2011/11 | |||||
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レイバーフェスタ2011 東京・大阪で12月4日に開催 10周年を迎えた「レイバーフェスタ」。原発とたたかう文化をテーマに12月4日東京・アールズアートコートで開催します。公募川柳は80名・215句、3分ビデオは粒よりの27本が集まりました。大阪フェスタは当日・クレオホールです。ぜひご参加を。東京フェスタ詳細・大阪フェスタ詳細・お得なメール予約 塩田さんをただちに職場に戻せ!〜阪急トラベルサポートで中労委勝利命令 「週刊金曜日」の取材に応じたことで、阪急トラベルサポートより「アサイン停止」(事実上の解雇)を受けたHTS支部の塩田委員長の不当労働行為事件で、中労委は11月29日命令を交付した。内容は「(1)阪急トラベルサポートは、塩田さんに対して行ったアサイン停止を解除し、塩田さんを同社の登録派遣添乗員として取り扱わなければならない(2)阪急トラベルサポートは、塩田さんが就労していたならば受けるはずであった1年間分の賃金相当額を支払わなければならない」というもの。私たちは、都労委に続き中労委からも不当労働行為を断罪された阪急トラベルサポートに猛省を求めます。その上で、阪急トラベルサポートは塩田さんをただちに職場に戻すべきです。(東部労組・菅野) 報告 *写真=命令を受けての記者会見・中央が塩田卓嗣さん(厚労省) 全国からどんぐり〜震災から8ヶ月 福島県教組郡山支部の取り組み 震災から8ヶ月たち、福島県内では相変わらず放射線量が高い状況が続く。国・県は「除染をすすめている」と言いながら、県民が毎日不安の中で生活していること事態は何も変わっていない。そのような中で放射線測定器の地域への貸出をしたり、組合ファックス通信「どんとこい」を発行し、放射線下の課題とその対処の方法について学校現場に提案、報告し続けている福島県教職員組合郡山支部を訪ね、8ヶ月たった現在の取り組みの様子を聞いた。支部の扉を開けたとたん、組合事務所内は全国から送られてきた木の実(写真)や木の葉でいっぱいだった。これは支部内の組合員から「小学校低学年、生活科の授業で木の実、木の葉を使った授業ができない」という声があがり、郡山支部が音頭をとって全国に木の実と木の葉の収集を要請し集まったものである。(湯本雅典) 報告・動画(YouTube) 原発列島を揺るがせ!京都「怒涛のドラムデモ」が大盛況 11月27日(日)の昼下がり、京都で「怒涛のドラムデモ」が開催され、約200名が集まった。ジャンベ、フライパン、鍋、ドラム、空き缶など、さまざまな打楽器が打ち鳴らされ、踊り、歌い、叫び、にぎやかなデモとなった。呼びかけでは、有志が「ジャンベからフライパンまであらゆる打楽器を響かせてデモします。打楽器以外ももちろん大歓迎。楽器やらない人も踊りに歌いに歩きに来て下さい」と呼びかけていた。デモは、京都の三条大橋河原から、三条河原町、四条河原町までを往復。午後1時を過ぎると、続々と楽器を手にした人々が集まり、フライパンや鍋を叩く音が響き始めた。(レイバーネット関西報道部ライター 木村ジョウ) 報告 最高裁、河原井・根津「君が代」裁判で弁論〜停職処分みなおしへ 11月28日最高裁は、河原井・根津「君が代」裁判の弁論を開いた。原告の河原井純子さんは、2006年1月の記念式典、根津公子さんは3月の卒業式で「君が代」不起立をしたことに対する処分(河原井さん停職1ヶ月、根津さん停職3ヶ月)の取消を求めていたが、一審、二審とも敗訴していた。弁論は二審の判決を見直す場合に開くのが通例となっており、今回は停職処分の取消の最高裁判決が出る可能性が大きくなった。判決は来年の1月16日に出される予定。弁論後の報告会(写真)で河原井さんは、「あまりにも不当判決が続いたので、弁論が開かれたことは大きな喜び。原発も君が代も根っこは同じ。原点にたちかえるべき」と語り、根津さんは「教育現場ではものが言えない状態だ。おかしいことはおかしいと言えるようにこの判決が役立ってほしい」と語った。(佐々木有美) 報告 *写真=弁論後の報告会(中央は弁護団) レイバーフェスタ12/4に迫る〜「原発とたたかう」10年目の祭 2002年、ケン・ローチ監督『ブレッド&ローズ』が公開された折、その映画を柱に「あなたにパンとバラを」のうたい文句で《レイバーフェスタ》が開催された。