2016/12 | |||||
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「これからまた闘いが始まる」〜大阪全労協・沖縄派遣団レポート 大阪全労協は、沖縄県・高江でヘリパッド建設に反対する市民に対し、大阪府警が差別発言を行なったことを受け、12月18日〜21日にかけ現地に5名の派遣団を送りました。連日、朝6時半に東村の宿を出発し、高江N1ゲート表の座り込みに参加しました。この時期の沖縄の6時半は、まだ真っ暗です。7時頃から人々が集まり始め、7時半頃から集会が始まります。初日は大雨。雨具を着ていても、体に冷たい雨が染み込んで来る中でも、集会は続けられました。1週間前は1日100台の工事車両が行き交ったこの現場も、私達が参加した日は大きな動きがありませんでした。12月22日の北部訓練場返還式典を前に工事は完了したと言うことになっていますが、柵の向こうからは重機の音も聞こえてきます。入り口は2台の警察車両(県外ナンバー)で封鎖され、その周りをアルソックの警備員たちが取り囲んでいます。(大椿裕子) 続き 「2016年レイバーネット流行語大賞」〜牧子嘉丸のショート・ワールド 第一位「神ってる」(カミッテル)。広島の鈴木選手が2試合連続でサヨナラ・ホームランを打って、広島カープを25年ぶりに優勝に導いたときに、監督が思わず叫んだ言葉が「神ってる」。神がかった活躍ということでしょう。しかし、こんな鈴木選手なんか目じゃないほど、超神ってる男がいます。何をしてもすべてうまくいく。ウソ・ゴマカシ・ハッタリ・言い訳なんでもござれで、支持率はうなぎ登り、選挙には大勝につぐ大勝、任期も延長して、まさに気分は終身大統領。年寄りにやるカネはないと年金法も強行、バクチで経済立て直しとカジノ法も強行。西でトランプが勝てば、飛んでいってこれから仲良くねと媚び、東からプーチンが来ればカネだけ取られ、スーダンで死んでこいと命じるかと思えば、ハワイで平和を誓う。さて、来年のこの男の運命は。それを決めるのは神ではなくて、私たち自身です。(牧子嘉丸のショート・ワールド) 全文 東部労組多摩ミルク支部ストライキ続報〜1月6日までに再回答を約束 固定残業代の廃止、要員補充、冬季一時金の支払いなどを求めてストライキで闘っている全国一般東京東部労組多摩ミルク支部は、12月28日朝、多摩ミルクグループの経営者との臨時団体交渉を東部労組本部事務所で持ち、あらためて要求実現を迫りました。経営者は来年1月6日までに要求に対して再回答することを約束しました。団体交渉で組合員は争議状態を招いたのは経営者が労働者の生活や健康にまったく配慮しなかった結果であると怒りの声をあげました。経営者は「ストライキはせめて3日前に予告してほしい」と哀願しましたが、組合員は争議権を制約するようなことはやらないと断りました。同支部は、来年1月6日までに経営者が行う再回答で進展がなければ、第3波ストライキなど争議を続行・拡大することを宣言しました。(須田光照) 報告 *写真=12月28日の団交(組合側) 韓国映画から見えてくる100万人デモの現実〜『フィッシュマンの涙』ほか いま韓国では朴槿恵(パク・クネ)政権が100万を超えるデモによって即刻退陣を迫られている。韓国社会でデモが大規模化する背景に、何があるのか。それはファン・ジョンミン主演の『ベテラン』やイ・ビョンホン主演の『インサイダーズ』といった昨今の娯楽アクション映画にさえ政財界の癒着と驕(おご)りが、これでもか、と描かれていることからも想像がつく。また、公開中のソン・ガンホ主演の『弁護人』も、全斗煥(チョン・ドゥファン)、政権下と時代はちょっと古いが、自殺した盧武鉉(ノ・ムヒョン)元大統領の若き日をモデルに、いまに通じる問題を訴えている。主人公は高卒で税金問題専門の弁護士。貧しかったころ食堂で食い逃げしたことがあり、その食堂の息子が読書会を開いただけで国家保安法違反で逮捕されたと知って弁護を引き受ける。(木下昌明) 続き *写真=映画『フィッシュマンの涙』より 韓国の労働委員会が不当解雇を認定!〜サンケンの大量解雇 韓国サンケン使用者側の生産職勤労者大量解雇は不当だという地方労働委員会の判定が出てきた。慶南地方労働委員会は12月27日、 韓国サンケン解雇者34人が使用者側を相手に出した不当解雇救済申請を受け入れた。それと共に使用者側に解雇者の復職を注文した。ただし地労委は、労組が提起した使用者側の不当労働行為は棄却した。地労委はこの日、労使2次審判会議を終えて、労使双方にこのような結果を通知した。韓国サンケンは昌原市馬山会原区の馬山自由貿易地域内で LED照明などを生産している。日本サンケン電気の子会社で100%日本資本投資企業だ。韓国サンケン労使対立は、 昨年の賃金・団体交渉の過程で、双方が意見の差を見せ、強まった。(クッキーニュースより) 続き・韓国サンケン関連記事一覧 このノボリ旗のなにが問題?〜「言論活動否定の判決」に日本労働弁護団も声上げる 「このノボリ旗には私たちの怒り・要求・決意がこもっています」、解雇された中原純子さんは、12月26日の記者会見でノボリ旗を掲げた(写真)。そこには「安い給料で使い捨て 泣き寝入りしないぞ/荒川区の『印刷御三家』フジビは責任を取れ!/億万長者の社長が給料・退職金をふみ倒すな!」と書いてある。