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人を育てる会社が人を切るのか!〜市進学院の非正規労働者がストライキ 非常勤講師の給料削減、不当解雇、51歳定年制などをはじめ、次々と非正規労働者の労働条件を削減してきた学習塾・市進学院で、3月31日、全国一般東京東部労組の市進支部組合員8名がストライキを決行した。「子どもたちが中高に進学する時期に、解雇された」というのは、東部労組市進支部組合員のひとり。「人を育てる会社が、こんなふうに不当に人を切っていいのか!」と、スト当日、会社に対して怒りをぶつけた。学院は、組合の申し入れに応じるとしておきながら、当日になって入口のシャッターを閉鎖し、約束を反故にした。市川市にある本社前には、東京東部労組の組合員や支援者ら100名ほどが集まり、2名の解雇撤回、51歳定年制の撤廃や講師の差別をやめるよう求めた。(松元ちえ) 写真速報・動画準備中 *写真=申入書受取りを拒否する職制(右)に抗議の声を上げる 官邸前抗議行動「再稼働反対!」を叫んで一年〜3.29行動に6千人 再稼働反対!原発いらない!子どもを守ろう!未来を守ろう!ふるさと守ろう! 3.11から2年が過ぎた。福島第一原発の事故は収束どころか、先日の停電=電源喪失という悪夢再来に肝を冷やされた。冷やすのは核燃料にして欲しい。首都圏反原発連合が呼びかけた毎週金曜夜の官邸前抗議行動。始まったのは2012年4月。福島原発事故が「事故は絶対に起こらない」という「安全神話」を崩壊させ、フクシマに自らのふる里を見た人々が日本のすべての原発の停止を願い、最後の一機、泊原発5月停止を固唾を呑んで待っていたときだ。野田前政権と原子力ムラが「冷温停止状態」などと急ごしらえの事故「収束宣言」をマスコミに宣伝させ、「電力が足りない」と大飯原発を再稼働させようとしていたときだ。それから一年、3月29日の官邸前には6千人が参加した。(Shinya) 写真報告・あおぞら放送(3/29)アーカイブ 卒業式「君が代」不起立教員6名に処分発令!〜都教委の暴走止まらず 満開の桜が美しいこの季節、こころを痛める教員たちがいる。3月29日、東京都教育委員会は、今春の卒業式に「君が代」不起立をした6名の教員に処分を言いわたした。都立高校の5名は戒告処分、都立板橋特別支援学校の田中聡史さん(不起立処分4回目・写真)は減給1ヶ月(賃金の10分の1カット)の処分だった。昨年2012年1月の最高裁判決で、減給以上の処分は違法とされ、昨年の処分は、不起立が2回以上でもすべて戒告とされた。しかし今回、はやくも都教委は、最高裁判決を投げ出し、累積加重処分の道に逆戻りを始めた。(佐々木有美) 報告・動画(被処分者たちの思い)・渡部通信・「処分撤回を求めて」・朝日新聞 怒髪天を衝く〜賃上げ要求して香港の港湾労働者がストライキ 香港碼頭業職工会(香港港湾労働組合)は、香港国際コンテナ埠頭でストライキ集会をおこない、埠頭会社と請負業者との対話を要求し、賃金を100香港ドルあるいは時給を12.5香港ドル引き上げるよう要求している。現在(3/28)も200名の港湾請負労働者と支援団体がストライキを継続している。組合は次のように主張している。港湾労働者は1997年(香港返還、アジア通貨危機:訳注)以降、人員削減が進められてきた。請負会社は仕事がなくなると労働者を脅かして、労働組合の権利を踏みにじってきた。労働組合は我慢の限界からストライキに突入したが、その責任は全て資本の側にある。労働組合は労働者に対して「闘争で公正な待遇を実現しよう。団結でディーセントワークを実現しよう」と呼びかけている。(レイバーネット国際部) 詳細 「職員アンケートは不当労働行為」大阪府労委が認定〜橋下市長は命令を受け入れよ 大阪市が昨年2月に全職員を対象に実施した、「政治・組合活動に関する職員アンケート」は、労働組合法が禁止する不当労働行為に当たるとして、大阪府労働委員会は3月25日、「今後はしない」との誓約文を組合側に渡すよう大阪市に対して命令しました。橋下市長はこの命令を受けて記者団に対して、「大変申し訳ない。法に基づいた行政運営をしていく」と謝罪し、不服申し立てをしない意向を表明しました。しかし、同日夕方になって一転して、「組合の振る舞いを全部棚に上げて、鬼の首を取ったように謝れというのは違う。争うべきところは争わないと、全部組合の主張が通ってしまう」と態度を一変させました。命令書によると、組合活動の有無や加入のメリット、加入しない(脱退する)デメリットなどをアンケートで尋ねたことについて、「組合員に動揺を与え、加入していない者にも加入をためらわせかねない」と指摘しています。(なかまユニオン大阪市職員支部長・矢野幸一) 続き *写真=橋下アンケート問題を報じる「東京新聞」(3/28) 丸裸にされる個人情報〜「レイバーネットTV」で「共通番号制」問題 3月28日のレイバーネットTV第49号放送は、現在国会で審議が進んでいる「共通番号(マイナンバー)制」を取り上げた。