2010/12 | |||||
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住まいのない人に年越し支援〜新宿駅西口で緊急相談会 「年越し派遣村」に関わった人々で構成する「ワンストップの会」は、住まいのない困窮者を支援しようと12月29〜30日、東京・新宿西口にテントを張り、相談活動を行った。相談者は、専門家のアドバイスをもとに、ハローワークの提供する宿泊と食事の世話を年末年始に受けることができる。29日は50人だったが、30日には「東京」「毎日」の各紙の報道もあり、相談者が続々と詰めかけた。「この2年の不況で失業が長く家を失ったケースなどが多い」と主催者はいう。また深刻な事態を受け、湯浅誠氏らの呼びかけで<年越しSOS電話相談>が急遽開設された。東京都内の困窮者を対象に年越し支援(1月4日朝までの宿泊費・食費)が実施される。相談は、12/31〜1/3まで携帯電話3回線(080-5917-0996〜8)で受け付ける。(M) 写真(新宿西口)・年越しSOS電話相談 「沖縄・高江を救え!ヘリパッドをつくるな緊急デモ」に200人 12月26日、「沖縄・高江を救え! ヘリパッドをつくるな緊急アピール&デモ」を東京・新宿でやりました。23日に呼び掛けてから3日間の呼びかけなのに、何と200人近くもの人が集まりました! みなさん本当にありがとうございます。私たちのツイッターに報告をまとめています。その後、場所を移した話し合いでは次の共同アクションも決まりました。今日、抗議に来た高江住民&議員に沖縄防衛局が会おうとすらしなかった、余りにおかしい! 住民が怒りの座り込みと中継をやっていました、ぜひ注目をお願いします。(園良太) 報告・ツイッターまとめ・デモ映像(ユーチューブ)・ブログ「みんななかよく」・1/10アメリカ大使館要請行動 たたかってよかった!〜40年におよぶ昭和シェル労使紛争が一括解決 突然ですが、嬉しいお知らせです。去る12月24日、40年におよぶ労使紛争の一括解決協定に調印しました。過去の係争事件、組合差別・女性差別もふくめた一括解決です。嬉しいクリスマスプレゼントになりました。本日(28日)、公開可となりましたのでここにお知らせいたします。この間、中労委、都労委宛の要請署名についても、今日現在、290団体・7011名の方々のご協力をいただきありがとうございました。一括解決にあたっての組合見解はHPに掲載しました。ぜひご覧下さい。和解の内容は守秘義務により公開できませんが、組合員一同が納得できる内容となりました。社前行動など長年のご支援に重ねて御礼申し上げます。今後も働く者の権利確立、反戦・反核、平和の実現、沖縄の願いの実現に向け共に闘う所存です。(全石油昭和シェル労組) 詳細・労組HP *写真=12/8の総行動 指3本切断の労災事故〜アイビイケイの安田さんが勝利和解 東京東部労組・アイビイケイ支部安田組合員の労災損害賠償請求訴訟が12月27日、組合側の勝利的和解で解決いたしました。和解の概要としては、「会社は同様の労災事故が発生しないように従業員の安全管理に十分配慮するよう努力する」「被告は、原告(安田さん)に対し、労働者災害補償保険法、厚生年金保険法、及び国民年金法に基づく過去及び将来の保険給付金及び年金給付とは別に本件解決金を支払う義務があることを認める」というものです。金額部分は非公開ですが、原告安田さんの請求額約4千万円に対して、今回の和解では安田さんも納得のいく金額を解決金としてかちとることができました。この安田さんの勝利は、職場で労災事故に被災した労働者にも希望を与えるものです。(東部労組・菅野) 詳細・東部労組ブログ *写真=裁判所前で(中央が安田さん) 「JAL解雇撤回国民共闘」結成!