2011/2 | |||||
Menu
おしらせ
・レイバーフェスタ2024(12/25) ・レイバーネットTV(11/13) ・あるくラジオ(10/10) ・川柳班(11/22) ・ブッククラブ(10/12) ・シネクラブ(9/1) ・ねりまの会(10/12) ・フィールドワーク(足尾報告) ・三多摩レイバー映画祭 ・夏期合宿(8/24) ・レイバーネット動画 ●「太田昌国のコラム」第96回(2024/11/15) ●〔週刊 本の発見〕第368回(2024/11/21) ●「根津公子の都教委傍聴記」(2024/11/14) ●川柳「笑い茸」NO.157(2024/9/26) ●フランス発・グローバルニュース第14回(2024/10/20) ●「飛幡祐規 パリの窓から」第95回(2024/9/10) ●「美術館めぐり」第4回(2024/10/28) ★カンパのお願い ■メディア系サイト 原子力資料情報室・たんぽぽ舎・岩上チャンネル(IWJ)・福島事故緊急会議・OurPlanet-TV・経産省前テントひろば・フクロウFoEチャンネル・田中龍作ジャーナル・UPLAN動画・NO HATE TV・なにぬねノンちゃんねる・市民メディア放送局・ニュース打破配信プロジェクト・デモクラシータイムス・The Interschool Journal・湯本雅典HP・アリの一言・デモリサTV・ボトムアップCH・共同テーブル・反貧困ネットワーク・JAL青空チャンネル・川島進ch・独立言論フォーラム・ポリタスTV・choose life project・一月万冊・ArcTimes・ちきゅう座・総がかり行動・市民連合・NPA-TV・こばと通信
|
TPPの何が問題か?〜パンフレット緊急発行される 2010年秋に菅直人首相は突然、「TPP(環太平洋連携協定)」への参加を表明しました。農業だけでなく医療、労働など多岐にわたる領域で例外なき自由化を行なうTPPに日本が参加すれば、すべての人にとっての安心して暮らせる権利が根こそぎ奪われてしまいます。しかしながら大手メディアでは「TPP賛成」「乗り遅れるな」と推進する言説があふれており、TPPが農業や医療など私たちの暮らしに大切な領域にもたらす負の側面は、報じられることはほとんどありません。本パンフレットは、TPPとTPPが私たちの暮らしにもたらすさまざまな問題についてわかりやすくまとめたものです。1冊100円。(発行・TPPに反対する人々の運動) 詳細・注文先 ここはエジプトか、いやアメリカだ〜米国中西部で歴史的大争議勃発! アメリカの中西部の共和党知事の諸州で、アメリカ労働運動の今後の命運を決めるような大争議が勃発しています。2010年11月の中間選挙で「茶会グループ」の支援を受けて州知事となった共和党右派の知事たち(中西部のウィスコンシン、オハイオ、インディアナ州など)は、財政赤字を口実に、州や郡、市などの自治体公務員、公立学校の教職員など公共部門の労働者たちの団体交渉権を剥奪することを主眼とする法案を提案しています。これに対して組合と支援者たちが、数万人の抗議デモを繰り広げ、州議会議事堂を占拠して、泊まり込みで闘いを続けています。2月26日にはウィスコンシン州都・マジソンで10万人集会が行われました。(Labor Now) 詳細ブログ(動画あり) *写真=マジソン10万人集会(AFL-CIOサイトより) 学ぶ権利を侵害しないで!〜朝鮮学校「無償化」即時適用求め大集会 2月26日、「朝鮮学校への『無償化』即時適用をもとめる大集会」が東京・代々木公園で開催され、1500人が集まった。現在、朝鮮学校への「高校無償化」適用手続きは「凍結」されている。卒業式を目前にして高校生の怒りと悲しみは、もう限界である。以下は、集会場での高校生・大学生の声。「最初は無償化がされると思っていた。でも未だに実現しないのには腹が立つ」(高1)。「もういらいらします。なんでデモに参加しなければ無償化が実現しないのか。疑問です」(高2)。「学ぶ権利というのは、どんな場合でも侵害されてはいけないと思って、集会に来ました」(高2)。