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8.31「再稼動反対」金曜デモ〜次の世代のために頑張る! 8月最後の「再稼動反対」金曜デモは、31日に行われた。この日も官邸前から財務省までの歩道・国会正門前・国会図書館前などの抗議エリアに多くの人がつめかけた。白い風船、手作りのプラカード、光ものが目を引いた。スピーチエリアでは、福島の女性たちが「福島の被ばくは今も続いている。子どもを守らない政治家は絶対に許さない。選挙で落とす」と心の底から怒りをぶつけていた。毎週参加している65歳の男性は「これまで何もせずにサボっていたら、とんでもないことになってしまった。子どもや孫の世代に安全を残すためにも行動を続けたい」と語っていた。(М) 写真速報・動画(8.31参加者の声)・動画(8.31福島の女たちの訴え)・報告(笠原眞弓)・たんぽぽ舎通信 「思想転向」を強要する都教委〜田中さんに5ヶ月間で25回の「研修」 “思想転向の強要”といえば、戦前の特高警察を思い出すが、それがいま、日本の東京で白昼堂々と行われている。8月31日朝、飯田橋の都教職員研修センターの前には80人ほどの人が集まっていた。今日は、田中聡史さん(写真・板橋特別支援学校教員)に「服務事故再発防止研修」が行われる日だ。集まったのは、それを心配した教員や市民だった。田中さんは、今年4月の入学式で「君が代」不起立をした。東京都の学校で「日の丸・君が代」強制が始まったのは2003年。それに抗してこれまで多くの教員が不起立をしてきたが、ここ数年はその数も激減し、今年の入学式は田中さん一人になった。(佐々木有美) 報告(都教委要請写真あり)・渡部通信 80年代 闘争の時代を刻む〜写真展『山谷への回廊〜写真家・南條直子の記憶』開催 5月に刊行され、自費出版ながら早くも今月8月に重版となった、『山谷への回廊 〜写真家・南條直子の記憶 1979-1988〜』。夭折のフォトグラファー、南條直子が撮影した80年代の山谷。闘争の時代を刻んだ貴重なアーカイヴであるとともに、写真家として成長の途にあった彼女のもがき苦しむさまが実に生々しい、価値あるフォトドキュメンタリーである。同書の刊行を記念した写真展が、新宿御苑の「IRA」において、9月1日から9日までの間、開催される。開館時間は13時〜20時。入場料は無料。初日1日は、18時よりオープニングパーティがある。(杭迫隆太) 詳細 *写真=写真展の会場「IRA」 「女のくせに、死ね、殺す」〜「職場のいじめ」相談事例6月分紹介 1、女性事務員。男性同僚のパワハラに悩んでいる。女性を見下していて「女のくせに、年上の男に対する口のききかたを考えろ」と怒鳴り、「死ね、殺す」と脅してくる。殴りかかってくる。2、16時間労働の隔日勤務。仮眠の時間もなく、家族の急病の時も休ませてくれない。周りの数名から「役立たず」のレッテルを張られ、「こんな事も出来ないのか」など色々言われている。3、勤続30年、年金の標準報酬額が実際の金額のほぼ半額として申告されていた事が発覚した。1年かけて、ようやく訂正してもらったが、そのとたん有給休暇や残業代のカットや賃金5万円の減額などの嫌がらせが始まった。(NPO法人 労働相談センター) 詳細 いま何が起きているのか〜『デモ! オキュパイ!未来のための直接行動』出版 東電前、経産省前、新宿、NY、Paris、釜山から闘いと反弾圧の報告! 世界各地で繰り拡げられるデモ、オキュパイ…3・11以降、日比谷公園や代々木公園にとどまらず、新宿アルタ前、霞が関経産省前、そして首相官邸前で繰り返される抗議行動! 今、何が起こっているのか、弾圧とどのように闘えばよいのか。そもそもデモの自由、路上・広場の自由とは何か。さらには、デモと民主主義の問題等について、さまざまな角度から論じると同時に、ニューヨーク、パリ、釜山での直接行動を報告することで、私たちの「反/脱原発」やさまざまなテーマの直接行動に、より広く本質的な視点を提示することを企図した。(三一書房) 詳細 大阪市、入れ墨調査拒否者に不当処分!