ところが「この文言が会社に対する名誉毀損である」という会社の言い分を、東京地裁・高裁は認め、解雇された人に350万円を払えという判決を下した。前代未聞の判決に日本労働弁護団(1700人)も「看過できない」と立ち上がった。11月11日には異例の抗議決議を採択し、最高裁に判決変更を求めている。26日の会見で徳住会長は「労働組合にとって言論活動は生命線。絶対に許されない」と語気を強めた。中原さんは「裁判所には働くものの気持ちをわかってほしい。泣き寝入りしている労働者はたくさんいるが、その声を背景に最高裁で覆していきたい」と胸を張った。(M) 写真速報・動画(6分半) 「山城博治さんらを救え!」キャンペーン始まる〜鎌田慧氏らが呼びかけ 「ふるさとの自然を守りたい」「当たり前のくらしを守りたい」「米軍施設はいらない」−−ただそれだけの思いで、高江の住民や沖縄の人たちは必死の座り込みを続けています。座り込みは、「非暴力で」「自主的に」「愛とユーモアを」のガイドラインが徹底され、強制排除にあっても、住民側にケガ人は続出しましたが、機動隊側を誰一人傷つけることはありませんでした。それなのに、いま、山城博治さんら、反対運動のリーダーたちが、こじつけとしか思えない理由で、不当逮捕され、次々に別の理由に切り替わり、長期に拘留されています。これは運動を委縮させ、運動のイメージを傷つけるための不当逮捕としか言いようがありません。山城博治さんらの釈放を求めるため、年明けに以下の要請文を提出します。ぜひ賛同して要請者になってください!(要請者:鎌田慧、澤地久枝、佐高信、落合恵子、小山内美江子) キャンペーンサイト 「サンケン電気は家族の信頼をぶち壊した」〜遠征闘争団・ウニョンさん涙の訴え 12月22日(木)韓国サンケン労組の闘いの報告です。雨が降るという予報だったが、本社前での闘いは大丈夫。暖かい11月の陽気だった。7時20分〜8時30分、みんなで「イムのための行進曲」を歌って行動を開始。本社への訴えはウニョンさんが行った(写真)。「208億円の資本金で、1万人を超える労働者を抱えるサンケン電気は大企業だ。韓国の34人を解雇する理由がない。黒字企業が韓国の赤字を埋められないはずがない。環境にやさしいとうたう企業がなぜ卑劣な解雇を行うのか」と厳しく糾弾。また韓国サンケンが解雇通知を本人が会社で働いているときに各家庭に郵送し、先に家族が解雇を知ってしまったことなど話し、「大切な家族と幸せに暮らしたいのに、サンケン電気は家族の信頼をぶち壊した」と涙ながらに訴えた。(支援する会) 報告 衆院選群馬3区「市民のためのタウンミーティング」〜邑楽町で開かれる 12月23日、「第3回群馬3区、市民のためのタウンミーティング」が群馬県邑楽町第11区公民館で開催され、50人が集まった。衆院選群馬3区でのタウンミーティングは、今回で3回目となる。1回目は、太田市、2回目は館林市。毎回開催場所を変えながら、ミーティングを積み重ねてきた。今回が最終回である。今回も前回2回に引き続き、長谷川かいちさん(民進党第3区総支部長)、渋沢哲男さん(日本共産党東毛地区委員長)が参加した。会場からは、「身近な課題を徹底的に整理してほしい」「連合がやむをえず参加せざるを得ない状況をつくってほしい」「当事者の声を反映させてほしい」「アベノミクスを批判するだけでなく、具体的な方針を提案すべきだ」など、多岐の分野から野党への意見、要望が出された。(湯本雅典) 報告・動画(4分) JR北海道、日高本線の一部廃止を提起〜半数の町長が欠席の中「説明会」を強行 JR北海道は、12月21日、浦河町内のホテルで「説明会」を開き、日高本線鵡川(むかわ)〜様似(さまに)間(116.0km)について、災害からの復旧を断念し、廃止としたいとの意向を沿線市町村に伝えた。日高本線は、2015年1月の高波により不通となったまま、年明けには不通2年を迎える。この日の説明会には、JR北海道側から島田修社長、瀧本峰男取締役・総合企画本部副本部長(線区経営改善担当)が出席。沿線自治体から川上満平取(びらとり)町長、三輪茂日高町長、小竹國昭新冠(にいかっぷ)町長(日高町村会会長)、竹中喜之むかわ町長の4町長が出席した。説明会会場のホテルがある浦河町をはじめ、新ひだか、様似の3町長は、JR北海道の一方的な廃線通告に抗議の意思を示すため欠席。えりも町長も「体調不良」を理由に欠席し、沿線8自治体首長のうち半数が欠席する異例の事態の中で行われた。(黒鉄好) 報告 *写真=日高本線の列車(災害で不通になる前の厚賀−大狩部間) 本末転倒!日本政府が南スーダン武器輸出禁止決議案を妨害 12月23日(日本時間24日)、国連安保理で南スーダンに対する武器禁輸を柱とする制裁決議案の採決が行われ、賛成少数で否決されました。日本政府は、信じ難いことに棄権しました。ジェノサイドを防ぐために重要な武器禁輸決議の採択を公然と妨害した責任は、極めて重いものがあります。私たち武器輸出反対ネットワーク(NAJAT)は、12月24日夕方、以下の緊急声明を、外務省、首相官邸、e-Govの外務省・防衛省・内閣官房・内閣府あてにメールで、また、岸田外相の国会事務所・広島事務所、安倍首相と稲田防衛相の国会事務所、防衛省あてにファックスでそれぞれ送付しました。また、大至急、岸田外相と外務省に「南スーダン武器禁輸決議への妨害に抗議します」「自衛隊はただちに撤退を」の声を集中してください。