主催者は、集会の最後に「無償化が実現するまで、何度でも集会、デモに取り組む」と決意を表明した。(湯本雅典) 報告・動画(UnionTube)・渡部通信・「朝鮮高校3年生からのメッセージ」(YouTube) 米大使館前「高江行動」弾圧事件〜映像通して世界に広がる 2月20日の「高江にヘリパッドを造らせるな!アメリカ大使館前行動」で、突然警官隊が2名を逮捕する事件が起きた。マスコミは伝えなかったが、ネットがいち早く事実を伝えた。髪の毛をわしづかみにして連行する警察官の映像は世界を駆け巡り、ユーチューブのアクセスは1万4千を超えている。また不当逮捕抗議のアピール文も英語・仏語に翻訳された。いま警察の無法ぶりと日本政府の「人権と民主主義のレベル」が問われているのである。主催者の「緊急アクション実行委」は、この問題に関する報告文を発表。その中で「どれだけたくさんの警察がジャマしてきても、大使館が横暴なことをしても、ガッツとアイデアではねかえしながら、ありとあらゆることをしました。ぜひ、この報告文と6つの映像を最後まで見てみてください!」と呼びかけている。 主催者の報告・救援会ブログ(各国語声明・激励行動報告などあり) *写真=2・20救援会のロゴ フィリピントヨタ労組を支援する100人がトヨタ東京本社前で抗議集会 早春を感じさせる暖かい2月24日夕刻、東京千代田区のトヨタ東京本社前にフィリピントヨタ社での組合員232名の解雇撤回を求めるフィリピントヨタ労組(TMPCWA)を支援する会・東京総行動の一行、約100名がトヨタ社に対して抗議集会を開いた。挨拶に立った全造船関東地協早川寛事務局長は、「トヨタは一昨年のILOの高位使節団の早期解決勧告を無視し、さらに昨年8月4名の組合幹部を解雇した。また、フィリピン政府の労働雇用省からも解決の指導を受けているにもかかわらず、トヨタ社は解決に向けた交渉を頑迷に拒否し続けている。現地組合員の10年にわたる闘いと世界的な支援の広がりは決してこのトヨタ社の横暴を許さない。早急に解決に努力することを要求する」と激しく訴えた。(報道部TM) 写真と申し入れ書 *写真=トヨタ東京本社前の抗議集会で報告する早川寛関東地協事務局長) 学校が「モダンタイムズ」に〜レイバーネットTV「教育特番」 2月24日、「レイバーネットTV」初の特番「窒息寸前!学校現場・東京なう」が、約80分にわたり放送された。石原都政下の学校は、「日の丸・君が代」強制で教員がものが言えなくなり、自由が消滅し「窒息寸前」の状態にある。番組では、5人の教員が登場し赤裸々にその実態を語った。とくに「タイムス」と呼ばれるPCによる教員管理システムの異常さに、「チャップリンの映画『モダンタイムス』と同じ」と驚きの声がギャラリーから上がった。土屋トカチキャスターは「タイムスは気持ち悪い。民間企業のやり方を教育の場でやっていいのか」と怒りのコメント。また大阪の教員・辻谷博子さんは、「東京」を後追いする橋下府政の実態と抵抗を紹介し「まず声を出すこと、つながることから始めよう」と呼びかけた。 渡部報告・アーカイブ視聴・ツイッターコメント・感想(木下昌明)・ラジオコラム516 *写真=学校の実態を語る教員たち(左=司会の片山薫さん) 都教委に弾圧された「性教育」〜七生養護「ここから裁判」が結審 2月22日、東京高裁で東京都立七生(ななお)養護学校(現在、特別支援学校)「こころとからだの学習」裁判第9回控訴審の最終弁論が開かれた(東京高裁第二民事部 大橋寛明裁判長)。傍聴希望者は107名(傍聴席98名)で、法廷は満杯であった。結審となるこの日は、一審原告の最終陳述が行われた。日暮かをるさんは、自身の七生養護学校での子ども達との関わりを具体的に振り返り、都教委により弾圧された「性教育」の正当性を切々と訴えた。(湯本雅典) 報告・動画(UnionTube)・裁判支援サイト *写真=裁判所前でのチラシ配布 稲盛発言は許せない!〜直接対話を求めて JAL本社入口で抗議 2月22日午後3時、東京・天王洲アイルのJAL本社前は組合旗がたなびき、多くの当該・支援者が集まった。