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丹念な取材から見えてきた現実〜シンポジウム「原発事故から五年・追いつめられる被害者」 5月28日、一橋大学(東京・国立市)で「原発事故から五年・追いつめられる被害者」というシンポジウムが行われた。主催は「福島の今を伝えるプロジェクト」と国立市民有志。メディアがほとんどとりあげることのなかった人々と向き合い、丹念に取材を続けてきた フリーライターの吉田千亜さん(写真)、毎日新聞記者の日野行介さんの対談を聞いた。吉田さんは「ママレポ」や「福玉だより」などの編集を通じ、主に埼玉県に避難する母親たちの交流の場をつくってきた。自主避難者の多くは借り上げ住宅に住む。周囲からは「タダで住めていいね」と言われるが、好き好んで避難している人などいない。思い描く未来を持っていた人たちから、それを奪ったのは原発事故なのだ。そのことをメディアが不問にするから、「国が指示したわけでもないのに避難しているわがままな人たち」「勝手に離婚した人たち」という偏見にさらされてしまうのだと憤る。(堀切さとみ) 報告 参院選に向けてラストスパート〜オール埼玉総行動に9600人 5月29日、埼玉県さいたま市北浦和公園で開催された「安保関連法廃止!立憲主義を取り戻す 5・29オール埼玉総行動」に9600人が集まった。昨年始まった「安保関連法廃止!立憲主義を取り戻すオール埼玉総行動は、今回で4回目、毎回1万人規模の集会を開催してきた。そして前回から、連合埼玉(連合)と埼労連(全労連)が後援団体に加わった。集会には沖縄辺野古新基地建設に体を張って反対する、沖縄平和運動センターの山城博治さんが参加し、力強い連帯あいさつを行った。ゲストスピーチを行った総がかり行動実行委員会の高田健さんは、「参院選全1人区で野党共闘が実現しました。これは、かつてないことです。教科書に載ってもいいくらいのことです」と発言した。参院選まで約1か月、ラストスパートの闘いが火ぶたを切った。(湯本雅典) 報告・動画(集会)・動画(山城氏発言)・ムキンポ写真館・教組の違いをこえて ブラックユーモアで米国社会を問う〜映画『マイケル・ムーアの世界侵略のススメ』 5月27日公開の『マイケル・ムーアの世界侵略のススメ』をさっそく観まし た。とってもおすすめです。ロバート・ライシュの『みんなのための資本論』で 真面目に考えるドキュメンタリーとともに、エンターテイメント+プロパガンダ映画として『世界侵略のススメ』はすごい傑作です。ムーアらしいブラックユーモアにあふれながら、税金の6割が軍事費に費やされ、医療や教育が貧困で、有給休暇がない労働環境にある米国社会への問題提起なんですが、これって、米国を私たち日本に置き換えて考えれば、ほんとハンマーとノミで壁を砕いていかなければ!と思いを共感できます。(岡林信一) 続き・映画公式HP オバマ広島訪問の日「国会前抗議」続く〜ティーンズソウル金曜行動 5月27日金曜日、広島ではオバマ米大統領が「核なき世界」をめざそうという所感をのべた。が、謝罪はしなかった。一方でオバマは今後30年間、核兵器の刷新をはかるために1兆ドル(110兆円)もの巨費投入の計画をたてている。オバマが大統領になって以来、常に言葉と行動の乖離がつきまとってきた。それは米国が軍産複合体の戦争経済からぬけ出せないでいるからだ。これを変えない限り、オバマの「チェンジ」は絵空事に終わる。国会前では、高校生グループのティーンズソウルの「憲法守れ」「戦争反対」のコールが鳴り響いていた。元首相の菅直人と共産党の田村智子(写真)の2人がスピーチした。田村は「広島訪問は目がしらが熱くなるほどうれしかったが、沖縄で20歳女性が殺されたことへの謝罪がなかった」と厳しく非難した。「20歳といえば1995年生まれで、その年は小学5年生の女の子が米兵に暴行され、殺された年で、あれから20年なにも変わっていない」と。(木下昌明) 続き・動画(7分半)・渡部通信・平岡元広島市長「何をしに来たのか」・アリの一言 テロよりもこの雰囲気が怖い〜伊勢志摩サミット・地元三重のもうひとつの声 伊勢志摩サミットが、5月26日(木)、27日(金)に開催された。地元・三重県では、サミットに対して、三重の宣伝の機会となる、国際貢献の機会、「おもてなし」の機会という話ばかりが喧伝されてきた。駅などには「サミットまであと何日」といったカウントダウンボードが設置され、また「〜サミット」というイベントがさまざまに企画され(「頂上(summit)」という意味など意に介さず)、サミットに協力しましょう、みんなで盛り上げましょうといった、ほとんど異論を許さないような雰囲気が醸成されていた。