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ビデオ「国労バッジははずせない!」が「東京ビデオフェス」で優秀作品賞 1月30日午前9時30分から、日本工学院専門学校デジタルシアターで、「市民がつくる東京ビデオフェスティバル(TVF)」プレ・イベントが開催され、全157作品の中から、湯本雅典さんの「国労バッジははずせない!ー辻井義春の闘い」が、見事、優秀作品賞を受賞した。今回の市民ビデオフェスティバルは32回目にあたる。審査員は大林宣彦、小林はくどう、佐藤博昭、椎名誠、高畑勲、羽仁進の6氏。賞状とブロンズ楯のプレゼンターとなった、佐藤博昭氏は、「若い世代は『国鉄』とか『国労』という言葉や意味を知らない。ましてや、今現在、そのことで闘っている人がいるということを、このビデオは示してくれた。このビデオを講義で紹介したところ、多くの学生が関心を示した。若い世代に見せたい作品だ」と語った。(ジョニーH) 報告・高畑勲氏のコメント(音声あり)・市民がつくるTVFのサイト・バッジ事件勝利命令(JRウォッチ)・2/26勝利報告集会(ビデオ上映あり)・辻井さんの勝利コメント(UnionTube) *写真=賞状を手にする湯本雅典さん 沖縄から米軍基地をなくそう!〜普天間問題の全国集会に6000人 1月30日、東京・日比谷野外音楽堂で、「普天間基地はいらない 辺野古・新基地建設を許さない全国集会」が開催され、約6000人(主催者発表)が集まった。満員の会場に入れない人は周辺で待機。現地沖縄から駆けつけた多数の人々が壇上にあがり、衆参の国会議員、市民団体などが次々と発言した。先の名護市長選では、「普天間飛行場の辺野古移設反対」を掲げた稲嶺進氏が当選した。この民意を受けて会場は活気に満ち、参加者は気勢をあげた。とりわけ「命(を守る)」を連呼した鳩山首相の施政方針演説に触れ、「命を守るのなら、基地も、米軍も、自衛隊もいらない」との批判が相次いだ。閉会後、いくつものてい団に分かれ、「沖縄から米軍基地をなくそう! 平和なアジアを作ろう!」と力強いシュプレヒコールを繰り返しながら、銀座をデモ行進した。(Y) 写真速報・日経ネット・FNNニュース・東京新聞・渡部報告・動画(YouTube)・平和フォーラムの報告 *写真=超満員の会場 〔緊急〕MediACTを救え!アクション〜2/1 韓国大使館へ抗議署名提出へ 2月1日、東京の韓国大使館宛に提出する、韓国のメディアセンター・MediACT(メディアクト)の公募落選への抗議要請文の賛同を集めています。31日までにお寄せください。なお、1日午後6時から東京・高田馬場のMediRで「MediACTを救え!緊急ミーティング」を開催します。韓国のメディアクトに対する攻撃の経過と今後の国際抗議行動について話し合います。このミーティングでは、ソウルのMediACT所長キム・ミョンジュン氏とインターネットでつなぎます。呼びかけは、レイバーネット日本・OurPlanet-TV・市民メディアセンターMediRなどの有志です。また1日にはサンフランシスコ、3日は大阪・神戸でも抗議アクションが計画されています。 韓国大使館向け署名受付ページ(1/31締めきり・2/1提出)・緊急ミーティング・Save MediACT!(アワプラTVの動画) *この署名は国際署名(MediACT宛)とは別です。2つの署名にご協力ください。 資本主義へのラジカルな闘い〜ダニエル・ベンサイドの死を悼んで フランスはまた、現代の知性をひとり失ってしまった。1月12日、哲学者であり、政治運動の活動家でもあったダニエル・ベンサイドが亡くなった(63歳・写真)。彼はパリ第8大学で哲学を教えるかたわら、不平等な世界の根本的変革(革命)を求めて、マルクス主義を軸にたゆまず思索しつづけ、トロツキスト系の極左政党LCRの思想家・活動家として、社会の中でも行動してきた知識人である。1968年五月革命世代のベンサイドはLCRの創立メンバーであり、今日にいたるまで、資本主義社会の不当・不正に対するラジカルな闘いを放棄しなかった。世界各地で革命の夢が破れ、共産圏では全体主義が共産主義の理念を抹殺し、ヨーロッパの社会民主主義政党が80年代以降、グローバル化した資本主義に歩調を合わせて福祉国家を解体していく中で、左翼と新左翼の敗北の原因を追究し、新たな展望と可能性を探りつづけた。