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脱原発へ持続する志〜大盛況だった「たんぽぽ舎 25周年のつどい」 脱原発運動の老舗「たんぽぽ舎」が結成25年を迎え、8月31日、東京・全水道会館で「25周年のつどい」が開催された。200人ほどの会場に続々と市民が詰めかけ、完全に溢れてパンク状態だった。圧倒的に女性が多く、脱原発運動の主役が女性であることを物語っていた。たんぽぽ舎共同代表の柳田真さんは「25年やれたのは“持続する志”の力。どこからも金をもらわず会費とカンパでやってきた自立した集団だった。3.11前は20人位のデモしか出来なかった。しかしいまは、万単位の運動に広がった。福島を忘れず寄り添うこと、再稼働を絶対止めること、この2つ課題に取り組み、脱原発の時代を切り開こう」と訴えた。記念講演には、広瀬隆さんとアーサー・ビナードさんが立った。わかりやすく面白い話は、核の怖さを伝えるだけでなく、これからの運動拡大にヒントを与えるものだった。(M) 写真速報・たんぽぽ舎メルマガ 「われ怒りて視る、何の惨虐ぞ」〜萩原朔太郎が詠んだ「関東大震災朝鮮人虐殺」 「朝鮮人あまた殺されたり その血百里の間に連らなれり われ怒りて視る、何の惨虐ぞ」。これは「近日所感」と題された萩原朔太郎(写真)の三行詩で、関東大震災のあった翌年1924年の1月に雑誌「現代」に発表された。朔太郎は郷里前橋から震災の被害に遭った親戚を見舞うために汽車と荷車を乗り継いで東京にむかったが、大宮からは歩いたという。おそらくはそのときに目撃した惨状を詠んだのであろう。文芸評論家の卞宰洙(ピョン・ジェス)さんによると、「朔太郎の怒りは、無抵抗の朝鮮人をふつうの民間人と軍警が一緒になって虐殺したことに、日本人の自分が許せなかったことに起因している」という。(牧子嘉丸のショート・ワールド) 続き まともな教科書は使わせない!〜教育内容への介入すすめる都教委 8月28日の都教委定例会・第一議案は、来年度使用都立高校用教科書の採択について。東京新聞の28日夕刊トップは、「実教『日本史』来年度も都立高ゼロ」「教育内容へ介入懸念」「都教委方針 学校側従う」「自主規制拡大の恐れ」の見出しで、非常に的確にかつ分かりやすく報じています。都教委の介入により、国旗掲揚・国歌斉唱をめぐり「一部の自治体で公務員への強制の動きがある」と記述した実教出版「高校日本史A」「高校日本史B」を選定した学校は昨年に続き今年もゼロ校。したがって、採択もゼロ。提案する都教委事務方も、教科書採択をする教育委員の面々も、この「ゼロ」に自信を持つかのように定例会では意見は述べず、形の上では全教科、各学校の選定を尊重し、「適正かつ公正に」教科書を採択したということになりました。(根津公子) 都教委傍聴記 *写真=筆者(左)と都教委職員 中国: 待遇改善もとめ学園都市の清掃労働者がストライキ 中国ではここ数年、街の道路を清掃する清掃労働者(多くがいわゆる農民工)による待遇改善や雇用継続などをもとめるストライキの報道がたくさん見受けられます。広州市でも8月に入って清掃労働者らが雇用継続や待遇改善のストライキをおこなっています。ストライキが発生したのは、広州大学などがある学園都市です。広州の発展に貢献してきたのに雇用9年目で契約が打ち切られる恐れがあるなど、労働者ら200人が雇用主の広州市不動産管理有限公司に雇用継続を求めてストライキ。市労働局、学園都市地域事務所などに陳情しています。ストライキは大学の始業日の8月21日に打たれました。街頭(というか彼女たちの職場ですね)で学生や大学関係者ら住民に訴えています。(レイバーネット国際部) 記事 *写真=8/21ストライキ 鍵を掛けて「君が代不起立・再発防止研修」〜反対する都民の声は聞かないの? 8月27日、卒業式・入学式ともに「君が代」不起立をした田中聡史さん(東京都立板橋特別支援学校教員)に対し、都教委が学校を訪問しての「服務事故再発防止研修」の3回目が強行されました。通常開いている学校の門は、すべて施錠されていました。校長に要請書を渡すべく、私たちが正門前に集まると、数メートル中にいた副校長が走ってきて、「ここで30分対応します。要請書を受け取ります」と言いました。私たちは「校舎中に入れてください。通常の対応の中、要請書を渡したい」「なぜ、門の外で渡さねばならないのか、説明をしてほしい」と言いましたが、副校長は押し黙ったまま。口を開いた時には、「申し訳ありませんが、校長は会わないと言っています」を繰り返すのみでした。(根津公子) 報告・動画(YouTube 8分) 証拠は現場にあり 苦しみも現場にある〜「南京大虐殺」現地取材 戦後70年になろうとしている現在である。進攻してきた日本軍によって、目の前で親や兄弟姉妹を殺された強烈な「心の傷」と、身寄りの無い「暮らしの断絶」を強制され、路頭に迷いつつ人生の道のりを生きてきた人々がいるのだ。