ゲストの白石孝さん(写真右)が強調する。「これまで個人情報は税金・年金など別々に管理されていた。これがすべて一つに統合され国民一人ひとりに一生変わらない番号が付く。3年後には利用範囲の拡大が予定され、医療情報などあらゆる個人情報が集積される。これが怖いのは流失したときに被害が甚大なこと。また警察などが利用することができるため、捜査や監視の手段にもなる」。番組では、韓国の情報流出の実態も映像で紹介された。個人情報が丸裸にされ、ネット規制にもつながる「共通番号制」。初めて知った人が多く、ギャラリーでも驚きの声が上がった。(M) 写真速報・放送アーカイブ前半(9分から共通番号制 69分からTPP)・後半(TPP続き) 「嘘つき!馬鹿!」罵倒を続ける社長〜「職場のいじめ」相談事例1月分紹介 1、朝5時から夜11時まで働かされ、残業代は無し。「嘘つき!」「馬鹿 !」等の罵倒をし続ける社長。40度の熱があっても「朝6時半に起きて、タイヤ交換してこい!洗車してこい!」。受注の出来ない物件に対して「お前が借金して金作ってこい」と信じられない命令。2、行政に委託された外郭団体。パート。責任者は役所からの天下りOB。この責任者のパワハラが酷く、耐えきれずに一年半でパートが20名も辞めていった。仕事量が過酷に多く、パートはみんなふらふら。セクハラもある。3、製造工場。勤続30年。最近上司から嫌われ、10人職場で私ひとりだけ残業をさせてくれない。これでは到底家族が生活できない。我慢して居続けるか転職するか悩んでいる。(NPO法人 労働相談センター) 続き 国労バッジ裁判控訴審、一審に続きまたも不当判決 3月27日、国労バッジ裁判の控訴審判決が出された(東京高裁、第1民事部、福田剛久裁判長)。結果は、「控訴を棄却する」という不当判決であった。この裁判は、都労委、神奈川県労委、中労委がJRによる故辻井義春さん(元JR京浜東北線本郷台駅勤務)に対する国労バッジ着用を理由とした20回以上の処分(最高10日間出勤停止)が不当労働行為にあたり、無効とした判断をすべて覆した東京地裁判決(昨年11月7日)に対して、義春さんの遺志を継いだ妻の辻井まゆみさん(写真)がおこした控訴審である。(湯本雅典) 速報 ニカラグア:健康被害への対策を求めるサトウキビ労働者を弾圧 3月18日、ニカラグア西部・チチガルパの元サトウキビ労働者たち180人が、首都マナグアでの抗議行動の帰途、市民的不服従として、道路封鎖を行ったところ、機動隊、警察特別部隊などが、催涙弾等を用いて、暴力的に排除された。少なくとも2名が激しく殴られ、主催者、代理人を務める弁護士など25名が逮捕、収監された。彼らがマナグアで行った抗議行動は、西ニカラグア州一帯で、サトウキビ農場の労働者たちのあいだに蔓延する原因不明の慢性腎疾患(CKDu)について、企業や政府の対策を求めたもの。ペジャス・グループ本社と国立社会保障研究所の前で、政府の無策と企業による不当な待遇、CKDuに対応する意志の欠如を糾弾した。(わだともこ) 詳細 脱原発への強い意志示す〜「原発のない福島を!県民大集会」に7000人 「原発のない福島を!県民大集会」が3月23日、福島市・あづま総合体育館に7000人(主催者発表)を集めて行われました。会場1階を福島県内からの参加者が、2階を県外参加者が埋め尽くしました。はじめに、呼びかけ人として吉岡棟憲さん(曹洞宗・円通寺住職)が「人間らしく生きるためには人権・平和・環境が必要だが、原発事故は美しい福島を破壊し人々を引き裂いた。国・東電は責任をとろうともせず事故の風化を狙っているが決して認められない」と挨拶しました。続いて、五十嵐史郎・実行委員長が「私たち福島県民の願いは福島原発の全基廃炉であり、私たちには放射能のない未来を作る責任がある」として、県民の意志を結集するための場として今日の大会を成功させようと呼びかけました。(黒鉄好) 続き・報告(Y)・福島民報 停電じゃないでしょ!ネズミのせいじゃないでしょ!〜3.22官邸前金曜行動 停電じゃないでしょ。二度とあってはならないと言った電源喪失です。ネズミのせいじゃないでしょ。安全対策が出来てなかったのです。東電はまだ安全・命より金ですか。核燃料プールなど30時間も冷却されなかった。収束どころかこんなに恐ろしい事故がまだ起きているときに安倍自民党政権は、再稼働に邪魔な脱原発運動の交差点「経産省前テントひろば」の撤去に動き出した。これを許せば、次は金曜日の官邸前抗議行動の封じ込めに手をつけてくるだろう。3月22日(金)も多くの人が官邸前や霞ヶ関一帯で「原発やめろ」の声を上げた。(Shinya) 写真報告 「私はテントに救われた」〜双葉町から避難した亀屋幸子さんが訴え 3月22日夕方、経産省前テントひろばは数百人の人々でごった返した。16時からの「あおぞら放送」そして17時からは、国のテント撤去を許さない抗議集会が開かれた。双葉町から避難した亀屋幸子さんはこう語った。「原発事故で着の身着のまま東京・港区に逃げてきた。