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「朝日新聞」の社保庁職員バッシング | ||||||||
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佐々木です。
今週、朝日新聞声欄に掲載された読者の投書には、かつての国労バッシングにも似 た公務員攻撃、労働者たたきが登場し、暗澹たる気持ちにさせられました。こう いう投書が出てくるというのは、マスメディアの報道の結果でしょう。(いまさ かんに取り上げられている「45分作業に15分休憩」の入力作業は、当時の健康被 害防止のための基準だったと思うのですが、その前提抜きに報道することで、ま たバッシングの材料を提供しているとしか思えません。) 6月15日の声欄トップは、「社保庁職員に賞与はいらぬ」という投書でした。失 業約後勤めた今の会社に賞与はないという投稿者は、「今回の不祥事に関しては、 公僕としての責任を自覚してもらう意味も含めて、社会保険庁の全職員の賞与の 支給は見送るべきだ、と感じています。長年無責任な仕事を漫然と続けた結果、 5000万件以上に及ぶ年金記録のずさん管理を放置してきた責任は免れません。」 と書いています。 また6月13日の声欄には「社保庁職員も責任自覚して」というタイトルで、次の ような投稿が載りました。「『社保庁労組、残業へ』の記事に、休日出勤、無手 当残業が当たり前の零細企業に勤務した経験のある身として、社保庁職員の余り にも世間からかけ離れた労働貴族感覚には怒る前に唖然とするばかりです。・・ ・裏を返せば、これまでは事務処理が滞っても所定時間外労働を拒否してきたと いうことに他なりません。・・・その責任を本当に感じているならば、残業や休 日出勤手当を返上するくらいの気持ちで、業務の正常化に取り組むべきです。・ ・・」 権力の意を受けたマスメディアが、ことあるごとに「怠け者の」公務員をたたき、 それに国民が同調する構図は先にも書いた国労バッシング以来何度も繰り返され、 労組つぶし・民営化が着々とすすんできました。それが今の「格差社会」やワー キングプアと呼ばれる人たちを生み出すひとつの基盤となったのは事実です。 5000万件問題の責任の所在もまだ明らかにされていない今、それをすべて職員の 責任にして「賞与」はいらないという暴論を声欄トップに載せる朝日新聞が、い くら非正規労働者問題を取り上げてもわたしには信用できません。 Comments:
Created by staff01. Last modified on 2007-06-16 12:34:04 Copyright: Default |