大きく報道され、社会問題化した。それをチャンスとばかりに、文科省などは今まで現場で抵抗のあった道徳教科化を一気におしすすめようとした。(佐々木有美) 続き 「反安倍・反改憲」を訴える!〜新宿歩行者天国「選挙サンデー」 7月3日午後、参院選投票日が1週間後に迫るなか、東京・新宿東口の歩行者天国では、福島みずほ・小川敏夫氏など候補者が街頭演説を行い、「反安倍・反改憲」を訴えた。「浴衣で大集合!」した福島陣営は、短冊に願いを書くパフォーマンス。「保育士さん給与UP」「最低賃金1500円」の文字が見える。小川敏夫氏の応援にはシールズ・奥田愛基さんがアピール。「東京選挙区で改憲勢力三分の二をとらせないためには、この人を」と力を込めた。また、佐藤かおり・大河原まさこ候補らが参加した「増やそう!女性議員」の路上集会では、神田香織さんが「再稼働を推進する男の政治家が多すぎる。女性を増やそう」と檄を飛ばした。さらに増山れな候補はアルタ前で演説するなど、ヒートアップした新宿だった。「七月十日選挙にいこう」のポスターを手にした女性は「安倍を絶対下ろさなくてはだめ。野党共闘の新しい風も吹いている。とにかく選挙にいくことを訴えていきたい」と話していた。(M) 写真速報・動画(3分20秒) ここからおもしろいことがおきる!〜「選挙フェスぐんま7・2」 7月2日参議院選挙群馬選挙区では、野党統一堀越けいにん候補を支援する「選挙フェス実行委員会」が主催するコンサート、アートとスピーチの合体ライブ「選挙フェスぐんま」(2回目)が開催された。「選挙フェス」では、次から次へと群馬県内からアーティストが集まり歌やラップ、お笑いまで披露される。こんなにも堀越候補は支援する輪があるのかと驚かされる。そして、毎回ほぼ違うラインナップというのがすごい。高崎駅前には、会場の様子をワイファイで中継するスクリーンが設置された。また「フェス」会場では、ライブの開始と同時に描かれ始めたアート(国会を覆うどくろが「君の権利を放棄してくれありがとう」と投票用紙を取り上げ焼いている)が、ライブ終了と同時に完成された。いよいよ選挙戦は終盤に入る。「7月9日(土)の選挙フェスファイナルには高崎駅前に1000人集めよう」という主催者からのアピールがあった。(湯本雅典) 報告・動画(7分) 〔2016参院選〕福島県内土木・建設業界から自民党に1700万円の巨額献金 自民党の政治資金団体である「一般財団法人国民政治協会」への企業・団体献金について、公表されているものとしては直近の3年間(2012(平成24)年〜2014(平成26)年)分の政治資金収支報告書を安全問題研究会が調査したところ、福島県内の土木・建設業界関連の29団体から、3年間で合計1,700万円もの巨額の献金が行われていたことがわかった。とりわけ、2012年度は710万円、2013年度は832万円もの献金が行われている。この額は、他県の土木・建設業界関連団体からの献金額と比べても突出して多く、東日本大震災の主要被災三県(岩手・宮城・福島)の中でもこれほど巨額の献金を行っているのは福島県だけである。同じ期間における全国の土木・建設業界関連団体からの献金額は3434万円であり、福島県内団体からの献金だけでこの約半分を占める。(安全問題研究会・黒鉄好) 報告 *写真=復興事業には大量の税金が投入されている 参院選で「脱原発・反安倍」候補を勝たせよう!〜金曜行動に豪華ゲスト いったい、このたたかいはいつまでつづくのかーー。7月1日(金)官邸前・国会前での脱原発抗議は、今日で202回を迎える。その「参院選」拡大版として、大勢の参加者が歩道を埋めつくした。スピーチに立つ人々も、宇宙飛行士の秋山豊寛さんや香山リカさん、古賀茂明さん、『日本と原発』監督の河合弘之さん、高校生グループ「ティーンズソウル」の男女、学者の会から西谷修さん、『首相官邸前で』監督の小熊英二さん、政治家では初鹿明博(民進)、菅直人(民進)、笠井亮(共産)、山本太郎(生活)、福島みずほ(社民)の各議員と相次いだ。コールするひまもないほどだ。主催者側の代表としてミサオ・レッドウルフさんも挨拶した。スピーチの多くは、野党は共闘しなければ日本の明日はないという思いを訴え、参院選で「脱原発・反安倍候補」を応援しようというものだった。安倍政権は、原発再稼働し、憲法を変えて戦争への道に突き進み、日本を破滅へと追いやろうとしているーー。いよいよその瀬戸際に立っている。(木下昌明) 報告・動画(13分) 沖縄とどう向き合うのか〜松本昌次のいま、読みつぎたいもの : 目取真俊「希望」 元米海兵隊員で軍属の男による、沖縄県うるま市の女性殺害事件に抗議する県民大会が、先月の6月19日、那覇市奥武山(おうのやま)陸上競技場で開かれました。参加者約6万5千人。1995年、米兵3人による、12歳の少女に対する強姦暴行事件に対する抗議の県民総決起大会(約8万5千人参加)以来の大規模な抗議集会です。主催は、翁長雄志知事を支持する社民・共産などの政党や企業でつくる「オール沖縄会議」。自民・公明・おおさか維新は不参加。人間の生命より政治的立場を優先する不思議な集団です。新聞(朝日・6月20日付)によれば、1972年の本土復帰から昨年までに、米軍の犯罪事件は5896件、うち殺人・強盗・強姦などの凶悪事件は574件(県警調べ)に及ぶといいます。いうまでもなくこれらは表沙汰になったものだけで、ウヤムヤになったものがどれだけあるかは解りません。このように数字でしか言い現わせない一件一件が、どのような事実を背負っているか。それらは、政府・米軍一体となった「遺憾」「綱紀粛清」「再発防止」という常套句によって消去されてきたのです。と同時に、本土に住む人間たちの無関心によって。(松本昌次) 続き *写真=目取真俊短編小説集 以前のトップページへのリンクを表示:
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