2014/06 | |||||
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「安倍やめろ!」のコール止まず〜官邸前にぎっしり1万人 憲法が解釈で壊される!歴史の曲がり角だ! 7月1日の「集団的自衛権」閣議決定に危機感をもった人々が、続々と官邸前に押し寄せた。その数は1万人をこえた。6月30日夜、官邸前の歩道一体が人並みがあふれ、車道にまではみ出した。必死に規制する警察官と小競り合いもありながら、怒りのコールは止むことなく続いた。大阪から一人でやってきた女性もいた。「不戦は日本人の誇りです」のプラカードを掲げる人、若者・老人・男・女、日本人のすべての階層が集まっていた。国会議員などのトークもあったが、午後6時の集会前から集会後の午後11時すぎまで、人々は立ち続けコールを上げ続けた。「安倍はやめろ」「九条壊すな」「憲法守れ」「戦争反対」、短いフレーズを何度も何度も繰り返す。それを盛り上げるのが、ドラムや鳴り物だ。静かに声を出す人、お腹から目一杯声をはき出す人。大コールは官邸に届いているに違いない。7月1日、閣議決定阻止の最大の山場を迎える。(M) 写真速報・レポート(牧子嘉丸)・写真(shinya)・動画(YouTube 4分)・TBSニュース 「いてもたってもいられない」〜集団的自衛権反対デモと焼身自殺 6.29「アベ自民いやね!激おこぷんぷんマーチ!!」のパレードが始まって約1時間、新宿駅に差し掛かったところで、突然、激しい雷雨が襲いかかり、デモ隊も警備の警官も散り散りに雨宿りを余儀なくされた。しばらく経っても雨脚は弱まりそうにない。「これではデモは途中解散だな」と思ったところ、「ツイッターで、新宿駅で集団的自衛権の行使容認に反対して、焼身自殺を図った人がいるという情報が流れている」という信じ難い一報が飛び込んで来た。どうやらすぐ近くの南口付近らしい。デモ参加者数名と一緒に現場に向かった。現場には雨に濡れた小さな花束が置かれ、その横でデモ参加者数人が「9条壊すな」「集団的自衛権行使容認反対」のバーナーを掲げて立ち始めた(写真)。(西中誠一郎) 写真報告・TBSニュース スレイマンさんが「サイレント・デモ」〜ICC外語学院不当解雇事件 6月28日(土)、スレイマン・ブルキッチさんのICC外語学院による不当解雇に対する「サイレント・デモ」が横浜にある本社前で行われた。時折、小雨に降られながらも朝9時から夜7時まで、プラカードを持ったまま立つだけの抗議行動に、スレイマンさんは終始、食事も摂らず座ることもせず、水分補給のみで静かに立ち続けた。行動には全国一般東京ゼネラル労組の組合員他、5名ほどの方が駆けつけた。通りかかったある親子から「がんばってください」と声をかけられたことが嬉しいと、スレイマンさんは語った。スレイマンさんはICC外語学院で20年間、英語とフランス語の講師として働いてきた。有給休暇の取得を求めたところ、会社側から「社員ではなく業務委託なので、有給休暇はない」と回答され、その後突然解雇された。(土屋トカチ) 報告・全国一般東京ゼネラル労働組合HP 韓国環境美化員を迎えて非正規公務員の正規雇用化報告集会を開く 新自由主義の全面化の中で公務員の現業部門で非正規化が急激に進んでいる。そんな非正規化と闘う日韓清掃労働者が集まり、26日夜、東京のSKプラザで「非正規公務員の正規雇用化報告集会」を開いた。第4回目となる日本の清掃労働者と交流するために来日した韓国の民主労総傘下の民主連合労働組合の各地代表15人を含め、100名が集まった。主催は東京清掃労働組合と自治労公共サービス清掃労組、前者が東京二十三区の公務員労働者の組合で、後者は民間下請けの清掃車運転手の組合。それにNPO法人官製ワーキングプア研究会。集会の冒頭にセウォン号沈没は非正規労働が招いた事故であり、全員で犠牲者に黙とうを行った。韓国のチョン・スンヨン(民主連合労働組合委員長)が「ソウル:正規職化報告および韓国非正規問題」と題して報告を行った。(報道部・高幣) 詳報 映画『貪欲の帝国』公開へ〜20代のサムスン労働者 また白血病で死亡 6月24日、サムスンで働いていた20代の若い労働者チャン氏(27)がまた白血病で死亡した。チャン氏はパノルリム(半導体労働者の健康と人権守備隊)と共に、今年のはじめに労災申請をしたが、結局、労災認定の知らせを聞くことができないまま目をとじた。現在までチャン氏をはじめ、サムスン電子だけですでに8人の労働者が白血病、卵巣ガンなどで死亡している。サムスンの偉大な成功の裏には、職業病で死んでいく多くの労働者たちがいる。サムスン半導体工場で働いて病気にかかり、あるいは死んでいった労働者に対し、サムスンは責任を認めようとせず、隠蔽工作や懐柔などを続けている。7月26日の「レイバー映画祭」で上映を予定しているドキュメンタリー映画『貪欲の帝国』は、このサムスン労災問題がテーマ。2014年春に韓国で初上映された作品で、日本では「レイバー映画祭」で初公開される。 