極めて希に生き残ったという意味で「幸存者」と言われる少数の人は、今や85〜90才代で、あと数年したらこの世から居なくなる。その人たちに会った。悪夢のように人生を悩ます幼少の鮮烈な体験を抱えながら、当時の出来事を話すことができる健康な体や記憶、更に話せるような家族関係、知られても大丈夫な地域に住む人は数少ない。年令から言って、ここ数年が「聞き取り」限度であろう。(寺島栄宏) 報告 *写真=「幸存者」からの聞き取り サムスンは闘病して死んでいった彼らに謝罪しなければならない〜母親が手記 こんにちは。 私はサムスン半導体で働いて脳腫瘍で闘病中のハン・ヘギョンのお母さん、キム・シニョです。うちのヘギョンはサムスン器興工場LCDで約6年間働き、脳腫瘍という病気になりました。 サムスンで働く前、うちのヘギョンは健康な子供でした。夜昼二交代、一日10時間を超える作業時間でも元気だった子は、次第に活気を失いました。そのうちに、入社して3年目になる年から生理がなくなりました。視力も悪くなり、ますます痩せていく子を見て、「仕事がつらいからだろうか」と思いました。こんなに恐ろしい病気とは夢にも考えませんでした。健康だった子が、なぜ突然そうなったのか。家にはたった一人もガンで死んだ人はいません。 ヘギョンが働いていた環境が問題だったのではなかったのか。(韓国チャムセサン報道) 続き *写真=ハン・ヘギョンさん。レイバー映画祭で上映された映画『貪欲の帝国』の主人公でもある。 「家族も含めて路頭に迷わせるのか!」〜フロラシオン青山の閉鎖撤回にご支援を 7月29日に結成した東部労組フロラシオン青山支部は、東京都港区南青山にあるホテル「フロラシオン青山」の12月31日をもっての一方的閉鎖を撤回させるため闘っています。8月20日、ホテルを運営する公立学校共済組合・同東京支部との団体交渉がありました。共済組合側は閉鎖を撤回しようとしませんでした。この回答に対し、フロラシオン青山支部組合員から次々と抗議の声、怒りの声が上がりました。「家族も含めて路頭に迷わせるのか!」「一方的なやり方は許さない!」「私たちも同じ共済組合の組合員だ。その組合員の生活を奪うのか!」。真剣な訴えが続きました。全国のみなさん! 教育者のみなさん! 抗議の声、閉鎖撤回署名でご支援をお願いいたします。(菅野存) 詳細・動画(8.20 怒りの団交) *写真=8月20日の団交 チリ・ピノチェト独裁に「ノー」〜たかがCM、と笑うなかれ 1973年、ピノチェトはチリで暴虐の限りを尽くして独裁政権を築いた。その男が15年後の88年、国際的な批判をかわすため、信任を問う国民投票を行った。誰の目にもピノチェトの勝利は明らかだった。それなのに敗北した。何が起きたのか? 同じチリのパブロ・ラライン監督の『NO(ノー)』がこの政権転覆の真実を解明している。国民投票では、ピノチェト支持は「イエス」、反対は「ノー」と投票する。独裁者は自らの度量を示すために27日間、深夜テレビで1日15分ずつ反対派のキャンペーンを認めた。映画は両陣営のCM合戦を中心に描く。反対派には、テレビ局のCM制作で活躍するフリーランスのレネが加わる。(木下昌明) 続き・映画公式サイト 辺野古のボーリング調査強行を許すな!〜8.23沖縄集会に連帯して官邸前行動 米軍普天間飛行場の移設に伴う、名護市辺野古沖での海底ボーリング調査強行に抗議する行動が8月23日、現地沖縄と東京で同時に取り組まれ、参加した人々は防衛省と安倍政権を厳しく糾弾した。午後2時前。不安定な天候のなか、東京・千代田区の首相官邸前の歩道に続々と人が集まってくる。司会者がキャンプシュワブのゲート前の様子を伝えながら、集会が始まった。「この闘いは、海上で闘っている人にも届いている。18日にブイが設置されたが、近づいた人を海上保安庁(海保)が弾圧。カヌーは転覆させられ、負傷者も出ている。こうした行為を徹底して糾弾する」。現地のゲート前には、これまでで最高の3600人が集まったと伝えられた。官邸前では 約450人が1時間の緊急抗議行動で連帯を表明、気勢をあげた。(Y) 報告・写真(shinya)・沖縄タイムス・TBSニュース 「仙台から来ました、核処理場は許せない」〜8.22再稼働反対!官邸前行動 「宮城県の仙台から来ました。いま宮城県では、国が核汚染物質の処理場を3自治体に押しつけようとし大問題となって、地元では大きな反対の声が起きています。そもそも汚染水問題にしても処理場にしても、一方で再稼働を進めながら押しつけるのは、本当に矛盾があります。パブリックコメントの中で、科学的、技術的意見を求めていることには頭にきます。汚染水問題にしても、処理場問題にしても、原発に対する科学的・技術的な制御能力のないことを示しているのが今の日本政府と規制委員会ではないでしょうか。なんとしても再稼働をやめさせましょう」。(shinya) 写真報告 オークランドでイスラエル船を追い出す!〜3千人がガザ連帯行動 サンフランシスコの和美です。嬉しい報告です。