私たちは、こうした状況に深い危機感と恐怖心を募らせた。この雰囲気を打破し、表にはあらわれないとはいえ、潜在するはずの多数の違和感、ズレ、反対の思いが自由に表現される、あふれでてくるような場所を設けなければならないと思った。(伊勢志摩サミットを考える会みえ) 続き *写真=こうした看板だらけの現地 悪徳ローンを暴く新作DVD『奨学金問題』完成〜ブラック大国の現実 DVD新作『学生たちは今声をあげる・今こそ給付型奨学金の実現を』が完成し、5月28日より発売させていただきます。テーマは奨学金問題。これまで「こどもの貧困〜青年層の貧困〜シングルマザーの貧困」が言われてきましたが、このサイクルで意識されていない学生層にも貧困を広がっていました。国は「日本学生支援金」の名のもとに、延滞金・利子つけの「奨学金」を押しつけ、学生を苦しめています。このブラック大国の現実に、私もつくづく考えさせられ、急遽DVDにまとめることにしました。「奨学金問題」の第一人者である大内裕和さんの話や当事者の訴えを収録し、世界は給付制が常識であること、そして何が学生層を締め上げているかを焦点にまとめました。アメリカでもサンダース候補が「公立学費ゼロ」をかかげていますが、学生の教育費問題は世界的なものです。ぜひDVDを御活用ください。34分・個人1000円。(木村修) 詳細 *写真=奨学金問題院内集会(DVDより) 怒!元海兵隊兵士による女性殺害 絶対許さん〜官邸前に400人 沖縄・一坪反戦地主会関東ブロックは、元米海兵隊員の女性殺害・遺体遺棄事件に抗議する5.25官邸前緊急抗議行動を呼びかけた。この日、沖縄で開かれた抗議行動に連帯するもので、緊急の呼びかけにもかかわらず官邸前は四百人が集まり、悲しみの黙祷、そして官邸に向かって怒りの抗議の声を上げた。「沖縄はもう許さない!沖縄の人を何だと思っているんだ!」「沖縄では女性は安心してウォーキングもできないのか」「沖縄から全基地撤去!」。悔しい思いに涙ぐみ唇を震わせる女性。「本土の皆さん、一緒に闘おう!」沖縄から山城博治さんのアピールに、参加者は大きな拍手で応えた。発言の多くは女性だったが、労働組合からの発言も多かった。21日、沖縄が喪に服していたとき、安倍首相は大相撲を観戦していたのだ。許せない。(shinya) 写真報告 非正規差別是正は「社会通念」を変えること!〜レイバーネットTVで小谷野毅さん 5月25日のレイバーネットTVの特集は「なくせ非正規差別!労働契約法20条で画期的判決」だった。全日建連帯労組の小谷野書記長が、トラック運転手の定年後賃金格差問題をわかりやすく解説。「法律を素直に読めば、同じ仕事なら雇用形態による差別はだめという明解な判決だった。この勝利を業界全体に広げたい」と述べた。「また一番の問題は、非正規は賃金が安く雇い止めも仕方ないという社会通念があること。これを打破しよう」と呼びかけた。また郵政・東京メトロの非正規社員も登壇し、賃金だけでなく人間扱いされない差別の実態をリアルに語った。そしてメトロレディーたちはメトロ音頭を歌い、「絶対にあきらめない」「うらみを晴らす」と意気軒昂だった。メトロコマースの裁判も6月23日に証人尋問があり、最大の山場を迎えている。(M) 写真速報・放送アーカイブ(85分 特集は21分から) *写真=左から郵政・小谷野書記長・メトロコマース 避難指示解除に不安の声が集中〜南相馬市避難指示解除にむけた市民説明会 政府の原子力災害現地対策本部は今月13日、南相馬市の小高区、原町区の帰還困難区域を除く地域(居住制限区域と避難指示解除準備区域)に出されている避難指示について、早ければ7月1日に解除したいとの考えを市議会の全員協議会で示した。そして、桜井南相馬市長は22日、今月25日の市議会との意見交換を経て27日にも国に対して避難指示解除に関する協議入りの申し入れを行う考えを示した。市長がこの考えを示したのは、5月15日から22日の間で4日間にわたって開かれた「避難指示区域解除に向けた避難指示区域内市民説明会」終了後の記者会見の場である。私は3回めと最終日の2回参加したが、積極的に避難指示解除を望む意見は一つもなかった。市長の判断が市民説明会を反映したものかどうかは、甚だ疑問である。(湯本雅典) 報告・動画(9分)・5/18飯舘村懇談会 *写真=5月21日の説明会 レイバーネットTV(5/25)案内 : 特集「なくせ非正規差別!労働契約法20条で画期的判決」 5月25日のレイバーネットTVの特集は、「なくせ非正規差別!労働契約法20条で画期的判決」です。労働契約法20条を武器に、非正規労働者が差別是正を求めて会社を相次いで提訴する中、5月13日、生コントラック運転手の組合員が勝利判決を勝ち取りました。