〜デタラメ解雇に怒り拡がる 12月27日、大晦日170名の整理解雇を目前にして「日本航空の不当解雇撤回をめざす国民支援共闘会議」(略称=JAL解雇撤回国民共闘。全労連・全労協・市民団体で構成)が、超満員の220名を集めて都内で結成された。ILOなど国際機関がいち早く「不当な解雇」であることを表明するなど、時間とともに、整理解雇のデタラメぶりが明らかになっている。集会で解雇対象者は、ユーモアたっぷり、元気いっぱいに決意を述べた。ある当該は「日航は女性差別・障害者差別・外国人差別・組合差別の悪霊三昧の企業。必ずみんなが抱える問題につながっている。国民一緒にたたかいたい」と訴えた。またこの日、台湾でも「牛糞」抗議行動が行われた。(M) 結成集会の写真・台湾の抗議行動・キャビンクルーユニオンHP・ILOが調停・JAL裏で政治献金・台湾労働省動く・マスコミ報道(日経)・赤旗・動画(UnionTube) *写真=団結ガンバロー(結成集会) 映画「白いリボン」公開〜人間社会の不条理にメス 人間は得体のしれない感情に支配されていて、歯の浮くような愛の歌に酔いしれるかと思えば、ささいなことにも激して「殺せ」と憎悪をたぎらせたりする。こういう感情の魔物が生まれてくる人間社会の不条理にメスをいれている監督にオーストリアのミヒャエル・ハネケがいる。新作の「白いリボン」もそんな一本だ。といっても残酷な殺人や観客の度肝をぬくような映像はなく、抑制された白黒画面には、時には懐かしい、昔の映画でもみているような気分にさせられる。舞台も、百年近く前の北ドイツののどかな村。それでいていまの世界と同じ不穏な空気が漂っている第一次大戦前夜のこと。何者かが張った鉄線に引っ掛かり医師が落馬して大けがをする。ここから次々と奇妙な事件が……。(木下昌明) つづき・映画公式サイト 木村百合子さん自死事件裁判〜いよいよ大きな山場迎える 12月24日、新採半年で自ら命を絶った木村百合子さん(享年24歳)の公務外認定処分取消訴訟裁判(弁論手続)が静岡地方裁判所で開催された。この日の裁判は、次回から行われる証人の採用の可否を決める非常に重要な弁論のための手続きであった。法廷には、用意された30席を埋め尽くす支援者がかけつけた。審議の結果、原告の申請した証人全員は認められず、一部は今後検討するということとなった。保留となった証人の中には、百合子さんがクラスの中で出会った「発達障がい」の疑いのある児童と関わった過程の職場のフォローが充分であったか否かについて論じうる、同じようなクラス状況を経験してきた現職教員も含まれていた。(湯本雅典) 報告・動画(UnionTube) *写真=裁判後の報告集会 集団訴訟を支えよう!〜JAL整理解雇は「第2のJR不採用問題」 JALパイロット、客室乗務員ら202人の整理解雇問題は、年明け以降、法廷闘争に持ち込まれる可能性が強まった。報道によれば「最終的に100人規模の訴訟に発展する可能性がある」とのことで、管財人・経営陣が12/31解雇を強行すれば、対象者の2人に1人が加わる集団訴訟に発展する。JFU(日本航空乗員組合)の訴訟では、組合員以外にも参加の意向を示している人もいるから、労働組合の違いを超えた全社的な整理解雇への怒りと反発が渦巻いていると見て間違いなさそうだ。この闘いは、その不当性、経営陣の犯罪性、大規模さ、どれをとっても「第2のJR不採用問題」になる。私たち全ての働く仲間が、彼ら彼女らをどれだけしっかりと支えられるかがこの闘いの帰趨を決することになる。(黒鉄好) 詳細・*写真=裁判所前でチラシをまくJALパイロットと客室乗務員(12/24) はたらくものの国際連帯と文化〜レイバーフェスタ大成功 12月23日、レイバーフェスタ2010が東京しごとセンターで開催された。9回目の今回のフェスタは、映画・演劇・音楽・3分ビデオ・川柳・朗読のさまざまな形で、はたらくものの声を表現した。