5日かけてついに Zim Line の船“Piraeus”をオークランドの埠頭から追い出しました。イスラエルのパレスタインに対する攻撃と弾圧に対して、こちらでは何かしようと、案を練っていましたが、いつも通りのプロテストデモだけでは効果がないということで、イスラエルの貨物船に大してBlock the Boat という仮の名のコーリションを作り、攻撃をかけることにしました。Zim Line は確かイスラエルの政府が30%ほどを持っているようで、これの荷役の積み降ろしを止めようということです。スケジュール通り、Zim Line の Piraeus号は土曜日の午後(8/16)に入る予定でしたが、約3,000人のデモで船は予定を変えて、湾外で待機していて日曜日の午後に入ってきました。(サンフランシスコ・和美) 報告・動画(YouTube) ・ロスアンゼルス続報 韓国:セウォル号遺族、キム・ヨンオ氏病院でハンスト継続 セウォル号惨事遺族ユミンのお父さん、キム・ヨンオ氏がハンスト40日目の8月22日朝、 健康の悪化で緊急入院したが、病院でもハンストを続けていることが分かった。キム氏の病院搬送の報せに接した人々は、朝から光化門の座込場に集まってキム氏の回復を望みながら、沈着に同調ハンストを続けるという雰囲気だ。またさらに多くの人々が一日ハンストに参加するよう訴えている。セウォル号国民対策会議のキム・ヘジン共同委員長は「キム・ヨンオ氏は、病院でもセウォル号特別法制定のためにハンストを続けて頑張っている」とし「現在、1万6千人が一日ハンストへの参加を申請した」と話した。(チャムセサン報道) 続き・市民、警察と対峙(8/23) 日航機事故から29年・フジテレビ特番〜やはり解明されなかった「疑惑」 単独機の事故としては世界最悪の520人が犠牲となった1985年8月のJAL123便墜落事故から29年が経過した。月日の流れの速さを改めて感じるが、私の脳裏に焼き付いたあのむごたらしい酷暑の夏の記憶は今なお決して薄れることはない。「御巣鷹の尾根」は今なお私、そして安全問題研究会の原点だ。ところで、今年の8.12はいつもの年と少しばかり違った。フジテレビ系列の全国放送として、特別番組「8.12日航機墜落30回目の夏〜生存者が今明かす“32分間の闘い”ボイスレコーダーの“新たな声”」が放送されたからだ。運輸省航空事故調査委員会が発表した「後部圧力隔壁崩壊説」に一度も納得できたことがない私ももちろんこの番組には注目していた。(黒鉄好) 続き *写真=御巣鷹山の「慰霊の園」 「こんな元気になれるパーティは珍しい」〜レイバーネット大納涼パーティに50人 8月20日夜、東京・新宿「竹林閣」で「レイバーネット日本・大納涼パーティ」が開催されました。会員・一般ふくめ約50人が集まりました。恒例のイベントでしたが、例年以上に多彩な集まりになり、新しい人・若い人も多かったです。静岡・群馬からの参加もありました。会は乾杯のあと、自己紹介やアピール、運動交流、歌もあり、10時すぎまで盛り上がりました。非正規差別撤廃のたたかいを進める東京東部労組メトロコマース支部のメンバーも4名が参加し、歌のアピールもありました。また「若者の世代に運動を拡げるにはどうしたらいいか」など熱い議論が続きました。レイバーネットTVの企画もたくさん出され、「安倍暴走をとめるために知恵と力を出し合おう」と気勢を上げました。ある参加者はフェイスブックで「すごい盛り上がりでしたね。こんなに元気になれるパーティは珍しいかも」の感想を寄せていました。(M) 写真速報 沖縄レポート 辺野古の現場から〜「県外移設」の公約破棄こそ問題 そもそも普天間基地は、戦後の占領期、米軍が住民の土地を勝手に囲い込み盗み取ってつくった基地。それを返せといったら、代わりの基地をよこせという。それも盗まれた側の負担で。県知事も県選出国会議員も直近の選挙では、普天間基地の「県外移設」を公約して当選した。当時自民党本部は公約の違いを承知で公認している。そして1年足らずの内に、国会議員には「県外移設」公約の放棄させ、県知事を埋立承認(公約破棄)に持ち込んだ。新基地に着工した8月14日、大浦湾と辺野古の海上は、全国から集められた海上保安庁の巡視船や沖縄防衛局の船で埋められ、ゲート前は県警の壁ができている(写真)。彼らは、何から何を守ろうとするのか。「県外移設」=辺野古に新たな基地をつくらせない、とする民意に立って、安倍政権の新基地工事強行こそ阻止すべきだ。(毛利孝雄) 全文・8.23官邸前行動 「すき家」のワンオペを即時廃止せよ!〜首都圏青年ユニオンが声明 首都圏青年ユニオンは、すき家の労働環境改善に関する第三者委員会の調査報告書の発表とゼンショーの会見を受けて、すき家で働く従業員を組合員としている労働組合として、以下の声明を発表する。1、ゼンショーは、ワンオペの即時廃止と労働条件の改善を行え 。首都圏青年ユニオンは、団体交渉などにより、調査報告書に見られるような実態をゼンショーに突き付け、解決を迫ってきた。