この勢いを全国の非正規労働者に波及するため、今回の画期的判決の重要点や今後どういった運動が必要となるか、一緒に考えます。スタジオには、現在係争中の郵政ユニオン、メトロコマース支部の仲間も参加。最新「メトロ音頭」も披露します。また映画コーナーでは、スノーデンを描いた話題作『シチズンフォー〜スノーデンの暴露』を取りあげます。ぜひご覧ください。(レイバーネットTVプロジェクト) 番組内容 *写真=差別是正をたたかう郵政・メトロコマース・全日建の仲間たち 学習塾講師たちの「雇い止め」を撤回させる!〜市進争議が全面勝利解決 組合結成直後の2013年以来、連続的な不当雇い止め解雇撤回を求めて闘ってきた東部労組市進支部の争議が全面勝利解決しました。和解の内容は組合の全面勝利です。2014年2月末日をもって雇い止め解雇された市進支部安田書記長・土田組合員、翌2015年2月末日に雇い止め解雇となった並木委員長・大原副委員長への雇い止め解雇は撤回されました。これにより、不当にも雇い止め解雇となった全員が解雇撤回をかちとりました。和解合意書中には「会社は(各組合員との)雇用関係を終了させる(雇止めする)旨の意思表示を撤回する」旨が明記されています。また、今年2月末日で雇い止め解雇の通告を受けていた小宮副委員長についても解決となりました。雇い止め解雇撤回にともない、各自へのバックペイ(賃金の遡及払い)も含めた解決金を会社が支払うこととなります。また、並木委員長が近々に職場復帰します。まさに組合の全面勝利です!(東京東部労組・菅野存) 報告 *写真=昨年12月、高裁勝利判決を喜ぶ市進支部 組合つくってよかった!〜東芝府中工場フィリピン労働者が勝利 東芝府中工場のエレベーター塗装職場で働いていたフィリピン労働者は、雇用主(株)中村塗装店から「昨年末に東芝エレベーターから競争入札の結果請負契約を解除されたため、本年3月31日付けで東芝府中工場内の中村塗装店の事業所を閉鎖するので雇い止めする」ことを通告された。彼らは府中緊急派遣村労働組合に相談し、組合に加入して闘うことを決意し、10名でKABISIGI(カビシギ・団結の意味)分会を結成した。3月16日夕方退社時に彼らは、東芝府中工場南門でカビシギの旗を高々と掲げ、退社する労働者に彼らの要求を訴えた。3月25日中村塗装店との団体交渉が行われ、1人1人が切々と思いを訴えた。その結果、カビシギは会社提案をベースに金銭解決に合意し、また会社は彼ら一人一人に感謝状を出すことを認めた。5月22日(日)府中の森公園で、カビシギ祝勝パーティーが開かれた。(府中緊急派遣村労働組合 川名法男) 報告 *写真=祝勝パーティ(5/22) 9条めぐって活発なディスカッション〜シンポジウム「映画監督と時代」 5月22日、早稲田大学大隈小講堂で、第2回「映画とシンポジウム」の集いがあった。テーマは「映画監督と時代」だった。第1部はジャン・ユンカーマン監督の『映画 日本国憲法』の上映。今から11年前の映画だが、現在のほうがむしろ緊迫をもって迫ってくる映画であった。日本国憲法とは誰のためであり、何のためのものか。戦争放棄と9条の歴史的経緯をその作成に携わった人もふくめて日本人以上に熟知した人々が語るインタビュー集である。2005年、まさに日本国憲法が改悪寸前、9条も風前の灯火という時期に作られたと監督のユンカーマンさんは当時を振り返った。この危機感のなかで9条の会が全国的にひろがり、この映画もその反転攻勢の契機になったと話された。今また改憲論議が再燃しているとき、くりかえし見るべき映画であると確信した。(牧子嘉丸) 報告・ユースト録画 沖縄全基地撤去しかない!〜「レジスタンス大行動」警察庁前は怒りの渦 「恐るべき事件が発生した。もはや政府のいう再発防止策では収まらない。すべての米軍基地を撤去させよう!」。沖縄辺野古ゲート前からの山城博治さん電話メッセージが、スピーカーを通して警察庁前に響きわたった。5月21日、辺野古リレーが主催する「国の暴力を許さない!! レジスタンス大行動」には約250人が参加した。「米軍属の女性殺害事件」の直後であり、人々の怒りは沸点に達していた。沖縄出身の女性はマイクを握り「二度と繰り返さない? ふざけるな。60年前の“由美子ちゃん事件”を知っているか。幼い女の子がレイプされ殺され、ゴミ箱に捨てられた。沖縄ではこうした歴史が累々と続いてきたのだ」。また沖縄から参加したヤスさんは「今回の事件が発覚したのは、沖縄県警の警察官がリークしたから。日本政府はサミットまで隠そうとしていた。そんな世の中でいいのか!」と警察官に語りかけた。