本文の先頭へ
LNJ Logo 2022/03
Home 検索
 




User Guest
ログイン
情報提供

会員関連サイト

more...

大阪ユニオンネットワークの春季総行動〜びっくりしたやろうな、サン・フレール社
3月25日、大阪ユニオンネットワーク主催の春季総行動があり、朝から夕方まで大阪市内から豊中市まで、100人の労働者での争議組合の社前行動に参加した報告です。疲れたぁ(笑)。わたし的にはこの日の行動のハイライトだったと思います。東京都心でおしゃれなイタリアブランドの店を経営しているサン・フレール社は、たぶん、労働組合をつくった女性たちのことを、うるさい奴らだと思って、契約期間満了という理由で雇い止めした。そしたら、ある日突然、大阪本社の自社ビルが、のぼり旗をいっぱい持ってメガホンで訴える100名以上の組合員に包囲されたんやからね。びっくりしたと思うよ(笑)。東京南部のなかまの要請を受けて取り組まれた行動では、東京から参加した全国一般東京南部の中島委員長など何名かが、玄関ドアの前に出てきた本社の社員に解雇撤回の要求書を渡しました。解雇撤回せんと、何度でもいくでえ!(久下格) 報告

フリー直撃「1ヶ月分の生活費を失う」大増税!〜インボイス制度を考える勉強会
3月30日に乃木坂のバー Club CACTUSで『インボイスを考えるフリーランスの会』主催の「インボイス制度まる分かり勉強会」と題するイベントが開かれ、危機意識を抱く様々な業種のフリーランスなど20数名が参加し熱心な話し合いが行われた。主催団体は2023年10月から導入されるインボイス制度実施中止を求めロビー活動や署名活動に取り組んでいる。司会を務めた代表の小泉なつみさん(ライター・編集者)と阿部伸さん(出版クリエーター)は「『ストップ!インボイス』を目標にしているが、当事者自身が理解していないことが多いので、このようなイベントを何回か開いている。これからも開催していきます」と語った。第1部「インボイスってなあに?」では、佐々木淳一税理士(税理士法人東京南部会計/写真)が「この制度が実施されると、インボイス登録しなくても登録しても、仕事を失う事業者が多数出るのだが、対象当事者が理解していない。(ジョニーH) 続き

プレカリアートユニオン : 大手警備会社テイケイに対する退職強要事件の裁判で勝利判決!
大手警備会社のテイケイ(株)を相手取った退職強要問題の裁判で、3月25日、東京地方裁判所で、警備員として働いていた組合員、有賀政敏さんの完全勝利判決が出されました。5時間にわたりホテルに呼び出され退職届を書かされてしまいましたが、雇用関係にあることを前提に判決確定の日までの賃金支払いを命じる画期的な判決です。テイケイ(株)で働く警備員は、毎週水曜日午後に、会社が指定した時間に営業所に勤務実績報告書を持参し、実績報告をするよう命じられていましたが、この時間は無給とされ、交通費すら支給されていませんでした。2018年3月にテイケイ(株)に入社し、警備員として働いてきた有賀政敏さんは、ほか2人の警備員とともに2019年4月にプレカリアートユニオンに加入。組合が、有賀さんらの勤務実績報告書持参に関する未払い賃金の支払いなどを求めて団体交渉を申し入れると、テイケイ(株)は、有賀さんを含む3人の組合員に退職強要を行ったのです。(清水直子) 続き

「静かだがゆるぎない信念」原告が意見陳述〜非正規差別なくせ!キステム裁判はじまる
以下は、3月24日(木)盛岡地方裁判所で行われた〔(株)キステム未払い賃金等請求事件第1回口頭弁論〕傍聴記です。・・1週間前に地震があったため東北新幹線が止まってしまい、急きょ前日の夜行バスで盛岡に向かう事になった。翌朝着いた盛岡は前方に岩木山が見え、すがすがしいほどの快晴。盛岡地裁ロビーで、原告のTさんに66日ぶりに再会。Tさんから「今日も地震があったが、これくらいなら大丈夫」と言われて私たちはホッとした。10時半からの地裁前アピール行動には、取材陣やカメラマンが来ていて、横断幕を持っての入場行進を撮っていた。11時から原告のTさんに続いて私たちもいざ法廷へ。裁判長が入廷しても被告席は空席のまま。弁護士すら来ていない。原告側だけの出席で裁判は始まった。Tさんの意見陳述は、静かだがゆるぎない信念が伝わって来て、この人を応援していくぞと心からそう思った。(女闘労倶楽部) 報告