今回の事態によって、改めて、自衛隊派遣が南スーダンの人々の平和と安全のためではなく、自己満足に過ぎないことが明らかになりました。(杉原浩司) 緊急声明 ブラック企業大賞2016が決定!〜大賞は「電通」ウェブ投票賞は「日本郵便」 12月23日、ブラック企業大賞2016授賞式が開催された。「大賞」には、女性新入社員の過労自死で注目された電通が選ばれた。そのほか、日本郵便が「ウェブ投票賞」「特別賞」をW受賞した。「ウェブ投票賞」で、2位の電通にダブルスコアの差をつける5,967票でダントツの1位となった日本郵便。年賀状シーズンを前に、郵政労働者の苦しみが反映された結果となった。その他、プリントパックとディスグランデ介護(「茶話本舗」FC企業」)が、それぞれ「業界賞」を受賞。DWE JAPAN「しゃぶしゃぶ温野菜」FC企業は「ブラックバイト賞」に選ばれた。ブラック企業大賞実行委員会は、弁護士やジャーナリスト、労働運動活動家らで組織され、手弁当で運営されている。ブラック企業大賞は過去4回行われ、「東京電力」「ワタミフードサービス」「ヤマダ電機」「セブン-イレブン・ジャパン」がそれぞれ大賞を受賞している。(土屋トカチ) 報告・ブラック企業大賞HP・田中龍作ジャーナル *写真=職場の苛酷な実態を語る郵政労働者 首相は会食、市民は声をあげつづける!〜12.23反原発金曜行動レポート 12月23日金曜日、今年最後の反原発抗議行動の日。今日は祝日とあって抗議の声をあげる人々以外、車や人通りはなく平日より静かだった。安倍首相は、この時刻どうしていたか。新聞の日録によると西麻布「博多田中屋西麻布店」の居酒屋で三菱商事パッケージング社長らと会食している。22日は赤坂のふぐ料理店「い津み」で二階俊博幹事長と公明党の山口那津男代表と会食。21日はニューオータニの日本料理店「千羽鶴」でつんくさんらと、その後「紀尾井倶楽部」で新日鉄住金の今井敬名誉会長らと会食。20日は京橋の「京都しゃぶしゃぶ・CHIRIRI」で田崎史郎時事通信特別解説委員、島田敏男NHK解説副委員長らマスコミの報道関係幹部らと会食している−−歴史は夜つくられる。それでも官邸前や国会前では、人間を破滅に導く原発イコール核エネルギーに対する人々の抗議の声はつづいている。(木下昌明) 続き・動画(9分57秒) まかりとおる違法な「どれい労働」〜森永乳業下請ドライバーがストに決起! 森永乳業東京工場の下請会社「多摩ミルクグループ」の配送ドライバーたちが、12月22日、72時間ストライキに立ち上がった。クリスマスの繁忙期で職場は混乱したが、労働者が置かれた「どれい労働」の実態はそれどころではなかった。ストライキ決行者がマイクを握る。「20年働いたがボーナスをもらった記憶がない。アルバイトの娘でさえ寸志として8千円出たのに、私が一度もらった寸志は2千円だった。ふざけるな!経営者を許せない」。「組合差別がひどい。もう我慢の限界」。怒りのアピールが続いた。会社は「固定残業制」をとっていて、残業代込みとして給料を払い残業をやらせ放題にしている。このため給料が25万円で、残業時間が206時間に達した人もいる。「違法な固定残業代廃止」はストライキのメイン要求だった。(M) 写真速報・動画(5分44秒)・報告(東部労組)・東部労組動画(48分)・2日目報告・3日目報告 「衆院選挙をどう闘うか−立憲政治の再生を」〜市民連合の集会に700人 12月21日、「衆院選挙をどう戦うか〜立憲政治の再生を〜」(主催:安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民連合・以下「市民連合」)が東京北区の北とぴあで開かれ、700人が集まった。「市民連合」は、結成1年を迎えた。この集会は、参院選挙を中心とした今年1年間をふりかえり、来る衆院選挙に向けどのように闘うかを議論する集会となった。政党からは、日本共産党、民進党から参加があった。日本共産党の小池書記局長は、「総選挙だから政権の問題にはなる。私たちは、連合政権構想をかかげている。しかしこれは、野党間協議の前提にはしない」と述べた。また民進党の福山哲郎参議院議員は、「参院選挙は市民連合の力で成果をあげることができた。しかし、悔しい1年でもあった。来年は安倍政権を止める1年にしたい」と語った。(湯本雅典) 報告・動画(5分20秒) 不当判決に「最低裁」の怒号ひびく!〜最高裁、沖縄の声を切り捨てる 「最高裁では荷物と身体のチェック、チェックで、やっと法廷に入ったと思ったら、数秒の“棄却”で終わり。ふざけるな。これが人権のトリデか!」。名護市出身の青木初子さん(写真)は、怒りで身を震わせながら傍聴報告をした。12月20日午後3時、最高裁は沖縄県の上告を棄却し、辺野古基地推進の判断を下した。続けてマイクを握った女性も「判決後、傍聴席は怒号の嵐だった。『最高裁は最低裁』『権力の犬』という声も飛んだ。沖縄差別の判決は許せない」と語った。裁判所前には約150人が集まり、抗議のシュプレヒコールが行われた。主催者は「翁長知事はどんな判決が出ようと、今後あらゆる権限を使って辺野古新基地を止めると言っている。沖縄連帯の闘いをつづけよう」と訴えた。(M) 写真速報・動画(5分48秒)・「オスプレイ墜落」北上田毅インタビュー・TBSニュース・琉球新報・機動隊派遣違法訴訟(田中龍作ジャーナル)・12.19対防衛省交渉 衆院選に向けた「野党共闘づくり」始まる〜「かながわ市民連絡会」が発足 12月18日、「かながわ市民連絡会(仮称)第2回全体会議」が、神奈川県横浜市で開催された。