歌と踊りを交えた抗議行動は、辺野古ゲート前を再現した「解放空間」となった。(M) 写真速報・動画1(集会前の弾圧 5分)・動画2(抗議集会 7分) *写真撮影=shinya 「勉強するほど恐ろしい安保法制」〜5.20金曜行動で中学生が訴え 5月20日金曜日、朝刊各紙の一面に20歳の沖縄女性の遺体が発見され、死体遺棄の疑いで元米兵(軍属)が逮捕された記事がのっていた。沖縄県知事は「基地があるがゆえに事件は起きた」と憤りをあらわにし、「日本政府が当事者として対応できない」無能力を批判していた。今夜も国会周辺で反原発と高校生グループの「憲法守れ」の抗議行動が同時に行われた。この日初めて中学生が登壇した(写真)。中学3年の男子は、「勉強すればするほど安保法制の恐ろしさが浮きぼりになり、行動せずにはいられなくなりました」と訴えた。もう一人、仙台から新幹線でかけつけた高校2年生の女子もスピーチした。「自分は普通の子。でも安倍政権に不安と怒りがあるからここに来た」と語っていた。この日は一日、両手にVの字の笑顔の女性写真が思い起こされ、そのたびに胸がはりさけそうになった。(木下昌明) 報告・動画(6分50秒)・渡部通信 国民の思いを伝える!〜戦争法廃止2000万人署名提出集会 「秘密保護法」廃止へ!実行委員会が呼びかけ団体になり、戦争法の廃止を求めて取り組んでいる2000万人統一署名の提出集会が5月19日、衆院第一議員会館で開かれ、集めた署名簿を野党各党の議員に手渡した。署名活動を統括した「戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会」は、「秘密保護法」廃止へ!実行委をはじめ29団体が共同呼びかけ団体となって全国各地で署名活動を続け、これまで1200万人を超える署名が集まった。提出集会の会場となった多目的ホールには、集まった署名を入れた箱が高々と積み上げられた。29団体を代表して、戦争をさせない1000人委員会の福山真劫さんが「集まった署名をもとに野党共闘すれば安倍政権を打倒できる。日本の明日を決めるのは私たち。ともに頑張りましょう」とあいさつ。解釈で憲法9条 壊すな!実行委員会の高田健さんが署名の取り組みを報告した後、野党議員に各団体の代表者が署名簿を一斉に手渡した。(「秘密保護法」廃止へ!実行委員会) 続き・秘密保護法廃止HP 新たな冤罪をうむ「部分可視化」〜刑訴法改悪「採決」に抗議の声 「エセ可視化は冤罪の温床だ」「司法取引・盗聴拡大など警察に人権侵害の捜査手法を与えていいのか」。問題だらけの刑事訴訟法改正案の審議が大詰めを迎えた5月19日、国会前には弁護士や市民が多数集まり、抗議の声を上げた。日弁連が賛成したことが法改正を後押ししており、スピーチでは日弁連に対する批判が相次いだ。「冤罪をなくすためにはじまった法改正が、じつは新たな冤罪を産む法律にすり替えられている。日弁連はオレオレ詐欺に引っかかった」。現場の弁護士も怒っており、この日も有志37名が連名で日弁連に緊急申し入れを行い、姿勢転換を求めた。しかしまともな回答はなかった。午後5時すぎに開かれた参院法務委員会で、自民・公明・民進など賛成多数で可決された。その瞬間、傍聴席からは「え!」と無念のためいきがもれた。法案は20日に参院本会議、23日に衆院本会議での成立が懸念されている。(M) 写真速報・動画(5分 清水議員の訴え)・法務委員会中継動画・アムネスティニュース・東京新聞・田中龍作ジャーナル 現代資本主義のラジカルな解明〜小野利明著『リーマンショック以後』 格差が広がり、分裂する世界の現実をどう捉えるか。外国人排斥、テロリズムが横行する世界は、今後どうなるのか。希望の一つに、バーニー・サンダースが若者たちの支持で米大統領予備選挙で健闘していることをあげたい。しかし、注目されているのは、トランプが共和党大統領候補となるというニュースの方である。ポピュリズムの台頭である。マスコミは「ではなぜポピュリズムが台頭するのか」について、あいまいな説明しかしない。差別はよくないという道徳的な立場を表明をして、すますのがせいぜいということになる。しかし、著者はクルーグマンやピケティを批判しつつ、「道徳的な批判では、広範な人々を資本主義批判へ向けた共同行動に結集することはできない」とする。「利潤追求の過程そのものが、資本主義の政治的・経済的・社会的矛盾が累積する過程である」ことを丹念に追究し、その成果を本書に結実させている。(中野哲明) 全文・績文堂HP 非正規の生活ボトムアップへ!〜最賃引き上げも「野党は共闘」 5月17日昼、「最低賃金をいますぐどこでも時給1000円に! 時給1500円をめざす院内集会」が衆院議員会館で開催された。