ユナイテッド闘争団 : 不当解雇撤回!3か月ぶりに空港ターミナルで就労行動
ユナイテッド就労行動は、コロナ禍で3か月中断していたが、3月26日14:30、成田空港第1ターミナル4F「E」ロビーで行われた。ユナイテッドの不当解雇に抗し、現職復帰を闘い続ける千田正信さん、吉良紀子さんを先頭に所属する全労働者組合、支援者が、早期解決、職場復帰を声をあげた。●吉良紀子さん(原告/写真)3か月ぶりの就労行動の再開に熱い思いでいます。解雇からされてから6年、解雇理由は企業秘密だと沈黙。ユナイテッドはアジア人を職場から放り出した。差別はしないは嘘!皆さんの支援する力が背を押していただき頑張れました。ここで働く地上職の仲間も聞いていると思います。民主的な職場を作り、みんなが安心して働ける職場を作る。信じています。頑張ります。●千田正信さん(原告)日本人を顧客にして利益を上げるユナイテッドは、日本の労働法を守りません。労働者を使い捨てにします。私たちは職場復帰を勝ち取ります。ご支援をよろしくお願いします。(宮川敏一) 報告

〔週刊 本の発見〕人間にとって国家は必要か〜『くらしのアナキズム』
今年はじめ、民俗学者・宮本常一の『忘れられた日本人』を読んだ。戦後の対馬(長崎県)の村で行われていた「寄りあい」についての文章に、深く心を惹かれた。宮本がある村で古文書を借りたいと申し出ると、その件が村の寄りあいにかけられることになった。村で取り決めを行うときは、みんなが納得いくまで話し合う。ときには夜をこすこともあるが、様々な意見が出され、最後にまとめ役が結論を投げかけ、異論がなければそれがとおることになる。このやり方は200年前から続いていたという。「気の長い話だが、とにかく無理はしなかった。みんなが納得するまではなしあった。だから結論が出ると、それはキチンと守られねばならなかった」。これこそ、今を生きるわたしたちが忘れている自治、民主主義の本来のあり方ではないかと思った。しばらくして本書に出会った。そして、「寄りあい」の話は、実は「くらしのアナキズム」と呼ばれるべきものだったのだと得心した。(佐々木有美) 続き

争議団がYouTube始めるってよ!〜「JAL青空チャンネル」の挑戦
2010年12月31日に強行された「JAL整理解雇」から12年が経過したが、いっこうに解決が計られず、クビを切られた165人は路頭に放り出されたままだ。しかし昨年4月の新組合「JAL被解雇者労働組合(JHU)」が結成されてから、果敢なたたかいが展開されている。そんななか、争議団では初めての「ネットTV」による発信が開始される。なづけて「JAL青空チャンネル」。「あの青い空に戻ろう!」が争議団の合言葉だが、その思いをこめたネーミングだ。キャスターは、アナウンスが得意な客室乗務員が担当する。番組内容は争議関連だけでなく、飛行機をめぐるエピソード・裏話のコーナーも用意されている。不当解雇反対の支援の輪を広げ、会社に圧力をかけるには「YouTube」は大きな武器になるだろう。放送スタジオは組合事務所に、急きょ設営された「麹町スタジオ」だ。 続きアーカイブ録画(63分)

コロナワクチン後遺症に目を向けよ〜医師・長尾和宏さん
コロナ禍が世界を覆う。しかし、本当の脅威は新型コロナウイルスではなく、ワクチンを推進する人間のほうではないのか。兵庫県尼崎市の長尾クリニック院長、長尾和宏さん(63/写真)の話を聞いていると、そんな気がしてくる。3月6日、「シアターセブン」(大阪市淀川区)で『記録映像 ワクチン後遺症』(1時間52分)上映後のトークに参加した40人は、質疑応答を交えた1時間のトークに聴き入った。最初、チラシの「ワクチン後遺症」を私は一瞬「コロナ後遺症」と誤読した。新型コロナに感染すると、さまざまな後遺症に苦しむ例を報道で見聞きする。若くても、だるさや味覚障害などが長引けばつらい。高齢者や基礎疾患を持つ人たちにとって感染は死の影を帯びる重篤な症状を来しかねない。だが、長尾さんは「ワクチン後遺症」と言っている。(林田英明) 続き