でも知っている人も話す人もいなかった。その時テントと巡り会い、立ち直ることができた。そこでいろいろ話をするなかで“自分もやらなくちゃ”と思うようになり、毎週金曜デモに来るようになった。いまテントの撤去が言われているが、国はその前にやることがあるはず。福島第一原発の撤去を先にして下さい。再稼働はやめて下さい。私たちの苦しみを二度と誰にも味あわせたくないのです。テントは私を救ってくれた。みなさん、一緒にテントを守りましょう」。必死の訴えに大きな拍手が起きた。(M) 写真速報・3.22あおぞら放送アーカイブ(制服向上委員会など)・動画(亀屋幸子さんの訴え)・写真報告(Shinya)・ユースト録画(3.22テント前抗議集会)・朝日新聞 *写真=テント前集会で訴える亀屋さん JRに戻るまで走るぞ!〜中野勇人さん第13回国会周回マラソン 3月22日(金)10時から15時まで、第13回「JR戻るまで走るぞ!」国会周回マラソンが、実施されました。1月、2月は雪に見舞われましたが、今回は晴天で暖かく風もない。そして、議院会館前には、既に桜が咲いていました。「走る弁護士」萩尾健太さんをはじめ、伴走者も多く結集し、当該の中野勇人さん(元国労北見闘争団・写真中央)と共に最後まで快走。他方、「応援する会」が議員会館前に設置したブースでは、通行人にチラシを配布したり、各種の署名を集めたり、漬物の物販をしたりして、取り組みを盛り上げました。(佐藤和之) 報告 3作品が描く「人生の奥深さ」〜『愛、アムール』音楽家夫婦の愛の“到達点” カンヌなど国際映画祭の受賞作品3本が公開される。ミヒャエル・ハネケ監督の『愛、アムール』(公開中)は、チラシに「人生はかくも長く素晴しい」とあるように、高齢の音楽家夫妻の愛の“到達点”を描く。演じるのは『男と女』のジャン=ルイ・トランティニャンと『二十四時間の情事』のエマニュエル・リヴァ。往年の大スターの変貌ぶりに、えっと驚かされる。人は誰しも年を取ると痛感する。パリの高級アパートで老いの日々を送る夫妻に、ささいな異変が起きて……。観客は老いの実相をまざまざと見ることになる。(木下昌明) 続き 「顔写真付き個人番号カード」など持ちたくない!〜「共通番号制」反対院内集会 「共通番号法」の国会審議入りが決まった3月21日、「共通番号制の導入を許さない院内集会」が開かれ、70名が参加した。公的情報を集積した「顔写真付き個人番号カード」を持たされるこの「共通番号制」は、便利どころか非常に危険だ、と自治体情報問題研究所の黒田充さん(写真)は警告した。「これが出来ると超管理社会が実現する。政府に逆らうものを見つけ出し、監視を続けることが可能になる。昔は尾行だったが、いまは集積データで追尾できる。すでに民間ではポイントカードの手法で、企業が顧客情報を管理をしているが、共通番号制はこれを政府が行うもの。すべての情報を国家が握り人権侵害や漏洩の危険もある」。集会では、韓国の情報漏洩・インターネット規制の実態を描いたDVDも上映され、共通番号制の怖さが実感できた。(M) 速報・報告(白石孝) *レイバーネットTV3/28「共通番号制・プライバシーゼロ社会がやってくる!」を特集・番組案内 イラク開戦から10年〜『ポスターガール』日本語字幕版DVD完成 イラク開戦からちょうど十年となりました。この節目に、昨年全国六劇場で上映好評いただきましたサラ・ネッソン監督作品『ポスターガール』の日本語字幕版DVDが完成いたしました。同作品はIVAW(反戦イラク帰還兵の会)のPTSDとの取り組みと再生の姿を正面から取り上げ注目を浴び、2011年度アカデミー賞短編ドキュメンタリー部門にノミネートされました。サラ監督はDVD完成にあたり「世界各地で、とりわけ日本の多くのみなさんが、一人の女性米軍兵士の痛みを分かち合ってくれていることは、今私の心を温めてくれるかけがいのない励ましです」とメッセージを寄せています。(マブイシネコープ・木村修) 詳細・申込みメール あたりまえのことをするだけ〜「君が代不起立」の田中聡史さん 淡々と 3月19日(火)、都立板橋特別支援学校の卒業式が行われた。この学校には、昨年の入学式で東京都の公立学校でただ一人「君が代」不起立をした田中聡史さん(44歳・写真)が勤務している。卒業式を前に出勤してきた田中さんは、「今回も不起立をするつもりだ。いつもの通りあたりまえのことをするだけ」と淡々と語った。何のための不起立かと問うと「尊厳、思想や良心のためというと大げさだが、自分らしく生きようと思えばそうせざるをえない」ときっぱり。田中さんの不起立は今回で4回目。昨年は戒告処分を受けるとともに18回にわたる「再発防止研修」と称する思想転向の強要を受けている。(佐々木有美) 続き・動画(田中さんインタビュー)・渡部通信 差別・切り捨ては許さない!〜メトロ売店・非正規女性労働者がストライキ 有期雇用も65歳で定年退職―。正社員には退職金が出るが、有期雇用労働者には、退職金どころか年金さえ出ないことがある。そもそも、有期雇用労働者に定年制が必要なのか―。