同会には、神奈川県内の衆院選18選挙区のうち16選挙区から市民が参加、政党からは民進党、日本共産党から国会議員が、自由党からは県連代表が参加した。社民党からはメッセージが届けられた。集会は、2部構成(第1部:市民と立憲野党の意見交換会、第2部:かながわ市民連絡会(仮称)第2回全体会議)で行われた。第1部では、近々にもあるといわれている衆議院選挙に向けて、どうやって野党統一候補を各選挙区ごとにつくりあげていくのかについて、「わかりやすい政策を提言してほしい」「カジノ法反対は重要な争点」など市民から野党に対する要望や意見が出された。同会は、この日をもって正式に「かながわ市民連絡会」として発足した。今後は、衆院選挙に向けた具体的な取り組み構築のネットワークとして機能していくことが期待される。(湯本雅典) 報告・動画(4分19秒) 祖国イスラエルの武力「平和」に疑問〜ダニー・ネフセタイさん イスラエルが中東にあることは知っている。面積が四国程度だと聞いて、なるほどとも思う。だが、ダニー・ネフセタイさん(59/写真)が解き明かす祖国イスラエルの実相には少々驚かされた。来日して40年近くになる。日本女性と結婚し、二つの国の相違と類似が明確に見えるネフセタイさんは、埼玉県皆野町の「木工房ナガリ家」で注文家具をつくる傍ら、真の平和に向けた社会活動を続けている。11月、西日本10カ所の講演行脚があり、福岡県福津市の会場には出版されたばかりの初の自著『国のために死ぬのはすばらしい?』(高文研)が机に並んでいた。ネフセタイさんの思いがストレートな題名になっている。しかし実は、最後のクエスチョンマークを取り去った「国のために死ぬのはすばらしい」という国家教育こそイスラエルの本質なのだと説き、幼い頃からの徹底した洗脳教育を身をもって体験していた。(林田英明) 続き レイバーフェスタ2016「3分ビデオ」を一挙公開〜いま伝えたいこと 12月17日、レイバーフェスタ2016で上映された3分ビデオでYouTube公開OKのものをアップしました。以下は当日の上映順。●山崎精一「シカゴの一日」 ●古橋佳樹「若者の背中には?」(白石孝賞) ●長崎広「東京東部労組2015.9〜2016.9」(韓国サンケン労組賞) ●土屋トカチ「真の関西人」(「恫喝ちゃいます」に改題) ●壱花花「当世いろはカルタ」 ●稲垣豊「東京オリンピックおことわりTV」 ●前田健司「音楽のチカラ〜被災者だからってくよくよしない」 ●堀切さとみ「夢の国」(志真秀弘賞) ●松原明「あなたのことを忘れない」 ●見雪恵美「沖縄に基地をつくるな」(写真) ●湯本雅典「共闘 次の一歩へ」 ●津田修一「中村さん」 ●亜北斎「こどもは可愛い」 ●安田幸弘「整理解雇撤回!韓国サンケン労働者の闘い」 こちら 「レイバーフェスタ2016」に170人〜自前のメディアで「アベ」を撃つ! 12月17日、レイバーフェスタ2016「文化でとめよう!アベ暴走」が東京・田町交通ビル6Fホールで開催された。15回目を迎えたフェスタだが、今回は映画・川柳・講談・音楽・三分ビデオまで、レイバーネット会員や関係者による自前の「手づくり作品」ばかりだったが、充実した内容で大好評だった。初上映のドキュメンタリー映画『オキュパイ・シャンティ〜インドカレー店物語』『選挙が生まれる〜長野と群馬の挑戦』は大きな反響があった。また非正規労働運動の最前線でたたかうメトロコマースレディたちの訴えや、整理解雇とたたかう韓国サンケン労組のユルトン、辺野古リレーからの沖縄アピールもあり、いまの日本の抱えている課題に真正面からぶつかる取り組みとなった。参加者は170人で、恒例の二次会には44人が参加。全員が発言し、歌ありアピールありの大交流会(写真)で、2017年に向けて新たなエネルギーを養うフェスタになった。(M) 写真速報・3分ビデオ公開・アンケート紹介・川柳受賞作紹介・「連合通信」報道・川柳コーナー動画 「非正規差別なくせ!メトロコマース裁判」が結審〜4人の原告が必死の訴え 「これにて弁論を終結します。判決は3月23日に言い渡します」。吉田徹裁判長がこう締めくくった。2年半にわたった「非正規差別なくせ!メトロコマース裁判」は12月15日、17回目の口頭弁論で結審を迎えた。この日、4人の原告は一人3分ほどだったが、思いのたけを法廷でぶつけた。「10年間、店を守り無欠勤で働いてきた。なんで社員と比べて責任がないというのか」「あまりの格差に正社員を憎む気持ちにさえなった。差別は私たちの人権・尊厳まで奪ってしまった。裁判長、こんな理不尽を許さない正義ある判決を求めます。勇気をもって非正規を救ってください」。切々とした訴えに傍聴席からはすすり泣きが聞こえた。原告の最終陳述に左右の陪席裁判官はしっかり原告の眼を見ていたのに、吉田徹裁判長だけは、眼をそらして聞いていた。12日から4日間、裁判所前で行われた「吉田徹裁判長は非正規差別を許すな」のアピール行動が相当こたえていたのだろう。この日42席の傍聴席に2倍以上の支援者がやってきた。(M) 写真速報・写真(shinya)・動画アップ(東部労組) *写真=原告の4人(結審を終えて) 現代医療の問題が浮き彫りに〜『がんを育てた男』ビデオアクト上映会 先日、私は50歳になった。