パンは「生活」、バラは「尊厳」を意味した。以来、マイケル・ムーア監督の映画上映などを中心にこの祭りは毎年行われ、今年で10年目を迎えた。今年は「原発とたたかう文化」を掲げ、映画、朗読劇、歌、川柳などが披露される。注目の映画は、いま韓国で最も熱いドキュメント『希望のバス』。造船会社を解雇されたキム・ジンスクという女性が、会社の大量解雇に抵抗して35 メートルもあるクレーンに上り、309日間、操縦室で籠城した闘いだ。彼女がツイッターで解雇の撤回を求めたところ、ソウルの若い女性たちが呼応し、バスで駆けつけようと話し合う。(木下昌明) 続き *写真=「希望のバス」文化イベント 米国丸儲けの「韓米FTA」に民衆猛反発〜ソウルに2万人集結 ソウル市光化門広場は韓米FTA(自由貿易協定)批准無効を要求する市民で埋めつくされた(写真)。11月22日の韓米FTA批准案強行採決から5日経ったが、労働者・庶民の批准無効の要求はおさまらない。11月26日の午後8時20分からソウル市光化門の世宗大王銅像の前で「批准無効、ミョンバク退陣」を叫んだ。当初、午後6時に光化門広場で開く予定だった韓米 FTA批准無効キャンドル集会は、警察の妨害により世宗文化会館前の石段で開かれた。警察は午後2時頃から光化門広場をあらかじめ確保し、集会を開けないようにした。キャンドル集会に参加するための市民が集まり始めると、警察は光化門交差点から光化門まで、警察兵力と車壁を配置し、光化門広場への進入を遮断した。(チャムセサン) 全文 86歳 大田昌秀さん熱弁〜「非武の文化」の沖縄にもう基地はいらない! 11月25日、アジア記者クラブ設立19周年の講演会が東京・明治大学ホールで開催された。演者は、元沖縄県知事・前参院議員の大田昌秀さん(86歳・写真)でテーマは「若いジャーナリストと次世代にいま伝えたいこと」。大田さんはかくしゃくとしていて、一度も言葉を途切らすことなく立ったままで、自らの戦場体験から現在まで一気に1時間50分を語り抜いた。「床の間に刀・槍・兜などを置いている日本本土に比べ、沖縄では三味線を置いている。武器を持たない『非武』の思想がしっかり根付いている。そこが沖縄戦で蹂躙され、その後の米軍基地に苦しめられてきた。以前は県収入の52%が基地からだったが、いまは5%。基地労働者も5万2千人から9千人に減った。沖縄はいま基地ではなく、観光で成り立っている。基地をなくし民間で使えば、雇用を含め大きな発展がある」と訴えた。(M) アジア記者クラブHP 濱口國雄のバトンを引きつごう〜労働者詩人・濱口國雄を語る集い、大盛況 11月23日、東京・武蔵野公会堂会議室で「いま濱口國雄を語る」というイベントが開催された。主催者の予想をはるかにこえた133人の参加があり、会場があふれた(写真)。会では「労働者詩人・濱口國雄」の詩の朗読(「便所掃除」「地獄の話」など)や音楽・関係者のトークで、濱口國雄の仕事が鮮烈に浮かび上がった。詩人の石川逸子さんは、「濱口の詩は(1)アジア太平洋戦争(2)国鉄労働者(3)平和運動の3分野があるが、とりわけ(1)の自身の戦場体験(捕虜の刺殺や仲間の饑餓死)を細部にわたって表現し、聖戦の実態を暴いた詩は強烈だった。文学に全く縁がなかった濱口を詩人にしたのは戦争で、育てたのが国鉄詩人連盟だった。私たちは濱口のバトンを引き継ぎ戦争の愚かさを次世代に伝えていこう」と訴えた。(M) 写真速報・3分ビデオ「濱口國雄の詩」 アメリカのオキュパイ運動〜西海岸バークレーで1960年代を上回る大集会 ウォール街にはじまったオキュパイ運動が全米各地に広がる中、11月15日、アメリカ西海岸の拠点となっているオークランドがらバークレーまでのデモが行われ、オキュパイ運動支持・警察の介入許すな、の声が大きく響き渡った。この日二つのオキュパイ運動が合流し、共同のゼネラル・アッセンブリー(大集会・写真)が開催。舞台は1960年代のフリースピーチ運動の歴史的広場となったカリフォルニア大学のスプロール・プラザ。10000人とも報告される参加者が州政府・大学理事会に対する公開書簡を採択した。スチューデントパワーは見事に復活していた。