歴史的視点から問題のありかを探る〜レイバーネットTV(3/16)詳細報告
3月16日(167号)のレイバーネットTVは、今や世界の関心を集めているロシアとウクライナの戦争です。私にとって、多分日本人にとっても、突然湧いたようなこの戦争、どうも根が深そうです。報道による洗脳合戦もあるようで、フェイクに踊らされている感のする私たち。そこで、この戦争は何なのか、しっかり解説していただきました。とはいえ私は、まだまだ「分かった」と胸は張れませんが、少しずつこんがらがった糸がほぐれてきたようです。まず、バイデン(米国)とウクライナ、ロシアの関係から糸をほぐします。動画と合わせて読んでください。なお、この日はサブ企画として、「鶴川高校の人権無視の錬金術」を放送しました。ゲストの三木ひろ子さんが語る労働組合つぶし・イジメの実態に驚きの声が上がりました。(笠原眞弓) 続きアーカイブ録画(90分)

ウクライナに平和を!原発に手をだすな!〜東京・代々木公園で集会デモ
3月21日、東京・代々木公園で「ウクライナに平和を!原発に手をだすな!市民アクション」行われた。ロシアのウクライナ侵略攻撃から3週間。被難民は330万人そのうち子どもは150万人を超えている。プーチンは長期戦から、空爆を超距離ミサイルで攻撃、病院、子ども施設など無差別に攻撃を緩めない。原発施設も技術を持たないロシア軍に支配され危険が続いている。主権を踏み潰す侵略を続ける。ロシアの今すぐ撤退、停戦を訴え、デモ行進をした。◆ 鎌田慧さん「私たちは毎日を暗い思いでテレビを見ています。私たちは1日も早く戦争をやめて、ロシア軍を撤退させる思いをしらせデモ行進をします。ウクライナの人と連帯、ロシアに対する抗議を叫びならデモ行進をします。原発を平和利用と使っていましたが、原発は原爆の商業利用でしかなかったのです」(宮川敏一) 報告3.19札幌集会

獄中よもやま話と裁判の現状〜「尾澤孝司さんは無罪だ!」報告会開かれる
3月19日(土)午後、葛飾区堀切地区センターで報告会「尾澤孝司さんは無罪だ!」が開催されました。参加者は約50名。主催は「尾澤孝司さんを支える会」。「支える会」は、葛飾で憲法集会や、人権、原発などの問題について共に活動している地域の仲間たちが中心となって結成され、尾澤孝司さんの不当逮捕に対し、「でっち上げであり無罪だ」「人権侵害を許さない」「長期勾留は酷い」と声をあげ、新座警察やさいたま検察庁への抗議、さいたま地裁への釈放要求行動、署名などに取り組んできました。7ヵ月半の勾留の後、なかなかじっくりと話を聞く機会もなく、獄中よもやま話を本人に語ってもらおうということで「報告会」が企画されました。尾澤孝司さんは、昨年5月10日、サンケン電気本社前で逮捕された時の状況から語り出しました。(尾澤邦子) 続き

「ウクライナ・改憲」めぐって熱くディスカッション〜レイバーネット総会開かれる
2001年に40人で発足した「レイバーネット日本」は、20年を経て現在560人の「はたらくものの情報ネットワーク」に育ちました。3月13日、「レイバーネット総会2022」が東京・水道橋の「スペースたんぽぽ」で開催されました。リアル24人、オンライン14人の計38人が参加しました。一部では「経過報告・会計報告・各プロジェクトからの報告」などがありましたが、個々の活動からさまざな広がりが生まれていることがレポートされ、元気がでる内容となりました。財政も大口カンパなどがあり、黒字基調で2022年を迎えています。第二部の特別企画は、ミドル世代5人による問題提起とディスカッションでした。植松青児、石井信久、加藤直樹の3氏は、連名でことし1月1日に「朝鮮半島・沖縄・台湾で軍事緊張を高める日本の『新冷戦』に反対しよう」という声明を発表しています。(レイバーネット事務局) 続き動画(1時間40分)