〜なかまユニオンが闘争宣言 大阪市は8月28日午前9時、入れ墨調査拒否者6名に対して戒告処分を発令した。拒否者3名が所属する「なかまユニオン」は記者会見を開き、「人が身体に入れ墨やタトゥーを施すことは、憲法第21条に保障された表現の自由であり、人格権の一発露でありプライバシーの問題。それを職務命令として一律に調査することは人権侵害に当たる」と橋下市長の暴走を真っ向から批判した。「業務命令違反が続けば免職」という橋下市長の暗黒政治で、3万数千人の市職員は一切もの言えぬ状況に置かれてしまったが、その中で「おかしいことはおかしい」と声を上げた貴重な6人だった。この日「なかまユニオン」は声明を出し、処分撤回を求めて最後まで闘うことを宣言した。(M) 写真速報・闘争宣言(なかまユニオン)・拒否者の思い・記者会見動画(YouTube)・TBSニュース *写真=なかまユニオン井手窪委員長(左)と今回処分を受けた矢野幸一さん(右) 原子力ムラの人事案撤回求め署名提出〜規制庁準備室前で声あげる 田中俊一氏など原子力ムラの委員は絶対にダメ! 8月27日夕方、原子力規制委員会の人事案撤回を求める緊急署名提出行動が取り組まれた。呼びかけたのは「国際環境NGO FoE Japan」「福島老朽原発を考える会」など7団体で、100人を超える人々が集まった。午後5時、規制庁準備室の職員に、福島避難者の長谷川克己さんと森園和重さんの手から4万筆を超える署名(細野大臣・議員宛)が手渡された。長谷川さんは「福島の母親は苦悩の中で子育てをしている。自分のこととして考えてほしい」と短いが強い言葉で訴えた。人事案採決が迫る中、主催者は「国会議員一人ひとりに電話をかけて声を届けよう」と参加者に呼びかけた。また、午後6時からは首都圏反原発連合の抗議行動が、引き続き取り組まれた。(M) 写真速報 多国籍企業がもたらす食のあり方〜映画『モンサントの不自然な食べもの』 マクドナルドのハンバーガーを食べ続けるとどうなるかを実験した『スーパーサイズ・ミー』以来、『ありあまるごちそう』『フード・インク』など「食」に関するドキュメンタリーが多く作られた。いずれの作品も多国籍企業によって生産された食べ物が世界中に広がっている実態に目を向けている。それは人々の食生活が様変わりするとともに、食自体の安全性が問われるようになったからだ。フランスの女性ジャーナリスト、マリー=モニク・ロバンが監督した『モンサントの不自然な食べもの』は、多国籍企業がもたらす食のあり方の根本を問う一本だ。(木下昌明) つづき・映画公式サイト デイベンロイ工場閉鎖争議が解決〜組合員17人の雇用を守る 8月24日夜10時、本社工場閉鎖をめぐり争議が続いていた東部労組デイベンロイ労組支部は、東京都労働委員会で会社側との和解協定書を締結しました。生産部で最後まで闘った17人の組合員の雇用が守られました。今後は17人が通勤できる場所(大田区東糀谷)に職場を移転し、そこで働くことになります。仕事内容も17人の希望通りの業務を認めさせました。さらには17人のうち1人は会社の制度上で定年退職になる68歳を今年迎えるものの引き続きの雇用を約束させました。団結の象徴である組合事務所も移転地に再設置することになりました。また、会社が組合に解決金を払うことにもなりました。(東部労組・須田光照) 詳細 *写真=ストライキで闘ったデイベンロイの仲間(東部労組HPより) 原発再稼働の裏にアメリカ?!〜米国シンクタンクが日本の原子力政策に「提言」 原子力規制庁設置法の改定で、突如「国家安全保障」を原子力開発の目的に「ねじ込んだ」のは、米国の差し金であった可能性があります。それというのも、米国の保守系シンクタンク「戦略国際問題研究所・CSIS」が、対日提言の第三弾を発表した際に、原発を国家安全保障上の重要な構成要素としているからです。8月15日(米国東部時間)に公表されたレポート「米日同盟」(戦略国際問題研究所)に、原発を再起動し、原子力開発推進に「復帰」するよう日本に対して「提言」したのはジョセフ・ナイとリチャード・アーミテージ。