(現地取材=マブイ・シネコープ 木村修) 西海岸報告(2)・西海岸報告(3)・マブイ・シネコープHP 大阪のレイバーフェスタ「コカコーラ・ケースー多国籍企業の犯罪」上映へ 大阪のレイバーフェスタが、12月4日に開かれる。東京と同日開催になった今年の会場は、場所を変えて、第1回目と同じ、夕陽ケ丘のクレオ大阪中央セミナーホールになった。メイン映像は「コカコーラ・ケースー多国籍企業の犯罪」である。南米のコロンビアのコカコーラ工場で労働運動のリーダーが殺されたケースを追究するドキュメンタリーで、関西では初めての上映だ。特別ゲストは、韓国から8言語を使って、移民のための映像を発信している「移住民放送」のアウン・ティン・トン代表を招く。アウンさんは在韓ビルマ人で、外国人労働者の相談活動を続けながら「移住民放送」を2005年に立ち上げた。アウンさん達は、毎年「移住民映画祭」も行なっている。恒例の誰もが参加できる3分間ビデオは、ワークショップが順調に進み、多くの意欲作が仕上げの段階に入っている。この他、湯本雅典さん制作の「子どもたちを守れー福島の闘い」やYANEURA音楽工房の音楽など、盛り沢山の内容です。関西に住む人は是非、参加してください。(小山帥人) 12/4大阪フェスタHP・12/4東京フェスタHP 映画「RAILWAYS」公開〜ローカル線で働く運転士と妻の物語 海外で暮らした人から、日本の自然は美しいとよく聞かされる。が、フクシマ以降の日本をみると、そのように言えなくなったのではないかと思い始めた時、蔵方政俊監督『RAILWAYS(レイルウエイズ)―愛を伝えられない大人たちへ』を見て、いや、まだ美しい自然はあると思い直した。それは2両編成の電車が鉄橋を渡っていく冒頭のシーン。背景には壮大な立山連峰があり、手前には田園風景が広がっている。そこには目を見張るような日本の風土があった。映画は、富山県のローカル線で働く運転士の夫59歳とその妻55歳の物語。(木下昌明) 続き・映画公式サイト 「大阪維新の会」の教育基本条例案に反対して、学者・俳優など著名人がアピール発表 研究者・俳優など著名人が「大阪維新の会」が大阪府議会に提案している教育基本条例案について、大阪にとどまらず日本社会全体にとって見過ごせない問題であるして反対アピールを発表した。呼びかけ人は、池田香代子・市川昭午・尾木直樹・小野田正利・小森陽一・佐藤学・高橋哲哉・竹下景子・野田正彰・藤田英典の各氏。賛同者として、浅田次郎・阿刀田高・梅原猛・崔洋一・坂本義和・杉良太郎・高村薫の各氏などが名を連ねている。 「大阪教育基本条例反対アピール運動」・渡部通信 一握りの支配やめさせ脱原発へ〜鎌田慧さん、労働者集会で檄とばす 11月18日、東京・田町交通ビルで「11.18脱原発を実現する労働者集会」が、全日建・全港湾・全国一般全国協の三組合の主催で開催された。ルポライターの鎌田慧さんが講演。鎌田さんは「いま脱原発か原発再稼働かのせめぎ合いのとき。手を抜かずに勝ち抜くときだ。原発利権をむさぼっているのは一部の財界・政治家・学者・マスコミの連中。国民の圧倒的大多数は原発反対である。しかしその力が政治化できていない。原発は国策だから、政治の力で簡単に“脱原発”に変えられる。いま労組や運動側がやらなくてはいけないことは、国民の力を政治化し、一握りの支配を脱していく闘いだ。これは独占を打ち破る“階級闘争”でもある。大事なことは、だれでも参加しやすい運動をつくること。従来型の赤旗を振って自分たちだけやっている気分になる“自己満足的運動”ではなく、腰を低くして、だれでも参加しやすい運動スタイルを追求することだ。1000万人署名など、これから本気で取り組もう」と熱く訴えた。(M) 写真速報・ユースト録画(鎌田講演) ニューヨークで4万人集会〜ウォール街占拠2ヶ月祝い全米で同時アクション ウォール街占拠運動が始まって2ヶ月が経ちました。2011年 11月17日、全米30を越える地域で占拠2ヶ月を祝う大規模なアクションが行われました。今回は11月15日にブルーンバーグ市長が行ったリバティプラザ弾圧への抗議の意志を示す意味もありました。リバティプラザでは現在でも警察によるバリケードやテント禁止を巡って攻防が続いています。