特に深夜1人で働く「ワンオペ(ワン・オペレーション)」については、2013年1月の団体交渉の申し入れでも「法定休憩が取れず、労働基準法違反である」旨を、追及していたが、ゼンショーは具体的な対策をとってこなかった。ゼンショーは今年7月11日の段階でも「すき家全店におけるものであれば、団体交渉には応じない」旨の回答に終始し、問題に向き合うことなく、話し合いを事実上拒否し続けてきた。(首都圏青年ユニオン) 続き *写真=「すき家」前で抗議する首都圏青年ユニオン(2014年5月) 「パリ解放」の展示から歴史と記憶を考える〜飛幡祐規 パリの窓から 広島・長崎への原爆投下の後、日本が敗戦を受諾して今年は69年目に当たる。ヨーロッパにおける第二次世界大戦の終結は1945年5月8日。それに先立つ1944年の8月、1940年6月からナチス・ドイツに占領されていたパリは解放された。国内のレジスタンス運動が蜂起し、ノルマンディーに上陸した連合国軍(自由フランス軍を含む)と共に戦闘の末、解放を勝ち取ったのだ。その70周年を記念してこの夏、パリ市庁舎とカルナヴァレ美術館(市立パリ・歴史美術館)の2か所で、パリ解放の写真展が行われている。(飛幡祐規) 続き 辺野古の埋め立て強行をやめろ!〜東京・防衛省前で緊急抗議集会 沖縄県名護市・辺野古沖で開始された、新基地建設のためのボーリング調査準備の強行に反対する緊急集会が、8月15日夕方防衛省前で開催され、約250人が集まった。緊迫した状況が続く、辺野古現地での厳しい闘いを孤立させないためのメッセージや、新基地建設反対と安倍政権の横暴に抗議するシュプレヒコールが続いた。集会の最後に、安倍首相や小野寺防衛大臣宛の抗議文書を防衛省職員へ手渡した。(西中誠一郎) 写真報告 韓国:セウォル号真相究明・特別法制定を要求して5万人がデモ 全国約5万人の市民がセウォル号特別法制定を要求し、ソウル都心大規模集会を開いた。セウォル号犠牲者遺族と市民は、朴槿恵(パク・クネ)大統領が決断しろとし、青瓦台方向へと都心デモ行進を行った。警察は鍾閣駅付近に警察兵力を配置してデモ行進を制止し、 放水の警告を続けてデモ隊と対峙している。8月15日午後3時、ソウル市庁広場で「セウォル号特別法制定のため汎国民大会」に参加した5万余の市民は、午後5時40分頃から都心デモ行進を始めた。遺族は「青瓦台が答えろ」「特別法を制定しろ」という横断幕を持ってデモ行進の先頭に立った。(韓国チャムセサン報道) 続き 「戦争反対、靖国反対」約250人が声上げる〜8.15反「靖国」行動 8月15日、「安倍戦争国家の『追悼』を許さない! 8.15反『靖国』行動」が行われた。会場の東京・全水道会館には、時代の危機を反映してか、昨年を上回る人たちでぎっしり。若者の姿も増えた。戦争体験のある元教員・北村小夜さんが講演し、「人をみたらスパイ、人を信じられなくなるのが戦争社会。絶対繰り返してはならない」と訴えた。デモでは、例年以上に右翼の攻撃的姿勢が目立った。警察も大量の機動隊員を動員して、デモ隊を二重にも三重にもブロックして併走した。右翼グループはハンドマイクでがなりたてながら、デモ隊に突っ込んできたり、横断幕を奪ったり、ペットボトルを投げつけたりとやりたい放題。しかし、デモ隊は「戦争反対、靖国反対」のコールをしながら整然と進み、けが人も逮捕者も出さすに無事約1時間のデモを貫徹した。(M) 写真速報・動画(YouTube 5分)・ムキンポ写真館 *写真=九段下交差点 8.14 日本軍「慰安婦」メモリアル・デー〜東京でトーク&コンサート 8月14日、東京・日比谷コンベンションホールにおいて、<日本軍「慰安婦」メモリアル ・デー>トーク&コンサートが、開催されました。主催は戦時性暴力問題連絡協議会で、全体の参加者は約207名。8月14日は、1991年に韓国の金学順さんが日本軍「慰安婦」被害者として、初めて名乗り出た日です。半世紀の沈黙を破った、この勇気ある告発が契機となって、アジア各地の被害女性たちが、加害国日本政府の責任を問い始めました。この被害と闘いの歴史を忘れないために、8月14日を<日本軍「慰安婦」メモリアル・デー>にしようと決めたのは、2012年12月の台北での第11回アジア連帯会議です。(佐藤和之) 続き・主催者FB 基地建設強行・無法のきわみ〜緊急ビデオレポート『速報・辺野古の闘い』 沖縄県知事選前に遮二無二工事着工を、既成事実化しようという政府・県の横暴を極める動きで、辺野古が緊迫しています。深夜の資材搬入、県警をつかった排除、無法のきわみです。沖縄・辺野古を取り続けている藤本幸久・影山あさ子の共同監督コンビが、この7月1日から30日までの現場の攻防を現地撮影して、『この映像をひろげてください』と呼びかけています。マブイシネコープでも取り扱っておりますので、ご希望の方下記までメールで。郵便振替用紙同封でおとどけします。DVD 26分・1000円。