チャムセサン記事・レイバー映画祭情報・『ハンギョレ新聞』(日本語) *写真=映画『貪欲の帝国』ポスター 「読み書き覚えて大きく変わった」〜石川一雄さん「レイバーネットTV」で語る 「死刑宣告されたときの気持ちは?」「どうってことなかった。警察が10年で出してくれると約束したことを信じていたから。それより巨人の野球の結果が気になっていた」。狭山事件で逮捕・起訴され32年間獄中に囚われ、現在再審請求中の石川一雄さんは、6月25日のレイバーネットTVで淡々と語った。部落差別がからんだ「狭山事件」はすでに51年を経過したが、現在新証拠をもとに再審の扉をこじ開けようとしている。石川さんは獄中で「読み書き」を学んでから大きく変わったという。「刑務所で読み書きができるようになって心が豊かになった。この事件に巻き込まれなかったら、まったくの無教養で社会のことも知らない75歳の人間だったかもしれない。事件の代償は大きかったが不幸だとは思っていない」。親身に寄り添う弁護士の中山武敏さん、そして連れ合いの石川早智子さん。3人の生きざまと話に魅了される番組となった。(M) 写真速報・放送アーカイブ(93分・特集は10分から)・ジョニーHの歌(石川夫妻応援歌)・冤罪狭山事件HP・再審支援フェイスブック *写真=自筆の色紙を披露する石川一雄さん 公明党は「平和の党」の理念を守れ!〜警察が「市民の訴え」を強制排除 6月25日夕方、『公明党〜「平和の理念」を思い出そう!信濃町アクション』の緊急行動が行われ、公明党本部周辺に急遽30〜40人が集まった。「公明党は『平和の党』『福祉の党』という結党の理念を忘れたのですか? 集団的自衛権の行使容認、絶対に反対! 平和憲法を守れ!」。公明党本部前に駆けつけた人々は行く手を警察官に阻まれ、本部ビルから100mほど離れた小さな公園前で抗議のアピールを開始した。一方、警察官が立ち並ぶ本部ビル前にも数人が集まり、地声で切々とアピールした。しばらくすると女性を含む警察官が多数駆けつけ、本部前にいた人々の強制排除が始まった。「これは市民の正当な訴えです。『平和の党の理念を守って下さい』と訴えています。警察の皆さんは、排除しないで下さい」という訴えも無視され、公園前に強引に引きずられていき、現場は一時騒然となった。(西中誠一郎) 写真報告・牧子嘉丸のショート・ワールド *写真=強制排除される市民 フリーランス表現者は秘密法を認めない!〜秘密保護法違憲訴訟・第1回弁論 6月25日午前11時、東京地裁でフリーランス表現者43名が提起した秘密保護法違憲訴訟第1回弁論が行われた。52席の傍聴席に70人以上が抽選に並んだ。この日は原告4人(於保清見・丸田潔・安田浩一・寺澤有)の意見陳述があった。寺澤さんは、役所のフリーランス差別の実態を語った。「裁判所も例外ではない。法廷に記者席があるがフリーランスは座れない。記者席の白いカバーがアパルトヘイトの“白人専用”の目印にみえる」。そして「秘密法が施行されればフリーランスは根絶やしにされる」と訴えた。安田さんは、秘密法の一番の問題点は秘密取扱者の身辺調査(「適正評価」)であると意見を陳述した。「身辺調査は10数万人に及ぶプライバシー侵害だ。調査内容は国籍・犯歴・交友関係・酒癖・病歴にわたるものであり、警察の権限肥大化が危惧される」。報告集会には100人近くが集まり、「施行許すまじ」と原告・参加者の熱いスピーチが続いた。(M) 写真速報・動画(安田浩一氏の発言 3分) 堂々と職場復帰!〜ひめじやパワハラ解雇争議が全面解決 6月23日、大阪地方裁判所が関与する和解が成立し、2012年5月17日以来2年ぶりに、ひめじやパワハラ解雇争議が全面解決し、解雇されていた、なかまユニオンひめじや分会の女性分会長が、24日から職場復帰することとなりました。ご支援いただいた職場で働く仲間、地域の支援のみなさん、全国の労働組合・働く仲間のみなさんに、勝利解決をご報告し、この間の多大なご支援に感謝申し上げるものです。ひめじやパラハラ解雇争議は、パワハラを受けていた女性労働者がその解決のために、なかまユニオンに加入し、なかまユニオンひめじや分会を結成し、経営者に団体交渉を申し入れようとしたことをキッカケとして解雇されたことが発端でした。会社は、分会長を解雇した後、団体交渉に一度は応じたものの、組合に脅迫された等と主張し、その後の団交は全て拒否をし続けました。(なかまユニオン・声明) 続き・なかまユニオンブログ *写真=職場復帰を祝う仲間たち(6/24)。ひめじやは大阪・大正区にあるチェーン製造卸会社 母子のしがらみと腐敗した社会〜ルーマニア映画『私の、息子』 ルーマニア映画『私の、息子』は、60歳になっても子ばなれできない母と30過ぎても自立できない一人息子との確執を描いていて、こうした親子は今の日本でも案外多いのかもと思ってみた。映画の母は、息子の家で働く家政婦から内情を探ったり、自らも無断で息子の家の引き出しなどをチェックしたり。また、寝ている息子に馬のりになってマッサージをしている母のシーンを見ていると、尋常ではない関係がうかがわれる。原題の「胎児の体勢(チャイルド・ポーズ)」は、母親の胎内に丸まっている状態の子を意味する。息子は母親の過干渉を嫌い、口汚くののしるが、自分では何もできずに甘えている。