(飛幡祐規・パリの窓から) つづき 李明博政権によるメディア運動つぶし〜世界中から怒りの署名集まる 李明博政権によるメディア運動つぶし=MediACT(メディアクト)の追い出しに対する抗議の国際署名は、あっというまに拡がり4日間で435をこえた(1/29現在)。アメリカ・ヨーロッパ・アジア・アフリカ・南米など40ヶ国・地域の人々が声をあげているが、中でも日本からの署名は最多の157に及んだ。寄せられた声には、「韓国の誇るべき市民メディアを、こんな理不尽なやり方で潰すことに強い怒りを覚えます。大きな財産を失うツケは、韓国のみならず、日本やアジアの市民社会にもたらされるでしょう」「メディアクトの皆さん、応援してます。どうか負けないで下さい。あなたたちはオルタナティブメディアの希望の星です」など熱いコールばかり。なお日本のメディア関係者が、韓国大使館に抗議申し入れをする予定。東京(2/1)・大阪(2/3)。 緊急ネット署名受付中(英語/日本語)・国際署名と応援メッセージ一覧・記者会見の映像(チャンポン) *写真=ソウルの記者会見 都教委の狙いうち解雇明らかに〜疋田教諭 20分にわたり最終陳述 教員として「不適格」という理由で「研修」の途中、一方的に解雇された処分の撤回を求める「疋田教諭分限免職取消し訴訟」の最終意見陳述が1月27日午後、東京地裁であった。原告の疋田哲也・小平第五中学校元教員(写真)は証言台で、約20分にわたって分限免職の不当性、違法性を訴えた。疋田さんの堂々としたよどみのない主張が、静寂に包まれた満員の傍聴席に、重く響きわたった。閉廷後の報告会で、福島晃弁護士は「この闘いは、教育行政に大きく影響を与える。分限免職がまかり通る世の中になったらと大変だ」と強調した。判決は、4月28日に言い渡される。(報道部・Y) 報告・お礼(疋田)・当該HP アリが巨象に打ち勝つ!〜国労バッジの辻井義春さんに勝利命令 1月26日、国労バッジの辻井義春さんに神奈川県労働委員会が「勝利命令」を交付した。バッジを付けているだけで、重処分を繰り返していたJR東日本の間違いが第三者機関によって明確に指弾されたものであり、アリが巨象に打ち勝った瞬間だった。命令文では、JR東日本が会社ぐるみで不当労働行為をやったことを明確に認定している。JR東は、社員にコンプライアンス(法令遵守)研修ばかりしているが、経営陣自らがまず襟を正すべきであろう。 命令書(主文) 韓国映像メディアセンター・MediACTを救え!〜今すぐネット署名を 韓国の光化門にある映像メディアセンターを運営してきたMediACT(メディアクト・写真)が存亡の危機にさらされ、国際的な支援を求めています。MediACTは、労働メディア活動家のキム・ミョンジュン氏のイニシアチブで2002年に設立されたメディアグループで、メディアセンターの運営を通じて労働運動のドキュメンタリーをはじめとする数多くの優れたドキュメンタリーや独立映画を生み出してきました。東アジアの国際メディア活動の核心的な役割を果たし、日本でも多くのメディア活動家がMediACTを訪問しています。ところが、政権が李明博政権に代わり、金大中・盧武鉉時代に誕生した制度や機構に対する攻撃が強まり、政府組織やマスメディアばかりでなく、多くの草の根市民運動や労働運動にまでその攻撃が及んでいます。そして今回、攻撃のターゲットになったのがMediACTです。(安田幸弘) 詳細・関連情報一覧・MediACTのアピール・シアトルRTMニュース 「普天間基地はいらない 新基地建設を許さない」全国集会開催へ 名護市民が市長選ではっきり「基地はいらない」と意思表明を行ったが、1月30日には平和フォーラムの呼びかけで、普天間基地問題の全国集会が東京で開催される。以下、呼びかけから。「鳩山内閣の移設先の見直し表明に対して、米国政府からは恫喝のような圧力がかかっています。またマスコミ各社は日米同盟堅持のためには辺野古新基地建設推進の報道を繰り返し、外務省・防衛省の官僚による巻き返しも図られています。 私たちは、私たちの力で実現した移設先の見直しを鳩山内閣に実行させるとともに、普天間基地の閉鎖と新基地建設の阻止を実現しなければなりません。