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コロナで派遣切りするな!〜「雇い止め」当事者たちが記者会見 「派遣労働者からの相談は424件、そのうち雇い止めは117件、女性が65%を占めている」。コロナ状況の中で派遣切り・雇い止めが横行しているが、その凄まじい実態が、7月30日、厚労省記者会見で明らかにされた。この日会見に先立ち、ユニオンなどで構成する「生存のためのコロナ対策ネットワーク」は、派遣切りの当該労働者と共に、厚労省に「派遣切りをしないよう派遣会社を指導せよ」との要請行動を行った。厚労省担当者は「派遣会社に要請はしているがそれ以上はできない」との一点張りだった。6月末に雇い止めされた30代の男性は「税金で国は出来ている。企業にはお願いしかできないというが、それでいいのでしょうか?」と会見で悔しさをにじませた。労働者の中でも最も弱い立場に置かれている派遣労働者。多くが泣き寝入りに追いこまれる中、ユニオンに入って声を上げる人も出ている。会見に登場した7人はそんな人たちだった。「ユニオンで団体交渉や抗議行動をして、休業補償・雇用延長を実現させた」などの成果も語られた。(M) 続き・動画(12分43秒)・東京新聞・NHKウェブ 「公共」と「貧困」を描いた米国映画〜『パブリックー図書館の奇跡』 映画再開第1作は『The Public』邦題は『パブリックー図書館の奇跡』。ほぼ予備知識ゼロで観たが、超拾いもの、秀作だったので、満足感がいっぱいに広がる。実際のシンシナティ市立図書館(米国中西部オハイオ州)を舞台に、そこで撮影した。「図書館の自由」を各シーンに組み込んでいて、そういう意味では邦題に「図書館」を付けた意味はある。館長の毅然とした対応、レファレンス、読み聞かせなどのシーンが挿入される。私は観ながら原題の「パブリック」の意味を何度も何度も考えていた。ホームレスたちがもう一方の主人公だが、様々な人種、年代。かなりな数が生活困窮した「退役軍人」。二人の市長候補者の対比。ここは、奴隷解放の接点、攻防の地になっていた。何よりも、エンターテイメント要素が盛り込まれていたのも好みだ。英国のケン・ローチ『わたしは、ダニエル・ブレイク』とはまたひと味異なる「公共」と「貧困」を描いた米国映画として、ぜひ観てもらいたい。(白石孝) 記事・映画『日本人の忘れもの』(笠原真弓) 「名ばかり個人事業主」の実態と課題に迫る〜脇田滋編著『ディスガイズド・エンプロイメント』 ご恵贈いただいた脇田滋編著『ディスガイズド・エンプロイメント—名ばかり個人事業主』をようやく読めました。本書はホットな現場報告(第1部)と国際的視野からの脇田先生の論考(第2部)からなっており、新型コロナ禍の下ますます重要になっている「雇用類似」保護の社会的議論に重要な一石を投じる1冊です。「雇用類似」をめぐっては、学術書や研究報告は別とすると、規制緩和派からの発信が先行してきました。書籍でいえば、代表的な例が大内神哉『会社員が消える』です。規制緩和論ではない、労働者の権利を拡充するスタンスでこの問題を考える本の登場が待望されていましたが、本書はそれに正面から応えたものになっています。何といっても興味深いのが第1部に収められた12の現場報告です。ウーバーイーツは、ユニオン結成に対抗するように「傷害見舞金」制度を作りましたが、見舞金を申請するとアカウントを停めると言われることや配達員への評価の問題点が興味深かったです。丸八真綿販社で、社員を「個人請負」に切り替え、働くと「赤字」になるなどありえないほどヒドい。(北健一) 続き 最も重大なニュースが報じられない!〜山口正紀のコラム「高校生ビラまき事件」 7月8日朝、東京都目黒区の公道で、高校の水泳授業のあり方を批判するビラを配っていた高校生が近隣の中学校副校長に「公務執行妨害の現行犯で私人逮捕」された。レイバーネットに掲載されたレポートを読みながら思った。この国は今、憲法を尊重、擁護すべき立場にある公務員=教員、警察官、裁判官が結託して憲法を踏みにじるようになった。長引くアベ政治の下、もはやまともな人権感覚はマヒしてしまったのか……。今回は、『東京新聞』が429号法廷を取材し、7月18日付「こちら特報部」欄に、《表現の不自由 次々に/中学校近くの公道でビラ配り/副校長注意でトラブル、現行犯逮捕》の見出しで大きく報道した。弾圧法廷の暴力実態までは記事化されなかったが、弁護人の質問にほとんど答えない裁判官の姿、勾留理由「不開示」の実態は報じられた。だが、『東京新聞』以外のメディアは、今回も沈黙している。憲法をあからさまに踏みにじる公務員たちの権力犯罪は、「知る権利」に奉仕するはずのメディアが市民に伝えるべき最も重大なニュースではないか。