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世界一正確な鉄道を支えたのは原告たちだった 8月31日午前11時から東京高裁101号法廷で、JR採用差別を争う鉄建公団訴訟控訴審の弁論が行われた。100の傍聴席は満席。長谷川原告側代理人(写真=高裁前報告)は「当時の国鉄を支えていたのは幹部ではなく労働者。分割民営化の時には、労働者が働かないからとデマ宣伝が行われた。しかし、世界一正確な鉄道を支えていたのは原告たちだった」と熱弁をふるった。また加藤代理人は、採用・不採用の因果関係について「国労を脱退すれば採用、脱退しなければ不採用であったことは明らか」とのべた。次回は11月6日午前11時に行われる。(佐々木) 報告集会の写真 『偽装雇用−立ち上がるガテン系連帯』発刊 「シリーズ労働破壊」(旬報社)の第1巻『偽装雇用−立ち上がるガテン系連帯』が出版された。2006 年10月末に結成された、ガテン系連帯と日研総業ユニオン。たった2名の組合員でスタートしたが、派遣元のフルキャストセントラル、派遣先の日立製作所、日産自動車、タチエスなどで、次々とユニオンを結成。その活動過程がドキュメントで描かれている。著者は共同通信社の労働担当記者・大谷拓朗さん。1300円。(土屋トカチ) 関連HP 暴走をとめよう! 都教委包囲アクションに350人 8月27日「都教委包囲アクション」が行われ、全国から350人が都庁前に集まった(写真)。このアクションは、「君が代」処分をはじめ教育改悪に暴走する都教育委員会に対して、いっせいに抗議の声をあげようというもので、十以上の団体・個人が要請書を持って、都教委(都庁29F)に押しかけた。都教委側は、入口を封鎖して無視を決め込んだが、約1時間の抗議の声に押されて、結局、教育情報課が対応し要請書を受け取った。外では怒りのシュプレヒコールが続いた。写真速報・報告 規制緩和はもう沢山! ニュージーランドの経験から学ぶ 今年2−3月にAPWSL日本委員会主催で日本の国鉄、郵政、清掃・水道・自治体、女性労働者など12人がニュージーランドを訪れ、現場労働者と交流した。8月26日(日)東京で70名が集まり、報告会を開いた。「日本より10年早く」公共事業の民営化や労働保護制度の撤廃など規制緩和を進めてきたニュージーランドが、現在その揺り戻しに直面している実態を、ビデオを交えながら現場労働者の交流経験を報告した。そして、自身で何度か訪れ研究してきた中野麻美(弁護士)さんが「NZの経験と日本の労働ビッグバン」と題して講演した。報告集「規制緩和はもう沢山! ニュージーランドの経験から学ぶ−草の根の労働者交流からのメッセージ 」(72p、300円)も発行した。<参考HP> APWSL日本委員会 『日雇い派遣 グッドウィル、フルキャストで働く』発刊 派遣ユニオン著『日雇い派遣 グッドウィル、フルキャストで働く』(旬報社)が出ました。派遣法で禁じられた港湾労働中に労災に遭い、ヒザを脱臼骨折したスタッフ。日雇い派遣をしながら、まんが喫茶で暮らすユニオン副委員長。自分を追いつめるように過酷に働き日雇い派遣で生計を維持する現場リーダー。この人たちが、なぜ日雇い派遣で働くようになり、どのような現場で働いているのかが、わかりやすくまとめられています。詳細 工場で死にたくない!熱中症で倒れる労働者相次ぐ 猛暑が続く日本列島。東京・日野市の日野自動車工場で、熱中症で倒れる労働者が相次いでいる。21日には、ガテン系連帯・フルキャストセントラルユニオンの組合員Aさん(40)も熱中症でダウン。5日間の安静が必要と診断された。同日、Aさんの他にも3人の労働者が倒れたという。18日には、熱処理担当をしていた期間工労働者Bさん(33)が、寮内で亡くなった。ユニオンでは緊急に団体交渉を行い、会社の安全配慮についての説明を求めていく。(土屋トカチ) *写真=倒れたAさんの万歩計 関連HP 米国の医療システムに挑戦状〜マイケル・ムーアの『シッコ』 マイケル・ムーアが、またしても米国政府に「挑戦状」を叩きつけた。今度の映画『シッコ』では「医療システム」を告発している。ムーアはあの巨漢で、カナダ、イギリス、フランスを訪ねて突撃取材を重ね、それぞれの国民が安心して治療を受けている実情を知って驚く。保険会社に牛耳られるアメリカとは大違いだ。財政再建の名の下に、急速に変貌しつつある日本の医療保険の中にあって、この映画は必見だろう。