そう、過去二度にわたって日本の安全保障政策に対して「提言」を述べ、日本をコントロールしてきた人物の、第三弾の「提言」です。(たんぽぽ舎通信・山崎久隆) たんぽぽ舎通信・8.24金曜デモ写真(shinya)・川柳ビラ「笑い茸」18号 *写真=8.24再稼動反対金曜デモ(国会正門前) TPPを通して「日本」を語る意見交換会〜ツイッターで広がる 8月23日(木)新宿の河合塾COSMO東京校で『TPPを通して「日本」を語る意見交換会』が開かれ、危機感感じる60名の参加者が集まった。この集会の呼びかけは、主催関係者がツイッターを通して行われ、さらにリツイートまたはそれぞれのメーリングリストを通じて展開し、短期間に多くの意識の高い人たちが参加した。そのため、パネラーの名札にはツイッターアカウントが書かれてあった。フリートーク形式で、パネラー以外の参加者からも多岐にわたる情報が出され、あっという間の2時間半だった。(ジョニーH) 報告・写真1・写真2 8月15日の中国・南京〜大虐殺記念館で国際平和集会 8月15日、「侵華日軍大虐殺遇難同胞記念館(南京大虐殺記念館)」(中国・南京市)には多くの中国の参観者が訪れていた。また同日、日本からの代表が参加し同館主催の「国際平和集会」が開催された。日本からの代表は「神戸・南京をむすぶ会(兵庫)」「銘心会南京友好訪中団(大阪)」「日中友好・希望の翼(長崎)」の3団体で総勢約50名。集会は、記念館の関係者らとともに約100名で開催された。毎年行われているこの集会には、今回初めて南京市のある江蘇省以外からの地方メディアが取材に訪れるなど、多くの中国のメディアが注目した。(湯本雅典) 現地取材報告・動画(YouTube 3分) ショポンさんの命を奪ったのは東京薪市場だ!〜移住労働者の実態 インド出身のショポンさんは東京薪市場(運営会社ハラカタヴァルト 代表・鈴木洋樹)で、薪の配送業務を行っていました。早朝5時から深夜まで、一日18時間も働いても日給6000円という劣悪な労働条件でした。本年3月12日、薪置き場内でハシゴに上っての作業中、頭上から崩れてきた薪を避けようと飛び降りた際、左足が木片の上に着地してしまい左足踵骨折の傷を負ったショポンさんは、鈴木社長に病院へ連れて行ってほしい、と懇願しましたが「うちは労災保険に入ってないから」と社長はこれを無視。事故後6時間以上にわたり苦しむショポンさんを助手席に乗せたまま薪の配送を続けました。(APFS労働組合) つづき・APFS労働組合HP *写真=ショポンさんの組合葬(8/19) レイバーネットTV第38号 : 特集「辞めたくても辞められない!? 〜ここまで来た日本の職場」を放送 8月22日、レイバーネットTV第38号は、NPO法人労働相談センター事務局長の菅野存さんをゲストに特集「辞めたくても辞められない!? 〜ここまで来た日本の職場」を放送しました。賃金・解雇などの労働相談に加え、近年増えているのが「辞めたくても辞められない」実態が紹介されました。その行き着く先が「過労死」です。映像では、ワタミで入社してわずか2ヶ月で過労自死に追い込まれた26歳の女性社員、森美菜さんの両親のインタビューが流されました。母親の悔いと怒りの深さが伝わってきました。番組では、現状のひどさとそれを根本から解決するための組合づくりの課題などがディスカッションされました。視聴サイト(アーカイブ82分)・写真速報・番組内容・ジョニーHの歌 「脱原発基本法」制定運動はじまる〜市民運動の盛り上がりをカタチに! 8月22日午前11時から、衆院議員会館で「脱原発法制定全国ネットワーク」設立の記者会見が行われた。会場には大江健三郎・河合弘之・鎌田慧など10人の代表世話人が出席。メディアも50人以上が集まった。会は、政党・議員の協力をえて「脱原発基本法」の今国会での審議・可決をめざしている。河合世話人(写真中央)は「市民運動の盛り上がりを受けて脱原発基本法の話が具体化した。デモの成果を固定化し、脱原発の道筋を確実にしたい。国の政策として脱原発を決めたい」と語った。