日航キャビンクルーユニオンメンバーは、お揃いの「沈まぬ太陽」オレンジスカーフに「無法解雇を撤回せよ」のたすき掛け。気合いが入っている。2月8日の「整理解雇は不要だった」という稲盛発言で、解雇された当該の人達の怒りはピークに達していた。原告団メンバー数十人は、稲盛会長に要請書を手渡そうと、ビルに入ろうとしたが、警備員とJAL社員は入場を拒んだ。そのため入口で、約40分にわたり激しいやりとりが続いた。原告メンバーは「整理解雇を撤回せよ」「稲盛は出てこい」のシュプレヒコールをあげた(写真)。(M) 動画(UnionTube)・支援共闘会議HP 腐臭〜鶴丸マークを復活させたJAL。その体質は…(作 壱花花) 1月25日のJAL本社前抗議行動で、日航キャビンクルーユニオン委員長で今回、整理解雇された内田妙子さんは、ビルの役員室に向かってこう訴えた。「会社は、鶴丸ロゴを変えるといいます。大西社長は“初心に返る。その意味もこめてロゴを変える”と。鶴丸のロゴというのは、日本航空の事故の歴史、それを思い出させるロゴでもあるのです。このことに思いを馳せることのできない経営陣は、それだけでも失格です!」。2月22日には午後3時より、整理解雇後2度目の大規模なJAL本社前(東京・天王洲アイル)抗議行動が取り組まれる。また解雇撤回を求める第一回裁判は、東京地裁で3月3日(運航乗務員)・11日(客室乗務員)に開かれる。不当な首切りへの反撃がいよいよ本格的に始まる。 漫画(壱花花)・航空連HP アメリカ大使館には行かせない!〜警察の横暴で市民2名が逮捕される 沖縄・高江でヘリパット建設が強行されているなか、2月20日午後、アメリカ大使館に向けての抗議行動が行われた。この日主催者は、大使館脇の道をとおるコースでデモ申請をしたが、警視庁が勝手に大幅な進路変更を強制したため、主催者側は急遽、仮処分申請を行なった。しかし東京地裁も警察追随の決定をした。東京・新橋駅前SL広場に集まった200名近くの人達は「日本には表現の自由も人権もないのか!」と怒り心頭だった。その後歩いて大使館に近づいたが、ここでも大量の警官隊が道路を封鎖し抗議する市民に襲いかかった。あっというまに無抵抗の2名が逮捕された。結局6人の代表による申入れとなったが、大使館側は「要請書は受け取らない。投函しろ」という問答無用の対応だった。(M) 写真速報・主催者ブログ・ツイッター速報・辺野古浜通信・救援会ブログ(抗議声明あり)・現場映像1(ユーチューブ)・現場映像2(ユーストリーム)・現場映像3(不当逮捕・髪の毛を引っ張り連行する警察官)・岩下俊三ブログ *写真=逮捕連行シーン(YouTubeより) 映画「サラエボ,希望の街角」〜監督の民族の垣根をこえた姿勢 4年前にみた女性監督ヤスミラ・ジュバニッチの「サラエボの花」は、民族とは何かを考えさせる傑作だった。1992年、ユーゴ多民族国家の解体とともに共存していた民族がおぞましい内戦をくり広げた。映画は、ムスリムの女性がセルビア兵の集団レイプで女の子を出産するが、12年たってもその後遺症から逃れられない姿を描いていた。レイプは他民族の血を汚すための組織的犯罪だったが、母と娘は葛藤しつつも偏狭な民族主義のしがらみをのりこえていく。そのジュバニッチ監督の第2作「サラエボ,希望の街角」が公開される。内戦から15年たったサラエボの街。店々には彩り鮮やかな商品が並び、過去の戦火が信じられない華やかさだ。が、ドラマが展開するなかで戦争の傷痕がひょっこり顔をのぞかせる。(木下昌明) つづき・映画公式サイト レイバーネットTV 2月放送〜非正規差別の実態が浮き彫りに レイバーネットTV 2月放送は、17日午後8時〜9時15分に生放送された。「ザ争議」のコーナーでは、巨大企業キヤノンの偽装請負を告発し、正規雇用を求めて闘っているキヤノン非正規労組書記長・阿久津真一さん(写真中央)が出演し、非正規差別の実態を生々しく語った。仕事は同じ、しかし差別は給料面だけでなく社会的問題にまで及んでいた。「結婚を控えた友人が、先方の親が“非正規はだめ”ということで破談になった」「非正規は住宅ローンが組めない」等々、普通の生活さえ拒絶されている深刻な状況が浮き彫りにされた。