「有期雇用の定年制を撤廃するか、正社員なみに退職金や慰労金を支払え」と格差是正を求め、東京の地下鉄売店で働く60歳以上の非正規女性労働者たちが、3月18日、6名でストを決行した。6名は、全国一般東京東部労組で4年前に支部を結成。東京メトロの100%子会社、東京メトロコマースで1年契約を更新しつづけて働いてきた労働者たちだ。これまで会社とは30回ほど団体交渉し、毎年10円の賃上げや忌引き休暇の有給を勝ち取ってきた。しかし、高齢者ばかりの組合で定年制の撤廃を求めたところ、会社と決裂。組合員たちは団体行動権の行使を決めた。(松元ちえ) 写真速報・動画(レイバーネットTV取材 13分)・毎日新聞・田中龍作ジャーナル・労働相談センタースタッフ日記・支援お礼(東部労組) *写真=厚労省記者会見のあと「団結ガンバロー」をする組合員(3/18) 公共交通の私物化は今に始まった事ではない〜「車内床広告」写真から思うこと 公共交通の私物化は、今に始まった事ではありません。地下鉄の車内広告の乱舞ならまだマシです。それよりも遥かに高圧的でえげつなくグロテスクなのは、公共交通という全国民に公平かつ安全安心、そして信頼される輸送を保障する国家なり行政が担うべき最低限の約束を民営化の名目で資本に丸投げ・放棄する事です。古くは1987年に中曽根民活及び行政改革の名目で強行された国鉄分割民営化まで遡れます。また昨今では営団地下鉄の完全民営化及び、これに続く都営地下鉄の民営化を目論む猪瀬東京都知事、さらには橋下大阪市長の独断と強制の基、2015年度目標に新会社への移行が進行中である大阪市営地下鉄・バスの民営化、諸問題が山積しています。(takeshi) 続き・メトロ床広告 *写真=上も下も広告だらけのメトロ(3/17撮影) 未来への警鐘の場〜1年経った「再稼働反対」官邸前金曜デモ 3.11から丸二年、官邸前の金曜日デモか始まって一年が経った。福島の現実は収束の方向に向かっているわけではない。事故によって隠されていた原発の正体が、人の手に負えない過酷な姿となって現われてきているのが現実だ。原発さえなければみんな仲良く暮らしていた日々を失った福島は、現実と未来に不安を抱き苦しみたたかっている。マスコミの報道が風化していくなかで、毎週金曜日の官邸デモは「原発再稼働を許さない」という全国の民衆の意思による未来への警鐘の場となっている。(Shinya) 写真報告 アメリカの植民地はごめんだ!〜安倍首相のTPP交渉参加表明に強い抗議 安倍首相が自民公約を破ってTPP交渉参加を表明した3月15日、国会前や経産省前では、夜遅くまで数百人の市民が抗議の声を上げた。「このままでは日本はアメリカの植民地になる」。若い人が多く、コールに込めた怒りは強かった。TPPが農業問題だけではなく、医療・食品・保険・著作権などあらゆる分野に及ぶことへの危機感が広がっていた。3月のシンガポールTPP交渉会場に「潜入」した内田聖子さんは「アメリカの交渉官が他の国々に対して、日本が参加してきてもこれまで決まったことは覆すことはさせない、と明言した」ことを暴露した。また交渉会場には、フェデックス、グーグル、製薬会社大手など米企業が来て情報収集をしており、「まさにアメリカ大企業が支配していることが実感できた」と報告した。(M) 写真速報・動画(3.15抗議アクション)・動画(TPPの恐るべき内容) あれから2年 菅直人大いに語る〜「あおぞら放送」に出演 3月15日(金)の経産省前テント「あおぞら放送」に菅直人元首相が出演した。配信場所は議員会館・菅事務所で鎌田慧さんが聞き手になった。原発事故に遭遇した首相としての思いは? 東電社長が全員撤退したいと言ったことの真相は? 浜岡原発停止など脱原発に至ったのはなぜ? 2030年代までの脱原発方針だがなぜ即時ではないのか? アメリカの圧力はあったのか? など鎌田慧さんと司会の松元ちえさんが厳しい質問も含め、約1時間にわたって元首相にインタビューした。菅さんは、当時の様子を生々しく振り返り、率直に事実と思いを語った。そして「脱原発をめざしてこれからも奮闘したい」と表明した。(M) 速報・放送アーカイブ(菅直人VS鎌田慧) *写真=菅直人事務所から放送 「ゼネコン救済のための国家事業」〜レイバーネットTVで除染作業員が語る 3月14日の「レイバーネットTV」第48号放送は、福島の除染作業問題を取り上げた。政府の発注事業で一人1万円の危険手当が出ているのに、末端に行くと総額で1〜1.2万円にしかならない。この日のゲスト、田村市除染作業員・中村さんと「被ばく労働を考えるネットワーク」の中村光男さんが、実態を生々しく証言した(写真)。「“除草の仕事”とだまして連れてこられた人もいる。放射線検査はおざなりで被ばく量もわからない。除染効果も少ない。業者は何がなんでも儲けてやろう、というだけだった」「ゼネコンは政府から食事代も宿代ももらっているのに、労働者からも食費・宿泊費をとっている。二重とりだ。これはゼネコン救済のための国家事業だ」。