そこから無意識に、支配し、支配される関係も生みだされてくる。(木下昌明) 続き・映画公式サイト 「人殺し営業部長」のもと2人死亡〜「職場のいじめ」相談事例4月分紹介 1、日本S研では、「昨年実績を下回った時は、どのような処分を受けても構いません」との誓約書を書かされる。「人殺し営業部長」は「実績が上がらないものは早く死ぬか退職しろ」と厳しいノルマを押しつけて、すでに二人の社員が死んでいます。2、有名ショップの副店長。ノルマが達成出来ない翌日の朝礼では店長から「売れなかった理由は何か」とこちらが泣くまで一時間以上叱責、罵倒される。3、職場では当たり前のようにパワハラ・セクハラが続き、堪りかねたみんなで署名運動をして改善要求を提出したが、全く無視された。労働基準監督署に相談したがあまり期待できそうにもない。4、診療所。スタッフの一人から3年にわたっていじめを受けている。医師に相談したが何もしてくれない。生活の為耐えているが、精神的にはボロボロ。(NPO法人 労働相談センター) 続き 公共放送の危機は民主主義の危機〜「どうする!公共放送の危機」関西集会に950人 6月21日、大阪・中之島公会堂で、「どうする!公共放送の危機」6・21関西集会が開かれました。小糠雨が降る中、会場には950人が結集し、NHK籾井会長、百田尚樹・長谷川三千子経営委員の罷免を求めました。醍醐聡東大名誉教授は、三氏の問題発言だけでなく、安倍政権の道具と化したNHKニュースの異常さを指摘。池田恵理子・永田浩三の元NHKディレクターは、ETV2001番組改変事件とその後の放送現場の変化について報告しました。阪口徳雄弁護士は、NHKの受信料の一時停止や保留の正当性と弁護団の体制について語りました。(報告:レイバーネット会員 武蔵大学教授 永田浩三) 続き・主催者の報告 与党による「問答無用」の数の暴力〜「秘密保護法」あくまで廃止へ! 6月20日、強行採決により成立した「情報監視審査会を作る改定国会法」をめぐる動きについてご報告します。私は委員会審議を、19、20日と一部傍聴しましたが、野党の鋭い追及にたびたび審議が中断。提案者の自民党議員は何度も答弁不能に陥りました。「(中身のない)がらんどう」「政府の政府による政府のための法案」などの厳しい批判も相次ぎました。一見して、とても質疑に耐えられる代物ではありませんでした。それなのに、参議院で審議入りした翌日に強行採決で成立とは、国会は末期症状を呈しています。当たり前になされるべき話し合いが成立していません。あるのは与党による「問答無用」の数の暴力。「秘密保護法」の制定時よりもさらに悪化しています。(杉原浩司) 全文・秘密法廃止HP *写真=緊急国会前行動(6.20) 「希望の牧場」吉沢正巳さん必死の訴え〜6.20金曜行動 金曜日の官邸抗議の日、6月20日午後、福島県の浪江町から「希望の牧場」の吉沢正巳さんが、一頭の被ばく牛を軽トラックに乗せてやってきた。牛には白い斑点がみられ、被ばくが原因と思われた。吉沢さんと支援者たちは農水省と環境省をまわって抗議行動を行った。その後、吉沢さんたちは牛の模型を台車に乗せて、官邸前や国会前をねり歩き、抗議の声を上げた。国会前集会で大分在住の松本医師は、「福島の子どもたちの甲状腺がんは、すでに90人を超えている。マスコミはサッカーばかりで、国会でどんなでたらめな議案が協議されているかさえ報道されていない。…人間のいのちを粗末にするというのが安倍政権の基本。集団的自衛権も原発再稼働も原発輸出も軌を一にしたものだ」と語った。(木下昌明) 続き・動画(木下昌明撮影 5分)・OurPlanetTV「被ばく牛 抗議」・共同通信・写真報告(shinya) 東電に翻弄された四世代家族のドラマ〜映画『あいときぼうのまち』公開 6月19日、東京・六本木シネマートで、映画『あいときぼうのまち』試写会に先立って監督や出演者たちによる舞台挨拶イベントが行われ、出演者たちがそれぞれの思いを語った。監督した菅乃廣さんは、「福島県出身の私の父が生前『この奇病は昔原発で浴びた放射能が原因かもしれないと』という一言がずっと頭に残っていました。2011年3月11日の地震と大津波と福島第一原発大爆発の後、放射能汚染の理由で福島ナンバーの車にガソリン販売拒否されたり、福島からの転校生に近づかないようにする小学生とそれを見て見ぬふりをする教師たちなどのニュースを知り、このままだと、福島は故郷を失い、福島県民は難民になってしまう。なんとかしなくては、自分にできることは何だろうと考えました」。(ジョニーH) 続き・映画公式サイト *写真=映画の監督(左)と出演者ら レイバー映画祭2014 豪華ラインナップで7月26日に開催 ついに、消費税が8%に上がった! 社会福祉を充実させるためらしい。でも、暮らしが良くなった実感が1ミリもないよー。実感ある人、います? もしいたら、ご飯おごってください! 街では隣国を憎むヘイトスピーチ。うるさいぞー! ダダ漏れ放射性物質、見えないわ臭わないわで怖いぞー! 正規・非正規関係なく、いとも簡単にクビ切る会社。なんで!? 残業代ゼロ法案が幽霊のように現れ、ゾクッと寒気が…。