2月放送は6つのコーナーで進行したが、初企画の「若者クエスチョン」「雨宮処凛の月刊反乱」はともに好評だった。なお全編77分はアーカイブで視聴できる。 写真報告・アーカイブ視聴・ツイッターのコメント一覧・キヤノン非正規労働者組合HP・雨宮処凛ブログ 日航トップ稲盛会長が仰天発言!「整理解雇は不要だった」 稲盛和夫・日航会長による2月8日、日本記者クラブでの記者会見(写真)。ここで、仰天発言が飛び出した。稲盛会長「(被解雇者)160人を残すことが経営上不可能かと言えばそうではないのは、みなさんもお分かりになると思います、私もそう思います。しかし、一度約束をし、裁判所も債権者も、みんなが大変な犠牲を払って、これならよろしいと認めたことを、1年も経たないうちにですね、反故にしてしまう。いままで、JAL経営者というのは、すべてそうやって反故にしてきたと。そのために、信用ならないんだと言われ続けてきたと。(中略)一度(更生計画を)認めてもらったものを・・・(中略)やめるわけにはいかない」。日航トップみずから「整理解雇は不要だった」と認めてしまった。裁判所や債権者の手前、メンツでやってしまったということらしい。しかし、メンツで首切りされ、路頭に迷ってしまう160人にしてみればたまったものではない。(黒鉄好) 続き・記者会見動画(該当発言は1時間8分から) 国労魂とは何だったのか?〜江藤正修の国鉄闘争総括 2月16日は、国鉄労働者にとって忘れられない屈辱の日である。1986年のこの日、約7600人の国鉄労働者が何の理由も告げられずに「JR不採用」を一方的に通告された。その後、この人たちは清算事業団に送り込まれ最終的に1047名が解雇された。9割以上が国労組合員で、国労つぶしの狙いは明らかだった。それから23年を経て、昨年6月に「政治和解」をして一定の解決をみた。国鉄闘争とは何だったのか? この闘いに終始関わってきた労働ジャーナリスト・江藤正修さんが「国労魂」をキーワードに、国鉄闘争総括文を発表した。レイバーネット用に書き下ろした1万7千字弱の長大な論文を、3回にわたってコラム欄に掲載する。(編集部) 国鉄闘争総括(上)・(中) *写真=「政治和解」を受諾した2010年4月の国労臨時大会 若年失業率が40%!〜新自由主義でボロボロにされたチュニジアとエジプト 「経済発展のモデルといわれたチュニジアだが、18〜35歳の若年層の失業率はなんと40%もある。今回の二つの革命はインターネットのせいでも、ベン・アリやムバラクが悪人だったからでもない。IMF・世界銀行・ヨーロッパの巨大企業が、両国を新自由主義政策でサラ金地獄に追い込んだことに背景がある」。2月14日、アジア記者クラブ主催の例会(東京・文京シビックセンター・約50名が参加)で、マグレブ地域の専門家である福田邦夫明大教授(写真左)は、数字と図表を使いながら、両国が経済破綻に追い込まれていく過程をつぶさに講演した。何十回と現地を訪ね、歴史をフォローしてきた福田氏ならではの説得力のある話だった。(M) 報告・アジア記者クラブHP 言いがかりのいじめで円形脱毛症〜「職場のいじめ」シリーズ12月分 2010年12月に労働相談センターと東部労組に寄せられた「職場のいじめ」相談メール事例。1、生保会社。給料が振り込まれていない。びっくりして会社に連絡を取ったら「あなたの給料はマイナスになり、持ち出しになる」と言われた。一日も休まず出勤して、どうしてマイナスになるのか 2、個人事務所のスタッフ。昼休みもなく、ボーナスもなく働いている。代表者のパワハラがひどい。代表者は月100万近い生活費を経費から落としているのに、一方的にスタッフの給料をカットすると通告してきた。今度ばかりは自分の価値を否定されたようで我慢できない 3、塾講師。週3回の授業。家庭の原因で一回だけ休んだら仕事から外された。有給休暇もない 4、クレームがきたと上司が言いがかりのいじめ。全くの事実無根。円形脱毛症にもなる。(菅野存) つづき 退店はいやよ!