【NAJAT声明】紛争当事国ウクライナへの防弾チョッキ供与の撤回を求めます
プーチンによるウクライナ侵略は、無差別空爆の度合いが強まり、深刻な戦争犯罪、ジェノサイド犯罪の様相を呈しています。一刻も早い停戦とロシア軍の撤退が必要です。昨日3月16日、ウクライナに供与する自衛隊の防弾チョッキなどを積み込んだ米軍のC17輸送機が、米軍横田基地を出発しました。自衛隊機を使っての2回の輸送に続くものです。日米物品役務相互提供協定(ACSA)に基づくもので、第三国への物資提供は初めて。どさくさに紛れての既成事実化が進んでいます。遅くなりましたが、NAJATで防弾チョッキ供与の撤回を求める声明をまとめ、公表しました。明日18日には岸田首相、岸防衛大臣、防衛省宛てにFAXとメールで提出します。ぜひご一読いただき、多くの方に広めてくださるようにお願いします。(杉原浩司) 声明全文

〔週刊 本の発見〕日本国憲法こそ反戦平和の砦〜『憲法は、政府に対する命令である。』
ウクライナ戦争をきっかけに国内で軍備増強の主張が広がっている。岸田首相は、3月13日の自民党大会で、憲法9条への自衛隊明記、緊急事態条項の創設を含む「改憲4項目」を緊急課題だとして、「今こそ党是である改憲を」と訴えた。1946年11月に交付され翌年5月3日に施行された日本国憲法は、75年経って最も大きな改悪の危機を迎えたと言って過言ではない。7月実施とされる参院選で改憲派の議席を減らす、それがいま私たちの緊急最大の課題となった。どうするか。あらゆる場所で憲法をめぐる討論を巻き起こしたい。消極的改憲論に立つ人とも話し合い、一人でも改憲反対の人を増やす。本書はその討論のために書かれたと言ってもいいかもしれない。本書の初版は2006年8月の発行、2013年8月に加筆・修正のうえ、書き下しの「付論 自民党憲法改正草案は、国民に対する命令である。」を加えて、増補版として再刊された。(志真秀弘) 続き

「233人の不当解雇」21年〜日本大使館とトヨタ工場前で抗議行動
2001年3月16日フィリピントヨタ社はフィリピントヨタ労組(TMPCWA)の執行委員、組合員233名(のちに4名追加)を不当解雇しました。以来21年、TMPCWAは不当な解雇を撤回する闘争を継続しています。本日(3月16日)、不当解雇21年に抗議する行動を行いました。TMPCWAのメンバーが在フィリピン日本大使館に行き、抗議行動を行いました。労働者たちは大使館に対し、トヨタ社に組合との交渉を行う指導をするように要請しました。また同日、TMPCWAのメンバーはフィリピン・ラグナ州のトヨタ工場に赴き、会社の反労働者的行為に反対する闘いを継続していることをアピールしました。TMPCWAは、2000年に同社で行われた認定選挙で唯一かつ排他的な交渉代理人として勝利した労働組合です。(フィリピントヨタ労組を支援する会) 続き

「NO WAR」掲げた勇気ある女性〜堤防に開いた小さな穴
世界がロシアのウクライナ侵略を非難する中、ロシアだけはプーチン支持に固まっています。ところがロシア国営テレビ放送の女性スタッフ、マリナさんが勇気ある行動に出ました。ニュースの生放送番組中に「NO WAR」と書いた手描きのプカードをかざし、戦争反対を訴えたのです。ロシアでは戦争開始からすぐにプーチンが反政府行動を弾圧し、政府を批判する者を容赦なく逮捕しています。マリナさんも逮捕されました。身が気遣われます。逮捕を見越してあらかじめ本人が作成したと思われる動画がユーチューブに流れています。マリナさんは「ウクライナで起きていることは犯罪だ。すべての責任はプーチンにある」と述べ、「国民が沈黙してきたことがこのような結果を生んだ。抗議行動に出よう。当局は私たち全員を逮捕することはできない」とロシア国民に勇気を奮って抗議することを呼びかけました。(伊藤千尋) 続き

レイバーネットTV(3/16)案内 : ウクライナ危機をどう見るか? 一緒に考えよう
2月24日のロシアのウクライナ侵攻で、世界の情勢が一変した。ウクライナの大地と人々を蹂躙するプーチンのやり方に、世界中から抗議の声が上がっている。一日も早く停戦し、平和な世界をつくらなければならない。日本にも大きな影響が考えられるが、安倍晋三の「核共有発言」、岸田政権の「防弾チョッキ」供与など、危機に便乗した日本の軍拡推進が懸念される。ウクライナ問題とは何なのか? 問題の本質はどこにあり、どう考え、どう行動したらいいのだろうか。ヨーロッパの政治事情に詳しいジャーナリストの土田修さんをゲストに、一緒に考えてみたい。土田氏は、ウクライナ問題の基本問題、歴史的視点の大切さ、日本メディアの一面的報道の問題などを取り上げる予定。また、連日、ロシアに対して抗議の声をあげている「在日ウクライナ人の会」のオクサーナ・ピスクノーワさんに、オンラインで最新のお話を伺う。(レイバーネットTVプロジェクト) 詳細放送チャンネル(16日19.30)