この世は資本家だけのものじゃないッス! 今年も、レイバー映画祭で、心も体も解放しませんか? チャプチェやカレーライス、コーヒー等をご用意して皆さまのお越しをお待ちしております。上映作品は、『60万回のトライ』『あしたが消える』『A2-B-C』『続・メトロレディーブルース』『貪欲の帝国』の5本。うち2本は初公開作品です。 詳細・メール予約 私たちは、どのような国と「集団的自衛権」の条約を結ぼうとしているのか いま私たちは非常に奇妙な時代に生きています。民主主義の旗手・世界の指導者を自認する強大国の大統領が平気で嘘をついて戦争を始め、有名な大手メディアもそれに追随する時代だからです。世界的な人権擁護団体Human Rights Watchですらアメリカの別働隊になっている時代です。たとえばノーベル平和賞を受けたオバマ氏がアメリカ大統領に就任してから、戦争はブッシュ氏のときから比べても、さらに拡大する一方です。ブッシュ氏は911事件をきっかけにアフガンの爆撃を開始し、さらにそれを「存在しない」「大量破壊兵器」を口実にイラク戦争へと拡大しました。しかしブッシュ氏は、戦火をこれ以上の地域に広げることはしませんでした。ところがオバマ氏になると、戦火はイラクを越えてイエメン(アラビア半島)、リビア、南スーダン(アフリカ)、さらにシリア、そして今度はウクライナです。アメリカが戦争する地域は拡大する一方なのです。(寺島隆吉) 続き(百々峰だより) 「非正規差別に歯止めをかけたい」〜メトロコマース売店員 第一回裁判開かれる 東京地裁705号法廷。40数席の傍聴席はあっというまに埋まり、廊下にも40人以上があふれた。6月19日の非正規差別撤廃を求めるメトロコマース「損賠訴訟・第1回弁論」(吉田徹裁判長)は労組だけでなく市民やメディアが集まり、関心は高かった。一方異常なのは原告席9人に対し被告席がゼロだったこと。東京メトロのこの態度に、法廷内に「え!」という空気が流れた。この日、4人の原告が提訴の思いを陳述した。疋田節子さん「このままでは来年3月で失職し収入ゼロになる。ひきこもりの息子もいて生活はひっ迫している」。切実な訴えに涙をぬぐう傍聴人の姿があった。後呂良子さんは「正社員は悪くないのに正社員の顔を見るのも嫌になってしまった。差別され続けて自分の人格まで傷ついてしまった。もう限界だった」「世の中には私たちより劣悪な環境に置かれた非正規が大勢いる。歯止めをかけたい」と力強く語った。(M) 続き・動画(報告集会 8分)・田中龍作ジャーナル・東部労組ブログ・弁護士ドットコム *写真=東部労組メトロコマース支部の原告(裁判所前) 【問題】昔と今で似たようなねらいで使われている言葉を線で結びなさい 「生命線・居留民保護・東洋平和・アカ・国防保安法・匪賊・満州」 「秘密保護法・固有の領土・テロリスト・邦人保護・国際平和・尖閣・サヨク」 風刺漫画(壱花花) 「トヨタのILO勧告無視は許されない」〜東京本社・愛知本社で訴え 6月17日夕、東京千代田区にある東京トヨタ本社はフィリピントヨタ労組の233名の首切り、組合弾圧に抗議する100余名の労働者に包まれた。2000年に正当な選挙で選ばれたフィリピントヨタ労組に対してトヨタは233名の組合員を解雇して組合を潰そうとした。現社長の豊田章男氏は、当時日本トヨタの常務取締役として組合つぶしを加担したアロヨ大統領へのトヨタ車「プリウス」の贈呈式に参加していた。組合の12年間の粘り強い闘いに、ILO(国際労働機関)はフィリピン政府に6度も是正勧告が出されたが、トヨタは勧告を無視し続けてきた。しかし、海外で労働者の権利の蹂躙はILO条約を批准する日本の多国籍企業トヨタには許されない。労組は13日「本社の責任で解決を」を豊田章男社長に申し入れた。東京本社に向かってフィリピントヨタ労組を支援する会の山際正道代表は「トヨタはILOの勧告に従って組合と解決に向けて話し合え」と訴えた。(高幣) 詳報 戦争反対!9条こわすな!〜日比谷野音 5千人の怒りと熱気 6月17日、東京・日比谷野音の「閣議決定で“戦争する国”にするな! 6.17大集会」は、場外にも人があふれ約5千人が集まった。壇上の発言者の一言ひとことに、聴衆は拍手や歓声をあげ熱烈なレスポンスを返す。緊迫する情勢のなか、普段にはない怒りと危機感、そして熱気にあふれた集いとなった。ゲストスピーチは翻訳家の池田香代子さん。池田さんは「解釈変更は、これまでの内閣法制局の見解を一気にぶっこわすもので、この国のあり方を根本から変えてしまう。これは憲法解釈クーデターだ。私には解釈が介錯と聞こえる。憲法を介錯するな。憲法は切腹などしようとしていない。憲法は私たちの中で生きていくのだ。集団的自衛権は、私たちの憲法をどうねじ曲げようが絶対に行使できません!」。力強い訴えに「そうだ、そうだ」の声が会場を包んだ。(М) 写真速報・動画(池田香代子発言 3分)・NHKニュース・東京新聞 *写真=全員でプラカードを掲げる しっかりしてよ!公明党〜閣議決定に反対してヒューマンチェーン 集団的自衛権行使を容認する「閣議決定」にむけて与党協議がギリギリの段階に入っているが、鍵を握るのが公明党。