〜新宿ベルクファンがJRルミネにメッセージ提出 2月14日、JR新宿駅地下1階の飲食店「ビア&カフェ ベルク」の利用客らが「ベルク応援メッセージ集」を、オーナーである株式会社ルミネ(JR東日本の子会社)へ提出した。参加者は約10名。メッセージは、ベルク応援ブログ「LOVE!BERG!」に集まってきたもので、累計500件にも及ぶ。今回はバレンタインデーにちなんで「愛の告白」スタイルで、利用客の想いをオーナーへ伝えた。ベルクは2011年3月迄に退店するよう、ルミネから告げられているが、明確な理由の説明はなされていない。(土屋トカチ) 「LOVE!BERG!」のサイト・ベルクHP *写真=利用客の愛の詰まったメッセージ集を手にするベルク迫川副店長(左)と井野店長(右) アラブの春〜チュニジアとエジプトの革命と民衆の力 チュニジアにつづきエジプトで起きた民衆革命、ヨルダンやイエメンなどアラブ世界に波及しつつある震動をヨーロッパから追いながら、いま歴史が動いているのを感じる。2001年の9.11連続テロ以降、ブッシュ大統領のアメリカ合衆国が圧倒的な軍事力と資本によって国際社会に押しつけた不自由な世界ーー自分と異なる人々や文化を危険なものとして疑い、敵視し、抑圧しようとした二元論の有害な嘘が暴かれ、崩れつつある。この動きが何をもたらすかはまだわからないが、世界が新しい時代に入ったのはたしかだ。めざましいと感じた点をいくつか記しておきたい。まず、チュニジアとエジプトで起きている出来事は「革命」とよぶべきものだ。(飛幡祐規・パリの窓から) つづき *写真=ムバラク政権崩壊を伝える「東京新聞」 朝鮮学校オモニ会代表が訴え〜「建国記念の日」を考える2・11集会 2月11日、都内で「東アジアに平和を!問われる日本人の歴史認識−『建国記念の日』を考える2・11集会」(主催:フォーラム平和・人権・環境)が開催され、250人が集まった。「朝鮮学校への高校無償化適用を求めて」と題して講演・提起に立った厳廣子(オムグァンジャ・写真)さんは、今菅政権によって朝鮮高校の無償化からの排除が継続され、高校3年生がぎりぎりの状況に置かれている問題に対して、自らの経験、母親(オモニ)としての気持ちを切々と語った。さらに「『拉致』問題も重要ですが、かつての戦争で戦犯といわれた人たちの子孫の政治家が、私たちに何をしてくれたのか。未来志向と言うのなら、民族教育を何故保障してくれないのか」と、この問題が政治の問題でもあるという点も指摘した。(湯本雅典) 報告・動画(UnionTube) ダカールで世界社会フォーラム開催〜「エジプト革命連帯」アクションも 西アフリカのセネガル・ダカールで世界社会フォーラムが開催されている。アフリカ大陸での開催は、2006年のマリ・バマコ、2007年のケニア・ナイロビに続いての三回目になる。2月6日にはオープニングマーチが開催され、アフリカをはじめ各大陸からの参加者が「もう一つの世界は可能だ!」をスローガンに行進した。ベネズエラのチャベス大統領、ボリビアのモラレス大統領、ブラジルのルーラ前大統領なども参加した。独裁政権を打ち倒したチュニジアからの参加者も。会場内では「エジプト革命連帯」のアクションなども行われている(写真)。2月11日までの6日間、「30年来続く新自由主義政策の失敗の実例」と言われるアフリカで新自由主義に変わるもう一つの世界を議論する。123カ国から3万人が参加する。(レイバーネット国際部) 現地報告ブログ JAL不当解雇を擁護するマスコミ〜山口正紀さん「金曜日」で批判 ジャーナリストの山口正紀さんが、「週刊金曜日」2月4日号「人権とメディア」欄(写真)で2ページにわたって、JALの整理解雇を擁護する全国紙社説を徹底検証した。山口さんは、露骨に「労組たたき」の主張を載せた「読売・日経・産経」だけでなく、「東京・朝日」を含めたほぼ全紙が「整理解雇やむなし」の社説を掲げていることを批判し、続けてこう述べる。「しかし、これらの社説が伝えなかった重要なことがある」。そして、整理解雇の数字のまやかし、放漫経営の責任など4点にわたって、マスコミが伝えなかったことを詳述。そこにこそJAL問題の真実が隠されているという。