(山口正紀) 続き・関連記事・7.28速報「釈放される」 *写真=逮捕・勾留に抗議する人(碑文谷署前) 「復興五輪」どころか「災害五輪」〜東京五輪の中止を求める市民集会開かれる 7月23日、東京都・日本キリスト教会館において、「中止一択!東京五輪、そしてオリンピック廃止へ」と題した集会が開催され、会場席数を大幅に上回る参加者が集まった。集会では、来夏のオリンピック開催に否定的な意見が増えている状況を踏まえて、日本人ジャーナリストの講演のほか、国内外からビデオメッセージがあった。まず始めに司会に立った鵜飼哲さん(一橋大教授)は、「今回の東京オリンピックには、主要なテレビ局、全国紙すべてがオフィシャルパートナーになっている。そのためか、問題点が正面から報道されていない状況が続いている。私たちとしては、今日の集会のタイトルにあるとおり、この状況下でオリンピック開催はあり得ないと考えている。それでも強行されようとしている五輪は『復興五輪』ではなく『災害五輪』だ」と述べた。続いてライターの武田砂鉄さん、ジャーナリズムの志葉玲さんが各40分にわたって講演を行った。(金子通) 続き・全動画(2時間43分)・7/24デモ報告(田中龍作ジャーナル)・集会報告(杉原浩司)・デモ動画(OurPlanet-TV) ブラック・ライブズ・マター!〜7月20日 全米160都市でストライキ 7月20日、ニューヨーク、ロサンゼルス、サンフランシスコ、デトロイト、フィラデルフィア、シカゴ、ボストンを含む160の都市でSEIUという労働組合とM4BLという人種差別に反対する大規模な市民団体連合が主導し、「黒人生活のためのストライキ」(Strike for Black Lives)を行った。今回のストライキは、5月1日のメーデーに行われたストライキに始まり、6月19日のジューンティーンス、そして7月4日の独立記念日に続き、コロナ・ロックダウン以降の4回目のストライキとなった。参加者のプラカードには、「エッセンシャル・ワーカーのための正義」、「エッセンシャル・ワーカーもブラックライブズマターと共に」、そして「警察の予算を打ち切れ」などと書かれていた。一部の新聞では、今回のストライキには少なくとも2万人が参加したと報告している。「I can’t breathe...」絞り出すような声で息ができないと言ったジョージ・フロイド氏の言葉はアメリカ社会の貧困層に響き渡った。(愛知連帯ユニオン/ジョセフ・エサティエ) 続き 高校生ビラまき弾圧事件〜長期勾留やめろ!目黒・碑文谷署前で声上げる 高校生のI君が不当逮捕・勾留されていることに対し、7月22日、I君激励と碑文谷署への抗議行動が取り組まれました。16時に都立大学駅集合でしたが、私たちが集まるまですでに公安が10人余り来ていました。碑文谷署に着くと(公安もついてきた)、署の前には多数の警官が立ちはだかっていました。一緒に来てくれた土田弁護士がI君の接見に入り、私たち(20人)は署前の歩道で、「ビラまき高校生への弾圧を許さない!」というビラを通行人にまきながら、「不当な逮捕に抗議する! 不当な長期勾留をやめ即時釈放しろ! 不当な家宅捜索を糾弾する!」などのシュプレヒコールを、I君に届くよう繰り返しました。その後、代表4人が署長に抗議に行こうとしたところ、「抗議は受け付けない。署の中には入れない」と言う。それに対しみんなで「都民を入れないのか」と強く抗議をすると、係りの警官が中と連絡を取り、「要請なら。代表2名で」と言うので、私と「救援連絡センター」の方と2人で入ることになりました。(渡部秀清) 続き 〔週刊 本の発見〕希望を決して失わない姿〜『デコちゃんが行く−袴田ひで子物語』 この漫画の主人公は、袴田秀子さん(87歳)。1966年静岡県清水市で起きた一家四人殺害事件の犯人として死刑が確定し、現在再審請求中の袴田巌さん(84歳)の姉だ。秀子さんに直接会ったことはないが、TVなどで彼女を見るたびに、その笑顔と歯切れのいい物言い、希望を決して失わない姿に魅了されてきた。弟の冤罪をはらそうと歩んだ54年間はどんな道のりだったのか、この漫画が教えてくれる。秀子さんは、幼いころから「自分のことは自分で決める」子どもだった。こんなエピソードがある。戦争中の空襲のときも、防空壕はいやだと一人で家で寝たそうだ。翌朝目覚めたら、周りをタンスで囲まれていた。母親が心配して屋根が落ちても大丈夫なようにと置いてくれたのだ。秀子さんは、すぐ下の弟の面倒をよく見た。中学を卒業して税務署に就職、結婚そして離婚。その後経理事務所に勤務。仕事をテキパキとこなし、職場ではたよりにされる存在だった。独身生活を謳歌していたとき、弟の巌さんが、勤務するみそ会社専務一家の強盗殺人放火犯として逮捕される。(佐々木有美) 続き 韓国サンケン労組が座り込みに突入!