3/13 レイバーネット総会2022を開催〜ウクライナ危機の中でどう生きるのか?
年の一度のレイバーネット総会が、3月13日(日)に迫りました。ウクライナ危機という大変な状況になりましたが、二部の特別企画では世界と日本の情勢や今後の活動のことなど、ミドル世代を中心に、自由にディスカッションしたいと思っています。オンラインでも参加できますので、お気軽にご参加ください。左のロゴは、2007年にレイバーネットが行った「ユニオンイエスキャンペーン」のものです。同年、31歳フリーター・赤木智弘氏は「希望は戦争」と著書で語り、話題になりました。いま戦争が現実味を帯びているなか、改めて「はたらくものの立場」から、しっかり状況を考え、行動するときでしょう。開催場所は、東京・水道橋の「スペースたんぽぽ」です。(レイバーネット事務局) 詳細 *成功裡に終了。報告は後日。

原発事故避難者に住まいの権利を!〜3.11に集団提訴
2022年3月11日、東日本大震災と福島原発事故から11年を迎えたこの日14時に、国家公務員宿舎から追われようとしている11名の原発事故避難者が、福島県の違法行為によって受けた精神的苦痛に対する損害賠償を求め、東京地方裁判所に集団提訴をしました。自ら避難者でありながら支援者として命がけで闘う村田弘さん、熊本美彌子さん、大賀あや子さんをはじめとした原発事故被害者の皆さんと「原発避難者住まいの権利裁判を支援する会」を結成、井戸謙一弁護団長を先頭とした6名の弁護団と共に、私は事務局として11名の原告を支える為に頑張る決意です。福島でのささやかな日常、家族や知人・友人とのつながり、豊かな自然、ふるさとでの暮らしの何もかもを突然奪われた喪失感。避難先での孤独と生業の喪失、非正規の仕事しかなく経済的困窮、2015年6月15日、内堀福島県知事は、国と協議の上、2017年3月3末をもって区域外避難者に対する応急仮設住宅の供与を打切り、延長しないことを決定。(瀬戸大作) 続き

新宿中央公園でウクライナ侵略糾弾大集会〜「総がかり」が呼びかけ
3月11日、震災から11年、ウクライナ侵攻から2週間、新宿中央公園で「ウクライナ侵略糾弾!」3・11新宿大アクションが開催された。(主催:戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会)。集会は、6時から。5時過ぎから続々と人が集まってきた。私がカメラを向けた参加者は、2人とも手作りのプラカードを持ち、しかも1人で参加した人だ。11年まえのあの日も、集会初参加の人が集会場に多く参加していた。ウクライナ反戦の機運は、高まっている。主催者のひとり高田健さんは、主催者あいさつの中で「アメリカはイラクで何をやったかを思い出したい。しかし、今は、とにかくロシアがウクライナへの侵略をやめることが大事だ」と語った。作家の落合恵子さんは、「あの頃と同じように、今も、私がなにができるか。自分の国の政治を変えることを変えることが先かもしれない」と語った。(湯本雅典) 続き動画(6分41秒) *1500人集まった会場(撮影=ムキンポさん

太田昌国のコラム : ロシア軍のウクライナ侵攻と百年前のゴーリキーの言葉
2月24日にロシア軍がウクライナに侵攻して以降、ロシア内部からの声をたくさん聞きたいと思ってきた。だが、同時代の人びとの声が届く以前にまず私が思い起こしたのは、ちょうど百年前に発せられた、ひとりのロシア人作家の声だった。「残忍さ――これこそ、終生私を唖然とさせ苦しめてきたものだ。人間の残忍さのルーツはどこにあり、何からできているのか? 私はこれについて考えたが何一つ理解できなかったし、今なお理解できないでいる。いま、ヨーロッパ戦争という恐るべき狂気の沙汰と、革命の血なまぐさい出来事を経たのちにも、私はロシア人の残忍さがついに変化を遂げたようには見えないことを認めざるを得ない。(…)私がここで問題にしているのはただ一つ、苦痛に基づいた集団的な気晴らしのことだけである。最も残忍なのは誰か? 白軍か、赤軍か? 双方ともおそらく同じ程度に残忍であろう。というのは、両者ともロシア人だからだ。(太田昌国) 続き