なおこの論評は、レイバーネットTV 1月放送「ザ争議(JAL特集)」がベースになった。 全文・レイバーネットTV 1月放送・「沈まぬ太陽」テレビ放映 汚名を晴らしたい!〜反リストラ産経労事件、控訴審はじまる 「記事のねつ造があっても、全く不問に付して何の処分もしない会社が、組合をつくったということだけで“懲戒解雇”。こんなバカなことは絶対に認められない」。反リストラ産経労の松沢弘委員長は、2月8日午後、東京高裁前でマイクを握り声を張り上げた(写真)。松沢さんは、1994年1月にフジサンケイグループの日本工業新聞社で労使癒着の産経労組に異を唱え、新組合(反リストラ産経労)を立ち上げたが“懲戒解雇”された。その撤回を求めて17年間の争議。しかし労働委員会・地裁では敗訴し、この日は「起死回生」を賭けた控訴審初日だった。支援のロボット人形も登場して注目を集めるなか、法廷で松沢さんは「幼い子供のためにも汚名を晴らしたい」と涙の冒頭陳述を行った。(M) 動画(UnionTube)・写真(ロボットがビラまき)・反リストラ産経労HP 歴史を考えさせる中国映画「再会の食卓」〜ある老兵と妻の実話 歴史って何だろうか、と考えさせる映画が時折公開される。ワン・チュエンアン監督の中国映画「再会の食卓」もその一つで、ある老兵と妻の実話をもとにした作品という。40年前に生き別れになった台湾に住む夫が、上海の妻を訪ねるドラマだ。夫は1949年、蒋介石率いる国民党の兵士として、毛沢東率いる共産党との内戦に敗れ、台湾に退却した。現地の妻をめとったが、年老いて妻も亡くなり、一時帰郷したのだ。昔、台湾ニューシネマの一本に「老兵の春」(84年)という映画があった。それは軍と共に台湾に渡ったが、中国に残した家族の元に帰るに帰れず悶々としていた老兵が、やがて山岳地の女性と結婚し、ここを永住の地とする物語だった。「再会の食卓」はその後日談のように思えた。(木下昌明) つづき・映画サイト 厳しい情勢のなか「日の丸・君が代」強制反対集会に210人 2月6日、「日の丸・君が代強制反対 2・6総決起集会」が開かれました。すでに開場前から、東京しごとセンター前の道路に右翼の該当宣伝カーが12台ほど来て、大音響で「教育勅語」を流したり、私たちに対する罵声を繰り返していました。こうした右翼の動きにもかかわらず、主催者の予想を上回る210名の参加で、会場も超満員となり、集会は成功しました。集会では、基調報告、歌、講演、集会決議、行動提起を除き、計18人が発言しました。いずれも、現在起きている具体的な問題を暴露するもので、私たちを取り巻く情勢が、いかに理不尽なものになってきているかを物語るものばかりでした。(渡部秀清) 報告・交流会こぼれ話(ジョニーH)・佐々木賢さん講演内容 「緊急エジプト大使館行動」行われる〜前原外相暴言への批判も 2月5日はエジプト民衆連帯デーとなった。午後、東京・目黒区のエジプト大使館前では、有志呼びかけの緊急行動が行われた。35人ほどが参加し、次々にマイクを握り発言。同時刻に開催された在日エジプト人留学生によるパレードの出発前集会(恵比寿公園)参加者からの報告や、ムバラクの即時退陣に疑問を呈した前原外相暴言への批判。さらに、独裁政権を支えてきた米国・日本への批判や、イスラエルによるパレスチナ人弾圧の強化を警戒する声も上がった。在日チュニジア人からの連帯アピールを受け、最後に大使館に向けてシュプレヒコール。日本でもアルジャジーラやツイッター等を通じて関心が高まっている中で、連帯の声をさらに大きくしていきたい。(杉原浩司) 写真速報 ムバラクは出て行け!〜在日エジプト人留学生ら300人がデモ エジプト全土で展開されている大規模な反政府行動に呼応して2月5日午後、東京都内でも在日エジプト人留学生らによるデモ行進が行なわれた。渋谷区の恵比寿公園に約300人が集まり、「ムバラク政権即時退陣」「汚職反対」「社会正義の実現を」などと訴えた。いまだ権力の座にしがみつく悪あがきを続けているムバラクに対し、集会は、「人民議会の即時解散」「戒厳令体制の解除」「国際社会の監視下で自由な選挙の実施」「大学の独立」「暴力行為を調査する委員会の設立」など8項目の要求を打ち出し、明治通りを渋谷駅までパレードをした。