「秘密保護法を考える市民の会」の緊急呼びかけで、6月17日午後、公明党本部への要請行動・ヒューマンチェーンが取り組まれた。必死の思いの市民たちが主催者の予想を超えて集まった。総勢約50名が手をつなぎ、こぢんまりした公明党本部ビル前にズラリと人の鎖ができた。「解釈改憲絶対反対!公明党はしっかりしろ!閣議決定認めるな!」のコールが響く。そして代表2名が要請書を持って中に入った。この日は、朝日新聞・毎日新聞のカメラマンや独立系メディアが多数取材していた。(M) 写真速報・動画(包囲行動 4分半)・報告(杉原浩司) 「秘密保護法廃止法案」提出される〜「監視機関設置」の国会法改定も止めよう! 念願だった「秘密保護法廃止法案」が、6月16日12時20分、共産党・社民党・無所属の山本太郎・糸数慶子議員の手によって参院に共同提出された。この日午後3時から開かれた院内集会で、廃止実行委員会の海渡雄一弁護士は「強行採決で成立したら終わりではなく、廃止運動を盛り上げ法案提出まで実現できてとてもうれしい。しかし課題がある」として、現在参院に提案されている「特定秘密の国会監視機関を設置する国会法改定」について、厳しく批判した。「最近出版されたスノーデンの本を読めばわかるが、アメリカでは議会監視はほぼ失敗した。グーグルやマイクロソフトの情報がすべてNSAに献上されていた問題では、国会はチェックどころか隠蔽の共犯者になっている。国会法改定を食い止め、秘密保護法は廃止するしかない」と強く訴えた。(M) 写真速報・動画(海渡弁護士の話 5分)・秘密法廃止HP *写真=廃止法案の文書を手にする海渡雄一弁護士 安倍政権にレッドカードを!〜6.15新宿デモに480人 「戦争する国絶対反対!」「アベ!ダメ!アベダメダメ!」、新宿の街に安倍政権ダメの声が響いた。6月15日午後「安倍政権はダメだとはっきり言おう!6.15新宿デモ」が行われ、480名が参加した。デモ出発前、アルタ前広場では、作家の雨宮処凛さんやフリーター全般労組の山口素明さんが「戦争、核、貧困などの問題をなんとか止めたい、デモで声を上げよう」「残業代もらってない人多いと思う。企業は20何兆円もの内部留保があってもこっちには回さない。富裕層の政権を倒して生きていけるようにするのか、今問われている」とアピールした。夏の日差しを浴びて新宿駅を一周する約1時間のデモは、さまざまなプラカードやレッドカードが掲げられ、ゆったりとにぎやかだった。(尾澤邦子) 写真速報・動画(新宿デモ 4分) 安倍はやめろ!怒りのドラムデモ〜今こそ街頭に出てたたかう時 6月14日午後2時、東京・新宿の柏木公園から出発した「怒りのドラムデモ」隊は、炎天下の新宿の街頭を「安倍はやめろ!ファシズム許すな!」のスローガンをシュプレヒコールしながら行進した。同時に、「憲法こわすな!9条守れ!」と道行く人々に訴えた。打ち鳴らされる強烈なドラムのリズムが雑踏の人々にも伝わっていくのか、関心を向けてくれるようにも見える。長年守られてきた平和憲法をこんな馬鹿な奴の勝手な解釈で変えられてたまるか。ドラムとシュプレヒコールはいよいよヒートアップし、デモ隊の怒りは沸点に達していく。それは闘う人民を鼓舞する響きであり、またファシストたちへの弔鐘である。バーナムの森は必ず動く。人々の声を無視する独裁者は必ず滅びる。(牧子嘉丸) 続き・動画(ドラムデモ 4分) いま観に行くべき芝居「先生のオリザニン」「すなくいむし(砂喰虫)」 6月12日と13日が初日の芝居を2作、観に行った。俳優座「先生のオリザニン」。恩師・古在由直が科学者の研究の目的を若き鈴木梅太郎に問いかける場面はグッとくる。「最優先事項とは何かね? 吾々の生活より命より優先されるものは何だろう?」と問われた梅太郎は、そのとき答えられない。駿河の海を須磨子と一緒に眺めながら、年老いた梅太郎はつぶやく。「野山を焼き尽くし、多くの人を殺す、戦争などしてはいけない」「そうだ、その通りだ」と心の中でつぶやきながら私は拍手を送った。劇団もっきりやの「すなくいむし(砂喰虫)」は、杉浦久幸が作・演出・主役をこなすミステリアスな物語。砂が見えてしまう人たちは、その砂に恐怖を感じ対策を講じる。ところが、その恐怖を伝えようとすると、砂を見えない人たちがに徹底的口封じをしようとする。本当は砂が見えているのか、本当に砂が見えていないのか。こちらは、防塵マスクを持って、観に行ってほしい。(ジョニーH) 全文・感想(牧子嘉丸) *写真=ジョニーHさん 6月15日に「全国奨学金返済問題ホットライン」〜悩める若者・学生の相談窓口 低収入などにより奨学金の返済に困難をきたす人が急増し、大きな社会問題となっています。仕事が不安定で返還できない、何年も経ってから高額の延滞金を含めた督促を受け、延滞金のカットに応じてもらえず、裁判まで起こされた、返還ができないでいたところブラックリストに載せられた等の事例が、独立行政法人日本学生支援機構の奨学金を中心に相次いでいます。「奨学金問題対策全国会議」は、返済に苦しむ人の相談・救済をはかりながら、制度の改善に向けた活動を続けています。