労働組合の潮流をこえて75人が集まった。政党では、民進・共産・社民・生活の野党議員が勢揃いした。共産党小池書記局長は「安倍が言っている最賃引き上げは成長ありきのトリクルダウン方式。これではダメだ。下からの底上げが経済活性化と生活改善につながる。参院選ではすでに26区で野党共闘が進んでいるが、この経済課題でも政策合意を実現したい」と述べた。集会では、介護・コンビニ・郵便・メトロ売店で、最賃ぎりぎりで働く労働者が、職場や生活実態を証言した。「いつも金の心配ばかり」「家賃だけでも大変なのに2年毎の更新料が恐怖。何とかしてほしい」と悲痛な叫びだった。(M) 写真速報・毎日新聞 *写真=手をつなぐ野党議員 自律した訴えに心動かされる〜映画『わたしの自由について―SEALDs 2015』 ドキュメンタリー映画『わたしの自由について』は、2015年5月14日からの「シールズ」の活動が描かれている。ほとんど説明はなく、どんどん進んでいく。個人的な意見交換あり、新しく参加する人たちへのスタンスの説明あり、打ち合わせの様子やプラカードの準備、スピーチの場所の設定、そして集会後の片付けの場面がある。もちろん、彼らのスピーチの全文の映像も。奥田愛基さんと牛田悦正さんが本を挟んで話している(写真)。それは確かに学生の会話だった。先輩が後輩に教えている、そんな何気ないシーンにも、彼らの正常な思考を感じる。彼らのスピーチを改めて聞きながら、思わず目頭が滲んだ。言葉が力になって、私をゆすってくるからだった。いつか変わる、絶対に変わるという確信がわいてくる。(笠原眞弓) 全文・映画公式サイト 「悩んだら困難な道を選ぶ」〜堀越けいにんさんの立候補秘話 5月14日、「市民が変われば、政治が変わる!参議院予定候補者と座談会・トークライブ」(主催:ぐんま市民連合 へいわの風)が群馬県館林市文化会館で開催され、70名が参加した。トークの内容は、「自己紹介」「取り組みの紹介」「今後の方針」をめぐってすすめられた。その中で、堀越けいにんさんが立候補を決意した「秘話」が語られた。それはとても「素朴」なものだった。候補者がなかなか決まらない中、「自分だったらどうする」という議論の中でのことだ。「悩んだら、困難な道を選ぼうよ」という白石さん(現ぐんま市民連合共同代表)の一言が堀越けいにんさんの心を動かしたというのだ。今夏行われる参議院選挙の1人区では、このようなある意味「厳しい」選択を経て野党共闘が成立しているということを忘れてはならない。(湯本雅典) 報告・動画(5分半) *写真=街頭でアピールする堀越さん(5月14日) かならず政治は動くんです〜国会前「高校生デモ」で山尾志桜里議員 5月13日金曜日、国会周辺では脱原発・安倍退陣を求める抗議行動が行われた。九電前・経産省前・官邸前・国会前右エリア・左エリア・希望のエリアの計6カ所だ。この日は天気もよく夜風も心地よい、デモ日和といえた。抗議行動の参加者を数えてみた。官邸前は170人、国会前エリアは180人、希望のエリアは90人。高校生のティーンズソウルのエリアは300人前後か。報道陣のコーナーでは、はじめはフジやTBSなどのテレビ局が来ていたが、途中で引き揚げていった。高校生のリーダーは参院選前まであと5回続けると語った。そんななか、民進党の山尾志桜里政調会長(写真)がスピーチしこう訴えた。「わたしたちは声を上げ、それぞれの役割を果たし運動をつづければ、かならず政治は動くんです。それをみんなで証明しようじゃありませんか!」。(木下昌明) 報告・動画(5分) 胸のすく画期的判決!〜定年後再雇用の賃金格差は「労働契約法20条」違反 5月13日東京地裁で、定年後再雇用された労働者にとって、希望となる画期的な判決が出た。定年後再雇用者の正社員との賃金規定・契約は「労働契約法20条」違反するとして無効。その上で、正社員に適用される賃金規定及び就業規則が適用される地位にあることを確認し、賃金格差の差額の支払を命じた。定年後再雇用の有期契約労働者にも労働契約法が適用されることが確認された初めての判決だ。原告の山口修さんは「これで一時金がもらえる(笑)。賃金カットされて、こんな理不尽な目にあうのはコリゴリ。素敵な判決がもらえてほんとうに嬉しかった。勇気をもってたたかえば勝てる。その一例になったと思う」と語った。(土屋トカチ) 続き・愛知で申し入れ・動画(4分 原告の声) サミットで勝手に決めるな!「戦争と重税」〜日銀前で記者会見 G7伊勢志摩サミットに反対する市民団体が、5月12日夜、日銀本店前で「街頭記者会見」を行なった。日本のカネの総本山・日銀本店は「ネオ・バロック建築」で威厳を放っていた。ネオンもない薄暗い歩道で、会見が始まった。