民営化とたたかうトルコたばこ労働者を描いた「抵抗者」、韓国スミダ争議の日韓連帯を描いた「海を越えた初恋」の上映を中心に、3分ビデオ・レイバーソング等で盛り上がった。「労働者の国際連帯の大切さ」「文化の力を感じた」の声が寄せられた。参加者は280名でフェスタ歴代2位。これまでの運動の積み重ねが、内容・集客に結実したフェスタになった。(М) 写真速報・ユーストリーム配信・3分ビデオ「日赤・いじめの病巣」・感想と写真(Y) *写真=大入り満員の会場 審理を尽くす気のない東京高裁〜疋田裁判控訴審ピンチに 12月21日、東京高裁で疋田教諭分限免職取消訴訟第3回控訴審が開かれた(東京高裁第14民事部 西岡清一郎裁判長)。法廷には傍聴席を埋め尽くす40名の支援者が集まり、裁判の行方を見守った。というのも、今日の弁論が控訴審の行方を決めるほど重要だったからだ。今日、裁判所が原告が求めた証人申請が認めなければ、一気に結審という状況になる。結果は原告が申請した10人の証人全員が認められないという最悪の事態となった。特にその中でも疋田さんの教え子A君の証人が却下されたことは、この裁判の反動性を如実に物語っている。(湯本雅典) 報告・動画(UnionTube) *写真=裁判後の報告集会 不当な整理解雇は絶対に許さない!〜JAL本社前に450人集まる 12月21日夕方、東京・品川区のJAL本社前には100近い組合旗が乱立し、450人の怒りの労働者が結集した。JAL側は警備員を配置し、ビデオカメラによる監視を行っていた。宣伝カーの上から、当該・支援者が次々にマイクを握る。「経営再建中なら、労働法を無視して何をやってもいいのか」「整理解雇4用件をまったく満たしていない」「希望退職人数が定員オーバーしている。解雇する根拠はまったくない」と本社ビル前は怒りの声で充満した。当該の日航キャビンクルーユニオンの客室乗務員もたくさん集まり、「202人の大晦日解雇を絶対に許さない」と訴えた。24〜25日にはストライキや銀座街頭宣伝を予定している。(M) 写真速報・支援署名を・動画(航空連HP) 新しい力の源泉〜「海を越えた初恋」特別試写会開催 12月20日、東京・葛飾で映画「海を越えた初恋ー1989スミダの記憶」特別試写会が行われた。200人が参加した。制作した「ドキュ希望」の朴貞淑監督は、「5年前日本に来たとき、ある人から韓国スミダのテレホンカードをいただいた。その方が17年間大事にしてきたことって何だろうと考え始め、映画をつくることになった。5年間かけてやっとできあがった」と声を詰まらせた。映画は、当時の映像をふんだんに使い、共に闘った人々の今に続く生きざまが映し出され、語られる。試写会には韓国から20年前に来日して闘った韓国スミダ労組代表4名と、工場に籠城し闘った3名が来日した。鄭賢淑委員長は「希望を持って生きることを描いてくれてうれしい。この映画が新しい力の源となってくれればと思う」と挨拶した。映画は23日のレイバーフェスタで上映され、朴監督と鄭委員長の挨拶がある。(尾澤邦子) 写真速報・感想・「朝日新聞」報道 *写真=試写会での記念撮影 レイバーフェスタ大阪開かれる〜ビデオ「空き缶回収禁止条例」が観客賞 12月19日、エル大阪でレイバーフェスタ大阪が開かれた。今年は、映画「女工哀歌」だけではなく、趙博のコンサートや東京から駆けつけてたジョニーHのミニライブなど音楽もあり、バラエティーに富んだイベントとなった。26本の3分間ビデオ(大阪11・東京15)が一挙上映された。今年はパワハラ批判をテーマにした作品が多かったら。投票の結果、京都からの参加作品「どうしたらいいやろ? 空き缶回収禁止条例」が観客賞に選ばれた。制作した高管純子さんは「通常の仕事をしながらの撮影や編集の作業は正直に言って大変だったが、こうして作品となって、更に表彰されてとても嬉しい。来年も参加します」と語った。参加者は80名。