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JOMOグループの長時間労働〜橋さん「過労労災」認定勝ちとる! 石油会社のJOMOグループ「アジア商事」(本社・東京)で働く橋直彦さん(38歳)が、くも膜下出血で倒れた問題について、新宿労基署は6月27日、長時間労働が原因の「過労労災」であることを認定した。会社側はこの間、東京東部労組との団交「(橋さんが)本当にどれぐらい働いていたかわからない」「深夜に働いていた証拠がない」などと責任回避を続けてきた。二度と過労労災を出さないためにも、会社側は反省し謝罪すべきである。(写真=妻の美智代さん) 詳細・関連HP 映画「TOKKO 特攻」〜戦争の愚を考えさせる傑作 石原慎太郎の「俺は、君のためにこそ死ににいく」は、自爆攻撃をした隊員たちを「美しか若者たち」とたたえて描いている。今度公開のドキュメンタリー「TOKKO 特攻」は、同じ特攻隊ものでも、生き残った「美しかない老人たち」の証言が中心になっている。これに圧倒された。映画を製作したリサ・モリモト監督(写真右)とプロデューサーのリンダ・ホーグランド(左)は、偏狭なナショナリズムにとらわれることなく、広い視野から戦争をとらえ、特攻隊を生みだした日本軍の体質に迫っている。これは石原映画とは逆に、戦争の「愚」を考えさせる傑作だ。7/21より東京・渋谷で公開。(木下昌明) 映画批評・配給会社HP 韓国で「インターネット実名制システム」はじまる 韓国で、公共機関と一日平均利用者数が30万人以上ポータルサイト掲示板を利用する際に「本人確認」を義務づけることを、6月28日からはじめた。「インターネット掲示板での名誉毀損、私生活侵害などを最小化するため」とされているが、情報人権団体は「事実上の実名制であり、インターネット利用を統制するもの」と強く反発している。韓国のインターネット規制の動きは、日本にも影響する問題である。写真=実名制を始めたポータルサイト「ネイバー」。詳報 辺野古の新基地反対! 若者グループが全国署名を呼びかけ 沖縄戦の「慰霊の日」の6月23日、全国から若者たちが京都大学に集まった。ここで決めたのは、辺野古の新基地建設反対の「全国いっせい請願署名」を始めることだった。辺野古では、自衛隊の投入や環境アセスの無視など「待ったなし」の事態に突入した。沖縄の問題は私たち一人ひとりの問題である。全国に点在する運動をつなげ、秋の国会請願に向けて大きなうねりをつくりだしたい。ぜひこの運動にご協力を。(大阪Y) 詳細・署名HP 金属探知器まで登場した沖電気株主総会 6月26日、沖電気株主総会が都内で開催された。受付(写真)では、飛行機搭乗時と同じように、一人ひとりの手荷物を金属探知器でチェックするという異常なものだった。不当解雇とたたかう田中哲朗さん(株主)は、これに強く抗議。また田中さんは総会で、沖電気の人権侵害や有罪判決の出た談合事件の説明など5点の質問をしたが、「目的外事項」として篠塚社長は一切回答を拒否。そのため議場は紛糾した。 写真速報・田中哲朗氏の報告 イラク平和テレビ局 in Japan が送信開始! イラク占領と内戦を終わらせようとするイラク民衆のテレビ放送「サナテレビ」の日本版国内送信が、6月25日からはじまった。現地には衛星放送が600チャンネルあるが、全てが体制寄りのTV局で、IFC(イラク自由会議)が放送するサナ(光)テレビは、民衆のメディアとして貴重なもの。日本版は、そのメッセージを日本に広げるため、番組を翻訳・配信する。当面は、毎週1回・10〜15分程度の有料番組を配信、適宜、無料映像も流す。会員登録を呼びかけている。 公式サイト 社保庁職員バッシング〜問題のすり替え狙う安倍政権 社会保険庁に対して、この間政府・マスコミを総動員したバッシングが行われ「ボーナスをカットしろ」であるとか、労働安全衛生法に基づくVDT作業基準の遵守という当然のことすら槍玉に挙げられ、はては、「残業手当を出すな」なる労働基準法違反のただ働きの強制を言い出す部分までいる。こうしたバッシングは国鉄分割民営化の過程でも行われた。