その活動の一環として、6月15日に「全国奨学金返済問題ホットライン」を実施します。ホットラインは全国どこからでも利用することができます。弁護士・司法書士・支援団体による相談を行い,必要な場合には,弁護士・司法書士・支援団体等の紹介も行います。実施時間 6月15日(日)10時〜17時 相談受付番号:統一ナビダイヤル 0570-000551(奨学金問題対策全国会議) 詳細 菅原文太さん「命がけで戦争反対を!」〜6.12全国署名提出集会 「戦争は暴力。父は40過ぎで戦争にとられ、6年後に帰ってきたがその後の人生を棒に振った。父の弟は戦地に行ったまま消息不明になり髪の毛1本戻ってこなかった。戦争は絶対やめなきゃダメです。もし始まったら、みなさん命をかけて反対しましょう」。今年80歳の菅原文太さんは6月12日の「戦争をさせない全国署名提出集会」(日比谷野音)で、3千人の聴衆を前に怒りをこめて訥々と訴えた。この日午後、「戦争をさせない1000人委員会」は「集団的自衛権」行使容認に反対する175万筆の署名を国会に提出した。集会に集まった人たちは、その後徒歩で国会に向かい、首相官邸・国会に向かって抗議の声を上げた。大江健三郎・落合恵子・澤地久枝・香山リカ・鎌田慧の各氏も参加した。(М) 写真速報・動画(菅原文太さんの訴え 7分)・1000人委員会HP・写真報告(shinya) レイバーネットTV第71号〜「頼りになるのはユニオン」争議報告・映画対談で盛り上がる 3.11は日本社会の歴史の分岐点でした。それから3年、私たちの生き方が問われ続けています。6月11日のレイバーネットTVの特集は、新刊『<いのち>を食う』を発表したばかりの木下昌明さんと山口正紀さんの対談形式で「3.11以後の映画と現実」に迫りました。また「ザ争議」コーナーは、清水直子(プレカリアートユニオン書記長)・酒井桂(派遣切り争議当事者)・梅木隆弘(田口運送グループ)の三氏がゲスト(写真)。人間扱いされないハケン、長時間労働で残業代も出ないドライバーの実態報告があり、「頼りになるのはユニオンしかない」(清水直子)が実感できる番組になりました。放送アーカイブをご活用ください。 写真速報・放送アーカイブ(92分・ザ争議10分から・特集は43分から)・動画(ジョニーHの歌「自転車に乗って」) *写真=盛り上がった「ザ争議」 田中さんへの強制研修もうやめて!〜市民の申し入れに警察官23人 6月10日、「君が代」不起立した田中聡史さんに対して都教委が学校(板橋特別支援学校)に押しかけての「服務事故再発防止研修」を強行した。以下は、根津公子さんの報告。・・今日は、驚き呆れた、いや、ぞっとすることが2つありました。そのことを含めて時系列で報告します。河原井・根津らの「君が代」解雇をさせない会と板橋の市民8人は、7時少し過ぎから出勤する職員にチラシを手渡した。8時を少し過ぎたころ、副校長が主幹と連れ立って、私たちのところにやってきた。手にはビデオカメラと三脚を持って。案の定、主幹はそのカメラを私たちに向けて設置し、録画を始めた。今年の卒業式からすでに3度目のこと。私たちへの脅しのつもりなのか、それとも、都教委にあげる資料とするつもりなのか。(根津公子) 続き・動画(YouTube 6分) 弾圧・戦争へと向かう今こそ振り返りたい美術展〜「われわれは〈リアル〉である」 「武蔵野市立吉祥寺美術館」で開催中の企画展「われわれは〈リアル〉である 1920s −1950s」では、1920年代から50年代までのプロレタリア美術運動からルポルタージュ絵画運動までの作品が展示されている。図録に記された開催趣旨によると、これらの作品は従来、「特定の政治的思想と密にかかわったものであったこと」や「<戦争画>の評価や展示を巡っては、未だ議論が慎重になされている途上」という理由から、「美術展として正面から取り上げられる機会はあまりなかった」という。美術に関心のある人はもちろん、労働運動・反戦運動に取り組む諸氏にもぜひ見てほしい貴重な展覧会だ。(壱花花) 続き・吉祥寺美術館HP *写真=須山計一「仕上げの女達」1943年 「契約違反!自衛隊員はたまらない」〜元レンジャー隊員が官邸前で訴え 6月22日の会期末を前に「集団的自衛権容認・閣議決定」へ突っ走る安倍政権に対して、9日夜、約350人の市民が官邸前で怒りの緊急行動を行った。「戦争する国絶対反対!」「解釈改憲許すな!」コールの声も必死だった。リレートークで元陸上自衛隊レンジャー隊員がマイクを握った。「私は、日本への直接・間接侵略に対して命をかけて国を守ると誓約書にサインして自衛隊に入った。アメリカの都合で他国の軍事行動に参加するのは契約違反だ。日本が本当に戦争する国に舵を切るかどうかを、一政権ごときの“憲法解釈”で決められたら、自衛隊員はたまらない。安倍総理! 決めるならきちんと国民の審判をあおぐべきだ」。元レンジャー隊員の怒りの眼が官邸に注がれた。(М) 写真速報・動画(YouTube 4分)・2つの集会参加を! 福島県教組副委員長のマンガが組合をひっぱる!〜浪江から避難した柴口正武さん 福島県教職員組合の副委員長柴口正武さん(ペンネーム、Monster松)は、震災後福島県浪江町から避難を重ね、現在は福島県相馬市に住む。