(H) レイバーソング出演者紹介 *写真=3分ビデオ受賞風景 大阪で橋下「教育改革」に反対する全国集会〜500人集まり成功 12月19日、「これでええんか橋下『教育改革』(あかんやろ!)新勤評を許さない12・19全国集会」を大阪市中央公会堂・大ホールで行いました。集会には、500名のみなさんが駆けつけてくださいました。広い会場を「埋め尽くす」まではできませんでしたが、個人ベースの呼びかけに500人に方々が、集まって行動を共にしてくださったことに感謝です。集会後、大阪市・大阪府の「イルミネーション」企画でたくさんの人々が集う中、シュプレヒコールを繰り返して、西梅田までデモ行進を行いました。遠路大阪まで各つけていただいた全国のみなさん、そして市民の立場から集会に共感して集ってくださったみなさんに感謝です。今日をスタートに次の取り組みを開始することを参加者で確認しあいました。(井前弘幸) 報告・12/18全国交流会 *写真=趙博さんのライブ 映画「ジョニーカムバック」初上映が大成功! 12月17日、東京・駒込の「どぅたっち」で映画「ジョニーカムバック」初上映とジョニーH(写真)のライブが開催され、会場には30人以上集まり、満杯であった。この日は、初上映ということもあり多くの感想が上映後語られたが、その多くは「この闘いをわかりやすく解説している」というものであった。また「コンパクトにまとめられているので、集会や宣伝に使いやすい」という意見、「最後の教え子さんの言葉『(疋田先生のことは)一生忘れない』に感動した」という感想も、参加者から語られた。上映会後のコンサートでは、ジョニーHの生き様、闘いの今を伝える歌で会場は大いに盛り上がった。中でも橋下大阪府知事を皮肉った歌「橋の下で」では、会場の乗りは最高潮であった。(湯本雅典) 報告・動画(UnionTube) 202名の大晦日解雇を許すな!〜日航キャビンクルーユニオンが緊急集会 「パイロット94名、客室乗務員108名の202名が、こんな理不尽で不当・不法・無謀な解雇をされなくてはならないのか」、日航キャビンクルーユニオンの内田妙子委員長(写真)は、12月17日の院内緊急集会で切々と訴えた。手には12/31付けの解雇通知書が握られていた。日本航空は人員削減目標(1500人)をこえる1706人の希望退職者が出ているにも関わらず、休職者などの応募を除外するという情報操作を行うことで、今回の整理解雇を強行した。50歳以上のベテランと組合活動家をターゲットにした陰湿な攻撃だった。集会は172人で超満員、大晦日の解雇を許さない闘いがスタートした。(M)写真(解雇通知を受けた客室乗務員たち)・写真(会場を埋めた当該・支援者)・動画(UnionTube)・「みどりのルーム」ブログ報告 学校現場を恐怖と混乱に陥れた都教委〜七生養護学校事件・第8回控訴審 12月16日、七生(ななお)養護学校「こころとからだの学習」裁判(以下「ここから裁判」)第8回弁論が行われ、東京高裁に約80名の支援者が集まった。「ここから裁判」とは、2007年に当時の東京都立七生養護学校の性教育実践に対して行われた都議会議員、産経新聞、東京都教育委員会による弾圧(授業差し止め、教材没収、厳重注意処分18名、校長への1か月停職・校長解任)という前代未聞の事件に対して闘われているものである。この日は、終盤のしめくくりとして当時の七生養護学校教員の2人の意見陳述が行なわれた。(湯本雅典) 報告 *写真=裁判所前でのチラシまき 3分ビデオラインナップ発表〜レイバーフェスタ2010 まもなく開催 映像・音楽など文化をとおしてユニオンの魅力を伝えるレイバーフェスタ。ことしの開催が近づきました。大阪では12月19日(エルおおさか南館)、東京では23日(東京しごとセンター)です。共通プログラムで人気の3分ビデオが、ことしも東西併せて30本以上集まりました。