また「脱原発基本法は、議員一人ひとりに賛成か反対かを迫るリトマス紙。反対した議員は次の選挙で落とす運動をしたい」と意気込みを語った。脱原発法は、「2025年度までのできる限り早い時期に全原発を廃止する」としている。(M) 写真速報・同ネットワークHP STOP TPP!官邸前アクションがスタート〜初日300人で盛り上がる 8月21日(火)午後6時、残暑も厳しい中、首相官邸前にて「STOP TPP! 官邸前アクション」の初回が行なわれた。集まったのは約300人。反対運動の多様性が生かされ、官邸前では実に多彩な人たちが参加した。生協、農民、労働組合などはもちろん、ツイッターやFBで見たという人、ACTA反対運動からの流れでやってきた人、反原発運動に関わる人などで、世代もさまざま。この日は、国会議員3名(紙智子参議院議員・共産党、田村智子参議院議員・共産党、首藤信彦衆議員議員・民主党)の他、北沢洋子さん(国際問題評論家)などのほか、日ごろTPP反対運動に取り組む団体・個人がかわるがわる熱いメッセージを話した。(S) 報告・主催者HP *写真=ジョニーHも歌った 感動的だった日韓公務員労働者の交流〜解職とたたかった金東日さん 8月19日、全国の税務署で働く労働者の組合、全国税労働組合第70回定期大会に、韓国の税務職員・金東日(キムドンイル)さんと韓国の全国公務員労働組合の金大烈(キムデヨル)さんが招請され、あいさつし、交流が行われました(写真)。金東日さんは、2009年5月、ノムヒョン前大統領を自殺に追い込んだといわれる韓国国税庁の恣意的な税務調査を職場の内部掲示板で告発し、解職処分を受けました。金東日さんは「国民が知るべきことを明らかにするため」と、裁判闘争に立ち上がりました。30ヶ月に及ぶ裁判闘争の末、昨年11月、韓国大法院で解職処分取消の判決を勝ち取り、12月、羅州(ナジュ)税務署に復帰しました。(尾澤邦子) 報告 原子力ムラの人事案を撤回せよ!〜官邸前で緊急抗議行動 原子力規制委員会の同意人事が、今週にも決まると言われている中、8月20日夜、官邸前で緊急抗議行動が取り組まれた。この日「国民の生活が第一」など野党7党が衆議院議院運営委員長に対し、規制委員会の委員長に田中俊一氏を起用するのは問題があるなどとして、人事案の採決を行わないよう申し入れを行った。抗議のマイクアピールでは、「今回の人事案は、原子力推進人事。このままでは日本が滅ぼされてしまう」と口々に訴えた。社民党の福島党首も参加し、7党の取り組み状況を報告した。21日の採決は回避されたが、23〜24日にも人事案採決強行の恐れがあり、緊迫した状況が続いている。(M) 写真速報 「骨の中まで親日」の李明博大統領、なぜ反日をしたか〜韓国チャムセサンが論評 8.15光復節に際し、日中韓の対立が深刻になっている中で、韓中日の各政治勢力が民族主義と過去の問題を国内政治突破のために利用しているという疑いが提起されている。韓国では8.15光復節の前に李明博大統領が独島を訪問し、日本天皇の国内独立活動家への謝罪、慰安婦への責任ある措置を要求した。日本との過去の問題に対し、任期中ずっと消極的な立場を取ってきた李明博大統領のこうした動きは、国内ばかりか日本国内でも衝撃的な反応が現れている。李明博政権は最近の韓日軍事情報保護協定を非公開で進め、強力に批判されてきた。当時、反李明博情緒と反日感情が関連し、深刻な議論により、韓日軍事情報保護協定は結局延期されることになった。(韓国チャムセサン) つづき *写真=8.15青瓦台の昼食会 フリースピーチの輪ひろがる!〜官邸前・国会前「金曜デモ」 お盆休みの終盤でとりわけ暑さが厳しかった8月17日(金)。この日も官邸前・国会前・経産省前・環境省前など霞ヶ関一帯で、多くの人たちが手製のプラカードを持参し「原発再稼動反対」「規制委員会人事案撤回」の声を上げた。いつもより人数は少なめだったが、参加者の怒りと真剣度はまったく変化なく、金曜デモが確実に定着したことを示していた。国会前では、戦争体験者・国会議員・教員・視覚障害者・在フランス日本人など20人近くが、フリースピーチのマイクを握った。