中学校の数学教師である柴口さんは、組合の専従になる以前から組合機関紙に4こまマンガを連載してきた。現在は、県教組のホームページで「2014憲法学習会」資料、「許すな!集団的自衛権行使!」(その1〜その4)を4こまマンガで掲載している。柴口さんは、「本当は憲法の文章をしっかり読んでほしいのですが、なかなかそうもいかない。そこでマンガでひきつけようと思っているのです」と語り、安倍晋三を「本当は顔も見たくないのですが」と言いながら、さっさとすばやく描き上げる。(取材:6月5日 湯本雅典) 報告・動画(YouTube 4分) *写真=マンガを描く柴口さん 明るく楽しくしつっこく〜脱原発テント1000日集会開かれる 経産省前に脱原発テントができて1000日。すごいことだと思います。6月8日(日)、明治大学リバティホールにて「STOP再稼働!テント1000日!6.8集会」が行われ、286名が参加しました。テントひろば代表の渕上太郎さんは「福島の原発は収束どころか、毎日のようになにかが起きている。東電は何を考えているのか。柏崎の再稼働? 我々はもうがまんできない。共に力を合わせていくしかない」とあいさつしました。メインは神田香織さんの講談「福島の祈りーある母子避難の声」でした。ハリのある声でリズミカルな語り。思わず引き込まれ、聞き入ってしまいました。「闘いは、明るく楽しくしつっこく。あきらめずに」と語っていました。(尾澤邦子) 写真速報 リストラされるべきは安倍さん!〜大好評だった松元ヒロの「憲法くん」 6月6日、東京・練馬文化センターで「どこに行く?日本〜元外交官孫崎享が語り松元ヒロが演ずる」が開催された。松元ヒロが憲法自身になりきって演ずるおなじみのコント「憲法くん」には、「笑いの中で感動に涙した」と多くの観客から絶賛された。…… 憲法くんの語り。「私は今年で67歳になりました。年金支給が70歳まで待たされるという噂があるので、引退はできません。それに、85歳になっても元気に跳び跳ね踊っているネズミさんには、まだまだ負けられません。ひとつ自慢させてください。この67年間、戦争という名の下で日本国民に他国の人を殺したり殺されたりしたことは一回も私はさせていません。安倍首相は現状に合わなくなったから私をリストラするというけれども、私は日本国民の理想ですよ。理想に合わない現状を演じている安倍さんの方が、首相をリストラされるべきですよね・・・」(ジョニーH) 続き *写真=熱演する松元ヒロさん 3・11を機に、変わらなくてどうするんだ〜書評『<いのち>を食う』 『<いのち>を食う〜3・11後の映画と現実』(木下昌明著・績文堂出版)を読みました。3・11後、多くの映像作品が世に出ました。木下さんは数ある3・11映画の中から、どんな視点で選んだのだろうかと思いながら読みました。本書で木下さんがとりあげているのは、次から次へと矢継ぎ早に公開された作品ではなく、戦後に作られた『ゴジラ』『原発切抜帖』『世界は恐怖する』などです。どれも未来を予見していて正鵠を得た映画の数々に驚かされます。特に『ゴジラ』のようなエンターテイメントが「核をもてあそんだ人類の愚かさ」を描いていたことを初めて知りました。もし多くの人がこれらの作品をみていたら、あるいはそこから本気で学ぼうとしていたら、原発政策は少しは変わっただろうか。(堀切さとみ) 続き・『いのちを食う』合評会(7/6)・本の申込みメール(1800円)・績文堂出版HP ブラジル:サンパウロ地下鉄労働者のストライキを暴力鎮圧 2014ブラジル・ワールドカップが一週間先に迫りました。今回のワールドカップは競技場建設中に事故死したブラジルの建設労働者9人と多くの貧民地域の撤去民の犠牲の上で行われます。ワールドカップの費用はまた天文学的に上がり、ブラジルの労働者、貧民はより良い暮らしができる社会を要求して戦っていますが、政府の対応はさらに過激になっています。…… 6月6日、BBCなどによれば、ブラジルのサンパウロ市政府が6日午前、サンパウロ地下鉄運送労働者のストライキを暴力的に鎮圧した。警察は盾とこん棒で武装し、サンパウロ中心部のアナ・ローザ駅で催涙弾、煙幕弾とゴム弾を投入し、ストライキ労働者たちを解散させた。労働者たちのストライキ・デモに連帯する約3000人の反政府デモ隊は警察と激しく対峙した。(チャムセサン報道) 詳細 安倍政権の「沖縄への暴力」許さない!〜沖縄平和運動センター 山城博治さんが訴え 6月6日「高江・辺野古の基地建設を許さない集会」が、東京・文京区民センターで開かれ、梅雨空の中170名が参加しました。沖縄平和運動センターの山城博治さん(写真)が「沖縄基地問題の現状とこれからの闘い」について講演しました。琉球新報や沖縄タイムスの記事を紹介しながら、現地の状況を報告しました。政府は、辺野古の海底ボーリング調査に向け、反対派の抗議活動を排除するため、キャンプ・シュワブ沖にブイか柵などを設置し、越えて進入してくる者については刑事特別法を適用して逮捕するとの方針を固めたとのこと。山城さんは「沖縄に対する暴力だ。