〜一方的「会社解散」を許さない 埼玉県新座市にあるサンケン電気株式会社は、7月9日付ホームページで「当社は、本日 開催した取締役会におきまして、当社子会社の韓国サンケン株式会社を解散することを決 定いたしました」と発表。韓国サンケン労組にもまた韓国サンケンの社長にも一切知らせ ず、一方的に発表しました。2016年10月〜2017年5月、韓国サンケン労組は「生産部門の労働者全員解雇」というサ ンケン本社の決定に対して、団体交渉と解雇撤回を求めて日本での遠征闘争を行いました。 そして日本の多くの皆さんにご支援をいただき、解雇を撤回させて工場に復帰しました。3年間、正常稼働とはいえないまでも仕事は続けていました。今回の「解散決定」は、コロナ禍で当該が日本に来れないことを見越しての決定であり、許せません! 韓国サンケン労組は、7月13日に記者会見を行い、会社前にテントを張って座り込みに 入っています。声明文の要求項目を紹介します。(尾澤邦子) 続き 満10年を迎えた「レイバーネットTV」〜第151号は「水問題」と「美々卯争議」を取り上げる 7月15日のレイバーネットTVは151回目だった。2010年5月にスタートしたレイバーネットTVも満10年になった。この日の特集は、水道民営化問題と「東京美々卯」の争議レポートだった。動画ニュースは、陸自オスプレイの木更津配備に反対する行動と共謀罪3周年のアピール行動が取り上げられた。また東京美々卯や水問題でも、映像・写真がふんだんに使われる賑やかな番組になった。この10年、試行錯誤して番組の形ができてきた「レイバーネットTV」。ジョニーHの歌や乱鬼龍の川柳も定番になっている。この日は放送終了直後に1万円のカンパがペイパルで寄せられるなど、反響も大きかった。マスコミがやらない・やれないテーマを深掘りするレイバーネットTVへの期待は高まっている。放送回数を増やしてほしいという声もある。8月は充電して9月に再開する。コロナ禍の厳しい情勢下だが、民衆のメディアとしての「レイバーネットTV」を発展させていきたい。笠原眞弓さんから151号の詳細報告が寄せられた。(レイバーネットTVプロジェクト) 151号報告(笠原眞弓)・アーカイブ録画(1時間50分) 「コロナ・改憲・辺野古」安倍はいらない!〜国会19日行動に900人 「臨時国会ただちに開け!敵基地攻撃は憲法違反!安倍改憲発議とめよう!安倍内閣退陣を!」のテーマで「国会19日行動」が始まった。7月19日は日曜日と重なり、開始時間が15時に繰り上がった。長引く梅雨空の晴れ間に、衆議院第2議員会館前を中心にスタンディングが広がった。いつものように司会の菱山南帆子さんが元気な声で開会アピールをした。藤本共同代表が冒頭挨拶に立つ、「九州、中部地方の自然災害の被災に心からお見舞い申し上げます。今、世界的に脱石炭火力発電が大きく叫ばれ、日本だけが遅れ、見放されいる。コロナ禍で何ら具体策を示さない安倍はいらない。強く糾弾をします」。福島瑞穂(社民党)「役の立たないアベノマスク、GoToキャンペーンは、旅行代理店が儲かるだけ、やるなら個々の観光関係者にやるべき。麻生はパーティーで改憲を語った。絶対させない。頑張りましょう」。(宮川敏一) 続き・川島動画(48分)・名古屋で400人 ドキュメンタリー映画「死守」初公開〜日韓労働者国際連帯集会 7月17日、東京西早稲田の日本キリスト教会館で、争議団連絡会議・日韓民衆連帯委員会の主宰による日韓労働者国際連帯集会が開かれた。日本では労働運動解体攻撃の下で、闘う労働者に対する常軌を逸した弾圧がかけられている。しかしこうした弾圧は日本ばかりではない。不当な弾圧に対抗するためにの国際的な連帯と交流の場として設けられた今回の集会は、新型コロナ感染症により韓国からのゲストの入国ができないため、オンライン会議で進められた。主催者からの挨拶のあと、最初にユソン企業労組の闘争を描いたドキュメンタリー映画「死守」が上映され、続いて日韓の労働組合の最近の活動に関する報告、そして質疑応答の順で行われた。2018年に韓国で公開されたドキュメンタリー映画「死守」は、明らかに会社が悪いのにいくら闘ってもなかなか出口が見えない中で、それでも労組を守るために闘い続ける金属労組ユソン企業支会の仲間たちを描く。今回の上映は日本初公開になる。(Y) 続き 高校生にはビラをまく自由もないのか!〜7.17「勾留理由開示公判」ドキュメント 「公道上でビラまきがいけないのか」「ビラまき、表現の自由はないのか」「子どもに意見表明権はないのか」。7月17日、東京地裁前で高校生グループ「日本自治委員会」のメンバーはマイクで強く訴えた。この日午後1時半より、学校外の公道でビラをまいていただけで逮捕・勾留されている現役高校生I君の「勾留理由開示公判」が開かれた。