マスコミでは流れてこない「はたらくもの目線」の貴重な映像が勢揃い。「就活デモ」など若い世代が自ら撮った作品も多数寄せられました。その他、映画・趙博ライブ・演劇・レイバーソングなど魅力のプログラムが目白押し。ことしのフェスタは見逃せない。なお両会場で出来たてホヤホヤの「ワープア川柳句集」を販売します。 3分ビデオ一覧・大阪フェスタ詳細・東京フェスタ詳細・お得なメール予約 *写真=3分ビデオ「就活デモ」より パワハラ・セクハラ、いじめは続く〜職場のいじめシリーズ第7弾 1、近くの席の直属の上司が、毎日毎日会社内の社員の悪口を言い続ける。貧血の私に「顔色が悪いのをどうにかしろ」とパワハラ。ついにストレスで反応性うつ病になり、退職を決意。 2、赤字になったから「正社員からパートもしくはアルバイトになれ」と言われている。 3、トラック運転手の夫。昼2時に出勤して帰ってくるのが翌日朝9時。それなのにタコグラフの動いている時間分しか賃金をくれない。有給休暇は使用できず、ボーナス時に20日分だけ1日1500円で買い取り、のこり20日分は消えていく。ほとんど睡眠もとれていない。居眠り運転事故が心配でならない。(東部労組・菅野) つづき 書評: 木下昌明著『映画は自転車にのって』〜批評を通して時代と格闘 レイバーネットTVの映画コーナー「今月の一本」でおなじみの木下昌明さん(写真)の映画批評集『映画は自転車にのってーチャップリンからマイケル・ムーアまで』(績文堂)が出た。この批評集を読んでまず感じたのは、世界はますます労働者にとって過酷なものに変貌しつつあるということ、そして木下さんの視線は、新自由主義経済に翻弄され、非人間的な労働と生活を余儀なくされる労働者たちに常に向けられているということだ。映画批評を通しての時代との格闘、その成果が今回の批評集である。木下さんはあとがきに次のように記している。「わたしの主眼は、あくまでも人間社会そのものを問うところにある。」(佐々木有美) 全文・績文堂HP *写真=今日も自転車に乗って 野宿者、路上生活者を支援するチャリティコンサート開かれる 野宿者、路上生活者を支援する年末恒例のチャリティコンサートが12月13日夜、都内で開かれた。300人の観客たちはクリスマスを前に、美しい演奏と歌を心ゆくまで楽しんだ。コンサートは毎年この時期に、支援団体「ほしのいえ」が企画。昨年の休止で2年ぶりの開催になる。17回目の今年は「今ここに生きる 隣人とともに」とうたう。東京荒川区の「ムーブ町屋」ホールは、開演前から熱気に包まれていた。プログラムの最初は、「シルベスタークワイヤー」によるトーンチャイムの演奏。トーンチャイムは、アルミ合金製のパイプを叩いて共鳴させる楽器で、やわらかく優しい音色が特徴だ。奏者一人が単音を担当するため、何よりもチームワークが重要になる。指揮の菅野真子さんは、メンバーが仲良く練習する秘訣をユーモラスに紹介した。(報道部・Y) 報告 映画「ジョニーカムバック」いよいよ初上映!〜17日・どぅたっち 自動車通勤、私物の校内持ち込み、体罰を理由に不当にも解雇された東京都の中学校理科教員、ジョニーHこと疋田哲也さん(疋田さんは、生徒たちからジョニーと呼ばれています)の闘いを追ったドキュメンタリー映画『「不適格教師」の烙印を押された男 ジョニーカムバック』(34分)の初上映会が12月17日(金)19時から東京・駒込の琉球センターどぅたっちで開かれます。ジョニーの闘いはひとりジョニーだけの問題ではなく、「競争原理」「差別主義」教育ひた走る文科省・教委に異を唱える教員すべてを無き者にしようとする卑劣な攻撃に対決する、すぐれた教育運動なのです。映画「ジョニーカムバック」がこの闘いの一助になればと思っています。ぜひ上映会に足を運んでください。(湯本雅典) 詳細 *写真=ジョニーHさん 『委託・請負で働く人のトラブル対処法』発刊!