自分が歳を取ったからなのか、公言する人が増えたからなのかわからないが、周囲にがんの人が多い。自分の父親も数年前から二つ のがんを患っている。父親のがんが判明した時は、かなり焦って右往左往した。その時に、もし、この『がんを育てた男』を観ていたならば、あんなに動揺しなくても済んだかもしれない。上映会は、去る12月9日(金)に開催された。年末の金曜日、忘年会やら何やらいろいろあって参加者の人数が心配されたが、開場するやいなやどんどん人がやってきて、最終的には50名近くになった。やはり、がんは他人事ではないということか? 物語の主人公は、映画評論家の木下昌明さん(写真)。現在、78歳。私の父親より一つ年下だ。木下さんは、四年前の2012年にがんを宣告される。勿論、動揺する。この作品は、初めから現代医療に抵抗して「がんを育てるぞ」と決め込んだ格好良い男の話ではない。そこが、面白い。(土屋豊) 続き・映画公式サイト レイバーネットTV放送 :『総員玉砕せよ!』『戦争は女の顔をしていない』から見えてくる戦争 12月14日のレイバーネットTVは初めて「本」をテーマに放送した。タイトルは「2016わたしの一冊〜本の発見」。視聴者に事前に呼びかけた「わたしの一冊」アンケートには23名から回答があった。番組はまずその紹介から始まった。ゲストは大西赤人さんと神田香織さん。前半は、水木しげるの『総員玉砕せよ!』を取りあげた。水木しげるが従軍した「ニューブリテン島」では、もっとも激しい攻防が行われ、3000機の日本軍戦闘機が5機にまでなったという。また後半取りあげたスヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ(2015年ノーベル文学賞受賞者)の『戦争は女の顔をしていない』は、独ソ戦に従軍したソ連の女性兵士の記録だ。神田香織さんは「女性ならでは感性で戦争の空気、においまで伝わってくる」と語る。南スーダンへの自衛隊派遣や、オスプレイが墜落事故など、戦争色が強まる今の社会状況のなかで、この二冊は「戦争」を考える最適の書物だった。キャスターの志真秀弘さん(編集者)は落ちついた語り口で、番組を「本の世界」へとリードした。ぜひアーカイブをご覧ください。(レイバーネットTVプロジェクト) 写真速報・放送アーカイブ(68分)・アンケート結果報告・番宣 *写真=キャスターと出演者 アメ横のマルゴーは不当解雇を撤回しろ!〜「いきなり閉鎖・解雇」許さずスト決行 上野・アメ横ガード下でモデルガンなどを販売している株式会社マルゴーの労働者でつくる労働組合「全国一般東京東部労組マルゴー支部」は、12月13日、不当解雇を撤回させるためのストライキ行動に入りました。マルゴーの金子社長は、12月12日に従業員を集め、弁護士とともにいきなり当日の店舗閉鎖と全員の解雇を通告しました。「1カ月分の予告手当は支払うが、今日中に私物を持ち帰って退去しろ」という乱暴きわまりない不当解雇です。マルゴーには4年前に全従業員で結成した私たちの労働組合があります。ところが、当日まで組合とはまったく話し合いもなく、相談もありませんでした。従業員にとっては「寝耳に水」です。従業員の中には30年以上もマルゴーでまじめに働き、会社に貢献してきた人もいます。それを虫けら同然に扱う不当解雇です。(東京東部労組・須田光照) 続き・動画(7分)・東部労組動画 *写真=ストライキ決行中のマルゴー(12月13日) 映画『高江ー森が泣いている2』が完成〜藤本監督「政府がやっていることを知ってほしい」 12月11日、東京・明治大学リバティーホールで新作ドキュメンタリー映画『高江ー森が泣いている2』の先行上映会が行われた。映画は、沖縄北部訓練場内側で行われているヘリパット建設を描いているもので、12月17日から劇場公開される。監督の藤本幸久さん(写真)が舞台挨拶をした。「山城博治さんが逮捕されて2ヶ月がたった。他にも不当逮捕者が相次いでいる。また安倍政権は、翁長県知事を法的にどうつぶすかの策略をすすめている。そして、政府は来週から、辺野古工事をはじめると言っている。沖縄は、全国の100分の1の人口。ここに辺野古と高江のセットで強化された米軍基地をつくろうとしている。全国から抗議の声を上げてほしい。政府がやっている現状を知るためにも、ぜひ、この映画を見てほしい」と藤本さんは訴えた。上映後、藤本さんに「独占インタビュー」を行った。(見雪恵美) 報告・動画(藤本監督・独占インタビュー12分)・動画(先行上映会トーク42分) 怒りのメラメラハット裁判所前に登場〜非正規差別を絶つ判決を! 12月12日、東京裁判所前に初めて「怒りのメラメラハット」が登場した。そこには「非正規労働者に花(尊厳)を!」と書かれている。定年退職しても退職金もなく、花束一つもらえない非正規の怒りを表現していた。東京メトロ売店「メトロコマース」の非正規女性4人が差別是正を求めた労働契約法20条裁判は、大詰め。12日〜15日までの連続座り込みが始まった。後呂良子委員長が訴える。「差別が顕著にあらわれるのが賞与。私たち契約社員Bは1回の賞与が10万円。一方正社員は60万円以上だ。同じ仕事でこんな差はおかしい。もう我慢の限界で裁判に立ち上がった」。しかし裁判の行方は厳しい。この日は同じ問題でたたかっている郵政ユニオンが多数応援にやってきた。また非正規の大学教員は「正規と6倍の格差がある」と飛び入りでマイクアピールした。