韓国大統領選 : ユン・ソギョル氏は現場の労働者の声を聞け!民主労総が見解
韓国大統領選の結果を受けて全国民主労働組合総連盟(民主労総)が見解を発表しました。以下、紹介します。【民主労総は働くすべての人々に保障される差別のない労働権、解雇の恐れのない安全で良質な雇用、極端な格差として現れる不平等体制の転換、平和な朝鮮半島の実現のために、昨日と変わらぬ今日、そして明日を生きられるよう備えていく。また、尹錫悦(ユン・ソギョル)当選者に「水は則ち舟を載せ、又舟を覆す:民は味方となって盛り立ててくれることもあり、敵となって潰しにかかることもある」を胸に刻みつつ政治に臨むよう求める。】第20代大統領選の結果、民意は尹錫悦候補を選択し、その結果尹錫悦氏は候補者から当選者へと立場が変わった。当選が確定するとともに各方面から当選者に寄せられた注文は「国民統合」であり、当選者も選挙運動の期間中「政権交代」とともにもっとも多く口にしたことばが「国民統合」だった。(翻訳=萩原恵美) 続き

社民党・新社会党が参院選を一緒にたたかう!〜岡崎彩子さんが出馬会見
3月9日、社民党の記者会見が参院議員会館で開かれた。ここで来たる参院選で「新社会党・無所属などと全国比例統一名簿をつくり、護憲・弱者ための政治のためにたたかう。緑の党やさまざまな市民団体とも連携していく」との発表があった。参院選では比例統一名簿で最低6人の立候補を予定しており、その一人が新社会党からである。今回、出馬が決まったのは岡崎彩子(さいこ)さんで、新社会党青年女性委員会の代表を務めている。会見の冒頭で岡崎ひろみ委員長から、簡単な説明があった。「新社会党は26年の歴史をもつ。1994年、当時の社会党が与党入りを条件に賛成したのが『小選挙区制を含む政治改革』だった。そのとき筋をとおして反対した社会党議員5人が新社会党をつくった。私もその一人だった。時間の経緯のなかで国会議員はゼロになったが、各地に組織があり、労働運動・反原発・市民運動・自治体選挙など粘りつよく活動している」。(M) 続き動画(13分)社民党HP

〔週刊 本の発見〕抗議から抵抗へシフトするとき〜『パイプライン爆破法』
「何もしないことの言い訳など もうありえない」。敵はいつも巧妙である。地球は燃えているのに、それに油を注ぐような資本を守るために。地球に毒を蒔き散らす企業の儲けを増やすために。極端な金持ちと持たざる者との社会的不正義を助長するために。法律という盾によって市民の行動をがんじがらめにし、権力によって許される暴力を行使し、広告による洗脳や偏向報道でのプロパガンダで扇動する。敵は実に用意周到だ。では私たちにいったい何ができるのだろう。著者はここで一つの例を挙げる。脱炭素と言いながら、化石燃料を大量に消費するSUV車は、「富と地位の象徴とみなされ」世界中で富裕層を中心に売られている。その大型さゆえに、交通事故への危険度は極めて高い。実際SUVによる死傷事件が相次ぎ、この「戦車のような」自動車の禁止を求める声が上がった。そして、欧州ではSUVのタイヤの空気を抜くという活動が広がっていった。(根岸恵子) 続き

東欧の映画『金の糸』〜戦争で壊れた過去も「金継ぎ」によって甦る
岩波ホール(東京・神保町)は夏には閉館が決まっている。そこで今上映されているのは、『金の糸』。ジョージアの映画だ。ジョージア? 私がこの映画を観た頃は、今のようなロシアとウクライナの危機は表面化していなかった。ちょうど今のウクライナとロシアのような関係を経て、2008年にロシアから独立した小さな忘れられそうな国である。映画『金の糸』は、その小さな国の対照的な2人の女性の生き方に寄り添ったもの。作家で音楽家でもあったエレナは、娘家族と暮らす。そこに娘の姑ミランダがアルツハイマーになって、本人はもちろん、エレナにも相談なしに、同居するとやって来る。ミランダは社会主義時代、政府の高官で、今も人々に尊敬されているが、彼女の心の中は複雑だ。せっかく手に入れた公的機関からの褒賞品を福祉施設に寄付するのはなぜ? (笠原眞弓) 続き映画公式サイト