I君は、7月8日にブラック学校を批判するビラを東京・目黒区立9中付近で撒いていた。それを目黒9中の高橋副校長がとがめ、ビラまきを妨害した。妨害がひどかったためI君がそれをスマホで撮影したところ、副校長が怒鳴りながらI君にぶつかってきた。ところが副校長は逆にI君に殴打されたとして、その場で「私人逮捕」し、警察に引き渡したのだった。罪名は「公務執行妨害罪」。スマホがあたったとしているが、副校長には何一つケガはない。救援会メンバーは裁判所前集会で「こんな“私人逮捕”が乱発されたら大変なことになる。ビラまきひとつできなくなる。絶対に許してはならない」とアピールした。(M) 続き・動画(11分)・渡部通信・7/22抗議激励行動 *写真=高校生グループ「日本自治委員会」メンバー 〔週刊 本の発見〕過ちの記録こそ次の過ちを防ぐ地図になる〜『証言 沖縄スパイ戦史』 1945年3月26日、米軍は慶良間諸島に、さらに4月1日沖縄本島に上陸し、陸軍第32軍との間で凄惨な地上戦が繰り返される。その結果民間人を含む20万人余りが亡くなり、6月23日牛島満司令官の自決によって沖縄を「本土決戦の捨て石」とする作戦は実際上終わる。が、本島北部にはすでに前年9月、スパイ養成を目的とする陸軍中野学校出身者が大本営より配属されていた。第32軍壊滅後も米軍を撹乱するために、徴兵前の15歳から17歳の地元の少年たちを主力に遊撃隊を組織する任務がかれらに与えられた。第一護郷隊(正式名称は第三遊撃隊、村上治夫隊長)は今帰仁村、名護町などの出身者610名、第二護郷隊(第四遊撃隊、岩波壽隊長)は国頭村、大宜味村などの出身者388名からなった。映画『沖縄スパイ戦史』(2018年、三上智恵、大矢英代共同監督)は埋もれていたこのもう一つの沖縄戦を証言によって描き、大きな衝撃をあたえた。(志真秀弘) 続き レイバーネットTV(7/15)放送 : 特集「水に流せない水道の話」/ザ争議「東京美々卯」 7月15日のレイバーネットTVは、2020年前期の最終放送です。今年前半はコロナ一色でしたが、コロナを名目にお店を一方的に閉店し200人を解雇したのが、うどんすきで有名な「東京美々卯」(みみう)。元従業員らは組合をつくって立ち上がりました。彼らはなぜ声をあげるのか。東京美々卯の店長、従業員が生出演します。特集は「水に流せない水道の話」。コロナでますます公共サービスのあり方が問われています。日本の水道普及率は98%を超え、豊かな水源と高い技術力によって、世界有数の「飲める水道水」を誇ります。しかし、その日本の水道が今、多くの課題を抱えています。水道を金もうけの手段にさせてはなりません。PARCの内田聖子さん、全水道の村上彰一さんをゲストに「水に流せない話」を伺います。アーカイブを御活用ください。(レイバーネットTVプロジェクト) 番宣・美々卯提訴(7/14) 問題だらけの辺野古工事計画〜「設計変更申請」に意見書を!キックオフ集会 7月12日、東京・水道橋の全水道会館で行われた「『設計変更申請』に意見書を!キックオフ集会」は、コロナウィルス感染予防のため、入り口でのアルコール消毒、室内換気など行い、人数を制限しての集会でした。講師の沖縄平和市民連絡会で元土木技術者の北上田毅さん(写真)は、沖縄からZoomを使って映像で講演してくださいました。またWeb中継で全国に配信されました。北上田さんは、パワーポイントを使って「辺野古・変更申請書の概要と問題点」について丁寧に話してくださいました。とにかく問題だらけです。例えば、建設事業の総工費・工期は、当初の計画では2,310億円、工期8年だったのが、変更計画では総工費9,300億円、工期12年となっています。しかし、軟弱地盤は海面下90mまでの深さなのに、防衛局は問題地点の強度測定もせず「70mまでの改良で問題ない」と主張しています。しかも70mまで作業可能な作業船は日本に1隻のみだそうで、作業を強行するならば、費用も工期もさらに膨れ上がります。こんなことが許されるのでしょうか。(尾澤邦子) 報告・動画(1時間43分) ジワジワすすむ現実訴える〜「共謀罪をブッ飛ばせ!」新宿西口リレートーク 多くの人たちの反対を押し切って強行成立した共謀罪法。2017年7月11日に施行されてから三年たった。“目くばせしても共謀罪”。「そういえばそんなのあったよね」という声も聞こえてきそうだが、実際にどんな形で現れているのか。7月12日正午。東京・新宿西口でリレートークが行われ、10人がマイクを握った。トップは京都大教授の高山佳奈子さん(写真)。京都大での立て看板撤去問題について語る。「何の事前説明もなく、学生、職員が立てたすべての看板が撤去された。学生たちが設置する看板は京大の歴史的文化的伝統であり、自由な学風に憧れて入学する学生も多かった。