そのためには、市民の声と、その声を作りだすための大衆的な行動が必要です」 詳細・漫画(壱花花) 「もうひとつの世界」めざして活発な議論〜世界社会フォーラム首都圏 新自由主義的グローバリズムに抗して、世界各地で開催されている「世界社会フォーラム(WSF)」に呼応する日本での取り組みが1月24日、東京都内で開かれ、約300人が集まった。集会の名称は「WSF 2010 in TOKYO」(世界社会フォーラム 首都圏)。「もうひとつの世界は可能だ」を合言葉に、国内では2008年1月、東京・荒川区で初めて開催された。会場となった水道橋の「在日本韓国YMCA」では、朝から夜まで、「貧困−居住の権利」「新自由主義 VS 労働運動」「ジェンダー視点からオルタナティブ社会を考える」など11のテーマの分科会と、集約の全体会(写真)が持たれ、活発な議論が展開された。(報道部・Y) 写真速報・主催者HP・NPJ記事 すごい!戦前の労働運動漫画〜不敵に素敵なアジ太プロ吉 12月のレイバーフェスタで鶴彬の川柳をまとめた本を購入した。その中に「プロ吉やアヂ太の漫画たのしむ児」という川柳があり、漫画を描いている私は、ハテどんな漫画なのだろうかと気になった。プロ吉?アヂ太!? なんだかすごい名前だな。年が明けて、図書館でプロ吉アヂ太を閲覧することができた。正式には「アジ太プロ吉」というタイトルで、昭和初期の『無産者新聞』に掲載されていた四コマ漫画である。「アジ太プロ吉」という名前もさることながらその内容も直球で、アジ太もプロ吉もバリバリの活動家。ビラを刷るわ、街頭に貼り出すわ、アジるわデモるわ…。(壱花花) つづき・壱花花HP *漫画=警官の背中にもビラを貼ってしまうアジ太とプロ吉 水の商品化が生む新たな戦争〜記録映画「ブルー・ゴールド」公開 水は人類の共有財産だ。それが〈商品〉となってペットボトルの怪しげな水を人々は好んで飲むようになったが、商品になるとどうなるのか。その典型を、ボリビアの水道事業を扱った3年前の記録映画「ザ・コーポレーション」が取り上げていた。そこでは企業を人間に例え、利己的排他的な精神病質者と診断していた。民営化によって多国籍企業のベクテルが経営権を一手に握ると、市民に高い料金をふっかけ、雨水をためることさえ法で禁じたのだ。これに市民は激怒して立ち向かい、ついには企業を追い出した。昨年の映画「007/慰めの報酬」では、ボリビアのケースをヒントに、水の利権で暗躍するマフィア一味をやっつけるボンドの雄姿を描いていた。(木下昌明) つづき・映画サイト 韓国コルトコルテック労働者がギターを手に米国遠征闘争 ドイツのフランクフルトミュージックメッセ・日本の横浜国際楽器博覧会に続き、米国アナハイムのザ・ナム・ショー2010でも、コルトコルテック・ギター労働者たちの声が鳴り響いた。1月14日午前10時、米国のアナハイムコンベンションセンターで開幕したナムショーのイベント会場前は、韓国の「コルトコルテック米国遠征闘争団」が登場して(写真)ざわざわし始めた。遠征団はイベント会場前に到着し、少しのためらいもなく拠点空間を確保し、自分たちの主張を知らせ始めた。ギターとともにコルト会社の真実が記録された大型横断幕の前に人々が集まり、コルト会社の不法で不当な労働弾圧を表現した各種の広報物は写真のフラッシュを浴びた。(韓国ネット紙・チャムセサン) 詳細・追加情報 ブックレットを活用しよう!〜レイバーネットニュースレター36号発行 レイバーネットのニュースレターNO.36(1/15付)が発行されました(写真)。2001年2月に40名で発足したレイバーネット日本も、現在、会員数は430名になり、ことし10年目の節目を迎えます。また昨年12月には、これまでのレイバーネットが積み重ねてきた活動をまとめたブックレット「文化のないたたかいなんてありえない!レイバーネット」を発行しました。レイバーネットの魅力が満載です。ぜひご一読ください。このブックレットを普及を通じて、はたらくもののネットワーク「レイバーネット」の輪をよりいっそう広げていきたいと思います。なお、ニュースレターNO.36には、ブックレット紹介・レイバーフェスタ報告・「フツーの仕事がしたい」ドバイ受賞報告・レイバーエッセイ・新入会員紹介などが掲載されています。 ニュースレター36号(pdf)・ブックレット詳細 中国・蘇州で数千人がストライキ〜iPhoneのタッチパネル工場 1月15日、中国・蘇州区の台湾資本、聯建科技有限公司で数千人がストライキに突入した。