17日、ニューヨークでは朝からシャットダウン・ウォール街と称してニューヨーク証券取引所周辺で数千の人々が人間の鎖をつくり、証券取引に来た「1%」の人達に「99%」の人々の話を聞かせる取り組みが行われました。自らのビジネスが社会的害悪の元凶であることに気づきもせず、「仕事を探せ」といった心ない言葉を人々にあびせた銀行幹部もいました。警察は公道にバリケードを築きスーツ姿の証券ディーラーや銀行員らしき人だけの通行を許可して、占拠者らしき人々を露骨に排除しました。(ニューヨーク・JNK) 写真と報告 *写真=ニューヨーク4万人集会 レイバーネットTV「原発下請け労働者part1」放送〜福島の人たちの厳しい現実 11月17日にレイバーネットTV第23号が放送された。配信PCのトラブルがあり、開始時間が30分も遅れ、またマイク一本という綱渡りの放送となった。ミニ特集「原発下請け労働者Part1」では、震災直後から福島現地に入り支援活動を続けてきた中村光男さんが報告。長年、原発に依存する生活に置かれてきた福島の人たちが直面する厳しい現実が語られた。また番組では、経産省前テント・乱鬼龍氏のレポート、韓国「希望のバス」最新映像、ザ争議「音楽家も労働者!」(八重樫節子さん)などがあった。「木下昌明の今月の一本」では2002年以降、10年のレイバーフェスタで取り上げた映画を振り返ったが、ずらっと並べられた10年分のチラシ(写真)は壮観だった。(M) アーカイブ視聴 大坂の労働7団体が「独裁政治」反対の共同アピール発表 11月16日、大阪労連、大阪全労協、無所属組合など7団体が、橋下・維新の会の独裁政治に反対する共同アピールを出し、記者発表しました。労働戦線が分裂して22年になりますが、このような形で共同アピールが出るのは初めてです。なお、大阪連合も呼びかけに対し、独裁政治を許さない行動については同じ思いであるとのコメントを返してきました。共同アピール 京品闘争の第2ステージ「ダイニングバー フォーエバー707」が開店 JR品川駅高輪口の老舗ホテル・京品ホテルの廃業と労働者の解雇をきっかけに、東京ユニオンの支部として労働組合が結成されたのが2008年。その後、廃業を決めた経営者に対して、労働組合は自主営業で対抗しましたが、2009年1月に強制執行により職場から排除されてしまいます。しかし、働く仲間たちはあきらめませんでした。京品ホテル前での弁当販売、債権を買い取ったリーマンブラザース、ローンスターに対する抗議のデモ…。闘争が長引く中、途中で新たな道に進む仲間もいましたが、最後まで信じ続けた仲間たちは、焼けるような夏の日も、凍えるような冬の日も、街に立ちチラシをまき、マイクを持って訴え続けました。その結果、解決にあたって債権者から職場を再建するための資金を引き出すことができました。そして、このたび無事に「ダイニングバー フォーエバー707」をオープンすることができました。(東京ユニオン・関口) 報告とお知らせ・同店ブログ *写真=11/15にオープンした「フォーエバー707」 リオキュパイ(再占拠)が始まった!〜ニューヨーク・リバティプラザの攻防 ニューヨーク時間2011年11月15日未明、億万長者ブルーンバーグ市長の意向を受けた市警がリバティスクエアを急襲し、200人ほどの占拠者を暴力的に逮捕し、テント類を一斉撤去しました。大企業・投資家の横暴と狂った格差社会への抗議を約2ヶ月続けてきたウォール街占拠運動は、すでに全米・全世界に拡大しています。占拠運動発祥の地を1%が何度排除しようが、99%のエネルギーを止めることはできません。すでにリオキュパイ(再占拠)が始まっています。15日17時リバティスクエアは再び開放されました。18時現在、多数の占拠支持者が戻ってきています。その模様はこちらで視聴できます。すでにOWSの各チームが備品等を持ち込み、復興が始まっています。戻ってきた人達が「お帰り」「マイクチェック」などと声を上げています。(ニューヨーク・JNK) 詳報 *写真=OWSのサイトより 「笑顔が少ない。愛想がない」と解雇〜シリーズ「解雇理由」9月分紹介 1、アルバイト。病気で休んだ事で、退職勧奨をされている。2、証券会社。正社員。2日間の有給休暇を取って休んだら、上司から「仕事が終わっていないのに」と叱責され、解雇をほのめかされ脅されている。