中村さんたちはユニオンを立ち上げ、政府・ゼネコンの不正を追及している。(M) 速報・放送アーカイブ(96分 特集は9分から) TPP問題を考える〜映画『モンサントの不自然な食べ物』を素材に けさの『東京新聞』(写真・3/14)をみると、トップに「コメ事前協議なし」「TPP交渉参加で日米」「農産品『聖域』保証なく」という見出しが躍っていた。いよいよくるものがきたか―安倍首相の「ごまかし」もしだいに暴露されつつあるが、このTPPによって日本の民衆はどうなるか―これは農民だけの問題ではない。多国籍企業の襲来によって人々は薬まみれの「農産物」を食べさせられ、ブロイラーにされてしまう―これでいいのか。これは原発事故とは別の意味での汚染である。わたしは一介の映画批評家にすぎないが、映画―とくにドキュメンタリー映画は時代と格闘しているものが多く、時代の前髪をつかんでいる映像に驚かされる。『モンサントの不自然な食べ物』もその一つだが、わたしはこの映画評を昨年、『月刊東京』10月号に書いた。ぜひ読んでほしいので、以下に全文を引用する。(木下昌明) 続き 償え東電!福島を返せ!〜原発事故から2年、東電本社前で責任追及 「償え、東電」逃げ切りは許さない。3.11から2年が経った2013年3月11日。東電前にはたくさんの市民が集まり、アピール行動を続けた。抗議はとくに「被害者への償い・被ばく労働者への責任・事故原因の究明・柏崎刈羽原発再稼働反対」の4点を訴えた。被ばく労働ネットワークのなすびさんは、「昨年秋からの東電の徹底したコストカットは、原発下請け労働者にしわ寄せされ、安全軽視・賃金カット・人員削減が起きている。また環境省が税金を使って除染作業をやっているが、東電はここでも私腹をこやしている。田村市の除染を請け負っている二次下請けは“尾瀬林業”で危険手当をピンハネしている。その会社はなんと100%東電の子会社だ。これがこの会社の体質。ぼくたちはけして許さない」と怒りをぶつけた。(M) 写真報告 時限ストで闘ってきた日産追浜工場・平塚さん(ユニオン・ヨコスカ)の争議が和解 腰痛症による3年間の休職後の復職をめぐって、昨年の7月以降闘い続けた日産追浜工場の平塚良治ユニオンヨコスカ組合員の無期限の時限スト(2時間)は本年1月末で終了した。会社はこのことに関して懲戒処分しない(棚上げ)と言明したことで、平塚組合員は2月より本人の障害に合わせた軽作業を続けることで労使は合意した。日産では、メンタルでの休職後の職場復帰プログラムは作られている。しかし、ライン労働での休職後の職場復帰では、原職復帰以外は認めないという方針を変えていない。その中で日産労組を脱退して、ユニオンヨコスカに加入して勝ち取ったこの成果は大きい。(ユニオンヨコスカ 小嶋 武志) 詳報 *写真=個人加盟組合で闘ってきた平塚良治さん 「原発ゼロへのカウントダウン in かわさき」に1400人〜超党派で取り組む 3月10日(日)川崎の平和公園において、午前11時から始められた「原発ゼロへのカウントダウン in かわさき」に、1400名もの仲間が集まりました(写真)。主催は、超党派的に結成された同実行委員会。各市民団体がそれぞれの趣向をこらしたブースを出し、原発民衆法廷、脱原発かわさき市民、リニア新幹線を考える会、鈴木かずえさん(グリーンピース)を招いたNNAA、被災地を支援する宮前区民の会、川崎医療生協、福島の物産販売をした桜本商店街、新婦人、原発核燃とめよう会、中原区原水協、川崎公害病患者の会、そして電気代一時不払いプロジェクトなど21個のテントが並びました。(佐藤和之) 報告・東京新聞 フランス:パリで「原発推進機関」包囲の大ヒューマンチェーン 3月9日土曜日、福島原発事故2周年にあたって、フランスでは大規模なヒューマンチェーン(人間の鎖)がパリで行われた。1周年目の昨年、リヨンとアヴィニヨン(南フランス)間でヒューマンチェーンが催されたが、今年はフランス電力やアレヴァ社、国会、官庁、大手銀行など、原子力政策を推進する中央の中枢機関を包囲しようという趣旨である。フランスの全国脱原発ネットワークをとおして市民団体、政党、労働組合など31の団体が昨年秋から企画・準備を進めた。当日は幸いお天気に恵まれ、フランス各地から参加した約2万人の市民が福島と日本の人々に連帯し、原子力(軍事・民事)の終焉にもとづく真のエネルギー政策転換を求めた。(飛幡祐規) 報告・TBSニュース「独仏でデモ」 ますます強まり広がる怒り〜3.10「原発ゼロ大行動」に4万人 脱原発を求める人々の声は、3.11から2年経っても衰えるどころか、ますます強まり広がっていることが示された。3月10日(日)、反原連が呼びかけた「原発ゼロ大行動」には、日比谷集会・請願デモ・周辺省庁8ヶ所の抗議・国会正門前大集会と合わせて約4万人(主催者発表)が参加した。午後の集会が開かれた日比谷野音には人が押し寄せ場外にあふれ、デモが全部出るのに2時間かかるほどだった。参加者の年齢層は幅広い。お年寄りから中年・女性・若者まで広がりを見せた。