〜現場で使える一冊 このほど、古山修さんの経験をベースに、私の取材、相談経験も加え、『イラストでわかる 委託・請負で働く人のトラブル対処法』という本を東洋経済新報社から出しました。古山さんは、これまで数百の組合づくりに携わってきたオルグですが、近年は、バイク便・ソクハイのメッセンジャー、音楽教室のピアノの先生、委託労働者などの組織化に力を入れてきました。雇用を委託に切り替えるという、雇用破壊の最先端に関わる問題です。この本は古山さんとその仲間たちとの出会いという意味でも、徹底した討論と改稿を繰り返したという意味でも、印象深い仕事になりました。イラストのおかげもあって、わかりやすい、現場で使える一冊に仕上がっていると思います。(北健一) 詳細・内容目次 韓国 : 連帯をありがとう!〜現代車非正規職労組 25日間の座りこみを解く 12月9日午後4時に座り込み団は、25日ぶりに現代車正門を出た。外で待っていた現代車非正規職支会の組合員と連帯団体会員は拍手と「お疲れさま」という挨拶で彼らと熱く出合った。最後まで座込場を守っていた人々も、外で待っていた人々も、涙を見せた(写真)。第1工場で座り込みに参加したある組合員は「25日間寒く空腹だったが外で強く連帯している人たちと家対委、そして良才洞で座り込みをしている仲間たちのおかげで、心の奥に温みがあった」と言った。彼は「現場に復帰してやり直そう。まだ希望がある。私たちが出発点になって、すべての非正規職が正規職になって、ただ一つの労働者になれるように現場で力強く闘う。そして連帯してくれて、ありがとう」と話した。 全文・関連記事一覧 反貧困たすけあいネットワークがイベント〜深刻な中にも希望 12月9日、東京・六本木のライブハウスで、反貧困たすけあいネットワーク3周年記念イベント「BREAD AND ROSES 6」が開催された。若い人を中心に参加者は230人を超えた。湯浅誠・河添誠両氏の司会で、過去3年間の「貧困問題10大ニュース」を関係者と共に振り返った。政界からのゲストは、鳩山由紀夫・与謝野馨・福島瑞穂・小池晃の各氏。鳩山氏は「政権交代で画期的だったことは湯浅さんを政府に入れたこと。本人は“あんな牢屋みたいところはイヤだ”と固辞したが、“私も入ったのだから一緒に入ろう”と説得した」と笑わせた。また「無縁社会」「自殺者3万人」「派遣切り」報告など、社会の深刻な現状が浮き彫りにされた。イベントは、真剣な中にも笑いと音楽と映像にあふれ、楽しく希望に満ちたものだった。(М) 写真1・写真2・写真3・全中継映像(アーカイブ)・ハイライト動画(鳩山前首相) *写真=「派遣切り」報告 盛り上がった「新宿真ん中デモ」第6弾〜巨大バナーを掲げて 12月5日の「新宿ど真ん中デモ」第6弾、盛り上がりました! 心地良い秋晴れの空の下、デモは行われました。デモの後方を、「今こそ非戦・反戦の声を!」という8メートル幅の巨大バナー(写真)が進んでいくと、多くの通行者の眼が、その文字に注がれました。このバナーは、最近の急激な情勢の変化に応じて、急きょデモの2日前に製作したものです。10月の前回デモの時点からさらに悪化する状況が急速に襲ってきました。約160人の参加者は、東口繁華街、西口駅前、ヨドバシカメラ周辺、そして再び東口と、打楽器を鳴らしたり、クラウン(ピエロ)の扮装をしたり、プラカードを持ったり、思い思いの方法でを練り歩きました。(S) 報告 *写真=ムキンポさん撮影 非常識きわまるPRADA!〜「レイバーネットTV」の発言などを証拠提出 セクハラやパワハラで争いになっているPRADAのボブリース里奈さん(写真)との裁判について最新情報です。12月7日にPRADA名誉毀損裁判がありました。また太い証拠を先方は出してきました。PRADA側はボブリースさんが参加したあらゆるイベントや講演会に潜入して、無断録音した音声をテキストに起こしたものを提出してきました。