政府は、どさくさにまぎれて、一目散に問題を隠蔽してしまおうとしているのではないだろうか? (太田蘭子) 全文・信用できない「朝日」・民間のほうが非効率 *写真=6/15朝日の声欄 いすゞ分会結成20周年・中村労災問題解決レセプション 6月23日、梅雨空の土曜日午後、神奈川県藤沢市で「いすゞ分会結成20周年・中村労災問題解決レセプション」が開かれ、全造船の浦賀分会、石川島分会、東芝アンペックス、神奈川シティユニオン、湘南ユニオンなど関東地協の各分会や神奈川地域労働運動交流に参加する神奈川高教組、川崎清掃労組など地域の仲間たち70人が参加。いすゞ分会と長年共に闘ってきた仲間たちが組合結成20周年と中村孝雄さんの腰痛・労災問題の勝利解決を祝い、晴れやかにかつ盛大に勝利の美酒を味わった。報告:高幣 詳細報告 NOVA問題でゼネラルユニオンが緊急労働相談 経産省による一部業務停止命令が出ているNOVAでは、講師・スタッフ・生徒間に不安が拡がっているが、大阪のゼネラルユニオンは、解雇や金銭トラブルに備えるために「NOVA緊急労働相談」を始めることにした。25日に正式に記者発表をする。また、講師・生徒がいますぐやるべき対策を「緊急アドバイス」として明らかにした。専用相談電話は050-3618-3096、またNova専用メールアドレスは 英語・日本語 である。 ゼネラルユニオンHP 矛盾噴出で大揺れ〜4時間半に及んだJR東日本株主総会 6月22日早朝の「架線事故」発生という最悪のタイミングで、JR東日本の株主総会(写真・約2千人参加)が都内で開催された。総会では、株主が次々と発言し「公共性・安全問題・革マル問題・弱者切り捨て」などを鋭く追及した。JRグループ企業の「かっぱ天国」(浴場)で骨折の怪我をさせられた70歳代の女性株主は「会社の対応がひどい。きちんと補償してほしい」と迫ったが、清野議長が質問を打ち切ったため、会場は30分にわたって騒然となった。4時間半にも及んだ総会は、JR東の矛盾の深刻さを示していた。写真(宣伝行動)・写真(発言求める株主)・レポート・株主会の報告・JR架線事故について 判決公判を欠席する国の傲慢! ILO裁判で不当判決 JR不採用事件で、日本政府はILOに対して「国労組合員の採用率が低かったのは、無断欠勤が多かったため」という事実に基づかない「虚偽情報」を流したが、これに対して組合員(鉄建公団訴訟原告6名)が「名誉毀損・損害賠償」を求めていた裁判の判決が、21日東京地裁であった。内容は「請求棄却」の不当判決だった。被告の国側はこの日の判決公判を「欠席」。その非常識ぶりに傍聴者から驚きの声が上がった。写真は抗議する人たち。 関連HP・写真・原告団の声明 「君が代不起立」嘱託教員解雇事件で不当判決! 東京都が「君が代不起立」した嘱託教員の再雇用を拒否(解雇)した事件で、6月20日、東京地裁は原告10名の請求を棄却する判決を言い渡した。「たった40秒間座っただけでクビか!」裁判所前に集まった教員から怒りの声が上がった。記者会見で水口弁護士は「想定内で最悪の判決。都教委の裁量を最大限に認める一方、少数者の自由と人権を切り捨てるもの」と批判。ある原告は「裁判所は法の番人から権力の番犬になったのか」と司法とのたたかいを強調した。 湯本報告・動画(YouTube) ユニオンの成果〜派遣の労働条件を改善 6月18日、日研総業ユニオン(ガテン系連帯)の07春闘の成果が出た。5月の大型連休時の休業保障として、一人当たり3万円が5月分賃金に上乗せとなり、6月20日に支給された。寮費引き下げ額は地域と部屋のタイプによって異なるが、最大で1万3000円の引き下げが7月度より実施される。日研総業ユニオン結成から約8カ月。派遣労働の改善に向けた成果が着々と実り始めた。【写真は6月18日朝、日野自動車工場前】(土屋トカチ) 詳細HP・ニュース23 国交省は1047名解雇問題の解決を図れ! 国鉄分割・民営化から20年が経ったが、組合差別による1047名の解雇問題は未解決のまま。すでに43名が他界している。国労・全動労・鉄建公団訴訟原告団などでつくる「解決行動委員会」(4者4団体)は、解決テーブル設置を求めて、6月18日より国交省前で座り込みと要請行動を開始した。18日は、炎天下のなか200名が参加し、国交省前は林立するノボリ旗に包囲された。22日まで連日行動がつづく。 写真・共闘会議HP 空襲被災者放置する国への怒り〜『人間の碑』上映会 6月16日、東京・荒川区で映画『人間の碑(ひとのいしぶみ)〜90歳、いまも歩く』の上映会が行われた。主催は「平和憲法を守る荒川区民の会(準)」。改憲の動きが急ピッチで進められるここ数年、民主主義の破壊に強い危機感を抱く区民らが集い企画した。