蘇州当局は数百名の機動隊を導入して労働者を弾圧。警察は催涙弾なども使用し、数十名の労働者が負傷したと伝えられている。争議は継続中だが、警察は工業区一帯を封鎖している。ストライキの遠因は、精密部品を扱う工程で液晶洗浄に使用する有機溶剤ヘキサンよって発生した中毒に対する会社側の安全衛生管理の不徹底があった。すでに数十名が中毒症状となっており、死亡者も出ている。また、2009年の下半期にかけて生産が回復しノルマも厳しかったにもかかわらず、年末一時金は支払われなかった。今回のストライキはこれが引き金となった。同社は、iPhoneのタッチパネルなど製造しており、生産量は世界第五位である。(国際部) 詳細 *写真=ストライキを弾圧する機動隊 虎の威を借りてでも〜54日間フルマラソン 国労闘争団・中野勇人さんの決意 今だから話をすることが出来ますが、膝の痛みや「明日になると足が動かなくなっているのでは?」という不安で眠れない日が続き、毎朝、重たい身体を引きずり、不安な気持ちのまま国会前へ通った日が何日もありました。人生で初めて鎮痛剤を飲みながら走るということも経験しました。ギリギリの所で、私を支えていたのは、突入宣言文で「この行動の中止は、自分が倒れるか、政府が解決の決断をする以外ない」と言った言葉の重みと、苦しいときに必ず駆けつけ、共に行動し、声援を送って頂いた全国の共闘の方々の力です。今年は虎年、私は年男です。解決のゴールめざして、何里でも走り続けたいと思います。改めて政府に「雇用・年金・解決金」の解決を早期に決断することを強く求めます!(中野勇人・四国常駐記51号) 全文・解決に向けた動き・2/16集会・共闘会議HP 韓国映画「外泊」自主上映中〜巨大マーケットを占拠して闘った女性たち キム・ミレ監督の韓国映画「外泊」が評判を呼んでいる。といってもこの映画、劇場公開されているわけではない。2009年山形国際ドキュメンタリー映画際に招待され、京都、大阪、東京などで自主上映されている。ソウルの巨大マーケットの「ホームエバー」で500人の女性レジ係が売り場を占拠して510日も闘ったドキュメント。これが深刻ぶらない明るいタッチなので感動した。レジのカウンターがずらり30〜40台も並び、その一台一台に女性たちが毛布を持ち込んで寝起きし、職場を死守する。彼女らは歌ったり踊ったりスクラムを組んだりと、店内は壮大な劇場と化している。(木下昌明)つづき インターネットでつなぐ新しい労働運動 : 月刊「ヒューマンライツ」1月号 インターネットが社会運動にとっての新しいコミュニケーション手段として注目されたのは、1999年のシアトルのWTO闘争だった。数万人が集まり、アメリカ社会運動の再活性化にもなったこの運動では、ネットがフルに利用された。環境保護グループや労働団体、人権擁護機関など、さまざまなグループが自主的なネットを作り、つなぎあった。日本の社会運動もホームページを持つところは増えたが、ネットを有効に利用しているところはまだ多くない。とくに労働運動分野では、硬直した組織や官僚制といった伝統が根強く残り、取り組みは弱いようだ。しかし情報化時代の今、安くて、速くて、広がりのあるメディアを使いこなさない手はない。日本で、いち早くネットを中心にした労働運動を模索した人たちがいた。かれらが作ったのが「レイバーネット」である。(「ヒューマンライツ」1月号・小山帥人) 全文 *写真=「ヒューマンライツ」記事 「女も男も生きやすい社会」テーマに集会〜M字型から台形雇用めざして 「女も男も生きやすい社会に」と呼びかける集会が1月9日、東京・文京区男女平等センターで開催され、75人が集まった。今年は「第3次男女共同参画基本計画策定の年」にあたる。連立政権で男女共同参画担当大臣に就任した福島みずほ氏が講演し、全国から集まった地方議員らと意見を交換した。主催は「全国フェミニスト議員連盟」で「G.planning文京」が共催した。福島氏は「私が大臣のうちに、やるだけのことはやりたい」と語り出した。フランスをはじめ、ヨーロッパ各地を訪れた際に知った女性の就労や育児をめぐる制度の充実ぶりを紹介。日本の年齢階層別女性労働力率が示す「M字型雇用」(M字型曲線)を、「台形(逆U字型)にしたい」と繰り返し強調した。