3、正社員。営業。「上司を敬う態度が足りない」という理由で解雇された。4、携帯販売店。アルバイト。「笑顔が少ない。愛想がない」と解雇された。5、アルバイト。即日解雇されたが、解雇予告手当が出ない。6、正社員。うつ病で休職しているが、復職は拒否されそう。7、正社員。女性。長年勤めて何も言われたことがなかったのに、突然「能力不足」を理由に解雇を申し渡された。8、半年後の退職届けを提出したら、「明日から来なくていい」と解雇された。(NPO法人 労働相談センター) 全文 「名無しの震災救援団」が呼びかけ〜被災地に共同食堂を建設しよう! 「被災地に共同食堂を建設しよう」という呼びかけです。共同食堂のイメージは次の通りです。★被災者住民自らが運営していきます。事業体づくりをはかります。★食の提供とともにコミュニティセンターの役割をめざします。★社会的弱者・マイノリティーに開かれた場所をつくります。★炊きだし、仮設住宅訪問など救援・復興ボランティアの拠り所としていきます。★地域の協同した生活づくりを支援していきます。★第二、第三の「共同食堂」が被災地各地に広がっていくことをめざします。まず最初の共同食堂は南三陸町の旧志津川高校避難所スタッフが運営します。煉瓦をひとつひとつ積み上げるように被災地に共同食堂を一緒につくりましょう。「一煉瓦一万円基金」に参加してください。(名無しの震災救援団) 詳細・名無しの震災救援団HP *写真=炊き出しの様子 韓国: 全国労働者大会に4万人〜キム・ジンスクのたたかいは誇らしい歴史 11月13日午後4時、ソウル市庁広場では「韓米FTA阻止、1%に抵抗する99%、私たちが代案だ、全泰壹精神継承、2011年全国労働者大会」が開かれた。イベントには、約4万人の民主労総組合員が参加し、民主労総は韓米FTAの批准阻止と来年の総選挙・大統領選挙での進歩的政権交替実現、労働基本権争奪などの議題を掲げて以後の闘争を宣言した。参加者たちは、韓進重工業闘争を始め、才能教育支部、全北高速支会、双竜自動車などの長期闘争事業場の戦いでも希望を作ろうと宣言した。民主労総のキム・ヨンフン委員長は大会発言で「309日間の高空籠城を通して、すべての整理解雇者の苦痛を共にしてくれたキム・ジンスク指導委員の超人的な闘争は、民主労総の誇らしい歴史になった」と語った。(チャムセサン記事) 全文 「見殺しにされてたまるか」〜双葉町・賠償問題住民集会レポート 3・11以降、着の身着のままで避難所を転々とさせられ、埼玉・騎西高校での集団避難を余儀なくされた双葉町の人々。八ヶ月間、やり場のない思いに耐えてきた町民に対して、国も東電も「帰れるのか帰れないのか」の方針もしめさず、町の復興計画は地元まかせだ。11月8日、賠償問題をめぐる住民集会が行われた。双葉町民がこうした集会を開くのは初めてのこと。よびかけた堀井五郎さん(64・写真)は、騎西高校体育館に集まったおよそ百人を前に「みんないつまでここにいるつもりなんだ。このままガマンして黙ってていいのか。我々のほうから国や東電に賠償の話をもちかけていこう」と檄をとばした。(堀切さとみ) 報告 国有財産は国民のものだ〜経産省・右翼の嫌がらせに屈せずテント守る 経産省前テントをめぐる攻防が激しく続いている。11月12日には、経産省が突然テント周辺を鎖でブロックし「国有地・立入禁止」の看板を立てた(写真)。また右翼が再三押しかけ、「テントを撤去せよ」と脅しを続けている。12日夜もテント内で双方4人ずつで、2時間にわたって激しいやりとりがあった。右翼側は「我々も原発には反対だが、やり方が気に入らない。不法占拠をやめ、すぐに出て行け」と怒号を浴びせた。テント側は「経産省に対して原発を考える国民に開かれた場所として、国有財産使用許可願いを提出した。現在交渉中である。一緒に原発問題を考えていこう」と、一歩も引かない構えだ。この日も、ツイッターなどで50人近くのテント支援者が、続々と駆けつけたため、右翼・警察は夜の10時には引き上げた。この模様は岩上チャンネルでもユースト中継され、1000人以上が視聴していた。(M) 写真速報・最新情報(ツイッター)・テント日誌(11/12)・「テントひろば」緊急声明 「原発はいらない」の声に包まれた経産省〜雨のなか1300人が参加 11月11日「たそがれの経産省キャンドル包囲・人間の鎖アクション」に参加した。