私の発言も全てくまなく記録されていて、びっくりしました。レイバーネットTVも彼女が出演している場面は全てテキストにされていました。第一印象は「こわーい」でした。いち市民に対する、ひいては市民運動に対する攻撃だと思いました。PRADAはどれだけ自分たちのイメージを落とせばきがすむんでしょうか? (根来祐) 全文(ねごろのぷくぷく日記)・レイバーネットTV(里奈さん出演) 非正規労働者は国境をこえて〜現代自動車ストライキ決起集会に参加 12月4日と5日、現代自動車ウルサン工場前で開催された金属労組現代自動車非正規職支会の決起大会に、パナソニック偽装請負闘争当該吉岡力さん(写真右)とともに参加した。決起集会は数百人が路上に座り込んで開催されていた。機動隊が待機し、「3回警告して退去しなければ排除する」と通告されるという緊迫した雰囲気だ。次々と組合員や家族が発言し、私たちも日本からの参加者と紹介されてあいさつした。「日本で派遣法撤廃のため、パナソニックと闘っている。現代自動車の暴力は追いつめられているからだ。共にがんばろう」と吉岡さんがあいさつすると大きな拍手。私も「日本でもこの闘いは知られている。連帯の取組を広げる」と挨拶し、日本で集めた激励の寄せ書き・ノボリ・カンパを手渡した。(なかまユニオン・井手窪啓一) 報告・チャムセサン報道 母親 15分にわたって大演説〜東横インの性的暴行事件で初の団体交渉 「東横イン」(本社・東京都大田区)の女性フロント従業員が宿泊客から性的暴行を受けた事件について、女性が事件後に加入した全国一般東京東部労組と会社との初めての団体交渉が12月5日、都内の弁護士事務所で開かれた。被害女性と母親が上京し東部労組スタッフとともに団交に出席。母親は涙を流しながら15分間にわたり大演説、「25時間勤務で休憩も仮眠も取れず、深夜も女性1人で働かすという危険をなぜ想定しないのか。スタッフが危険ということは客にとっても安全ではない。娘は社会人として働き始めた矢先の事件。母親にとって娘の一生をズタズタにされた思いだ」と訴えた。(東部労組・須田) 報告・当該ブログ *写真=厚生労働省で記者会見した被害女性と母親ら 映画「クレアモントホテル」〜殺伐とした時代の空気のなかで温もり 高齢化社会になるにつれて老人もの映画のテーマも多様化してきた。恋もその一つ。10年前にみた日本映画「虹の岬」が記憶に残っている。66歳の歌人が39歳の教授夫人と結ばれるまでの恋の修羅場を描いたものだ。戦後まもなく“老いらくの恋”と騒がれた実話をもとにしていた。今度公開のダン・アイアランド監督の英国映画「クレアモントホテル」は、そんな激しい恋とはほど遠く、年もずっと開いているが、それでも男女の心の交流を描いていて、今日の殺伐とした時代の空気のなかで、ほのかな温もりを与えてくれる。主人公は80歳過ぎの気品のある老婦人、相手役は26歳の美青年─その二人がどうして出会うことになったのか。ロンドン市内の小さなホテルを老婦人がタクシーで訪ねるシーンからはじまる。(木下昌明) つづき・映画公式サイト KDDI本社へ抗議デモ〜国際オペレータ部門を復活し解雇撤回せよ 12月3日夜、組合旗を林立させながら約120名が、KDDI本社(東京・飯田橋)に対して抗議デモを行った。デモの先頭には、9月末で不当解雇された国際オペレータの女性たち(写真)。彼女たちは、KDDIの子会社KDDIエボルバの契約社員で、今回職場ごと切り捨てられた。国際オペレータサービスとは、全国どこからでも局番なしの「0051」で230以上の世界の地域へ通話をつなぐもので、緊急時や通信弱者の「命綱」になっている。KDDIは、そうした社会的責任を放棄し、労働者と利用者双方を踏みにじってきた。こうしたKDDIに反省を促すため、auのケータイ電話を解約する「auボイコットキャンペーン」もはじまっている。