社会に蔓延する非正規差別への怒りが裁判所前に広がっていた。(M) 写真速報・動画(4分)・動画(東部労組15分)・12/12〜12/15座り込み情報・田中龍作ジャーナル・動画(12/13二日目)・12/14動画アップ 3900人の怒りと熱気〜「高江オスプレイ・パット、辺野古新基地の建設を許さない!東京集会」 12月10日、東京日比谷野外音楽堂で、「高江オスプレイ・パット、辺野古新基地の建設を許さない!東京集会―最高裁は沖縄の民意に応える判決を―」が開かれ、3,900名が参加した。主催者を代表して沖縄から「基地の県内移設に反対する県民会議」の仲本興真事務局次長、「止めよう!辺野古埋め立て」国会包囲実行委員会の青木初子さん、戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会の高田健さんがあいさつした。やんばるの森を削り、危険極まりない米軍機オスプレイの離発着施設をつくるために、安倍政権は全国から500人余りの機動隊を動員し、抗議する人々を暴力的に排除している。仲本さんは「高江や辺野古での抗議行動で逮捕者は50人を超えた。現在も6人が拘束されている」とその弾圧実態を報告。青木さんは沖縄差別に怒りをもって抗議した。(尾澤邦子) 報告 *写真提供=ムキンポさん 「ネット発」映画に市民が共感〜フェスタで『オキュパイ・シャンティ』『選挙が生まれる』 世の中めまぐるしく移ろっていくインターネットの時代。映画もまたネットから生まれてくる。世界情勢から小さな事件の情報まで下からの目線で発信している「レイバーネット日本」では、毎年12月に「レイバーフェスタ」を催している。今年の目玉は日常の活動から生まれた2本のドキュメンタリー。一本は、この6月にインドカレー店で起きた「助けてください」の張り紙事件を追った松原明の『オキュパイ・シャンティ』(写真)。張り紙は、都内のカレー店「シャンティ」の5店舗で働く外国人従業員15人が賃金未払い(1人約500万円)の上に解雇されたことへの悲鳴だった。それがネット上に流されてメディアで大騒ぎとなった。松原は事件に密着し、折々に情報をネットに動画で流した。彼らは追いつめられ、社長に対抗するために、ついに組合をつくり店を占拠した。この八方塞がりをいかに切り開いていくかが映画の見所となっている。(木下昌明) 続き・12.17フェスタ情報・韓国サンケン労組出店決定・フェスタニュースNO.2・メール予約 裁判所は非正規二千万の声に応えよ!〜12/12〜12/15座り込みへ 12月9日昼、東京裁判所前に組合旗が林立した。150人が集まり「メトロコマース裁判」のアピール行動が行われた。東京メトロ売店の非正規差別撤廃を求めた「労働契約法20条」裁判も、12月結審・来春判決の段階に入った。2年半の裁判で「仕事は同じで待遇は半分」を実証し、中身では組合側が押していたが、雲行きが怪しくなっていた。後呂良子委員長(写真)が集会で声を振りしぼった。「同じ20条裁判の長澤運輸事件で東京高裁は不当判決を出した。メトロ事件の吉田徹裁判長も差別実態をみずに制度問題にすり替えようとしている。このままでは不当判決は必至。2千万非正規労働者の運命にかかわるもので、絶対に許せない」。後呂委員長は、12日〜15日まで裁判所前で決死の座り込みを決行することを発表し、ともにたたかおうと呼びかけた。集まった仲間は「座り込めここへ!」を大合唱、裁判所前は騒然とした雰囲気だった。この行動は「東部けんり総行動」の一つとして取り組まれた。(M) 写真速報 4つの選挙、民主主義とメディア〜コラム「飛幡祐規 パリの窓から」 アメリカの大統領選挙では再び、議会制民主主義(代表民主制)について考えさせられた。ヒラリー・クリントンはトランプより250万票以上も多く得票しながら、選挙人制度のせいで敗れたのである(2州をのぞき「勝者総取り方式」が適用され、その州でトップの候補に選挙人全員が投票するため、選挙人を多数獲得できた候補が勝つ)。アメリカ史上で対立候補より少ない得票で当選した大統領は、トランプを含めて5人存在する。そのうち20世紀以降の前例はジョージ・W・ブッシュ(息子のほう、2000年)のみで、今回ほど大量の票差が出たことはかつてない。選挙人制度は奴隷制があった時代に定められた間接選挙法で、アメリカの歴史と政治事情に詳しくない者にとって理解しにくいシステムだが、250万票以上の差をつけても敗れることが起きるようでは、公平な選挙制度とはいい難いのではないだろうか。また、この選挙人制度のために、スイング・ステートと呼ばれる二大政党のどちらに転ぶかわからない州での勝利に全体の選挙結果が左右されることも、腑に落ちない。カリフォルニアの住民とミシガンの住民とでは、一票の重さが異なるわけだ。(飛幡祐規) 続き 開催前日に「会場使用取り消し」〜長野県池田町「町民と政党のつどい」に嫌がらせ 12月2日、長野県池田町「町民と政党のつどい」が開催された。池田町は、池田町公民館長名で「つどい」開催前日に会場となっていた池田町公民館の「使用許可取り消し」を発出した。しかしそれでも集会主催者は、会場を急きょ変更し開催した。変更した会場の「1丁目集落基幹センター」には会場がぎっしり埋まる75名が参加し、集会は実施された。集会申し込みは1か月前になされ、その時点で会場使用許可はおりていた。