(マブイシネコープ・木村修) 記事・申込み先メール・三上智恵さんの現地映像 「真夏の焦点」大喜利川柳もどきの巻〜牧子嘉丸のショート・ワールド 司会 (チャンチャカチャカチャカ、チャンチャン)毎度お馴染み、時代の本質を笑いで突く「焦点の時間がやってきました。司会の歌麿です。さて、今日は俳句・川柳・標語なんかをちょっと言い換えたりして、面白おかしくパロデイーなんかを作ってみようという趣向です。たとえば、戦時中のスローガンにあった「贅沢は敵だ」に、一字書き足して「贅沢は素敵だ」にしたなんて有名なエピソードがありますね。今評判の『川柳は乱調にあり』の作者胡沢健さんが、これを試しに女子学生にやらしてみたら「贅肉は敵だ」とかえってきたというんです。まあ、こんな調子で、はい、もう手があがった。早いね、菊ちゃん。菊三 「贅肉は素敵だ」これは新宿三丁目のデブ専の句で、あのブヨブヨ感がたまらない……。(牧子嘉丸のショート・ワールド) 続き 被爆70年(2015年)に「原爆の図」をアメリカへ〜賛同と募金のお願い 2015年6月から8月、丸木位里・俊の共同制作「原爆の図」15作品の内、6作品をワシントンのアメリカン大学美術館で展示します。「私たちの生きているうちに核廃絶を」という被爆者の悲願の実現にとって残された時間は多くありません。核保有国が核抑止論を護持し核廃絶へと踏み出さない中で、125か国が核兵器の残虐性・非人道性に焦点を当て、核兵器のない世界をめざす共同声明を作成し、日本政府も初めて参加しました。来春のNPT(核不拡散条約)再検討会議でその動きを具体化させるために、多くの被爆者が渡米し訴えようとしています。アメリカ国内の費用はアメリカ側の負担ですが、日本からの移送費用など1000万円は日本側の負担です。それを多くの市民の募金で集めることで、人々の核廃絶への思いもアメリカ社会に届けることができると考え、募金運動を始めます。(原爆の図丸木美術館) 詳細・丸木美術館HP *写真=原爆の図第二部「火」 「過労死防止法」に尽力した森岡孝二さんを表彰〜第8回中島富雄賞授賞式 過労死をなくすために活動している「過労死をなくそう!龍基金」は8月10日、第8回中島富雄賞授賞式を東京・葛飾で開催し、今年6月に国会で成立した「過労死等防止対策推進法」(過労死防止法)の制定に多くの過労死遺族とともに尽力した森岡孝二さん(関西大学名誉教授・写真左)を今年の受賞者として表彰しました。ワタミ過労死遺族の森豪さんと森祐子さんは「ワタミの責任否定を許さない」と今後も闘っていく決意を表明しました。ヘイトスピーチとレイシズムを乗り越える国際ネットワーク(のりこえねっと)共同代表の辛淑玉(しん・すご)さんによる記念講演「生きる権利を守る」もありました。台風の中でしたが、会場には112人が集まり盛況でした。(須田光照) 続き 教師の仕事は「生徒の伴走者」〜日本の教員に観てほしい『ローマの教室で』 私は、教育労働者である学校教師の仕事は「生徒の伴走者」であると、常々思っている。ジョゼッペ・ピッチョーニ監督のイタリア映画『ローマの教室で〜我らの佳き日々〜』を観た。マルコ・ロドリ原作「赤と青」のこの映画は、イタリアのローマにある公立学校に勤める3人の教師の半年間の物語である。「教師の仕事は学校内だけで家庭には立ち入らない」というジュリアーナは、教師たちに苦言を呈しながら、自らも真っ先に出勤し学校内のトイレや施設を点検する真面目な女性校長。ある朝、体育館でせき込みながら寝ている男子生徒を発見し、病院まで連れていくのだが、その生徒のたったひとりの肉親の母親が何日も帰ってこないということを知り、どこまで面倒をみたらいいか悩む。(ジョニーH) 続き・予告編 *映画は8/23岩波ホールで公開 「戦争する国ノー」の声上げる〜ヤスクニキャンドル行動に500人 8月9日午後、「平和の灯を!ヤスクニの闇へ キャンドル行動」が都内で開かれた。集団的自衛権閣議決定以降の情勢の中で、参加者の表情も例年にない緊迫感があった。メインのシンポジウムは「世界からみるヤスクニ」をテーマに行われ、ドイツからシュナイス牧師、アメリカからダグラス・ラミス氏が発言した。ラミス氏は安倍政権の改憲の狙いを、「戦争できる国というのは他国を抑えるだけでなく、政府の言うことを必ず聞く臣民をつくるのが目的。一番抑えたいのは日本の国民であることを忘れてはならない」と強調した。集会後は恒例のキャンドルデモ。街宣車を総動員した右翼の妨害は例年以上に激しかったが、参加者はキャンドルを手に「ヤスクニノー、戦争反対」のコールを上げながら、デモを成功させた。参加者は集会デモを合わせて500人だった。(M) 写真速報・動画(キャンドルデモ 5分)・ムキンポ写真館・ハンギョレ新聞 「大量虐殺今すぐやめろ!」〜〈怒りの土曜日〉イスラエル大使館に抗議 8月9日午後、緊急行動として「〈怒りの土曜日〉ガザ連帯世界アクション・イスラエル大使館抗議!」が実施され、約80人の人々が東京・イスラエル大使館周辺で抗議の声をあげた。警察は大使館前の道路を封鎖し、参加者を近づけようとはしない。