(Y) 写真速報・TBSニュース DVD「語りかけるイラク帰還兵」完成〜アメリカ反戦運動の動向描く 昨年、反戦イラク帰還兵の会(IVAW)の三人の中心的活動家が来日しました。前議長のジェフリー・ミラード、事務局長のホゼ・バスクェズ、そして新議長となったギャレツト・レパンヘーガンでした。このDVDは、IVAWが今どういう運動をしているのか、そして三人の日本の平和運動への期待をクローズ・アツプした内容となっています。マブイシネコープの「イラク帰還兵」シリーズはこれで五作目となりました。米軍によるイラク占領八周年の今、アメリカ反戦運動の最新の動向の一端を知ってほしいと思います。ぜひご活用ください。(木村修) マブイシネコープHP 塩田委員長を職場に戻せ!〜「阪急トラベルサポート事件」で組合側勝利命令 「主文 塩田を添乗業務に復帰させること」。2月4日、東京都労働委員会は組合側全面勝利の命令を出した。塩田卓嗣さんたち「阪急トラベルサポート(HTS)」の派遣添乗員は、2007年1月東京東部労組HTS支部を結成し、長時間・低賃金・過酷な労働を改善する運動を開始した。これに驚愕した旅行業界・会社側は、第2組合を育成しただけでなく「週刊金曜日」(2009年2月20日号)の塩田インタビュー記事を「名誉毀損」だとして、塩田さんの仕事を奪い、事実上の解雇を強行した。2年にわたる審理を経て、都労委は、会社の組合つぶしの意図を明確に認定し「職場復帰」とバックペイの支払いを命じた。塩田委員長は厚労省の記者会見で「自分が正しかったことを公に認めてほしかった」とたたかいを貫いた思いを語った。(M) 報告・動画(UnionTube)・当該ブログ *写真=勝利命令をかちとった塩田さん(2/4 厚労省前) 韓国GM大宇非正規闘争妥結 韓国仁川にある自動車メーカー、GM大宇下請企業の解雇者が2007年から元請のGM大宇に対し解雇撤回を求めて続けてきた闘争が、旧正月の前日に妥結した。GM大宇は、解雇者の問題は下請企業の問題と主張し労組との交渉を拒否してきた。これに対し、労組側は地域の活動家や政治団体とともに座り込みやハンスト、大規模集会・デモなどを展開、昨年12月から厳寒の中で正門ゲート上で命懸けの座り込み、そして今年1月の集団リレーハンストなどで粘り強い交渉の要求を続け、旧正月直前に元請・下請が同席する交渉で全員復職を勝ち取ることができた。今回の労使合意は、元請企業が間接的ながら使用者性を認めた点、解雇者の全員復職を勝ち取った点などで大きな意味のある勝利だ。速報・関連記事一覧 エジプト民衆闘争への連帯広がる〜シカゴで領事館前デモ エジプトの大闘争を支持する動きが、ただちにアメリカで起こっています。1月29日シカゴのエジプト領事館前行動を、自主映像制作グループ「レイバービート」がユーチューブに投稿してくれました。こういう国際的な対応の速さはアメリカの運動のいいところです。在米エジプト人の発言はもちろんですが、在米パレスチナ人の発言が目立つところに、エジプト民衆闘争が中東地域全体の政治地図をかえる深い意味を持っていることが、感じられます。英語版ですが、まずはアクセスしてみてください。(マブイシネコープ 木村修) 詳細・シカゴのデモ映像(YouTube)・アルジャジーラのライブ映像・TUP配信記事・黒鉄好のレイバーコラム(緊急寄稿) *写真=シカゴのデモ「ムバラクはもうたくさん、今すぐ辞めろ」 「ガイアの夜明け・JAL再建の真実」が描いた“真実”とは JAL問題をテーマにした「ガイアの夜明け・JAL再建の真実」がテレビ東京で、2月1日夜に放送されました。最初のほうで、12月末の整理解雇にいたる客室乗務員の人たち(キャビンクルーユニオンの内田妙子委員長が中心)のたたかいや思いを追っていて、ちょっと期待してみていたのですが、中段から後半への展開は「ひどい」の一言でした。「整理解雇」の問題点に迫ることはなく、番組のメインテーマは、「経営再建は社員の意識改革にあり」とするもので、稲盛和夫会長の「経営哲学」を実践する幹部パイロットの話が軸になっています。