8/25よりシネマGAGA!他全国ロードショー。(木下昌明) 批評・関連動画(デモクラシーナウ)・公式サイト イラク労働者の権利擁護求めワシントンでデモ 8月16日、アメリカの労働者が、イラク労働者の権利を擁護し、イラク石油民営化法案に反対してワシントンDCのイラク大使館前でデモを展開した(写真)。イラクではサダム政権時代の、公営企業における労働組合を一切禁止する法をマリキ政権が今も継承している。デモは、この不当な慣行に抗議し、あわせて石油民営化法という英米石油資本の法外な収奪の合法化をめざす法案の廃案を求めている。(向井)詳細 *写真はUSLAWのサイトより 70周年めざし改修工事すすむ南京大虐殺記念館 「神戸・南京をむすぶ会」(佐藤加恵団長・30名)訪中団の一員として、8月15日「南京大虐殺記念館」を訪れた。中国マスコミは、日本国会議員の靖国参拝に抗議する一方、訪中団に対しては非常に大きな関心を示した(写真)。今年大虐殺70周年を迎える南京では「記念館」の改修・拡張工事が急ピッチで進められている。改修後は1日5万人の来館が可能になるという。朱成山・記念館館長は、12月13日の開館記念追悼集会に日本から多くの参加があることを期待すると発言した。(湯本) 動画(YouTube) 米当局が「表現の自由」侵害! ANSWERは徹底抗戦 米国の反戦連合組織のANSWERが、9月15日にイラク戦争反対の大規模デモを呼びかけているが、米国の行政当局が、このデモを妨害する目的で、表現の自由を侵害しているニュースが報じられた。当局は、反戦団体ANSWERのデモを呼びかける張り紙(写真)を「違反」として、1万ドル(百数十万円)の罰金を課すと言っている。ANSWERは「表現の自由は当然の権利。ビタ一文支払わない」と徹底抗戦を宣言した。(ユメウツツ) ANSWER声明と関連記事 「すき家」は残業代を法律どおり払え〜9月に大宣伝行動 首都圏青年ユニオンは9月2日(日)に東京・渋谷センター街で、牛丼「すき家」は残業代を法律どおり払え大宣伝を行います。すき家は昨年からユニオンとの団交を拒否し続け、組合員へのシフト差別・賃金差別を行っています。現在すき家とは東京都労働委員会で争っているところですが、すき家に更なるゆさぶりをかけ、残業代を法律どおり払うように渋谷で大宣伝活動を行います。(山田真吾)*写真は2月行動より 9/2詳細・首都圏青年ユニオンHP 韓国から元気もらった〜交流ツアーに参加して 午後11時から韓国中央大学で「駐韓米軍の撤退、南北の平和自主統一を求める8・15集会前夜祭」(写真)がある、というので出かけました。そこのグランドの観覧席が、もういっぱいです。若い学生たち、労働者たちがたくさん参加しているのには、日本のこの種の集会を思い、羨ましくもありました。歌あり、踊りあり、それも、みんなで歌ったり、踊ったり、掛け合いありが特徴でスピーチと交互にあって、本当に会場参加者全体の一体感があります。いつ終わるのだろう?と聞きますと「午前3時くらいまでやります」「えーっ!?」(増田都子) 詳報 靖国はいらない! 右翼の妨害はねのけ炎天下デモ 敗戦記念日の8月15日、炎天下のなか、国家による「慰霊・追悼」に反対する集会とデモが行われた。靖国神社近くの西神田公園から約150名のデモがスタートすると、右翼がデモ隊に乱入をはかり、機動隊を間に挟む形で小競り合いが続いた。デモ隊は負けずに「戦争賛美の靖国神社はいらない! 国会議員は参拝するな!」などのシュプレヒコールを上げた(写真)。また特大のバルーンが注目を浴びた。写真速報・動画(YouTube) 東京プライドパレード〜セクシュアル・マイノリティが声上げる 「性的少数者(セクシュアル・マイノリティ)の可視化」と「社会との共生」をテー マに、第6回東京プライドパレードが8月11日、東京・渋谷で開催され約2800人が参加した。パレードには、セクシュアル・マイノリティであることを理由とした不採用や不当解雇を受けた当事者も参加していた。セクシュアル・マイノリティにとっての労働環境は、格段に働きにくい状況にある。誰もが働きやすい職場と働ける権利を。労働運動の課題は尽きることはない。(一花花) レポート・マンガ報告 自衛隊はすぐもどれ〜テロ特措法延長反対の団体賛同を募集 秋の臨時国会の重要な焦点になるテロ特措法。参院の与野党逆転で新たな可能性が開けているなか、平和・護憲・女性・宗教など7団体が8月11日、テロ特措法の延長に反対する団体賛同の募集を呼びかけた。