日本テレビ前の歩道は警察官が制圧。集まった人々は1列に並んで怒りのコールを繰り返した。主催者の一人・杉原浩司さんは、「本日は緊急に抗議をすることになりました。現地では停戦が破られ、すでに2000人の死者が出ている。このままいけばガザでの死者がさらに増える。全世界で声をあげてほしい。街頭に出て欲しい」と訴えた。「大量虐殺今すぐやめろ!」「イスラエルは恥を知れ!」。ドラムのリズムに合わせて、力強いコールが大使館周辺に響いていた。(Y) 写真速報・報告(牧子嘉丸) 「インドにもどこにも原発を売るな!」〜8.8 官邸前金曜行動 「安倍晋三は原発やめろ!やめられないならお前がやめろ!」。ドラムのリズムに乗せて、ミサオ・レッドウルフさんのドスの利いたコールが官邸前に響いた。この日(8/8)の「再稼働反対!金曜行動」には、インドの反原発活動家スンダラム氏(写真)がやってきた。手には「インドにもどこにも原発を売るな!」のプラカード。スンダラム氏は、きのうまで福島の双葉町や飯舘村を回ってきたばかりだった。「原発事故から3年も経っているのに、未だに避難し仮設住宅に住んでいる人々の実態を目の当たりにして驚いた。もし同じことがインドで起きたら、もっとひどい状態になるだろう。インドでは社会福祉も劣悪で政府が腐敗しているからだ。8月末にはインドのモディ首相が来日し、安倍首相と日印原子力協定を推進しようとしている。こうした動きを許さず、日印民衆はともにたたかおう」と呼びかけた。(M) 写真速報・動画(YouTube 4分半) イアン監督・井戸川元双葉町長大いに語る〜8月6日『A2-B-C』上映会 広島に原爆が投下された八月六日。福島の子どもたちを記録した『A2-B-C』 が志木市で上映された。昼、夜二回の上映後、イアン・トーマス・アッシュ監督(写真右)は「僕のトークよりも、皆さんから質問して」と言い、次々と出てくる質問にユーモアを交えながら応えた。「前から観たいと思っていた」と、元双葉町長の井戸川克隆さん(写真左)も参加。イアン監督が『美味しんぼ』のことをたずねると、井戸川さんは、「誰もやらない福島の子どもたちの疫学調査をしたという裏付けがあるのに、私の話は全部クローズされてきた。でも漫画が叩かれることで事実を伝えることができた」。『A2-B-C』も当初、日本での上映は難しいだろうと思っていたとイアン監督は明かす。(堀切さとみ) 続き ガザ学生のエッセイ「戦争」〜とっても過酷ないくつもの夜 本当に、話を聞くのと、自分がその出来事の一部になるのとでは、ぜんぜん違う。戦争のあいだ、私たちは、死にさらされたり、死を逃れたりした人たちのたくさんの話を聞いた。なかでもシュジャイヤの虐殺はその最大の例。私たちは死ぬまいと走っている人々の姿を目にした。あるいは、死を逃れることができなかった人たちの姿も。人がこんな恐怖を実際に生きているなんて、私にはほとんど信じられなかった。ある意味、ガザの誰もが、自分は攻撃目標ではない、と思っている。あるいは、そう思い込もうとしている。私たちは、なぜ自分たちだけは死なずに絶対にこれを生き延びるのか、その思いつく理由を100万くらい数え上げようとする。(翻訳・岡真理) 全文・ガザ通信「避難生活」 *写真:束の間の停戦となり、破壊された自宅を初めて目にしたパレスチナ人の少年。ガザ北部シュジャイヤ地区で(撮影:アリソン・ドジャー) 東京東部労組声明 : 労働契約法20条を武器に非正規労働者は差別反対の声をあげよう! 今年5月1日のメーデーに、東京メトロ駅売店の非正規労働者らでつくる東部労組メトロコマース支部は、正社員との差別をなくすために雇い主である東京メトロ100%子会社のメトロコマースに対し、過去3年分の賃金差額など約4250万円を求める訴えを東京地裁に起こした。昨年4月に施行された労働契約法20条を根拠にした全国初の裁判である。東部労組メトロコマース支部の仲間は、正社員と同じ売店で同じ仕事をしているにもかかわらず、1年以内の細切れの有期契約を約10年にわたり反復更新してきた。正社員のように年齢や経験とともに上昇する賃金ではない時給制で、フルに働いても月の手取りは13万円程度。正社員に支給される各種手当はなく、賞与もわずかで、年収差は少なくとも200万円を上回る。(東京東部労組声明) 全文 相次ぐサムスン白血病死亡、補償問題も解決せず〜『貪欲の帝国』その後 サムスン職業病被害者の死亡が続いているなかで、サムスン電子とパノルリム(半導体労働者の健康と人権守備隊)の交渉が難航しており、憂慮が高まっている。サムスン-パノルリムの5次交渉二日後の8月1日、サムスン半導体温陽工場で働いていたイ・ボム(47)氏が急性リンパ腺白血病で死亡した。病院で白血病と診断され、坑癌治療を始めてから一か月だ。サムスン半導体温陽工場は、すでに多くの労働者が職業病にかかり死亡したり闘病している現場で、故イ・ボム氏は23年間ここで働いた。