参加した記者はフリーがほとんどで10人余り。一方道路をはさんで監視する公安警察官が30人以上いて、異常な光景だった。主催者の一人、小倉利丸さんがマイクを握った。「民主主義を標榜する国のリーダーが議会や国民の声を聞かずに、勝手に世界のことを決めていいのか。今回はとくに戦争法成立のあとであり、日本が対テロ戦争に加担する一歩になりかねない。またパナマ文書で明らかになったが、金持ちは税金逃れの一方、各国の国民は重税を押しつけられている。その怒りの声をぶつけたいと思い、日銀前での会見になった」と。またサミット警備に名を借りた「過剰警備・人権侵害」についての批判も出た。(M) 写真速報・動画(5分)・海外からのメッセージ 「解雇自由・定額働かせ放題」アベ政権はもう嫌だ!〜労働団体の違いこえて1800人 5月11日、「雇用と暮らしの底上げアクション アベ政権はもう嫌だ!〜次に来る矢は“解雇自由”と“定額働かせ放題”」が東京・日比谷野音で開催されました。日本労働弁護団らのよびかけで、連合、全労連、全労協、中立系など労働団体の違いを越えて1800名のの労働者、市民、弁護士が集まりました。集会の冒頭、労働弁護団の棗一郎会長が「安倍首相が選挙を前にいいことばかり言っているが油断してはならない」と情勢報告をしました。国会議員のあいさつとして、民進党・中根康浩衆院議員、共産党・小池晃参院議員、社民党・吉田忠智参院議員が発言をしました。他にも共産党からたくさんの国会議員が駆けつけて登壇しました。あいさつをした3名の方たちはお互いに手をつなぎ合って、野党共闘で労働法制の改悪と安倍政権の暴走を止めていくことを力強くアピールし、会場から声援を送られました。(渡辺学) 報告・動画(10分) アメリカ労働運動の息吹にふれる〜レイバーネットTVでシカゴ報告 メーデー発祥の地シカゴで、4月「レイバーノーツ」大会が開催された。アクティブな活動家がアメリカはじめ世界中から約2千人が集まったが、日本から参加した若手メンバー3人が、5月11日のレイバーネットTVで大いに語った。番組では現地の「教員スト」や「15ドル運動」の映像などを通して、アメリカの息吹が伝わってきた。LBGTや黒人問題など大会の分科会は様々だが、「社会運動にめざめたきっかけ」を語りあう分科会もあったという。大久保なつみさん(写真中央)は「ボーイスカウトの時に体験した差別がきっかけで、8歳で目覚めた人がいて驚いた」と話す。土屋トカチキャスターが「ところであなたは?」の問いに、大久保さんは「私は中学のとき、ハンセン病の映画がきっかけでした」と答えた。訪問団が語ったアメリカ労働運動の魅力は、「個人をベースに下から作り上げる草の根運動」だった。軍事優先・公立学校閉鎖が続くアメリカだが、貧困・格差へのたたかいは確実に広がっていた。(M) 報告・放送アーカイブ(97分)・動画(刑訴法コラム15分) えん罪被害者が必死の訴え!〜「警察権力拡大」刑訴法案はヤバイ 盗聴の拡大、司法取引の導入、取り調べ部分録画などを含む「刑訴法改悪法案」が、今週来週にも参院法務委員会で採決・成立という緊迫した状況を迎えている。そんな中、えん罪被害者はじめ市民・法律家は「この法律は警察権力の拡大だ」として、5月10日、参院議員会館で廃案を求める緊急集会を開催した。会場あふれる300人が集まり、熱気と怒りの集いになった。東住吉再審事件被告人の青木恵子さん(写真左)は、「死んだ娘の写真を突きつけられ」虚偽の自白を迫られた密室の取り調べ実態を語った。「取り調べの録画はしてほしいが、一部でなく一から十までしてほしい」と強調した。また、布川事件元被告人の桜井昌司さん(右)は「警察は正義と思っていたがとんでもない嘘つきだった。この法律をかれらに渡したら、えん罪が増えるだけ」と訴えた。(M) 続き・動画(7分)・集会全録画(UPLAN)・海渡雄一緊急提言・5.12法務委員会傍聴を・5.10集会報告(山口正紀) レイバーネットTV(5/11)放送案内 : アメリカ労働運動の最前線 レイバーネットTV第103号は、5月11日(水)にレギュラー放送でお送りします。組合の民主化を求めるユニオニストの世界大会「レイバーノーツ」が約2千人を集めて、4月シカゴで開かれました。日本からの参加団はバリバリのユニオンメンバー20人。松元ちえキャスターも通訳として加わっています。メンバーらは、ワークショップだけでなく、「時給15ドルの最賃引き上げキャンペーン」や「シカゴ教員ストライキ」にも参加しました。日本代表団が見てきたアメリカ労働運動の最前線はどうなっているのか? 大統領選で揺れるアメリカの社会状況は? 映像をふんだんに交えてホットなレポートをお伝えします。