米国労働運動 : 「公益のための団体交渉」という新しい考え方〜地域の課題を取り組む
【解説】レイバーノーツ誌3月号は「公益のための団体交渉」という新しい考え方を紹介している。この戦略は労働組合が地域の様々な団体と共闘して、人種差別、気候変動、教育、人権などの地域の課題と共に取り組む。これまでの労働組合の社会運動、政治運動との関りと異なるのは、社会的課題を団体交渉の課題として取り上げる点である。そのための具体的な武器として、地域の労働組合の労働協約改定期限を統一して、その改定交渉とストライキを同じ時期に行うことにより労働組合の力を地域で強めようとしている。(レイバーネット国際部 山崎精一) ーーパンデミックが3年目に突入する中で、労働者の立ち上がりの波が労働運動を揺るがし、世間の注目を集めている。この波は、かつてないほど重要な時に起こっている。 続き

「ノー・プーチン」掲げて〜在日タタール人らロシア大使館前で「戦争反対」行動
3月5日、東京にあるロシア大使館前で、在日タタール人を中心にしたグループが、反戦平和の声をあげました。彼らはロシア国籍ですが、ロシア軍のウクライナ侵攻に抗議しています。彼らは、英語で「ストップ・ウォー」「ノー・プーチン」と手書きしたプラカードを持ち、日本語やロシア語で「戦争反対!」「ウクライナに平和を!」と叫びました。 また、見知らぬ日本人から、ウクライナ国旗をかたどったプラカードをもらったそうです 。ウクライナにも信者がいる、日本山妙法寺の僧侶とも遭遇し、その太鼓の音をバックに反戦平和を訴えました。当日は、大勢の日本の警官が駐日ロシア大使館を厳重警備。駐日ロシア大使館は、「日本 は100年も経たぬ間に二度もナチス政権を支持する挙に出ました。かつてはヒトラー政権を、そして今回はウクライナ政権を支持したのです」といったツイートを配信。(佐藤和之) 続き

ウィシュマさん死亡事件から1年〜「収容やめろ!」約300人が東京入管前でデモ
名古屋入管でスリランカ人女性、ウィシュマ・サンダマリさんが亡くなってから1年が経った。3月5日および6日には彼女を追悼し、事件の真相究明と入管体制に抗議するアクションが全国10か所で開催。6日には全国で約600人が参加した。東京では約300人が集まり、集会とデモ行進が行われた。場所は入管収容施設の近くにある品川北埠頭公園。集会では、ウィシュマさんの妹、ワヨミさんからのメッセージが代読された。「姉ウィシュマが亡くなってから1年が過ぎたが、魂がさまよっている感じがする。入管は姉を死なせてしまったのに、責任を認めようとしない。とても悲しい。これ以上人の命がうばわれないように、入管には再発防止を求める」また、山添拓参議院議員(日本共産党)もスピーチを行った。(松本浩美) 続き

「オイコラ警察」に道を開くな!〜警察法改悪に反対する院内集会開かれる
3月3日に衆院本会議を通過した「警察法改正案」、委員会審議はたった3時間半だった。反対したのは共産党と「れいわ」のみで、立憲は賛成してしまった。市民団体の取り組みが遅れていたが、内容が明らかになるにつれ、急速に反対の声が広がっている。「改正案」は、警察庁に新たに「サイバー警察局」をつくること、そして警察庁自らが捜査権限を大幅に強化する点にある。反対運動を呼びかけた小倉利丸さんは、「サイバー警察局とは、言論・表現を取り締まるもので憲法21条に抵触する。市民的自由を抑圧するものだ」と危機感を露わにする。3月7日午後、「警察法改悪反対」の実行委員会が主催する院内集会が、衆院議員会館で開催された。ゲストは、一橋大学の村井敏郎名誉教授(刑法/写真)だった。村井氏は秘密保護法反対運動から先頭に立ってきた法学者で、ことし80歳。開口一番「リモートという話もあったが、私はみんなにお会いして話したかったので、タクシ

レイバーネット日本 / このサイトに関する連絡は <staff@labornetjp.org> 宛にお願いします。 サイトの記事利用について