とくに小さな子ども連れのファミリー参加が目立った。デモは経産省をぐるり一周して国会へ向かうコース。サウンドカー・ドラム隊など音楽に溢れたデモ、仮装でのアピールなど楽しい行進が続いた。そして夜には国会正門前を埋めつくしての集会。菅直人元首相も初めて参加し「原発ゼロ」を強調した。霞ヶ関一帯を包んだ「原発いらない!」の声は、安倍政権に確実に届いたはずだ。(M) 速報・写真報告(佐々木)・動画7分(YouTube)・写真報告(Shinya)・木下動画(鎌仲ひとみさんスピーチ)・TBSニュース・さよなら!原発福岡集会 *写真=超満員の日比谷野外音楽堂 「つながろうフクシマ!さようなら原発大集会」に15000人 3月9日、東京・明治公園はふたたび「脱原発」の人波で埋まった(写真)。たくさんの労組の旗、市民団体のノボリ、脱原発グッズを手にする人など多彩な集まりとなった。安倍政権が「再稼働」に舵を切るなか、集会は緊張感に満ちていた。呼びかけ人の落合恵子さんはこう語りかけた。「あの事故のあと私たちは、だれもを犠牲にしない今までと違った暮し方・生き方のできる社会を求めてきた。いま再稼働、原発輸出が公然と語られ、オスプレイが日本中を飛行する時代になった。参院選挙後には憲法改悪が控えている。でも私たちは挫けません。力強く淡々と確かに、けれど果敢に一歩一歩毎日を反原発デーにしていきませんか。毎日が反原発デーであるということは、原発単体だけではなく、この犠牲のシステムを変えていこうという自分との約束になるはずです」。また福島からの避難者・斎藤夕香さんは「汚染の現実は何も変わっていない。福島を忘れないで」と訴えた。パレードは2コースで行われたが、出発時の警察の過剰規制により1名の逮捕者が出た。(M) 速報・動画6分(YouTube)・写真報告(Y)・写真報告(TM) 国会がやばい!原発問題を真正面から論ずる場がない〜「あおぞら放送」で阿部議員 3月8日の経産省前テントひろば「あおぞら放送」に、未来の党代表の阿部知子衆院議員(写真)が出演した。「安倍首相が再稼働を明言する状況の中で国会は一体どうなっているの?」との司会者の質問に、阿部議員は「衆院で原子力特別委員会が作られたのに一度も会議が開かれていない。だから安倍発言についてただす場がない。いまの国会で一番おかしいのは、原発問題を真正面から論ずる場がないことだ」と危機感を露わにした。また「このままでは“原発未練”の勢力に引きづりこまれ、とんでもない沼に入り込んでしまう。多くの国会議員は使用済みプールが5年で満杯になることさえ知らない。市民からのロビー活動がとても重要だ」と強調した。なお、次回(3/15)の「あおぞら放送」は特別企画で「菅直人VS鎌田慧 日本の原発のこれから」が予定されている。(M) 写真速報・放送アーカイブ(阿部議員は28分から)・3/15番宣(菅直人出演) 死んでもやっかいなチャベス〜コラム「チャベスとボリバリアン革命」 1960年にチェ・ゲバラが平壌を訪問したように、1999年にチャベスは韓国を訪問して金大中(キム・デジュン)と会った。どんな話をしたのだろうか。わからない。だが金大中はチャベスの友人ではなかった。少なくともチャベスの観点から見れば、米国帝国主義の子分だった。冗談だが、金大中がチャベスの同盟者になっていれば、恐らく韓国の運転手はこの10数年間、半額の石油を享受していたかもしれない。歪曲と不公正で綴られた韓国の報道機関とその影響から自由ではない大衆にとって、チャベスは遠い国のドンキホーテのような独裁者だった。彼の突発的言動は、国際ニュースより海外トピックスの人気コーナーで、彼の死も似た文脈で興味本位に扱われるだけだ。(ウォン・ヨンス 「韓国チャムセサン」より) 続き 理不尽な解雇基準、原告の意見陳述に傍聴席は涙と怒り〜JAL不当解雇裁判控訴審 3月1日、客室乗務員の第二回口頭弁論が東京高裁で行われました。法廷に先立ち200名近い支援者が裁判所前で宣伝行動を行い、裁判を見守りました。法廷では病欠で解雇された原告が意見陳述をしました。<病欠で解雇された原告Aさんが意見陳述> 原告のAさんは、会社の都合で職場復帰できなかったために解雇された自身のことや、一年半も前に復職し元気にフライトしているにも関わらず、過去の病欠で解雇された者がいることなど、今回の解雇基準がいかに理不尽であるかを切々と訴えました。解雇基準の不当性だけでなく、仲間のいる職場にもう一度戻りたい一心で、裁判に立ち上がったAさんの勇気と決意に、法廷は涙に包まれました。(JAL不当解雇撤回ニュースより) 詳細 戦前に戻るの?〜ことしも「君が代」強制つづく卒業式 卒業式シーズンが始まった。東京でも大阪でも「君が代」起立・斉唱の強制が行われ、大阪では、不起立した教員9人に対し処分発令のための作業が進んでいる。東京では、都立高校卒業式の校門で有志によるチラシ配布が行われている。高校生・教員に「君が代」の意味をもう一度考えてほしい、という内容。チラシに添えられた壱花花さんの漫画(写真)が目立つ。