(報道部・Y) 報告 工場閉鎖とたたかうトルコ労働者を支援しよう!〜警察の暴力に屈せず抗議デモ 1万人以上の労働者がトルコの凍りつくような冬空の下、抗議デモをはじめて4週目をむかえようとしています。彼らは今、国際連帯と支援を求めています。この労働者は、国内のタバコ市場を独占していたテッケ(Tekel)で働く人たちで、1月末に工場閉鎖を緊急決定した政府に対して抗議しています。労働者に残された選択肢は、失業か賃金・手当て削減しかありません。抗議の火蓋をきったのは09年12月。アンカラから100台以上のバスで乗り付けた労働者たちは、政府与党の本部前で抗議デモをはじめました。しかし、警察は近くの公園へ労働者たちを追いやり、公園をバリケードで囲んだ後、放水や催涙ガス攻めにしました。(レイバーネット国際部) 詳細・現地報道HP 違法派遣は学校でも行われていた!〜外国人講師の偽装委託で全国一斉調査 違法派遣は工場だけではなかった。公立学校の英語教育などで、外国人講師が偽装委託の形で雇用されるケースが激増している。そこで働く外国人講師は、劣悪な労働条件と不安定な立場に置かれている。ゼネラルユニオンはこの問題をいち早く取り上げていた。そして昨年、ついに文科省が「教育委員会の外国人講師偽装委託」全国一斉調査を開始した。また、ゼネラルユニオンが各省庁との連携で、インタラックなど請負業者の法違反を追及している。調査は今年にはいり山場を迎えており、「講師委託一掃」の大号令で、全国の教育委員会と悪徳派遣業者に衝撃が走っている。私たちは「今すぐまともな直接雇用を!」と要求している。(大阪ゼネラルユニオン) 詳細・ゼネラルユニオンHP *写真=ゼネラルユニオン外国人組合員 「社会を少しでも公正で平和なものに」〜札幌地域労組・鈴木書記長 1月6日「北海道新聞」の「現代かわら版」シリーズで、札幌地域労組書記長の鈴木一さん(レイバーネット会員)が大きく紹介された(写真)。以下、記事から一部紹介する。「札幌地域労組は、中小企業の労組を中心に、個人加入者も束ねる合同労組。札幌近郊の約100職場に支部などがあり、約2600人が加盟している」「1990年に同労組の専従者になって今年で20年。約200の労組をつくり、一番長いときで結成まで1年半かけた」「鈴木さんが考える“労組の役割”。それはー。“この社会を、少しでも公正で平和なものに近づけること。社会正義を目指せば、足下の職場で困っている人たちを助けざるを得ないはずだから”」 札幌地域労組HP 「フツーの仕事がしたい」学校に出前〜「朝日新聞」ひと欄に土屋トカチさん 1月5日の「朝日新聞」ひと欄で、「フツーの仕事がしたい」監督で、レイバーネット事務局長の土屋トカチさんが、大きく紹介された(写真)。カラー写真付きの全国版である。見出しは「ドキュメンタリー『フツーの仕事がしたい』を学校に出前」で、ドバイ国際映画祭の最優秀賞受賞を機に、映画「フツーの仕事がしたい」を国内の学校などに拡げ、働く権利の大切さを訴えていきたい、というもの。記事のなかで、トカチさんは「闘わなければ、今の仕事の機材さえ買えなかった。若い人に労組や労働法が役立つと知ってほしい。呼ばれたらどこへでも行く」と語っている。筆者は、竹信三恵子編集委員。 記事現物 もうひとつの世界は可能だ!〜世界社会フォーラム(WSF)2010首都圏 世界社会フォーラム(WSF)は、新自由主義グローバリズムに異議を唱えてきた草の根の人々が世界各地から集まる場として、2001年ブラジルから、毎回数万の人びとを集めて開催されてきました。2010年は世界各地で分散開催され、日本では1月24日にWSF2010首都圏、3月21〜22日におおさか社会フォーラムが計画されています。2008年からの世界的な金融危機は、多くの人びとを一挙に貧困のスパイラルに突き落し、新自由主義の破綻を決定的に明らかにしました。この現状に対して、崩されつづけてきた社会的連帯の再構築が求められています。さまざまなグループが、それぞれ自立しながら合流し、活発な討論や協働を重ねる、多様な運動の場であるWSFをともに形づくっていきましょう。(稲垣) 詳細・WSF首都圏HP 以前のトップページへのリンクを表示:
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