また「山口正紀のピリ辛コラム」では、「緊急事態!刑訴法改悪は本当にヤバイ!」をお送りします。ぜひご覧ください。 番組内容・ジョニーHの歌 *写真=シカゴの教員ストライキ(「首都圏青年ユニオン」の旗も見える) 日本で最も美しい村を追われた人々〜映画『飯舘村の母ちゃんたち』を観て ドキュメンタリー映画『飯舘村の母ちゃんたち〜土とともに』を観た。監督は古居みずえさん。長年、パレスチナの女性や子どもたちを撮り続けた彼女が描く「ふくしま」を、ずっと観てみたいと思っていた。2010年に日本で最も美しい村に指定された飯舘村。「までい」(手間暇惜しまず、心をこめる)という精神が大切にされ、厳しい環境の中でも自然と共生し、原発に依存することなく自立した村おこしをしていた。女性の自立を促し海外に視察に行かせるなど、封建的な村社会とはチョット違うんだよね・・という話を耳にしたこともある。そんな村が2011年4月22日、全村避難を余儀なくされる。5年に及ぶ避難生活。憤りや悲しさ、喪失感はどれほどのものか。古居さんが最初に飯舘村を訪れたのは2011年5月。(堀切さとみ) 続き・映画公式サイト *写真=*古居監督(左)と主人公の 菅野榮子さん(上映後のトーク) 「日本は本当に恐ろしい国に入ってきている」〜孫崎享さん講演会 「陰謀論の孫崎と言われます」。そう笑いを取って聴衆に語りかける。演壇を離れ、立ってマイクを握る姿は精力に満ち、古希を過ぎているようには見えない。駐イラン大使などを務めた評論家の孫崎享(うける)さん(72/写真)が5月3日、「安保法の正体」と題し北九州市で講演。日米防衛とは無関係な集団的自衛権の行使が日本を危機に陥れるとの話に400人が聴き入った。北九州憲法集会実行委員会主催。孫崎さんは外務省入省後、米英ソ、イラク、カナダ、ウズベキスタンに駐在。国際情報局長や防衛大学教授の経験を生かして『戦後史の正体』(2012年)を著し、戦後日本の政治が対米追随派と自主独立派のせめぎ合いの中で進められてきたとの主張が大きな波紋を呼んだ。(林田英明) 続き 保育士の夢うばう安倍政権!〜ティーンズソウル国会前抗議レポート いま安倍首相は連休中を利用して、欧州各国を飛びまわり、華やかなパフォーマンスをくり広げている。それを新聞各紙・テレビニュースの一面を飾っている。安倍首相は参院選の「7月劇場」に向けてアピールしているのだ。5月6日金曜日、この夜も官邸前と国会前で反原発と安保反対の2つの抗議行動がおこなわれた。国会前では、高校生のグループ「T-ns SOWL(ティーンズソウル)」が、「憲法守れ」の声を上げつづけた。「萎縮しない」「なめんなよの精神を」の新しいプラカードも目についた。男子高校生のそらくん(写真)は「自分は保育士になることが夢ですが、待遇がよくなくて悩んでいます。生活できるかどうか心配」と保育士という職業の窮状を訴えていた。「それなのに国会議員は、自分たちの月給をこんど26万円も上げようとしている」と。(木下昌明) 報告・動画(4分) 市民のチカラを見よ!〜東京・憲法集会に5万の人波 5月3日、東京・有明防災公園で憲法集会が開かれた。5万人が集まり、人また人で会場は埋め尽くされた。この集会は、昨年横浜での5・3統一集会から始まっていた。3万人余りを結集した市民の力は、夏の安保法反対の大闘争を経て、参院選での野党共闘を生み出し、北海道5区参院補選の接戦に結実した。市民の力が政党を動かし、今日の集会につながった。安保法廃止の2000万人署名は現在1200万筆に達したと報告された。むのたけじさん(101歳、ジャーナリスト)は車椅子で登壇し、「戦争は、相手を殺さなければこちらが死に、死にたくなければ相手を殺せという世界。戦争は決して許されない。憲法9条こそが人類に希望をもたらす。70年間、戦死させず、他国民の誰も戦死させなかった道はまちがっていなかった」と話し、満場の拍手を浴びた。(佐々木有美) 報告・動画(むのたけじ渾身の訴え)・写真/動画(湯本雅典)・渡部通信・毎日新聞(空撮あり)・写真報告(shinya) 憲法こわすな!戦争法を廃止へ!〜おおさか総がかり集会に2万人 憲法記念日の5月3日、大阪扇町公園で開かれた「平和といのちと人権を!憲法こわすな!戦争法を廃止へ!おおさか総がかり集会」に2万人の労働者市民が詰めかけた。舞台には民進党・共産党・社民党・生活の党と山本太郎となかまたちの野党がそろい踏みし、来る参議院選挙で共闘して自公・おおさか維新の改憲勢力に必ず勝利する決意が語られた。SEALDsKANSAI、安保法案に反対するママの会大阪、T−nsSOWLwest、T−nsSOWLのみなさんのそれぞれが、憲法の擁護とそれを破壊しようとする安倍政権の打倒を訴えた。