西高校では、校長がやってきて「生徒には撒かないで下さい」「戦争なんか起きませんよ」と言った。でも、チラシ撒きが終わった帰り道には公安警察らしき人物による尾行があった。イヤ〜な社会が始まっている。(「渡部通信」より) 渡部通信「チラシ撒き報告」・チラシ撒き報告(続)・壱花花HP 正義はわれにあり〜「経産省前テントアピール」を広げよう! 2月28日「経産省前テントアピール」が発表された。テント撤去が心配される中、このアピールの転送・拡散が呼びかけられている。アピールでは、テントは「原発により、命と財産、故郷と未来を奪われた人々の止むに止まれぬ対政府行動の拠り所として不可欠であり、断じて“不法占拠”などではない。福島の方々をはじめとする、人として根源的な要求に基ずく、止むに止まれぬ行動は、まさに憲法が、遍く国民に保障するところの、第11条、基本的人権の普遍性・永久不可侵性をその根拠とし、第13条、幸福追求権、第16条、請願権、第21条、集会結社・表現の自由、第25条、生存権行使の行使に他ならす、その拠り所としての国有地の一時的な“占有”がどうして不法などと言えようか!」と訴えている。 詳細・「あおぞら放送」3/8に阿部知子議員が出演 *写真=テント前では毎日座り込みが続いている(3/1撮影) 企業の枠を超えたつながり〜東京・葛飾区労協が結成される 3月2日、私たち東部労組の地元である東京・葛飾で新たな労組間共闘組織が結成されましたので、お知らせします。東京・葛飾地域に基盤を置く様々な労働組合が集まった「葛飾地区労働組合協議会」(略称:葛飾区労協)です。3月2日に結成総会を葛飾区勤労福祉会館で開きました(写真)。加盟労組は、東京清掃労組葛飾支部、自治労・公共サービス清掃労組、全国一般東京東部労組、国鉄労働組合、電通労組、NTT関連合同労組の6労組です。規約案や議案が満場の拍手で確認され、「企業の枠を超えた労働者の利益を守るために地域で団結して闘おう」と決意を固めあいました。(東部労組・須田光照) 詳細 カンボジア: ウォルマート・H&M向け衣料工場の労働者が勝利! カンボジアの首都プノンペンにあるキングズランド衣料工場では、ウォルマート、H&M向けの商品を生産していたが、2012年9月、労働者たちは、1月までの操業休止を通告された。カンボジアの労働法では、操業休止期間は賃金の50%の支給、および、休止後の復職、が規定されている。しかし、12月、賃金が支払われなくなり、労働者たちは会社の御用組合から、会社は破産し、工場オーナーは国外に逃亡した、と告げられる。未払い賃金等は、全員の分を合わせて約20万ドルだった。この額は、ウォルマートが6分で上げる収益にも満たない。その後、労働者たちがたたかい続けた結果、計20万ドル超の解決金支払いを受けることになった(3/1付ニュース)。労働者側の勝利である。(わだともこ) 詳細 *写真=勝利を喜ぶ衣料工場の女性たち 非正規職なくしたい!〜韓国・女性労働者が「国際女性デーの集い」で報告 韓国では全体労働者の半分が「非正規職」で、900万人に達する労働者が今でも、低賃金と日常的解雇の脅迫に苦しめられ、劣悪な環境で働いています。その中でも「女性の非正規職」比率が高いのです。女性労働者10人中6人は非正規職です。特に清掃労働者の大部分は女性の非正規職です。今でも、地下鉄で、ビルディングで、大学で、病院で、最低賃金も受け取ることが出来ず、幽霊のようにさすらう清掃労働者が40万人にもなります。残念なことにこのうちで労働組合に加入している労働者は2%にもなりません。私はこのような清掃労働者を全部労働組合員に組織するつもりです。それで、必要な清掃労働者を外注化して、安くこき使って捨てる、とりわけ「女性」と「低賃金」と「差別」を当然視する、このような現実を必ず変えていきます。(イ・スクヒさんの発言から) 3/3「国際女性デーの集い」報告(佐藤和之) *写真=来日したイ・スクヒさん(左)キム・ソヨンさん(右) 全員女性の相談員が休む間もなく〜「女性労働相談デー」開催 NPO法人労働相談センター・全国一般東京東部労組・ジャパンユニオン共催の「女性労働相談デー」が3月3日正午から開催されました。クラマエ法律事務所の三名の女性弁護士(倉内節子弁護士・山崎新弁護士・村田智子弁護士)・スタッフ・ボランティアと全員女性の相談員が総勢九名で相談に応じました。正午の開催を待ちかねたように相談の電話が鳴り始め、来所での相談も、予約の方々以外に「ホームページを見て・・」と来所された方達も居て、スタッフが終日休む間も無く相談に応じました。「日曜労働相談」は毎週開催されていますが、相談員が全員女性と言う試みは今回が初めてで、弁護士の同席も始めてでした。(NPO法人 労働相談センター・菅野) 続き *写真=電話相談を受ける女性スタッフ 「福島を忘れない!福島を風化させない! 福島・首都圏の集い」に400名 3月3日午後、東京の明治大学リバティーホールで「福島を忘れない! 福島を風化させない!