(韓国チャムセサン報道) 続き *サムスン事件の告発ドキュメンタリー『貪欲の帝国』は7.26レイバー映画祭で日本初公開された(報告記事) パブコメを集中して秘密法廃止へ!〜動画・ワークショップの活用を 安倍政権は、7月24日から8月24日までの1ヵ月をかけて「秘密保護法」に関するパブリックコメント(市民からの意見公募)を行っています。出された意見を集約し10月中にも閣議決定し、12月の施行に踏み出そうとしています。違憲な法律は廃止するしかなく、私たちは、政令や運用基準の制定そのものに反対です。今回のパブコメに批判的意見を集中することで、運用基準などに留まることなく、法律そのものの問題点をあぶり出し、施行を中止させましょう。実行委員会では、二つの動画「5分でわかるパブコメ入門」「国連からもレッドカード」をつくりました。また、秘密保護法と素案の問題点をわかりやすく解説し、その場でパブコメを書いてしまえるように7日にワークショップを行います。ぜひご参加ください。(「秘密保護法」廃止へ!実行委員会) 詳細・動画「5分でわかるパブコメ入門」 *写真=動画番組で解説する矢崎暁子弁護士 懐かしの名画が21世紀に蘇る「神戸映画資料館」 映画が誕生して一世紀以上。この間数限りなく映画は作られてきたが、はて、そのフィルムはどこへ消えたのか? 「神戸映画資料館」はフィルム約1万本、書籍類約1万冊、ポスターやチラシなど多数を所蔵する。映画コレクターとして知られる館長の安井喜雄さん(65)がカメラマンや映像関連の仕事の傍らに収集したもので、多くは未分類のまま倉庫で眠っているという。映画資料館と言えば、国内では東京国立近代美術館フィルムセンターが知られるが、民間の運営はとても珍しい。この資料館は7年前に開館した。週末中心に3日ほど映画上映など行っているが、プログラムの多彩さに驚く。(木下昌明) 続き *写真=神戸映画資料館(シネマカフェ hiroba)より 原爆被ばくに苦しむ韓国の人々〜書評『被ばく者差別をこえて生きる』 本書『被ばく者差別をこえて生きる』は原爆被害者2世であり、「韓国原爆2世患友会を創設した、今は亡き金亨律(キム・ヒョンニュル)の遺稿を中心にまとめた追悼集である。1945年8月、広島・長崎で被ばくした原爆被害者約70万人(爆死24万人)のうち、韓国人は約7万人(爆死4万人)に達し、さらに、原爆後遺症に苦しむ2世は、韓国国内だけで約2300人と言われている。被ばく者は様々な差別を受けているが、特に韓国では日本へ渡った者に対する偏見、米国による原爆投下で日帝支配から解放されたという歴史教育、朝鮮半島における南北対立を背景とした軍事中心の考え方が、差別を助長するという。だが、福島原発事故で再び被ばくし、安倍政権下で軍事大国化する日本に生きる私たちにとっても、これらは他人事でない筈だ。(佐藤和之) 全文 スノーデン機密文書「米、イスラエルのガザ攻撃に直接加担」 米国家安保局NSAがパレスチナの監視と標的確認のために、イスラエルを直接支援してきたことが明らかになった。エドワード・スノーデンが暴露した機密文書によるこの報告書は、イスラエルの今のガザ攻撃と直接の関係はない。しかしイスラエルの攻撃に米国が加担している事実を確認できる初めての記録という意味がある。国家安保局(NSA)元職員のエドワード・スノーデンの暴露を引き出した元ガーディアン記者、グレン・グリーンウォルドは8月4日、オンラインポータル「インターセプト」に「現金、武器、そして監視-米国はすべてのイスラエル攻撃に核心的な役割を果たしている」という題名で、米国のNSAがこの10年間SIGINT(収集した信号情報)をイスラエル情報機関ISNUに提供してきたと明らかにした。(韓国チャムセサン報道) 続き・ガザと手を握る世界 「集団的自衛権行使容認」とんでもない〜憲法研究者が声明を発表 暴走する安倍政権を止めようと各方面でさまざまな動きがある中で、150名以上の憲法研究者が、8月4日、集団的自衛権行使容認の閣議決定を撤回するよう求める声明を発表した。声明では、今回の閣議決定は「海外で武力行使はしないという従来の自衛隊からの決定的変貌」だとし、「『戦争をしない、そのために軍隊をもたない』と定め、徹底した平和外交の推進を政府に求めている憲法9条の根本的変質にほかならない」と指摘している。学習院大学の青井美帆教授など40歳代から90歳代まで幅広い年齢層の憲法学者28名が7月18日に呼びかけたこの声明は、4日の記者発表時点で129名が賛同した。(松元ちえ) 報告 有期雇用の差別をなくそう!〜「労働契約法20条」活用テーマに研究会 労働契約法20条を活用した訴訟がはじまった。東京東部労組メトロコマース支部と郵政産業労働者ユニオン(郵政ユニオン)の訴訟である。労働契約法20条の「期間の定めがあることによる不合理な労働条件の禁止」を活用して、有期雇用労働者の労働条件の格差を解消しようという訴訟である。8月2日、東京・飯田橋で「労働契約法20条訴訟―内容の理解と活用を考えるー」をテーマに研究会が開かれた(写真)。