しかし、11月30日に主催者が呼び出され、「池田町公民館使用に係る確認事項」の確認をさせられた。さらに、「つどい」前日の1日に「公民館使用取り消し通知」が出されたのだ。「つどい」実行委員会の牛越邦夫さんは、「憲法にある集会の自由を奪うものです」と怒りをあらわにしていた。(湯本雅典) 続き・動画(4分) 野党・市民の共同が安倍を止める!〜いま観てほしい『選挙が生まれる〜長野と群馬の挑戦』 次の総選挙は戦争と改憲、格差と貧困の政策を進める安倍政権にたいして、私たちが反撃するための極めて重要なチャンスになっています。そのカギは「立憲野党4党+市民」の共同がどれだけ実現するかにかかっています。報道も、もしこの「共同」が実現すれば、前回の総選挙の与野党の得票数の試算で、60選挙区で与野党が逆転すると指摘しています。そうなれば改憲勢力は虎の子の3分の2を失い、政治的に重大な敗北となります。先の参院選の経験には勝利した選挙、惜敗した選挙の違いはあれ、それぞれに魅力的な、力強い、貴重な経験がありました。ドキュメンタリー映画『選挙が生まれる〜長野と群馬の挑戦』(写真)は、いま歴史的な総選挙に挑戦しつつあるすべての市民運動のみなさんにぜひとも見て頂きたい映画です。(高田健) 記事・12.17レイバーフェスタで初上映 ブラック企業はさっさと消えろ!〜「12.4あげろ最低賃金デモ」に400人 12月4日、新宿でAEQUITAS (エキタス、ラテン語で「正義」や「公正」を意味する言葉)が呼びかけた「12.4あげろ最低賃金デモ」が行われ、400人が参加した。最低賃金を1500円以上に引き上げろ! ブラック企業はさっさと消えろ! 最低賃金今すぐ上げろ! 払った税金俺らに使え! 生活苦しいやつ声上げろ! などのラップ調のコールが叫ばれ、沿道からは休憩中のトラック運転手がデモ隊の写真を撮ったり、ニコニコしながらデモ隊を見送るカップル、こんなデモあるの?みたいな口あんぐりの方などを見ながらデモ隊を見送る人などが、デモの様相が好意的に受け止められている印象を受けた。デモでは、介護労働者、アリさんマークの引越社と闘うプレカリアートユニオン清水執行委員長らがスピーチを行い、「最低賃金1500円は夢物語ではない」「働く権利を守れというのは贅沢でない」と訴えがあった。(山田真吾) 報告・神奈川新聞・しんぶん赤旗・動画(1時間39分) 原発事故の現実を押し隠す「オリンピックの欺瞞」〜谷口源太郎さん講演会 リオが終わりいよいよ本番とばかり2020東京オリンピックへ官民一体の本格的な取り組みが始まっている。このままその渦にまきこまれていいのだろうか。オリンピックを原点にもどって考えようと、スポーツ評論家・谷口源太郎さん(写真)の講演会「オリンピックの闇と病み」が12月4日東京・スペースたんぽぽで開かれた。今回の東京オリンピックは、何のため、誰のために仕組まれたのだろうか。「安倍・森(オリンピック組織委員会会長)の狙いは、国威発揚と国家威信を世界に顕示すること」。国家プロジェクトなのだから文句を言わずについてこいというのが、彼らのやり方だ。森は“one for all, all for one”という言葉が好きだが、これこそ“滅私奉公”だと真逆のコメントをしているという。「金メダル30個の目標を掲げ、原発事故の現実を押し隠す“復興オリンピック”こそ、最大の欺瞞だ」と谷口さんは語った。(佐々木有美) 報告・講演動画(15分) 「パククネ即刻退陣」キャンドルから松明へ〜全国で232万が結集 〔12月3日午後9時17分情報〕朴槿恵(パク・クネ)大統領の3次談話以後、怒った市民がまた街に出てきた。朴槿恵即刻退陣の日には、先週末の集会参加規模を軽く越え、全国で232万の人波が通りに出た。ソウル市の光化門に170万人、地方62万人など232万を超える市民が口を揃えて「朴槿恵即刻退陣」叫び、朴槿恵大統領の無条件の即時退陣を要求した。昌成洞別館側では午後8時20分、また宣伝カーが登場した。青瓦台方向に進んだが、昌成洞別館の北側で安全問題により中断した。あまりに多くの市民が押し寄せ、動くことも難しい状況になった。市民2人が倒れて運ばれた。午後8時40分、退陣行動側は安全事故を憂慮し、ここにはこれ以上入らないでほしいと放送した。清雲洞事務所では自由発言が続いている。「朴槿恵退陣」6次汎国民行動、12月3日の夜に始まった朴槿恵退陣集会には全国各地で最大の人員が参加した。(チャムセサン報道) 記事・ハンギョレ新聞 辺野古リレー抗議声明 : 沖縄への新たな弾圧を許さない! 6名の即時解放を強く求めます 日本政府が沖縄・高江で米軍ヘリパッドの建設工事を強行しています。また阻止行動をする人々に対し10月から11月にかけて計6名を不当に逮捕しました。沖縄に支援者を派遣しながら東京でも抗議行動を続ける私たち「辺野古リレー」は、これまでの被逮捕者の即時解放と工事の中止、機動隊の撤退を要求する抗議声明を11月9日に出しました。この連続的に行われている弾圧で特に注意すべきは、全員が「現行犯逮捕」ではなく、1か月以上前の不当な「罪状」で事後弾圧=令状逮捕をされたことです。私たちは警察と司法によるこの手法を強く批判しました。ところが11月29日に、今度は辺野古の抗議行動に対し4名が事後弾圧されました(うち1名は再々逮捕)。今年1月のゲート前の阻止行動にさかのぼる「罪状」です。