駅の階段を駆け上がると、集まった人々は宣伝カーからの発言に耳を傾けていた。マイクを握っているのは俳優の山本太郎さんのようだ。続いておなじみ制服向上委員会の歌が始まった。東京メトロ・霞が関駅の出入り口付近では、特に警官による規制が目立つ。退庁の通勤者を通させることを口実にして、やかましい警告を繰り返している。しかし、そんな警備陣の努力も空しく、参加者は増え続けた。そして圧倒的な包囲の輪が形成された。傘を差し、カッパを着て、ゼッケンを首から垂らし、横断幕を広げ、キャンドルを持ち、楽器を打ち鳴らした。寒さのなかで立ち続ける人々の表情は明るく、あちこちで連帯の会話が交わされていた。つないだ手はしっかりと握られ、そしてかけ声とともに高々と掲げられた。「原発はいらない」−1300人の叫びが、冷たい雨をはね返した。省内から漏れる光が、参加者の固い決意を照らしていた。(報道部・Y) 報告・写真(様々な表現)・アサヒコム・テント日誌(11/11)・テントが危ない! 笑いながら 最後まで闘争!〜勝利の妥結、キム・ジンスクさん両足で歩いて降りる 韓進重工業の整理解雇をめぐる労使交渉が、労働者側の勝利で11月9日妥結した。309日間、85号クレーン高空籠城を行なっていた民主労総釜山本部のキム・ジンスク指導委員は、約束した通りに両足で歩いて降りてきた(写真)。「309日間、一時も忘れなかった名前がキム・ジュイク、クァク・ジェギュです。クレーンにいて、4ドックをまともに見ることができませんでした。多くの人々が309日をどう粘ったのかと尋ねます。85号クレーンで起きた事を知っている人なら絶対にその時間を忘れることはできません。今、解雇者、非解雇者の区分がなくなりました。100パーセントではなくても、私も皆さんも、みんな今まで最善を尽くしてきました。今日、この時間から、先に亡くなった同志の心の借金、闘争中の互いの沈殿物を洗い落として行きましょう。皆さん、今日からが新しい開始で、出発です。笑いながら、最後まで闘争!!」。クレーンから降りたキム・ジンスク指導委員は、歩いて正門に移動し、病院に向かった。(チャムセサンの報道) 写真と記事・解説記事・キム・ジンシクの初めての手紙・キム・ジンスクが降りるまで 「経産省前テントひろば」を守ろう!〜右翼・警察の連日の妨害つづく 「経産省前テントひろば」は脱原発運動のシンボルであり、貴重な集いの場になった。しかしここ数日、右翼・警察による嫌がらせ・妨害行為が激しさを増している。11月9日、テントひろば運営委員会は声明を出して支援を呼びかけている。以下声明から。「妨害に抗議するとともに、みなさまへさらなる支援を呼びかけます。9月11日に“人間の鎖”が経産省を包囲した直後に、経産省本館前に反原発テントが建てられて2か月が経ちました。テントは3つに増えて今も24時間の泊まり込みが続いています。3.11の福島原発事故を受け、脱原発や福島への補償を求めて動き出した多くの人が出会い、話し合い、行動するための場として広がり続けています」 声明全文・テントひろばHP・11/8夜の写真・asobunさん写真・ひろば日誌(11/9) *写真=11/9午後テント前 300名を超える結集でJAL不当解雇撤回「支える会」結成集会 昨年の大晦日、日本航空(JAL)は不当にも165名の労働者を解雇しました。その後、148名が裁判闘争に決起し、裁判などを通じ、「整理解雇の四要件」を無視したJALの乱暴なやり方が明らかにされてきました。このような中、11月7日、「不当解雇とたたかう日本航空労働者を支える会」(支える会)結成集会が文京区民センターで開催されました(写真)。乗員・客室乗務員原告68名、様々な労働組合・団体から313名、合計で381名の結集で会場は満員、熱気あふれる集会となりました。集会は、「あの空へかえろう」の合唱でスタート。裁判担当の山口弁護士から現在裁判の状況の報告、「支える会」の代表世話人に就任した日本労働弁護団会長宮里弁護士から「JAL闘争の意義」と題したミニ講演、柚木「支える会」事務局長から「支える会」の今後の運動方針の提起を受け、支援団体からの連帯発言と続きました。