映画の主人公である杉山千佐子さん(写真)も参加。名古屋の空襲で生き埋めになり、左目摘出の大けがをしながら活動を続ける杉山さんの、止むことのない怒り、緊張感あふれる姿から、私たちも元気をもらった。(Y) 報告 9条改憲を許さない 6.15共同行動に1200人 梅雨晴れの6月15日、東京都心で「9条改憲を許さない 6.15共同行動」が闘われた。午後2時、山手線の5つの駅から国会に向けてリレーウオーク(小デモ)を行い、夕方、衆議院の面会所で9条を中心とした憲法改悪反対を請願。その後、国会南通用門前で60安保反対闘争で殺された樺美智子さんの遺影に献花。午後6時、日比谷野外音楽堂に60年安保条約に反対した老人たちを中心に1200人が集まり、「子供や孫たちを戦場に送るな」と口々に元気な訴えを行った。再び戦争を進める自民党の安倍政権がたくらむ改憲を阻止しようと決議した。そして、改憲ノーを叫びながら銀座へデモを行った。高幣記 詳報(佐藤浩一)・写真・感想(攝津) コムスン・介護労働者 緊急ホットラインを開設 都内のヘルパー・ケアマネ・介護職場で働く人なら誰でも入れる労働組合/東京介護福祉労働組合は、「コムスン・介護労働者 緊急労働相談ホットライン」を6/15〜16に開設いたしました。電話は午前10時〜午後5時まで受け付けております。(03・5395・5143または03・5395・5255)。また電子メール(kaigo@union-kk.com)でも相談にのります。コムスンに勤務、もしくは介護職でお困り方は東京介護労までご相談ください。(東京自治労連・東京介護労 清沢書記長) 東京介護労HP 「貧困とたたかう若者の労働運動」をつくりだそう 6月9日に都内で、パネルディスカッション「現代の貧困とたたかう若者の労働運動」を開催した。後藤道夫・風間直樹・河添誠の各氏をパネリストに参加者と議論。会場からは「貧困問題は他人事だと思っていたが身近に危機感を感じた」「貧困は個人の責任ではなく政治の責任」などが寄せられた。最低限の生活すら脅かされる社会はおかしい。当たり前の労働者の権利が守られない社会を変え、若者に広がっている貧困問題を打開する社会運動・労働運動をみんなで作っていきたい。(山田真吾) 全文・青年ユニオンHP 「日の丸・君が代」強制反対〜予防訴訟控訴審はじまる 6月14日、予防訴訟控訴審が東京高裁でスタートした。都教委は、昨年の9・21違憲判決を何とか巻き返そうと必死で、この日はかつてない傍聴動員や高校校長など10人の証人申請で臨んできた。しかし原告団側も準備書面と動員できっちり対抗。100席近い傍聴席を埋め、報告集会も満杯だった。公判では、原告側代理人3人が弁論を行った。澤藤弁護士は「高裁は本訴訟の憲法訴訟としての重みに注目して欲しい」と述べた。次回公判は9月20日。(湯本) 動画(YouTube)・他の写真 謝罪と賠償を! 被害女性の写真を手にスタンディング 日本政府は、日本軍性暴力被害者に直接謝罪と賠償を! 6月14日昼、国会前の歩道で抗議のスタンディングが行われた。約100名が参加し、日本軍によって「慰安婦」にされた世界の人々の写真を掲げた。それは「慰安婦」の人たちが国会をにらみつけるかのようだった。アメリカ議会で証言した韓国の被害女性、李容洙さん(80歳)も参加し「日本軍によって強制連行された事実」を怒りをこめて語った。この日一日行動がつづいた。他の写真・レポート(京都・蒔田) 「君が代」解雇をさせない集会に120名 6月10日、「君が代」解雇をさせない集会が、東京・八王子で120名を集めて開催された。来年にも迫る「君が代不起立」を理由にした根津公子さん・河原井純子さんの解雇を絶対に止めようと報告・行動提起などが続いた。北村小夜さん(元教員・写真)はメインの講演で、「“日の丸・君が代”の戦争責任を問うチャンスは戦後何度もあったが、それを逃してここまで来た。根津・河原井問題のように身近に起きていることに、一人ひとりがどう関わるかが問われている。こぞって取り組めば可能性は開ける」と述べた。〔韓国〕国旗強制問題・6/13停職出勤 映画『コマンダンテ』を観て〜カストロの偉大な知性 オリバー・ストーンがカストロに密着してインタビューした記録映画『コマンダンテ』を観た。オリバーは一言の回答を求める。その要望に沿って、カストロは丁寧に率直にそして当意即妙に一言で答える。