私たち教職員にとっても、学会やシンポジウムなどの看板を撤去され、市民と大学をつなぐ糸が絶たれてしまっている。京都市の条例にもとづくというのが大学当局の言い分だが、伝統的景観を守ることが必要だという条例の内容からみても、看板撤去の理由にはならない」「共謀罪も法が通ってしまったから従わなくてはいけないというのでない。 内容に問題のある法律や条令については、やめさせるよう動くのが大人としての社会的義務だ」と力強く訴えた。(堀切さとみ) 続き 大久保製壜は金儲け優先をやめろ!7.7ストライキ行動〜重大労災から一年 昨年7月7日、(株)大久保製壜構内テント倉庫において、重大な労災事故が発生しました。戸谷組合員と職場の労働者2名が崩れた製品の倒壊の下敷きになり、レスキュー隊に救い出されました。3名の仲間は腰椎骨折・両足かかと複雑骨折等大怪我を負わされるなど、文字通り「殺されかけ」ました。この重大労災事故は、組合が多段積みの危険性について度重なる警鐘をならし、改善を求めていたにもかかわらずそれを放置していた会社に責任があることは明らかです。組合は事故直後より労災の責任追及、多段積みの根本的な解消、「金儲け優先」体質をあらため、労働者の命を守れ、と会社に求めています。しかしこのかん、会社は根本的な問題解決を図ろうとせず、被災者である戸谷組合員への損害賠償も事実上拒否し、「この問題はもう終わったこと」との姿勢に終始しています。東部労組大久保製壜支部は重大労災発生から1年となる7月7日、ストライキに決起しました。(森川学) 続き・動画(18分) 石垣島の自然とミサイル基地は、共存できるのか?〜山崎雅毅さんに聞く 6月下旬、「アンパルの自然を守る会」事務局長の山崎雅毅さん(写真)に、石垣島の自然環境のポイントを案内していただいた。石垣島では、この島では初めての自衛隊基地建設工事、ミサイル基地建設が進められている。果たして、石垣島の自然はこの工事と共存できるのか。広大なアンパルの干潟を前に、私は疑問に感じざるを得なかった。石垣島では、ミサイル基地に加え、100haを越える広さのゴルフ場建設がこの秋から始まるという。この工事は現職石垣市長の選挙公約であり、ゴルフ場は、きれいな水が流れる沢をはさんで作られることになっている。ミサイル基地建設現場に足を運んだ。前回来たのは今年の2月。その後コロナで交通手段がなくなり、4か月ぶりの取材だ。音がすごい。そして前回に比べ、中が完全に見えなくなっている。また私がカメラを基地方向に向けるだけで、ガードマンが私に注目し、体をこちらに向ける。この基地は、本当にこの島のためになるのだろうか?そうであるならば、何故このようなものものしい状況が、日に日に増していくのだろうか?(湯本雅典) 報告・動画(5分36秒) ブラック学校批判のビラまきで高校生が逮捕される!〜10日間の勾留も 現役都立高校生I君は、7月8日の早朝に、目黒区立第九中学校での登校時のビラまきで、同校高橋副校長により、不当に「私人逮捕」されました。ビラの内容は、同校中学生の進学先として有力な都立小山台高校のプー ル指導の危うさを訴えるものです(写真)。I君たち日本自治委員会では、「ブラック校則」等の生徒の人権を侵害にあたるような教員の「行為」「指導」などを批判してきました。都立小山台高校では、コロナ禍の6月にプール指導を実施することになっていました(同校生徒からの情報)。そこで、自治委員会では小山台高校に「質問状」を提出し、更に都議にも訴えるなどの活動をしてきました。このため、同高校のコロナ禍でプール指導は中止されましたが、「寒くても、コロナ禍でも(未遂)、プール強行」と大見出しのビラを近隣の中学校にビラまきしたのです。コロナ禍でのプール指導は都教委でも「中止」の文書を下ろしており、そんな中での「プール強行(未遂)」を中学生にも知ってもらおう と、ビラまきしたものです。(永井栄俊) 全文 韓国 : 朴元淳市長の性暴力容疑〜「ソウル市の調査が必要」要求強く 故朴元淳(パク・ウォンスン)ソウル市長が亡くなる前日、職員への性暴力の容疑で訴えられた事実が伝えられ、今後政界がこれをどう収拾していくのかに関心が集まっている。朴市長が死亡しているのが発見され、該当告訴事件は「公訴権消滅」で処理される展望だが、 職場内性暴力事件が発生した時に加害者に対する非寛容原則を主張したソウル市だっただけに、ソウル市がこの問題についても調査すべきだという声も大きい。さらには民主党内で権力型性暴力問題が立て続けに起きた以上、これを不問に付すことはできないという主張にも力付けられる。現在、SNSでは「#朴元淳市長を告発した被害者と連帯します」というハッシュタグが広がっている。ハッシュタグ運動の参加者は、故朴元淳市長の死が残念でくやしい死とされることは、被害を訴える人に対する2次加害につながることを憂慮している。