このパイロットは「今まで経営のことを考えたことはなかった。これからはパイロットもお客を増やすこと、営業を考えなくてはいけない」というわけです。(松原明) つづき ひどい!会社の横暴は終わらない〜シリーズ「解雇理由」2010年12月分 シリーズ「解雇理由」の2010年12月分。労働相談センターと東京東部労組に寄せられたメール相談事例を紹介します。「業績悪化を理由に退職勧奨を受ける。私は12月31日を希望したが、会社は前月分の厚生年金・健康保険の会社負担分を払いたくないため12月30日付けを退職日にすると言う。これでは一日の空白のせいで厚生年金が丸まる一ヶ月分未加入となり、後で労働者に大変不利益となる。ひどい」「在職勤務中にうつ病から統合失調症になり障害認定を受け、会社に知らせたら賃金を大幅に値下げられ、掃除係になるか退職するかどちらか選べと言われている」「会社から“○○を監視するように”“○○の交友関係を調べろ”などのおかしな命令が来て、ゴタゴタしてついには解雇された」(東部労組・菅野) 詳細 以前のトップページへのリンクを表示:
[229]
[228]
[227]
[226]
[225]
[224]
[223]
[222]
[221]
[220]
[219]
[218]
[217]
[216]
[215]
[214]
[213]
[212]
[211]
[210]
[209]
[208]
[207]
[206]
[205]
[204]
[203]
[202]
[201]
[200]
[199]
[198]
[197]
[196]
[195]
[194]
[193]
[192]
[191]
[190]
[189]
[188]
[187]
[186]
[185]
[184]
[183]
[182]
[181]
[180]
[179]
[178]
[177]
[176]
[175]
[174]
[173]
[172]
[171]
[170]
[169]
[168]
[167]
[166]
[165]
[164]
[163]
[162]
[161]
[160]
[159]
[158]
[157]
[156]
[155]
[154]
[153]
[152]
[151]
[150]
[149]
[148]
[147]
[146]
[145]
[144]
[143]
[142]
[141]
[140]
[139]
[138]
[137]
[136]
[135]
[134]
[133]
[132]
[131]
[130]
[129]
[128]
[127]
[126]
[125]
[124]
[123]
[122]
[121]
[120]
[119]
[118]
[117]
[116]
[115]
[114]
[113]
[112]
[111]
[110]
[109]
[108]
[107]
[106]
[105]
[104]
[103]
[102]
[101]
[100]
[99]
[98]
[97]
[96]
[95]
[94]
[93]
[92]
[91]
[90]
[89]
[88]
[87]
[86]
[85]
[84]
[83]
[82]
[81]
[80]
[79]
[78]
[77]
[76]
[75]
[74]
[73]
[72]
[71]
[70]
[69]
[68]
[67]
[66]
[65]
[64]
[63]
[62]
[61]
[60]
[59]
[58]
[57]
[56]
[55]
[54]
[53]
[52]
[51]
[50]
[49]
[48]
[47]
[46]
[45]
[44]
[43]
[42]
[41]
[40]
[39]
[38]
[37]
[36]
[35]
[34]
[33]
[32]
[31]
[30]
[29]
[28]
[27]
[26]
[25]
[24]
[23]
[22]
[21]
[20]
[19]
[18]
[17]
[16]
[15]
[14]
[13]
[12]
[11]
[10]
[9]
[8]
[7]
[6]
[5]
[4]
[3]
[2]
[1]
|