そのことで、カストロがいかに知性溢れる人物であることを表現してしまう。オリバーはカストロの欠点やキューバ社会の欠点をあぶり出そうとしたが、あぶり出たのはカストロがいかに魅力的な知性溢れる人物であるか、偉大な知性であるかだった。(児玉) つづき・ユーロスペースで公開中 都教委は控訴を取り下げろ! 1万2千筆の署名提出 6月7日、都教育委員会に対して、予防訴訟控訴取り下げ・「君が代」処分撤回などを要請する行動が行われた。行動参加者は12183筆の署名を提出し(写真)、都教委の姿勢に強く抗議した。要請に対し都教委からは教育情報課長が出席したが「担当部署に伝える」というだけで、9・21判決を履行する意思など微塵もない姿勢であった。14日14時より、東京高裁でいよいよ予防訴訟控訴審が始まる。9・21判決の成果を大きなバネに勝利をもぎ取ろう!(湯本雅典) 動画(3分) グッドウィルへ抗議行動〜翌日「データ装備費返還」発表 6月7日、六本木ミッドタウンのグッドウィル本社前で、グッドウィルユニオンと支援者約80名が抗議行動を行なった。賃金から不当に且つ強制的に天引きしている「データ装備費」の返還を求めるものだった。この日は拒否されたが、8日午後の記者会見で折口会長は「データ装備費の返還」を表明。運動の力でスポット派遣労働者の「ピンハネ」を取り返すことになった。報告・ユニオン説明会・写真1・写真2・動画(YouTube) 現代の「米騒動」起こそう〜反貧困ネットが記者会見 6月6日、反貧困ネットワーク準備会が都内で記者会見を行い、7・1大集会を始めとしたキャンペーンの全容を発表した。メディア約40名が参加。「労働・多重債務・福祉・ホームレス・日雇い派遣・女性・生活保護」など様々な団体から発言があったが、どれも貧困化の深刻さを示すものばかりだった。「見えているのは氷山の一角。主婦が生活苦から立ち上がった“米騒動”がいま必要だ」との発言もあった。他の写真・7/1チラシ・JANJANの報告・公式ブログ ユニオンYes! キャンペーン〜第1回実行委員会のお知らせ ワーキング・プアは黙っていない! このひどい状況を何とかしようと、非正規労働者や若者による組合づくりが各地で始まっています。この流れを加速し「いまこそ労働組合を!」の声を拡げるために、レイバーネット日本は「ユニオンYes! キャンペーン」を呼びかけました。その初めての実行委員会が6/7に開催されます。ぜひ皆さん、ご参加ください。企画・アイデア歓迎です。詳細 JR東日本に人権を! バッジ署名はじまる わずか1センチ四方の国労バッジを目の敵にし、重処分を乱発し続けるJR東日本の姿は異様です。羽越線事故を始め重大事故を多発させるJR東日本にとって、まずなすべきことは安全対策です。ところがJRは、相も変わらぬ国労つぶしに躍起となっているのです。国労バッジを着けたからといって業務になんの支障もありません。久里浜駅で働く辻井義春さん(写真)ら9名が、都労委で現在係争中。署名運動を始めました。詳細・署名用紙(pdf) 日韓の熱い連帯〜『鉄条網に咲いたツルバラ』出版記念のつどい 6月2日、東京・韓国YMCAホールで『鉄条網に咲いたツルバラ』出版記念のつどいが開かれ、170名の参加者で会場があふれた。韓国から4人が来日。スミダ闘争をたたかったパク・ソンヒさんは「遠征闘争で日本に来た時は27歳。その後結婚もして今は45歳。でもたたかいは続けています」。『ツルバラ』の主人公たちは、男性正社員の42%の低賃金を強いられている韓国・非正規女性労働者の権利向上のために奮闘中である。一緒に闘争歌を歌うなど、日韓の絆を一層深める集いとなった。写真1・写真2・出版社HP 反貧困キャンペーン〜7・1に集会とパレード 3月24日に「もうガマンできない!広がる貧困〜人間らしい生活と労働の保障を求める3.24東京集会」を成功させた集会実行委員会は、「反貧困ネットワーク準備会」に発展し、第2弾の集会とパレードを7月1日・社会文化会館で開催することになった。ワーキングプア・生活保護・ネットカフェ難民など深刻化する状況にストップをかけるために、大キャンペーンを展開する。6月6日には記者会見を開き、行動計画を内外に明らかにする。記者会見・7/1チラシ 以前のトップページへのリンクを表示:
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