(東京東部労組) 全文(ブログ) あなたが選ぶ「原発御用大賞」大きな反響〜投票期間は11月17日まで レイバーネットTVが呼びかけた「原発御用大賞」。ノミネート候補が選ばれ、いよいよ11/3から投票が始まった。ノミネートされたのは、文化人部門(宮根誠司・勝間和代・大越健介・田原総一朗・池田信夫)、学者部門(中川恵一・大橋弘忠・山下俊一・菊池誠・有富正憲・斑目春樹)、政治家部門(石原伸晃・石原慎太郎・石破茂・中曽根康弘・枝野幸男)の16名。ここから各部門賞と大賞を選び、受賞者には賞状を手渡す予定。また12/4のレイバーフェスタで発表する。すでに200近い投票が寄せられているが、コメント付きが多い。例えば大越健介(似顔絵)投票者のコメントは「NHKの名をバックに安全デマやり放題、実害ナンバーワン」。枝野幸男「政府の中心にあって“国民大虐殺”に手を染めた功績は称えられるべき」。ぜひあなたの「怒りの一票」を寄せてほしい。 原発御用大賞ブログ・投票フォーム *似顔絵=壱花花 今すぐ「自主的避難者」への賠償を!〜避難の権利集会 in東京 11月5日、「避難の権利集会in東京」が文京区民センターで開かれ、200名が集まった(写真)。日本政府は、震災後、「避難区域(基準は20mSv/年)」の外から避難した人たちに対して何の支援、賠償策を示していない。「自主」避難した人々は、避難先で経済的な労苦、家族との別離等、生存権が侵され続けているのだ。集会では、やっと動き出した「原子力損害賠償紛争審査会」が1日も早く具体策を講じることの必要性が「自主避難者」から強く訴えられた。また、同時に福島に残された人々も悲惨な状況下にある。飯舘村・福島市渡利地区からの報告が続いた。(湯本雅典) 報告・動画(YouTube) ゆび編みでつくった地球儀〜「女たちの経産省前座り込み」最終日迎える 原発は、経済の問題でも政治の問題でもなく、命の問題――命を生みつないでいく女たちの座り込み行動が、11月5日に最終日を迎えた。100人以上集まったこの日、10月27日から参加者が協力してゆび編みしたロープが集められ、地球儀を作った(写真)。そして、集会参加者は、日比谷公園の噴水広場で、全国から集められた30センチ四方の布を持って輪になった。「原発より笑顔」「東電の社長死ねー」「外で遊びたーい」「今怒らないで、いつ怒る?」「お金より命」などと一人ひとり意思表示をし、最後に運動をつなげて原発のない社会をつくることを誓った。(松元ちえ) 報告・テントひろば日誌(11/5) 脱原発を目指すたたかい続く〜「ベトナム原発輸出・玄海運転再開」抗議行動 福島の女性たちが呼びかけ、10月27日から29日まで、経済産業省前で続いた座り込み行動の意思を受け継ぎ、脱原発を目指して、全国から駆けつけた女性たちの座り込み行動が30日から続いている。その初日、ベトナムのグエン・タン・ズン首相が来日し野田首相と会談し、日本からベトナムへの原発輸出・建設について合意文書に署名する、というニュースが飛び込んできた。座り込みを続けている女性たちの呼びかけで、首相官邸前に100名近くが集まった。また31日、九州電力は事故で停止中だった玄界原発4号機の運転再開を表明した。これに対し11月2日に参議院議員会館で、記者会見&院内集会「運転再開をすべきでない4つの理由」が開催された。経産省前テントひろばを拠点に、全国の女性たちの座り込み行動は、11月5日まで続く。(西中誠一郎) 報告 女が世界を変える!〜レイバーネットTV「福島の女たちのたたかい」を特集 11月3日、「レイバーネットTV」第22号・特集「福島の女たちのたたかい」が放送された。10月27〜29日に経産省前で「子どもたちを放射能から守れ」と3日間たたかいぬいた「福島の女たち」佐藤幸子さん・佐々木慶子さんがゲストだった(写真)。二人は思いのたけを語った。「つくりっぱなしで後始末をしない男たち。原発を推進したものはそうした男たちの原子力村だった。私たち女はそれを許さない。いい男とは手をつなぐが、女の視点から世界を変えたい」。スタジオは二人の話に魅了され、釘付け。そして原発への怒りを新たにした。番組の終わりには、「原発御用大賞」ノミネート16人の発表があり、投票の呼びかけがあった。ぜひアーカイブでご覧ください。 