福島・首都圏の集い 福島原発災害に学ぶ」が開かれ、400名が熱心に11人の福島原発事故の被災者代表の声に耳を傾けた。発言した団体は原発いらない福島の女たち、ふくしま集団疎開裁判の会、子どもたちを 放射能から守る福島ネットワーク、希望の牧場、飯館の新天地を求める会、大熊町の明日を考える女性の会、井戸川前双葉町町長など。代表たちは「政府も東電もマスコミも原発事故は終わり今は復興だ」と宣伝するが、放射線管理区域よりも危険な状態で人びとは暮らしている。避難民を助け、一刻も早く全原発を無くせと訴えた。主催は経産省前テントひろば、たんぽぽ舎等。(報道部TM)写真速報 「マーチ・イン・マーチ」にぎやかに〜外国人労働者の春闘決起集会 3月3日、東京の寒空の下にスペイン語でチリの革命歌「Venceremos(ベンセレモス)」が響いた。毎年恒例の外国人労働者の春闘決起集会であるマーチ・イン・マーチの集会だ。遠くはエチオピア、スコットランドやペルー、ビルマ、韓国などから来日し、日本各地で働いている仲間たち200名ほどが日比谷公園小音楽堂に結集した。「多民族多文化共生社会へ」と訴えるマーチ・イン・マーチは、外国人労働者を多く抱える神奈川シティユニオン、全統一労働組合、APFS労働組合、全国一般東京なんぶなどが実行委員会をつくり、2004年から毎年開催されている。(松元ちえ) 写真速報・ユースト録画(95分) 東電・政府への批判の声は止まない〜3.1官邸前デモ写真報告 「失われたものに、原発は責任をとれない」「被災地では三千万で建てた家屋に東電は250万円の賠償をするという。これでどうやって生活しろというのか」と、国会議事堂正門前で話すドキュメンタリー映画『フタバから遠く離れて』の舩橋淳監督。「原子力規制委員会の出してきた『新安全基準』は抜け穴だらけで不十分なものだ。こんなもので安全は確保できない。撤回すべきだ。『原子力災害対策指針』も拙速きわまりないもので、これでは住民を守れない」原子力資料情報室の田中一郎さん。(Shinya) 写真報告・動画(舩橋監督のアピール)・映画批評「フタバから遠く離れて」 *写真=誰が付けたか国会前「キャンドルロード」 「追い出し部屋」には負けない!〜(株)文芸社、地下倉庫で頑張る小川秀朗さん 自費出版国内最大手「文芸社」の営業マンだった小川秀朗さん(41歳・写真)は、「追い出し部屋」に入れられひどいめに遭っている。小川さんは入社2年目の昨年2月に部長から突然「あなたの活躍する場所は3月からなくなります」と通告された。小川さんは、驚いて拒否したが、そこから嫌がらせが始まった。小川さんは東京管理職ユニオンに相談、組合に加入し、たたかう道を選んだ。営業の仕事をはずされ、必要のない業務「廃棄予定の原稿の入力」をやらされた。一日中キーボードを打ち続けたため両手全指が関節炎になってしまった。現在も、地下2階の倉庫でたった1人で作業をやらされている。同僚からは村八分、例年最低でも約1ヶ月出ていたボーナスは昨年末は「1万円」だった。家族がいて生活がかかっている小川さんだが、くじけていない。「私は絶対にいじめにまけない。こんなことが許されるのか。社会に訴えていきたい」とネットを駆使して活動を展開している。(M) 続き *写真=地下2階の「追い出し部屋」 再稼動阻止!全国規模で行動起こそう〜「あおぞら放送」で柳田真さん 寒さがぐっと和らいだ3月1日。経産省前テントひろば「あおぞら放送」を見ようと、50人近い人が集まった。この日は、再稼動阻止全国ネットワークのたんぽぽ舎・柳田真さん(写真)が、1月下旬の全国ネットの合宿報告をした。「ゲストの広瀬隆氏が“原発ゴミはたまる一方。その敵の弱点を追及しよう”と提起がありとてもいい話だった。また会議では、(1)福島を忘れるな(2)大飯原発を止めよう(3)再稼働阻止、の3つのスローガンを決めた。これまでは個々の団体の取り組みだったが、これからは全国規模で一斉に取り組むことになった。3月を皮切りに、5月・7月と三波に渡る統一行動を決めた。これから安倍政権のもと、再稼働の嵐がやってくる。これを阻止するためみんなで力を合わせよう」と熱く語った。(M) 写真速報・放送アーカイブ(柳田氏は42分から) 原発で狂わされた人生に密着〜四ノ宮浩監督『わすれない ふくしま』 「3・11」から2年。何が変わり、何が見えてきたか。四ノ宮浩監督の『わすれない ふくしま』は、いまだに高濃度の放射能に汚染されている福島県で、生き方を狂わされた人々の生活に密着したドキュメンタリー。二つの家族と牛を飼う牧場長、三つのケースに焦点を当て、福島のいまを映し出している。最初は「日本一美しい村」といわれた飯舘村の建設作業員一家。見合い結婚したフィリピン人の妻と子どもが3人いる、一家は線量の高い家を離れて隣町へ引つ越し、さらに福島市の仮設住宅へと移る。夫は作業中に大けがで入院、妻は国の妹に送金を続ける。(木下昌明) 続き・映画公式サイト 以前のトップページへのリンクを表示:
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