共同声明では、「今こそ、日本政府はテロ対策特措法を廃案にし、自衛隊を戦場から撤退させ、武力によらない平和貢献の道をさぐらなければなりません」とし、賛同する団体とともに秋の臨時国会に強力に働きかける予定。締め切りは8月末。詳細 古典的名作『地の塩』試写とビアパーティ 8月11日、レイバーネット主催で映画『地の塩』試写とビアパーティを開催します。1954年に米国でつくられた『地の塩』は労働者のたたかいを描いた映画として、今でも世界各地で上映されている古典的名作です。ストライキに立ち上がる鉱山労組は全員男性。しかし、この映画は女性を主人公にして、女性の側からたたかいを表現しています。『地の塩』は単純な労使の争いのドラマをこえて、普遍的な平等と尊厳を求める人間の生き方に迫りました。70年代に日本で一度公開されたきりの「名作」を、この機会にご覧下さい。(木下昌明) 詳細 「過労死110番全国ネット」が第1回中島賞を受賞 「過労死をなくそう!龍基金」(中島晴香代表)は8月4日、第1回中島富雄授賞式を東京都墨田区で開催した。満員の約100人が参加した。記念すべき第1回受賞者には「過労死110番全国ネットワーク」が選ばれた。同団体は「過労死弁護団」の弁護士をはじめ医師、労働組合、過労死遺族らの幅広い枠組みで、88年から問題解決に取り組んできた。また式では、佐高信さんが「過労死を生む日本の会社」と題して記念講演し(写真)、異議申し立てを拒絶する日本の企業体質の問題点を鋭く批判した。(須田) 詳細 あの夏のあつい日を倦むことなく〜原爆投下62年目 運命の夏、八時十五分。朝凪を破るB-29の爆音。青空に開く「落下傘」。そして閃光、轟音―静寂―阿鼻(あび)叫喚。落下傘を見た少女たちの眼は焼かれ顔は爛れ、助けを求める人々の皮膚は爪から垂れ下がり、髪は天を衝き、衣服は原形を止めぬほどでした。爆風により潰れた家の下敷になり焼け死んだ人、目の玉や内臓まで飛び出し息絶えた人―辛うじて生き永らえた人々も、死者を羨(うらや)むほどの「地獄」でした。(07広島平和宣言より・全文)。原爆ドーム初公開写真(大角純一) かえせ命を! 薬害肝炎訴訟被害者が厚労省前アクション 8月2日(木)17〜18時、厚生労働省前で、7/31の薬害肝炎訴訟の名古屋地裁での全面勝利判決を、被告の国(厚生労働省)や製薬会社に実施させるためのアクションが行われた。自身も薬害エイズの被害者であった川田龍平参院議員も、当選後の初行動としてさっそく参加していた。担当の審議官ら3人が被害者との面会に応じたが、柳沢大臣は、こだんまりを決め込んで、まともな回答すらしなかったようだ。(大地実)報告 「毎日新聞」ひと欄で土屋トカチさん紹介される 8月3日付「毎日新聞」こえ欄で、9月にスタートするユニオンYes! キャンペーン事務局長の土屋トカチさん(写真)が紹介された。自らも解雇体験をもつ土屋さん。「もともと(組合に対して)“敷居が高い”“怖い”といったネガティブなイメージを抱いていた。だが、解決金を獲得し、解雇問題が解決していく過程で、助け合い、状況を変えてゆく喜びに、学生時代とは違った仲間意識を感じた」と記事は続く。こちらへ・ユニオンYes!ブログ ウソだらけの東京電力にパンチ! 柏崎刈羽原発で緊急行動 8月2日夕方、柏崎刈羽原発の即時廃炉を要求する東京電力本社への緊急要請行動が行われた。原発とめよう!東京ネットワークが呼びかけ約50名が集まった。「ひどい地層の上に原発をつくった東電は責任をとれ。赤城さんは辞めた。東電の社長はいつ辞めるのか」、申し入れの言葉にも怒りがこもる。桃色ゲリラの増山麗奈さん(写真)は「ウソだらけの東京電力にパンチ!」のパフォーマンスを行い、大いに盛り上がった。写真1・写真2・原子力資料情報室の緊急集会 韓国 : イーランド闘争に再び公権力投入される 公権力は、再び非正規職労働者たちの悲鳴を踏みにじった。7月31日午前3時30分、警察特攻隊の座込み場への進入に続き、午前5時頃からはニューコア江南店で座り込みをしていたニューコア-イーランド労組の組合員たちを本格的に引き抜き始めた。座り込み組合員の強制連行は2時間ほど行われ、この過程で多くの組合員が呼吸困難、骨折、擦過傷などの怪我をし、2回の公権力投入で精神的な傷はさらに深まった。詳細 以前のトップページへのリンクを表示:
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