アーカイブ視聴(特集は20分から)・動画(福島の女たちのたたかい 5分)・原発御用大賞投票開始・視聴感想・女たちの座り込み(黒鉄好)・フランスの連帯行動(写真)・全テキスト記録 訪問レポート〜韓国の済州島・海軍海軍基地建設の白紙撤回を求める全国市民行動 10月29日(土)に韓国の済州島で、海軍海軍基地建設の白紙撤回を求める第5回目の全国市民行動が行われました。この行動に参加するために、私は10月27日から31日までの5日間、済州島を訪れました。前回の訪問からの1か月の間に、海軍基地の建設予定地である江汀(カンジョン)村では、様々なことが起こりました。基地の建設予定地は、陸上に面した全ての境界線にフェンスが構築されていますが、支援の学生団体やカトリック教の司祭団が、たびたびフェンスを超えて建設予定地に進入して抗議行動を行い、警察に逮捕されています。宗教家のソン・カンホさんは、祈祷のために、泳いでクロムビ岩(溶岩でできた1枚岩)に渡っていましたが、海軍海難救助隊(SSU)から暴行を受けました。(八木隆次) 写真と報告(ブログ) 非正規・外国人・下請けをこえて連帯〜愛知県ユニオン共同行動 11月1日、愛知県ユニオン共同行動が、非正規と正規、外国人と日本人、下請けと発注先の労働者が連帯して開催されました。午前10時、愛知連帯ユニオン、笹島日雇労組、名古屋ふれあいユニオン、オールトヨタユニオン(ATU)、ANUなどの仲間20人がトヨタ車部品の鍍金を下請している白金鍍金工業前で、不当労働行為への抗議の街頭宣伝を行いました(写真)。街頭宣伝では、白金鍍金工業の顧客であるアイシンやデンソーで争議をたたかう労働者も発言しました。ユニオン共同行動が、非正規と正規、外国人と日本人、発注先と下請工場で働く労働者をひとつに結ぶ場になっていることは素晴らしいことです。この後、共同行動は、津島市のレストラン霞(笹日労)→名古屋駅前の東京アカデミー(名古屋ふれあいユニオン)と争議行動を続け、18時からは、トヨタビル(ミッドランドスクエア)前で宣伝行動を行いました。(愛知連帯ユニオン) 「経産省前テントひろば」50日こえる〜脱原発運動の交流・行動の場に 9月11日に「9条改憲阻止の会」のシニア有志によって建てられた「経産省前テントひろば」は50日をこえ、現在3棟にまで増えた。いまや霞ヶ関の名物だ。10月27〜29日の福島の女たちの座りこみの時は、受付・会議・荷物置き・食事などでフル回転した。現在は全国の女たちの座りこみを支える一方、ベトナム原発輸出や玄海再稼働など原発推進の動きを監視し行動している。テントは、24時間体制で有志が泊まり込み、脱原発運動の交流・議論・行動の場になっている。そして、最近ホームページを開設し、広場日誌も10月30日からスタートした。「テントから視(み)えるこの国この時代」、テント内にはここを常宿としている乱鬼龍さんの川柳が張ってあった。テントの住民は多くの人の「来訪」と「交流」を呼びかけている。(M) テントひろばHP・写真(全景) *写真=3つ目のテント 心臓バクバク 手も震え トイレで号泣〜「職場のいじめ」メール相談8月分紹介 ●有名外食店。「辞めてしまえ、お前の代わりは幾らでもいるんだ」等々、毎日社員から罵声を浴びる。心臓がバクバクし、手も震え、トイレで号泣したことも。●大型スーパーのレジ係。従業員よりお客様第一で、私達は奴隷状態です。上司は、上から目線で、頭ごなしに怒鳴られ、体をぶつけてきても声すらかけてきません。鍵の掛ったロッカーに入れていた私物が5回も盗まれたのに、全然対応もしてくれず警察も呼んでくれません。商品の万引き事件ではいつも警察を呼んでいるのに。仕事中怪我をしても労災にしてくれない。高い労働組合費も、かってに賃金から引かれている。悔しくて堪らない。●正社員。上司から「契約社員かアルバイトになれ」と言われている。理由は「職場の飲み会に参加しない」「残業をしない」「挨拶をしない」というもの。挨拶もしているし、残業も仕事を済ませて帰っている。契約社員やアルバイトでは賃金は大幅に減額になる。会社に正当性はあるのか。 全文 以前のトップページへのリンクを表示:
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