(M) 写真1・2・KDDIエボルバユニオンHP いまの戦争ムードは絶対おかしい!〜「新宿ど真ん中デモ」に集まろう 中国が攻めてくる? 沖縄は「防衛の最前線」? デマ言ってんじゃないよぉ〜! 無人島の近くで船がぶつかった。それだけで日本中が大騒ぎ。「領土を守れ」と叫びながら軍隊を増強して国境に配置する。歴史上なんども繰り返された戦争への道だ。危機をあおり緊張を高めているのは、日本のほうじゃないか! そもそも基地を押しつけられる沖縄住民の生活はどうなる? 米軍基地周辺で一日じゅう鳴り響く銃声や戦闘機の爆音。「防衛」ではなく侵略のための殺人訓練。いまの日本の戦争ムードは絶対おかしい! むずかしく考える必要はない、まずはそれを訴えよう。友達を誘い、道具を持ち寄り、音楽を鳴らして、新宿を埋めつくそう。12月5日は、6回目の「新宿ど真ん中デモ」へ!(S) 詳細 木下昌明著『映画は自転車にのって』発刊される! ご存じ!「自転車おじさん」こと木下昌明さんの5冊目の映画評論が発刊されました。書名もズバリ『映画は自転車にのって』です。サブタイトルに「チャップリンからマイケル・ムーアまで」とあるように、守備範囲の広い、楽しい本ができました。装丁も素敵に仕上がりました。元祖・非正規雇用労働者を自称する木下さんは、若いころから映画が好きでした。田舎にいたときは山ひとつ越えた町までみに行って、夜おそく帰ってきてお母さんから「うちの子じゃない」と放り出されたそうです。上京した木下さんは働きながら学校に通い、ヒマさえあれば映画をみていました。そのころから木下さんにとって自転車は労働手段であると同時に、映画館への交通手段だったのです。「レイバーネット」に関連した映画もたくさん取り上げられています。(小林たかし) 詳細 日航キャビンクルーユニオンの「クリスマススト」を支持する 日航の整理解雇方針に反対して、少数派労働組合が12月24日に「クリスマススト」を実施する方針です。公共交通の職場では「闘いなくして安全なし」は疑いのない真実である。税金が投入されているかどうかなんて、どうでもよいのだ。今のような強引な人員整理が続けば、日本航空の行き着く先は大事故だけであろう。安全問題研究会が発表した11月16日付の声明に対しては「JALにはもう二度と乗らない」というトラックバックも寄せられている。人員整理はさらなる乗客離れを招き、日本航空を管財人と経営陣が望んでいた再建からかえって遠ざけることになる。安全問題研究会は、不当な人員整理をやめるよう、改めて管財人と経営陣に強く警告する。(安全問題研究会・黒鉄好) 全文・安全問題研究会HP・日航キャビンクルーユニオンHP *写真=同ユニオンHPより 国際法違反国家・イスラエル進出はダメ〜無印良品キャンペーンにご協力を! 数々の国際法違反の犯罪行為を国家として行ってきたイスラエルに国際法を守らせ、これまでの犯罪行為の責任をとらせるために国際的なボイコット運動が、イスラエル国内で民主化を求めるユダヤ人とも連帯して行われています。しかし、無印良品を作る株式会社良品計画は、今年4月にイスラエルに来年出店する計画を発表しました。もし出店が実現すれば、日本の小売店としての進出第1号となり、他の日本企業も続いて進出してしまうかもしれません。この計画を良品計画に再検討してもらうために、私たちはオンライン署名や良品計画への働きかけのキャンペーンを始めました。12月12日には有楽町の無印良品の店舗前でアクションを行う予定です。ぜひオンライン署名にもご参加ください。(印鑰 智哉) キャンペーンHP・12日のアクション・「出店中止に」(東京新聞)・出店中止に関する声明 以前のトップページへのリンクを表示:
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