「関電の電力不足は大嘘だった。許せない」「原発推進の元凶は財界」「もっとマスコミ批判を」「日本の原発を一手に管理しているイスラエル管理会社がおかしい」など各々が怒りをこめてアピールした。またこの日の昼間には「JR不採用問題」の解決を訴える国会周回マラソンもあった。(М) 速報・写真報告(shinya)・国会周回マラソン報告 「このままでは死んでしまいます」〜シリーズ「解雇理由」6月分紹介 1、派遣。派遣先の企業が、連日13時間から16時間の長時間労働を強いる。腰痛に我慢できず「あがらせて欲しい」と頼むと、「最悪、派遣会社と契約解除で話をする。それを頭に入れて行動しろ」と脅された。このままでは死んでしまいます。誰か派遣社員を助けてください。2、同僚に「会社を辞めたい」と口を滑らしたら、私のいない飲み会でばらされて、会社が勝手に私の退職手続きで動き出してしまった。抗議したが「後戻りはできない」と言われた。3、契約社員。人事担当者より「成績優秀なので契約期間満了時で正社員として雇用したい」と連絡があったのに、契約期間が過ぎても一向に正社員の話がない。退職を決めたが、本来会社都合退職のはず。(NPO法人 労働相談センター) 全文 8.15敗戦記念日〜「慰安婦」「ヤスクニ」戦争責任問う2つのデモ 敗戦記念日の8月15日、都内では市民団体によるさまざまな集会・デモが行われた。銀座では、韓国水曜デモに連帯する世界同時アクションとして、「ちょうちんデモ」が行われた。元「慰安婦」被害者のシン・ソンドさんを先頭に、「『慰安婦』被害者に謝罪と賠償を」というメッセージが記された「うちわ」を配りながら、「慰安婦」問題の解決を訴えた。また、「排外主義と天皇制を問う 8.15反『靖国』行動」は、靖国神社に向けてデモ行進。日本の戦争責任・植民地支配責任の追及、そして反天皇制の声を上げた。九段下周辺は、日の丸を持ってデモ隊に突入しようとする右翼と警備の機動隊などで、もみくちゃ状態になったが、デモは無事終了した。(M) 写真速報・動画(YouTube 3分)・「ちょうちんデモ」報告(佐藤和之)・報告(西中誠一郎) *写真=デモが通過した九段下交差点 緊急出版『間違いだらけの生活保護バッシング』〜Q&Aで疑問に答える 生活保護問題・夏の緊急出版第2弾『間違いだらけの生活保護バッシング』が発行された。「そもそも生活保護って、どんな制度なの?」「親・きょうだい(扶養義務者)がいれば生活保護は受けられないの?」「生活保護の人はけっこう贅沢して楽しんでいるんじゃないの?」「生活保護受給者がどんどん増えて過去最多になったってホント?」。芸能人の母親の受給を機に、マスコミ報道・国会議員による追及などかつてない規模で展開された生活保護バッシング。問題となった「扶養義務」とは? 利用者は本当に「怠け者」で贅沢な暮らしをしているのか? ――これらの疑問にQ&Aで答える。生活保護にまつわる誤解を解き、利用者の実像を伝える、コンパクトでわかりやすい一冊! 詳細 脱原発8・12労働者集会が大成功〜労働組合は闘いの中核を担おう 8月12日午後、東京都江東区のティアラこうとうで全港湾労働組合、国鉄労働組合、全日本建設運輸連帯労働組合、全国一般労働組合全国協議会、東京清掃労働組合など7労組の共催で「脱原発社会をめざす8・12労働者集会」が開かれ、1260名が参加した。冒頭「唄う農民」を名乗る姫野洋三さんが「つながる生命」など心に残る歌を披露。伊藤彰信氏が労働組合の脱原発運動の基調方針を提起した。その後、小出裕章(写真・京都大学原子炉実験所助教)さんが「放射能汚染の現実を超えて」と題して講演。100万キロワットの原発1基で広島原爆の数千倍の放射能を排出する原発は人間と共存できないと話した。3.11で最悪の事故が起こった今われわれに課せられた責任は、大人と比べられない大きな被害を受ける子供たちをいかに守るかだと訴えた。また、多数の労働組合は原発を作るのに協力してきたが、廃絶に向けた闘いで労働組合が中心を担うことを参加者に強く訴えた。