「合法的な革命の手段、選挙に行こう!」「私たち一人ひとりの力は小さい。しかし、無力ではない」。学者の会、宗教者の会、堺総がかり実行委員会がそれぞれ訴えた後、集会宣言を採択して、3コースに分かれて大阪市内をデモして市民に訴えた。(井手窪啓一) 報告 レイバーネットTV第101号へ出演した、三井さんのコンビニが閉店 5月1日、とあるコンビニが閉店した。レイバーネットTV第101号へ出演された三井義文さんのコンビニだ。三井さんは、コンビニ加盟店ユニオン副執行委員長として、健全なコンビニ運営を求めてきた。契約期間は15年だが、営業開始から9年目の4月30日で閉店することとなった。契約解除の最終通達は4月13日に届いた。書面には、2014年9月5日付発行の朝日新聞に三井さんが受けたインタビュー記事が掲載され、この記事が原因でオーナー希望者が減ったこと。その他業務に関する指摘があったという。「たった2週間ですよ。5月1日で契約解除になりますので、従業員は全員解雇してくださいと。冗談じゃない。私は辞めるとしても彼らの雇用を保障しろと話しているうちに、不本意ながら合意の上で辞めることになった」と三井さんは語った。(土屋トカチ) 報告・動画(4分半)・レイバーネットTV101号録画・5.4みゅーすと放送 歴史に翻弄された台湾の姿〜謝慶鈴監督『台湾新電影(ニューシネマ)時代』 台湾映画に夢中になった時代があった。1980年代から90年代にかけて。今日、台湾ニューシネマとよばれる一連の映画だった。侯孝賢、楊徳昌監督作品はその代表格で、侯の『童年往事』(85年)、楊の『牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件』(91年)は今見てもすごいと思う。両作品には、戒厳令下の台湾で生きる人々の日常がリアルにとらえられていた。この度、「台湾巨匠傑作選2016」で22本の映画が上映されるが、それに併せて謝慶鈴(シエチンリン)という女性監督の新作『台湾新電影(ニューシネマ)時代』(写真)が公開される。タイトルから推して、宣伝用の映画案内かと思ってみたが、どうして、これもなかなかのもの。(木下昌明) 続き・「台湾傑作選」上映情報 保育労働者「安倍のやり方に現場は怒っている!」〜日比谷メーデーに7800人 五月晴れの5月1日、全国各地でメーデーが開催されたが、日比谷メーデーには7800人が集まった。集会で、非正規雇用・外国人労働者・争議団・反戦平和の4つの現場から訴えがあった。ホテル清掃業で派遣切りされたフィリピン労働者は、泣き寝入りせずに組合をつくり闘争中だ。また大手航空会社「ユナイテッド航空」では、今年2月に客室乗務員21名の解雇事件が起きている。問答無用のやり方に対して、当該の野沢智子さんは「不当解雇許さず、仕事を取り戻すまでたたかう」と力強く語った。5.3憲法集会の大結集を呼びかけたのは菱山南帆子さん。「アベノミクス失敗で安倍政権は“戦争・独裁”を強めてくるはず。それを止めて政治状況を変えるには、市民運動と労働運動の協力しかない!」と檄を飛ばした。保育労働者がいたので「安倍の言っていることをどう思うか」と聞いてみた。「現場は怒っている。安倍のやり方では全然だめ。基準を守った保育園の増設と生活できる賃金アップこそが必要」と痛烈に政府を批判した。(M) 写真速報・動画(5分半)・shinyaの写真報告・中央メーデー(赤旗)・郡山メーデー報告・動画(郡山メーデー)・釜ヶ崎メーデー・ソウルメーデー 物の見方に新しい光〜読みつぎたいブレヒト『ガリレイの生涯』 ブレヒトの『ガリレイの生涯』が日本で初めて上演されたのは、今から58年前の1958年4月、千田是也訳・演出(下村正夫共同演出)の若手劇団が結集した青年劇場の舞台でした。これが、戦後のブレヒト受容の大きなきっかけになったと言われていますが、わたしもまた、強い衝撃を受けたことを今に忘れることができません。極端にいえば、ドラマについてのみならず、芸術・人生全般についての物の見方について、新しい光を与えられたといってもいいかも知れません。それはともかく、この作品は、ナチス・ドイツから亡命したブレヒトが、1939年、デンマークで完成したものです。人口に膾炙したエピソードですが、ガリレイは、宗教裁判の拷問に屈して、地動説をとり下げます。しかしひそかに、「それでも地球は動く」とつぶやいたといわれています。(松本昌次のいま、読みつぎたいもの) 続き *写真=ベルトルト・ブレヒト 以前のトップページへのリンクを表示:
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