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問題だらけの辺野古工事計画〜「設計変更申請」に意見書を!キックオフ集会

 沖縄の米軍基地で61名のコロナ感染者が確認されましたが、米軍は基地内に隔離するのではなく、基地の外(沖縄の民間)の病院に隔離しようとしています。米国と日本の関係をあらわにする沖縄ですが、問題だらけの米軍辺野古新基地建設は、日本政府防衛省によってすすめられています。

 沖縄防衛局は、辺野古新基地建設予定海域の大浦湾に「マヨネーズ並み」の軟弱地盤が見つかったため、工事計画の大幅変更を迫られ、4月21日に軟弱地盤の改良工事に関する設計概要変更申請を沖縄県に提出しました。知事の承認がなければ工事は進められないからです。しかし、設計変更申請は、造れない工事をごまかし、巨額な税金を使って環境を破壊するものです。工事を止めるため、大変重要な時、沖縄県がこの申請を不許可にするために多くの意見書が必要であり大切だと、東京で集会が開かれました。

 7月12日、東京・水道橋の全水道会館で行われた「『設計変更申請』に意見書を!キックオフ集会」は、コロナウィルス感染予防のため、入り口でのアルコール消毒、室内換気など行い、人数を制限しての集会でした。講師の沖縄平和市民連絡会で元土木技術者の北上田毅さん(写真)は、沖縄からZoomを使って映像で講演してくださいました。またWeb中継で全国に配信されました。北上田さんは、パワーポイントを使って「辺野古・変更申請書の概要と問題点」について丁寧に話してくださいました。講演は以下のサイトで配信されていますのでご覧ください。
https://youtu.be/woyWN2A-7nM

 とにかく問題だらけです。例えば、建設事業の総工費・工期は、当初の計画では2,310億円、工期8年だったのが、変更計画では総工費9,300億円、工期12年となっています。しかし、軟弱地盤は海面下90mまでの深さなのに、防衛局は問題地点の強度測定もせず「70mまでの改良で問題ない」と主張しています。しかも70mまで作業可能な作業船は日本に1隻のみだそうで、作業を強行するならば、費用も工期もさらに膨れ上がります。こんなことが許されるのでしょうか。

 玉城デニー知事を激励し、辺野古の工事を止めるため、私も意見書を出そうと思います。
 意見書の提出期間は、変更申請書の告示・縦覧期間で、7月中旬頃から3週間です。まだ告示されておらず、沖縄県の土木建築部海岸防災課のホームページで公開されるそうです。期間限定なので、注意が必要です。また意見書を提出できるのは「利害関係者」とされています。辺野古の工事・埋め立ては私たちの大切な税金を使って行われています。利害を持つ納税者として、税金を使ってほしくないので意見書を提出します。また沖縄辺野古のあの美しい海は、みんなの共有財産です。大切な私たちの財産をぶち壊されたくありませんので、意見書を提出したいと思います。意見書の書き方は、以下のサイトからダウンロードできます。みなさんも、ぜひ!〔尾澤邦子〕
http://www7b.biglobe.ne.jp/~okinawa-koza/200709henokoikennsyoannai.pdf


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