(報道部・MT) 写真詳報・アーカイブ(小出裕章講演 2時間)・ハイライト映像「なぜ御用学者にならなかったか」(3分)・基調報告(伊藤彰信)・写真「団結ガンバロー」(shinya) ヤスクニキャンドル行動に400人〜サンフランシスコ条約と戦後日本を考える 8月11日、東京・豊島公会堂で「ヤスクニキャンドル集会」が開催され、約400人が集まった。シンポジウムでは、日本・沖縄・台湾・韓国の学者、ジャーナリスト5人(古関彰一・石原昌家・李時雨・曾健民・高橋哲哉)が登壇し、サンフランシスコ条約発効60年を振り返るディスカッションを行った。高橋哲哉さんは「サンフランシスコ講和は日米安保体制であり、それが戦後日本の“国体”になった。その安保は“原子力平和利用”の幻想のもとに始まった核システムでもある。現在、保守層の中から“原発は核兵器に転用できる抑止力として必要”という声が出ている。こうした危険な動きに対して声を上げることが必要だ」と述べた。集会後、参加者はキャンドルを手に池袋の繁華街をデモ行進した。右翼の執拗な妨害があったが、参加者はひるむことなく「ヤスクニいらない」の大コールを上げた。(M) 写真速報・ムキンポ写真館・主催者HP *写真=遺族を先頭にキャンドルデモ 九歳の少年が堂々と野田批判〜8.10「再稼働反対」金曜デモ 「金曜デモ」はすっかり定着した。8月10日も、お盆休み直前にもかかわらず、原発再稼動反対の人の波は、官邸前から国会正門前そして霞ヶ関一帯に広がった。同時多発的に各所でコールや小集会、ドラム隊の踊りなどが繰り広げられた。国会正門前の集会では、阿部知子議員(社民)、志位和夫議員(共産)や自称右翼の鈴木邦男氏、学生、弁護士などさまざまな人が、次々に原発反対を訴えた。とくに9歳の少年がマイクを握り、「原発は人を殺すだけ。人間は人の役に立つために生まれてきた。野田総理は頭の悪い人間です」ときっぱり語り、大喝采を浴びた。(M) 写真速報・動画3分(少年の訴え)・写真報告(Shinya)・初参加報告(Y) 60万円払わないと辞めさせてくれない〜相談事例6月分紹介 1、お店でアルバイト。勤続1年。完全月給制といいながら、正月や5月の連休には賃金がカットされている。残業代もない。3ヵ月も前から、辞めたいと伝えているのに「次の人がこないから」と辞めさせてくれない。2、仕事中、私のミスでお店のショーウインドーを割ってしまった。「60万円支払わないうちは辞めません」と誓約書を書かされた為、辞めたくても辞めさせてくれない。3、新卒。正社員で入社。営業中に交通事故を起こしてしまう。会社は、100万円の修理代のうち、70万円支払えと言い、退職も認めてくれない。(NPO法人 労働相談センター) 全文 *写真=NHKが「相談センター」を取材 レイバーネットTV第37号放送〜警察の権限が拡大する「暴対法のコワ〜イ話」 8月8日(水)のレイバーネットTVは、暴対法問題を取り上げた。10月から改正施行される暴力団対策法は、警察の権限をこれまで以上に広げ「オールマイティ」にするもの。ゲストの小谷野毅さん(全日建連帯労組書記長=写真左)と海渡雄一さん(弁護士=右)は、具体的にその危険性を指摘した。「今では企業の取締役に警察OBを入れるのがあたりまえになっている。これまで労使関係は民事不介入の原則があったが、なし崩しにつぶされ警察が労働問題の前面に出てきている。このまま警察の権限拡大を放っておくと大変なことになる」と警鐘を鳴らした。山口正紀さんは「ピリ辛コラム」で、自らの読売新聞時代の体験を踏まえて、「警察こそ国家権力を守る最大の“組織暴力団”である」と明言し、「メディアと国民が警察をチェックすること」の重要性を指摘した。アーカイブでご覧ください。(M) 写真速報・アーカイブ(73分)・ジョニーHの替歌「いつの間にか暴力団」(3分) 消費税増税反対!廃案にせよ!〜参議院議員会館前に1500人 8月8日昼、参院議員会館前の歩道は「消費税増税・一体改革法案」に反対する1500人の人々でびっしり埋まった(写真)。