(辺野古リレー) 全文 *写真=11.25警察庁前抗議(撮影 ムキンポさん) それでもやるの? カジノ法案〜韓国で起きた「ギャンブル中毒・財産蕩尽・第2次犯罪触発」 カジノ法案について。韓国には早くから外国人用カジノがあって、日本からも多くのオヤジが韓国のカジノに通って身上を潰した。有名な所では東京狛江市の石井元市長。そして韓国では10年ほど前から内国人も利用できるカジノの建設が進められ、今、全北のセマングムに地域活性化のためのIR(複合リゾート)としてカジノを建設しようという議論の真っ最中。セマングムのIR建設に対して、江原ランド(写真)がある江原道が次のようにカジノ建設に警鐘を鳴らしている。「カジノ事業は、ギャンブル中毒者量産、財産蕩尽、第2次犯罪触発など、それ自体の弊害が少なくないばかりか、地域社会に悪影響を与えるおそれが非常に大きく、このような現象は、地域で現実に現れています。」(安田幸弘) 続き・TBSニュース 最悪の企業はどこ? どうすれば闘える?〜ブラック企業大賞ノミネート発表 パワハラや長時間労働などの法令違反など、従業員に過酷な労働を強いている企業を選ぶ「ブラック企業大賞2016」のノミネート企業が12月1日、発表された。名前があがったのは、電通やプリントパック、日本郵便など10社。12月23日の授賞式で大賞が発表される。各社の選定理由については、ブラック企業大賞のホームページに掲載された。電通の項目では、「同社は広告代理店として日本において最大手企業である。2015年12月25日、24歳の新入社員・高橋まつりさんが長時間労働の末に自殺した。その後、労働基準監督署は、これを過労によるものとして、労災として認定した。時間外労働が月105時間であったという。これに加えて、“はたらきたくない 1日の睡眠時間2時間はレベルが高すぎる。”など、彼女が残した過酷な労働実態を示すツイートの数々も明らかとなった。加えて上司によるパワハラを疑わせる書き込みまで残っていた。・・」など書かれている。さああなたも投票しよう。 記事・ブラック企業大賞HP・記者会見動画(17分)・田中龍作ジャーナル *写真=ノミネート企業を発表する会見(12/1厚労省) きたる衆院選を前に「市民と野党をつなぐ会@東京」が会合〜都内23選挙区から85名が参加 11月28日、「市民と野党をつなぐ会@東京・第2回会合」が東京中野区産業振興センターで開催された。会合には、全都から85名が参加した。その内訳は、東京に25ある衆議院選挙小選挙区のうちの23選挙区からの参加であった。集会では、まず鈴木国夫さんから「会」の趣旨が提案された。鈴木さんは「共闘をつくり政策協定をまとめていくにはノウハウや経験がいります。それを横のつながりでお互い学び合うのがこの会の役割です」と報告した。集会ではこの後、高田健さんから「市民運動と野党共闘」と題したミニ講演で、参院選挙後の共闘をめぐる成果と課題が報告された。また、先ごろ結成された「チェンジ国政!板橋の会」の岡本達思事務局長から同会結成にいたる経緯と今後の方針が報告された。(湯本雅典) 報告・動画(3分43秒)・高田健ミニ講演(25分) あなたも「川柳・3分ビデオ」で参加しませんか?〜レイバーフェスタ公募締め切り迫る 今年のフェスタは12月17日(土)です。開催まで2週間あまりになりました。レイバーフェスタはみんなでつくる祭典。あなたもいまの思いを「川柳」や「3分ビデオ」で表現しませんか? 締め切りは12月8日(木)です。ことしのテーマは「文化でとめよう!アベ暴走」で、新作ドキュメンタリー『選挙が生まれる〜長野と群馬の挑戦』(写真)や『オキュパイ・シャンティ〜インドカレー店物語』をはじめ、新発表の企画が満載です。経産省前テントひろばは8月に撤去されましたが、歌のひろばとして毎月2回「脱原発テント・カスチュー」が続いています。レイバーフェスタでは、その内容を舞台で再現します。また来日中の「韓国サンケン労働者」によるユルトン(律動)も予定しています。ことしも賑やかで元気のでるレイバーフェスタにあなたもご参加ください。フェスタニュースNO.1を12月1日に発行しました。 ニュースNO.1・メール予約・川柳投句・賛同申込み アベ・トランプ会談をすっぱ抜く〜牧子嘉丸のショート・ワールド (非公開とされていたA・T会談の内容を入手しました。以下の通りですが、訳者が英語力不足のため、誤訳や誤読もあるかもしれません。最初にお断りしておきます。)T―ヘイ、ユー。ユーは何しにアメリカ来たの? A―もちろん、大統領選挙当選のお祝いに世界に先がけて駆けつけたんです。 T―フーム。選挙前はヒラリーに会っただけで、ミーには会わなかったくせに。 A―(よく覚えてやがる)それが勝ち馬に乗るというのが、わが国の伝統でして。お国でも「ライドオン ウィニングホース」というでしょう。あれですよ。へへ、よく知ってるでしょう。 T―それもいうなら「ゲット・オン ザ・バンドワゴン」というんだよ。 A―なるほど、そうもいいますか。(しまったな。ルー大柴なみの英語だったかな) T―それでオバマに会わずに、ミーに会っていいの。世界の首脳で、現職大統領をさしおいてミーに会いにくる連中なんか誰もいないよ。(牧子嘉丸のショート・ワールド) 続き 以前のトップページへのリンクを表示:
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