(チャムセサン報道) 続き・ハンギョレ新聞・被害者の会見 轟音はヘリコプターの比ではなかった!〜オスプレイ木更津飛来に抗議する ついに木更津に危険なオスプレイが飛んできた。7月10日、木更津駐屯地の対岸にある内港北公園に12時30分から、抗議する市民、労働者が集まってきた。「日本の空にオスプレイはいらない」「オスプレイ来るな、配備反対」のコールで抗議集会は始まった。13時過ぎに、地元住民の会から挨拶があり、「昨日に防衛省に出向き、24万筆の署名を届けた。いろいろと申し入れを言ったが、わかりません。知りませんの繰り返しだった」との報告があった。15時45分からは集会を開き、平和フォーラム、新社会党、共産党、社民党からも「オスプレイ来るな」のアピールが続いた。16時10分、北北東の方面からオスプレイが姿を現した。並みのヘリコプターとは違った。「帰れ、来るな」「オスプレイは帰れ」の声が響いた。轟音はヘリコプターの比ではない。みるみる接近して大きくなり、そのまま木更津駐屯地に消えていった。(宮川敏一) 報告 倒されゆく、空疎な指導者の銅像の背後に何を読み取るか〜太田昌国のコラム 銅像に心ひかれたり、ましてや大事なものとして拝んだりしたことは、幼いころから、ほぼなかったと思う。郷里・釧路の高台には、松浦武四郎の銅像があった。なんでも、江戸時代の「探検家」「大旅行家」だったという。長じてその人物をよく知れば、当時、蝦夷地に押し寄せた和人に、アイヌの人びとが虐待されている現実に心を痛め、さまざまな記録を残したひとだった。そんな人道主義的な人物像を小学校でも中学校でも教えられなかったなあ、知らなかったなあと、悔やんだ。今では日本で、民族間の関係性を考える時、彼は無視できない存在になっている。銅像がなくても、彼の実像に近づく方法はいろいろとある。現存する銅像で驚くのは、朝鮮民主主義人民共和国(以下、DPRK)の首都、ピョンヤンの万寿台に立つ金日成と金正日のそれだ。行ったことがないから、現物を見たわけではない。写真や動画で見ただけだが、その大きさに圧倒される。(太田昌国) 続き *奴隷商人の銅像が引き倒される(イギリス) 「災害派遣」ですすむ自衛隊への感覚マヒ〜コラム「アリの一言」 今回の大雨水害のテレビ報道で、自衛隊の映像、その活動に対するコメントがこれまで以上に多くなっていると感じるのは私だけでしょうか。客観的データはありませんが、もしそうだとしたら、理由は2つ。1つは、自衛隊の活動(「災害派遣」)そのものがこれまでより広範になっていること。もう1つは、メディアの報道がより自衛隊に接近していることです。安倍晋三首相は4日の関係閣僚会議で、今回の災害に対し「自衛隊1万人態勢で臨む」と早々に打ち出しました。さらに7日には、「自衛隊をさらに1万人増強し、2万人態勢に拡大する」と表明しました。安倍首相が自衛隊の「災害派遣」を拡大しようとしていることは確かです。テレビ報道は、自衛隊が画像に出る機会が多いだけでなく、キャスターが「自衛隊の手によって救出される人々」と解説したり、現場で取材にあたっている記者が被災者に「自衛隊が(救助に)来た時はどうでしたか」と自衛隊への感謝の言葉を引き出そうとしていました。(アリの一言) 続き いろんな考えを出す そこが足らない だから住民投票が必要〜宮良央さんに聞く 「石垣島住民投票義務付け訴訟」が結審し、8月27日に那覇地裁で判決が出される。この運動は、住民投票条例制定運動から始まった。その署名運動から関わっていた宮良央(なか)さん(写真)に話を聞いた。インタビューは、沖縄県石垣市白保にある宮良さんの牛舎だ。 これまでの運動を振り返ってどうかと聞いてみる。実は、央さん。拙作映画「沖縄と本土 一緒に闘う」(60分)で、「(裁判について)大変でなさそうにするのが大変」と話していた。しかし、今日の話では「楽しかったです。学園祭みたいで」と語った。央さんの話で中心となったのは、この運動の意味についてだ。それを、央さんは「違う意見の人の話が聞けたこと」とまとめた。裁判の山場を前に、これまでの運動をまとめる話だったと思う。(湯本雅典) 報告・動画(7分30秒) 「オスプレイ来るな いらない」〜陸自オスプレイの木更津配備に150人が抗議 7月6日、岩国基地からの陸自オスプレイ1機目の木更津駐屯地への飛来(悪天候で8日に延期)に対して、駐屯地脇の内港北公園に約150人の市民が集まり、抗議行動を行いました。地元住民や千葉の人々はもちろん、東京や神奈川など首都圏から駆けつけた人々も目立ちました。私は、今までは「千葉の人たちに任せておこう」と思っていたのですが、この機会にと電車に揺られて参加しました。駐屯地にはいくつもの格納庫や管制塔、軍用車両などが見えました。ちょうど、CH-47チヌーク大型ヘリが離着陸していました。