土建・医労連・JMIU・自治労連など100を超える組合旗が林立している。行動を呼びかけたのは中央社保協で、全労連系の組合が総結集した。東京医労連の代表は「一体改革は何としても阻止したい。今でも日本の医療費はGDP比でアメリカの半分。一体改革での福祉削減は許されない」と語気を強めた。集会には共産党の国会議員団も参加し状況を報告。「8日の採決を阻止し、おもしろい状況になってきた。みんなの力で必ず消費税増税法案を廃案に追い込もう」と呼びかけた。(M) 写真速報・8/9〜8/10緊急国会行動 子どもたちに「生きるための学び」を!〜福島県教組の取り組み 福島県教職員組合は、7月「子どもたちのいのちと未来のために学ぼう 放射能の危険と人権」(明石書店 800円+税)を発刊した。ここには、未だに県内の多くが放射線管理区域内以上の空間線量下で学校生活を送らざるをえない子どもたちに対して、教職員はどう関わっていけばいいのかの指針、人権教育としての「生きるための学び」の視点が提案されている。以下、本書を発刊した福島県教組の取り組みの簡単なレポートである。福島県教組は昨年組織内に「放射線教育対策委員会」を立ち上げ、まずは福島の現実を全国に訴える取り組みを始めた。(湯本雅典) つづき・動画(福島県教組の取り組み)・パンフレット申込み書(pdf) 社会の歪みと矛盾を抉り出す〜映画『ニッポンの嘘・報道写真家 福島菊次郎90歳』 このところ、「死刑弁護人」と呼ばれる弁護士の安田好弘、絵本画家のいわさきちひろなど一つの仕事に命をかけた人物の生き方に光をあてた映画を紹介してきた。ここでもう一人、報道写真家の福島菊次郎のドキュメンタリーを紹介したい。長谷川三郎監督の『ニッポンの嘘』がそれだ。福島は戦後、多くの雑誌などのグラビアを飾った“伝説”の写真家。なかでも安保や学生運動、公害問題や放射能の悲惨等々、1960年代かち70年代の政治の激動期にもっとも活躍した。その彼は、90歳というのにカクシャクとしていて、トップシーンの「さようなら原発」6万人集会では、デモの前に突っ立ったり座り込んだり、警官たちを至近距離から撮ったりと、職業意識に徹して機敏に動き回っている。(木下昌明) つづき・映画公式サイト オスプレイの配備に反対する首都圏集会に1000人〜高橋哲哉氏が講演 8月5日(日)東京・日本教育会館で、オスプレイの配備に反対する首都圏集会が開かれ、1000人が参加しました。当初「10万人沖縄県民大会と同時アクション!」として設定されたのですが、沖縄は台風の影響で延期。しかし首都圏で声を上げることが必要だと開催されました。壇上には墜落するオスプレイの模型と、オスプレイ反対のジュゴンがかざられました。高橋哲哉さんが問題提起を行いました。「沖縄に圧倒的な犠牲が押しつけられる構造的な沖縄差別がある。沈黙は差別を容認することになる。今こそ、原発再稼働に反対するのと同じように、オスプレイ配備に反対する声を上げていこう。東京の政権を変えるために、声を上げよう」と話しました。(尾澤邦子) 報告・写真(shinya)・琉球新報 「娘を自死に追いやったワタミを許さない」〜龍基金授賞式で両親語る 「おかしい、おかしい」と悩んで死んだ娘のような労働者をこれ以上増やしてはならない・・。過労死をなくすために闘う森豪(つよし)さんと祐子さんが、第6回龍基金・中島富雄賞に選ばれた。二人は、居酒屋・ワタミでの長時間労働が原因で26歳の娘を過労自殺で亡くしている。8月5日に東京・葛飾で開催された授賞式で、母親の祐子さんは、人間が判断するために最小限必要な睡眠をもワタミに奪い取られたと、娘の美菜さんを入社2ヶ月で自死に追いやったワタミに対して怒りをあらわにした。2008年6月12日に美菜さんが建物から飛び降り自殺をはかってから今日まで、二人が闘い続けてこられた原動力は、この「母としての怒り」だったという。(松元ちえ) 報告 *写真=右が森夫妻 住基ネット・共通番号制はいらない!〜有楽町で「告別式」キャンペーン うだるような暑さが続く8月5日午後、東京・有楽町で「住基ネット・共通番号制はいらない」のキャンペーン行動があった。