主催した労働運動研究討論集会実行委員会(労運研)は、昨年4月、今年4月の2回にわたって労働運動研究討論集会を開催してきた。民間労働者と公務労働者が、正規労働者と非正規労働者が共通の課題について学習し、労働運動の現場で共同のたたかいを作り上げていくために研究会を開催していくことにしている。今回の研究会が第1回であった。(伊藤彰信) 続き ガザの人々を殺すな!〜パレスチナ犠牲者の名前掲げてデモ 8月3日、東京・新宿の新宿駅東口アルタ前で、「ガザの人々を殺すな!8.3 新宿デモ」が行われた。参加者は約600人。集まった人々は、プラカードや旗を掲げて駅周辺を練り歩き、ガザに対して一方的な攻撃を繰り返すイスラエル軍と、その大量殺りくを支える日本政府を厳しく糾弾した。灼熱の太陽が容赦なく照りつける日曜の午後。アルタ前の狭いエリアが参加者で埋まった。集合時間の14時を過ぎると国富健治さん(反安保実)の司会で集会が始まった。国富さんは、「無差別大量虐殺で、すでに1600人を超える人々が殺されたと言われている。イスラエルの残虐な行為を絶対に許さない。ガザの人々の怒りと悲しみに応えよう。暑いなかがんばってデモをやり抜こう」と呼びかけた。(Y) 続き・レポート(牧子嘉丸)・動画(YouTube 5分)・AFPニュース・報告(杉原浩司)・ガザ連帯世界のデモ 渋谷を席巻した「怒りのブルドーザーデモ」〜「安倍やめろ」のコールやまず 8月2日、炎天下の東京・渋谷の繁華街にブルドーザーが登場した。沿道の人たちもビックリだ。ブルドーザーには「この機械はファシストをやっつける」の英語文字ポスターが貼られていた。主催は、東京デモクラシーネットワークで、「怒りのドラムデモ」はじめ様々なグループの連合体だ。デモ隊は、ドラムのリズムにあわせて「安倍やめろ!憲法こわすな!」のコールを続け、渋谷・原宿一帯を席巻した。音楽に乗せた楽しいデモだが、プラカードの訴えやマイクアピール、人々の表情の中を見ていると、笑顔のなかにも「怒りと険しさ」があった。7月1日「集団的自衛権・解釈改憲」を強行した安倍政権に対する危機感だろう。デモに対する沿道の反応はよく、手を振る姿が多く見られた。安倍政権への支持率低下を加速するブルドーザーデモとなった。参加者は3000人(主催者発表)だった。(M) 写真速報・動画(YouTube 4分半)・しんぶん赤旗・スーツデモ報告(西中) 画期的だった検察審査会決定〜「福島原発告訴団」海渡雄一弁護士が徹底解説 7月31日東京第五検察審査会は、東京地検が昨年9月9日に不起訴処分とした東電元幹部ら42人のうちの3人について、業務上過失致死傷罪で「起訴相当」とする議決書を公表した。検察審査会が「起訴相当」としたのは、勝俣恒久元会長、武藤栄、武黒一郎の両元副社長である。小森明生元常務については「不起訴不当」とした。榎本聡明、鼓紀男元取締役については、権限がないという理由で不起訴相当とされた。起訴相当の検察審査会議決が2回続けば、強制起訴となり、公開の裁判で福島原発事故についての刑事責任の有無が論議される、画期的な裁判が開かれることとなる。(海渡雄一) 全文 土本典昭さんの先駆的仕事〜松本昌次のいま、言わねばならないこと 土本典昭さん(写真)とわたしが出会ったのは、1953年4月、第3回参議院議員選挙での選挙運動の時であった。前年4月、学校を出て都立高校の夜間部の職を選んだものの、平和運動にかかわったカドで半年であっさりクビ、さまざまなバイトでわたしは糊口をしのいでいたが、選挙運動もそのひとつだった。主な仕事はトラックに乗って候補者(平野義太郎)の名前を連呼することで、終って事務所(中国研究所)に帰ってくると、机に坐って仕事をしている選挙参謀の一人らしい人が、「やあ、ご苦労さん!」と、やさしくねぎらいの言葉をかけてくれ、時には「一杯呑みましょう」と、わたしたちを赤提灯に連れて行っておごってくれたのである。そして文学論・政治論に花を咲かせた。その人が、わたしよりひとつ年下の土本さんだった。(松本昌次) 続き *写真提供=土本基子 ジャパン自画自賛シンドローム〜牧子嘉丸のショート・ワールド 小越 こんばんは。クローズアップジャパンです。今夜は「クールジャパン発見!ええぞええぞニッポン」と題して特別番組をお送りします。ゲストには『永久のゼロ』でお馴染みの千田直木さんをお招きして、日本人の素晴らしさを紹介した自賛本ブームについてお話を伺います。千田さん、よろしく。それにしても相変わらずの放言とまりませんね。千田 それがボクの売りだもの。あなただって、いつもここ一番で政府のヨイショばっかりしてるでしょ。あれと同じよ。小越 いや、最初から参りましたね。では、さっそく本を紹介したいと思います。まず益田神妙さんの『日本人はなぜかくまでも美しいのか』ですが、いかがですか。(牧子嘉丸のショート・ワールド) 続き 以前のトップページへのリンクを表示:
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