強風が吹きつけ、時折り雨も降る中、地元の「オスプレイ来るな いらない住民の会」事務局長の野中晃さんの司会で始まった抗議集会では、駆けつけた多くの仲間が発言し、シュプレヒコールも行いました。今回の行動は、木更津での「オスプレイ来るな いらない」の取り組みを首都圏に広げるステップになりました。(杉原浩司) 続き あなたに値札をつける新自由主義と闘おう!〜白井聡「武器としての『資本論』」を読む まず、燃えるような真っ赤なカバーが鮮やかである。本書のタイトル「武器としての『資本論』」を見ると、これは硬派の本か、との印象を受けるが、そうではない。第1講から第14講まで、終始わかりやすさを念頭に語りかけるスタイルで、現代社会のメカニズムを解き明かしていく。そのための‘武器’として、『資本論』を使おう、ということだ。その際に、『資本論』で展開されたいくつかの概念、例えば「剰余価値」とか、「資本のもとへの労働の包摂といった概念を取り出して、あたかも縺れ合った糸を解きほぐすように、(時に「寅さん」も登場するなど)卑近な例を交えながら論を進めていく手さばきは、見事である。マルクスの『資本論』などに全く縁のなかった人びと、「え?何それ」と、これからも読むことはなかったであろう若者たち、しかし今、この社会に希望が持てず、日々生き難さを感じている若者たちに対して、自己責任だからと諦めに引きこもってしまうのではなく、そこから脱却する手がかりを与えようとする。(内藤洋子) 続き 小池圧勝を支えた「キシャクラブメディア」〜テレビ討論なしはありえない 小池百合子氏の都知事再選は、権力監視のジャーナリズム機能を放棄した企業メディア・キシャクラブメディア(五輪スポンサー)のおかげです。キシャクラブメディアが人権の確立、民主主義(人民による統治)の実現の主要な敵であることがはっきりした選挙でした。今朝(7/6)のTBSで堤伸輔氏が、小池知事に前回選挙の公約の一つ、満員電車ゼロの実現を求めたのは的確です。前から気になっていましたが、現職の首相、閣僚が国会議員選挙に出た時、また、現職の自治体首長が首長選挙に再出馬した際、マスメディアが、彼や彼女らの職務上の動きをどう取材し、報道するかのガイドラインを定めるべきだと思います。今回の都知事選挙のように、候補者のテレビ討論を一切やらないのは、あり得ないことです。(浅野健一) 続き・都議選結果について(柴田武男)・田中龍作ジャーナル 木更津にオスプレイは来るな!〜7.4津田沼アクション行われる 7月6日(月)に千葉の自衛隊木更津駐屯地にオスプレイが配備されます。4日午後6時、津田沼駅北口で「武器見本市もオスプレイもいらない!アクション」が行われました。司会は「安保関連法に反対するママの会@ちばの金光理恵さん。「オスプレイは、あちこちで墜落事故を繰り返す大変危険なもので、人体に有害な騒音・爆音・低周波をまきちらします。そんなものが空を飛ぶことを許している国は、アメリカと日本だけです。オスプレイを自衛隊は17機も買ってしまいました。1機200億円です。その爆買いしたオスプレイが6日、木更津にある自衛隊基地に飛んできます。この津田沼からほど近い習志野演習場には今後、ほぼ毎日のようにオスプレイが飛んできて一日中訓練をする可能性もでてきています。これを許すわけにはいかない」と話しました。(尾澤邦子) 続き 石垣市自治基本条例はどうやってできたか〜元石垣市副市長 黒島健さんに聞く 今、石垣島平得大俣(ひらえおおまた)への自衛隊ミサイル基地建設の是非をめぐる、住民投票の実施を石垣市に義務付けすることを要求する訴訟(以下「石垣市住民投票義務付け訴訟」)が行われている。この根拠となったのが、石垣市自治基本条例(2010年4月1日施行)だ。この条例制定に向けて、条例案作りにかかわった元石垣市副市長、黒島健さん(写真)に話を聞いた。きっかけは、1999年に成立した「地方分権一括法」だ。この法制定を受け、2008年から石垣市独自の条例「石垣市自治基本条例」制定の取り組みが始まった。この時「今こそ市民が主役の街づくりができる」と黒島さんは感じたという。昨年12月、この石垣市自治基本条例を廃止する案が議会に提案された。その背景には、石垣市で昨年3月から始まった自衛隊ミサイル基地建設があった。(湯本雅典) 続き・動画(6分31秒) 都知事選最終日レポート〜山本太郎街宣に舩後・木村議員がスピーチ 山本太郎候補のファイナル街宣は、7月4日午後6時半から東京・新宿駅南口で行われた。「密にならないように広がってください!」のアナウンスが繰り返される。それでも南口前は人波で埋まり、たくさんのメディアが集まった。昨年夏、参院選の「れいわ旋風」を彷彿させる光景だった。応援演説で初めて登壇したのは、重度障がい者の「れいわ」国会議員、舩後靖彦さんと木村英子さんだった。