集団は黒ずくめで「告別式」の文字も見える。この日は、住民基本台帳ネットワークが稼働してちょうど10年目にあたる。キャンペーン代表の白石孝さんは「住基ネットは金食い虫で無駄だったが、それに加えいま総務省が導入しようとしている“共通番号制”はとても危険だ」という。「“共通番号制”が導入されると国民一人ひとりに新たな番号が振られ、就職・医療・介護などあらゆる生活の場面でカードの提示を求められる。全ての個人情報が一元化され、流出した場合の実被害は大きい。韓国・米国で実証すみだ。今の国会で審議が進む“共通番号制”のことを多くの人に知ってほしい」と語った。(M) 動画(白石孝インタビュー)・住基ネット連絡会HP 「原子力ムラ」人事案反対!〜官邸前金曜デモの勢い止まらず 7.29国会包囲の勢いは止まらなかった。8月3日の官邸前金曜デモも危機感をもつ市民が続々と詰めかけた。この日のコールは、「再稼働反対」だけでなく「原子力規制委員会」の原子力ムラ人事の撤回を求めるものだった。「人事案反対!」「田中(俊一)はやめろ!」のコールが続く。メインのステージでは、飯田哲也氏などが発言した。川田龍平・福島みずほ・阿部知子・志位和夫・坂本龍一の各氏もやってきたが、マイクアピールはなし。「1回やった人はやらない」「国会議員も一般の人も同じ扱い」という運営原則が貫かれていた。アピールで千葉の女性は「原発は事故がなくても放射能を垂れ流す危険なもの。それを知ればみんな反対するはず。メディアはそのことを伝えるべきだ」と強く訴えていた。(M) 写真速報・写真(shinya)・動画(8.3官邸前 4分)・朝日新聞・TBSニュース・動画(OurPlanet-TV)・環境省抗議行動(西中誠一郎)・動画(堀切さとみ)・テント日誌(8/3) デモと広場は無限の可能性を秘めて〜7.29「脱原発・国会包囲行動」 このところよくデモに行くようになった。もう年だからやめようと思いつつも、その時間になるとじっとしていられなくなる。自転車をとばしていくと、国会上空をヘリが旋回しているがみえてきて、「やってるな」と気分も高揚してくる。6月29日以来の脱原発デモでは、地の底からわき出てくるように、人々が続々と集まってくるのには驚いた。また、7月6日の雨の日のデモは、警備が厳しく、自転車でも官邸前に行けず、まるでカフカの小説『城』の主人公のように国会周辺をグルグルめぐったあげく、ファミリー・エリアで立ち往生した。後ろで大勢の家族連れが、ハンドマイクの女性の声に合わせて「再稼働反対!」を叫んでいる。ときに「魚を返せ!」「シイタケを返せ!」の声が上がり、いかにも主婦たちらしい発想だと思った。ところが男性がハンドマイクを握ると、「エイヒレ返せ!」と叫ぶ。これにはどっと笑いが上がった。(木下昌明) つづき 市民運動の力は大きい〜福島みずほ・山下よしきが本音トーク 反貧困たすけあいネットワークの恒例イベント「Bread & Roses 私たちにパンと誇りを!」(第9回)が、7月31日東京・六本木のライブハウスで開かれ110名が集まった。この日のテーマは「大丈夫? 既成政党」。湯浅誠・河添誠の司会で、国会議員との本音トークが展開された。福島みずほ(社民党)と山下よしき(共産党)の2人が出席し、会場からは「なぜ脱原発など国民の声が政治に反映されないのか」「なぜ少数のまともな政党が大きくなれないのか?」等の質問が寄せられた。福島議員は、「政治を動かすのは時間も手間もかかる。でもこの間の市民運動は間違いなく変化を作り出した。大飯原発の活断層調査が実現したのもその一つ。市民が主権者であることを意識すること。そしてやり続けることに力がある」と力説した。山下議員も被災地支援法の例を出して、粘り強い運動の意義を強調した。(M) ユースト録画(前半・福島みずほ)・ユースト録画(後半・山下よしき) *写真=左から湯浅誠・福島みずほ・河添誠の各氏 以前のトップページへのリンクを表示:
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