木村さんは「山本さんは、自分が落選してまで重度障がい者を国会に送りこんだ。こんなことができるのは太郎さんしかいなかった。東京都では新型コロナ感染者が増えている。コロナでいま困っている人たちがたくさんいる。この窮地を救うのは太郎さんしかいない。だれもが安心して生きられる東京をつくるために太郎さんに力を貸してください」と訴えた。山本太郎候補は、コロナウィルスを災害指定することの重要性を指摘した。(M) 続き・動画(6分半) 「グリーン・ニューディール」が語られ始めた!〜都知事選の新しい芽 明日(7/5)は都知事選。今回の選挙、一度もテレビ討論もされず、候補者の政策がどう違うのか、明らかにされる機会も確保されず、この間の都政の問題の検証に関する報道も目にすることがなかった。築地市場問題やオリンピックという今後100年間の東京を考えた時に巨大な問題を受けて行われる都知事選を、マスメディア上では小池都政の検証なしに、投票日を迎えるという事態になってしまったことを後世の人たちはどう見るだろうか? その責任は現知事の小池百合子氏とマスメディアにある。巨大な負債を残すものとなった、と嘆きたくなるけれども、それでもいくつか希望を持てる新しい芽を見出すことができる。その1つは宇都宮けんじ氏が「グリーン・リカバリー」を大きく打ち出したことだ。グリーン・リカバリーとは新型コロナウイルスによる被害から復興の際に、元の世界に戻るのではなく、現在世界で大きな声になりつつあるグリーン・ニューディールに基づくグリーンな(破壊的でない)回復をめざすもの。(印鑰 智哉) 続き 都知事選最終日レポート〜宇都宮けんじ候補、新小岩・錦糸町で街宣 東京都知事選挙も今日が(7月4日)最終日。宇都宮けんじ候補は、新小岩駅、錦糸町駅を回った。午前11時半、手を振って、聴衆の待つ(およそ600人)新小岩駅南口に宣伝車で乗り入れた。宣伝車からの第一声は、視覚障がい者の方だった。「コロナで解雇された。私たちを守ってくれるのは宇都宮さん、応援します」。続いて地元の議員が応援演説をした。水摩雪江(区議・新社会党)「地元葛飾区でもコロナに解雇、雇い止めが繰り返されている。歯止めをかけ、労働者に応えるのは宇都宮けんじさんだけです」。和泉なおみ(共産・都議)、落合貴之(立憲・衆院)、田村智子(共産・参院)が続いた。最後に宇都宮けんじさんがマイクを握った。「応援の最初に視覚障がい者の方がお話ししてくれた。障がい者の思いに応えないで改善できない。障がい者に応える街づくりが、全ての人に応えることになる」(宮川敏一) 続き 「命・暮らしを考えているのは宇都宮候補」〜前川喜平さんが応援演説 7月3日午後5時、小雨まじりのなか都知事選・宇都宮けんじ候補の街宣が新宿駅東南口で行われた。選挙戦最終盤のこの日、枝野幸男、志位和夫、福島みずほの野党党首が勢揃いし、元外務大臣の岡田克也氏も演壇に立った。なかでも注目を浴びたのは、元文科省事務次官の前川喜平氏(写真左)の応援演説だった。前川さんは「都民の命・暮らし・幸せ・人権を真剣に考えている候補は宇都宮さんしかいない。一方小池氏は都知事という地位がほしかっただけで都民のことを考えていない。総裁・総理の話が出てくれば都政を捨て、すぐに自民党に戻るだろう」と。そしてコロナ対策では「夜の街を悪者にしているが、とんでもない。みんな尊い人生があり生活がある。小池氏の狙いは感染拡大を夜の街のせいにして都知事は悪くない、という責任転嫁に使おうとしている」と「夜の街」発言の意図を厳しく批判した。最後に、宇都宮けんじ候補がマイクを握った。(M) 続き・動画(7分)・TBSニュース 〔週刊 本の発見〕水になれ、友よ!〜小川善照著『香港デモ戦記』 昨晩(6/30)、Facebookで香港民主派政治団体「デモシスト」が解散し、最後のあいさつにとメンバーが並んでいる投稿写真を見た。アグネス・チョウ、ジョシュア・ウォンたちの顔がある。ちょうどこの書評を書いているところだったので、重たい気持ちになった。著者の小川さんはどんな気持ちなのだろう。 『香港デモ戦記』。著者の小川善照さんは2014年の雨傘運動から香港を取材している。自らの足で体当たりする現場主義で、実に生き生きと闘う香港を描いている渾身のルポルタージュだ。小川さんならではの暖かな人に対する眼差しが、デモに参加する人々の顔を捉えている。この闘いは一人一人の人間の闘いなのである。さて、今朝(7/1)の朝日新聞の一面トップに「香港国家安全法が施行」「一国二制度 骨抜き」の文字。香港はどうなってしまうのだろう。私には、7月1日というのが作為的に思えた。たぶん中国政府もこの日に意味があったのだ。1997年、香港が英国領から中国に返還された日だから。(根岸恵子) 続き・7/1緊急抗議行動 |