沖縄県民に振り下ろされた凶器は、日本全国民に振り下ろされる。安倍の独り勝ちを許さない!」と訴えました。(尾澤邦子) 報告・写真(shinya) 「帰りたい でも帰れない」〜詩人・小島力さんを囲んで「テント1000日イベント」 「帰りたい でも帰れない/まだ帰れない ふるさとの大地に/音もなく降り積むものは/人目には決して見えない物質だから……」。6月6日、1000日目を迎えた経産省前テントに詩人小島力さんの声がひびいた(写真)。小島さんは福島県双葉郡葛尾村に住んでいたが、原発事故のために現在武蔵野市で暮らしている。「今を生きる」と題されたテントひろば1000日イベントは、降りしきる雨の中、小島さんの詩の朗読とお話でフクシマの思いを共有する場になった。小島さんは、昨年『詩集 わが涙滂々(ぼうぼう) 原発にふるさとを追われて』を出版。原発反対に人生をかけながら、その原発にふるさとを追われた小島さんの怒りと無念が胸に迫る。(佐々木有美) 報告・写真報告(笠原眞弓) 「悪徳会社RICOH」の写真を遺して〜リコー「追い出し部屋」の実態 「悪徳会社RICOH」の写真を遺して、後藤世良治さん(リコー社員・ロシア系日本人)は、46歳で自ら命を絶った。2011年リコーは大手電器メーカーに先駆け、大リストラを敢行。45歳以上の1600名の従業員に対して執拗な退職強要を行い、退職に応じなかった152名は「追い出し部屋」に入れられた。後藤さんは数度にわたる退職強要面談でサインを迫られ、退職後うつ病となり、2012年11月飛び降り自殺をした。6月6日、この問題で厚労省記者会見が開かれた。父親のAさんは、「頭が真っ白になった。こんなことを二度としてほしくない。息子がなぜ追いこまれたのか知りたい」と公表した思いを語った。また現在も「追い出し部屋」に入れられ、嫌がらせのトナー廃棄物の仕事をさせられている藤本隆志さん(48歳)は、「おかしいことはおかしいと言い続けたい」と抵抗の決意を語った。(M) 写真速報・動画(YouTube 4分)・東京管理職ユニオンHP・東京新聞 秘密保護法廃止へ!13万筆の署名を提出〜「6の日」行動 今日6月6日は、特定秘密保護法が参議院本会議で強行的に採決された12月6日から半年目。6月22日の通常国会会期末を控えた最後の「6の日」の行動で、昼休みに議員会館前でのアピール行動を行い、午後には衆議院第1議員会館で院内集会を開催した。議員会館前での集会は風雨が強く、傘も飛ばされそうになる悪天候だったが、約100人が集まり、元気に廃止へという行動を実施した。吉田社民党党首に、共産党仁比参議院議員が連帯の挨拶をした。また、130名が参加した午後の院内集会では、集まった13万筆(写真)を、共産の山下書記局長をはじめ、仁比、吉良、穀田議員に、生活の党鈴木議員、社民党福島議員にも発言をいただいた後に受け取っていただいた。そして、田島泰彦上智大教授が「国会の監視機関は、秘密保護法をチェックできるのか」と題して講演を行った。(白石孝) 写真速報・秘密法廃止HP・田中龍作ジャーナル 暴走する安倍政権の雇用破壊を許すな!〜国会包囲行動に1000人 安倍自民党政権による無法状態が続く国会情勢の中、6月5日夕方、国会議員会館前で、「生涯派遣・残業代ゼロ・労働法制の大改悪反対〜6•5国会包囲大行動」が行われ、約1000人の労働者•市民が集まった。梅雨入りし絶え間なく雨が降りしきる中、労働組合幹部や弁護士、超党派の野党国会議員、雇用の正規化や解雇撤回を求めて闘う正規•非正規労働者らが次々に壇上に上がり、「生涯派遣法案を撤回せよ! 正社員ゼロ社会、残業代ゼロを許さない! 過労死増やすな!ブラック企業をなくせ! 労働法制を改悪するな!」等々、怒りを込めて訴え続け、シュプレヒコールが国会議事堂に向けて鳴り響いた。(西中誠一郎) 写真速報・しんぶん赤旗・報告(北健一) 「日航の安全無視に加担した東京高裁」〜JAL整理解雇 パイロットも不当判決 6月5日朝から、システム障害発生し欠航が相次ぐ日本航空。そんななか午後1時半から東京高裁第24民事部(三輪和雄裁判長)で、165人のJAL整理解雇事件・パイロットの控訴審判決があった。内容は、2日前の客室乗務員と同じく「控訴棄却」の不当判決だった。今村幸次郎弁護士は「解雇が必要なかったことを詳細に立証したが、それについて一言もアンサーがなかった」と結論ありき判決を批判した。客室乗務員原告団長の内田妙子さんは「いま日航の安全運航が脅かされている。これは日航の利益追求・安全軽視。ベテランをどんどん切っていった結果だ。高裁判決は、そんなJALのやり方に加担し、さらに進めるものだ。大竹たかし、三輪和雄の二人の裁判長は許せない!」と体を震わせて訴えた。(M) 写真速報・動画(YouTube 5分)・時事通信・安全問題研究会の声明:「再建会社」を労働法治外法権下に置く不当判決 韓国 : 保守的教育に対する批判高まる〜ソウル市教育監にチョ・ヒヨン氏 ソウル市教育監にチョ・ヒヨンが「九回裏ツーアウトで逆転ホームラン」。これはなかなか痛快。いろいろ分析はあるけど、保守の自滅と食い合いという部分は大きい。だけど、全国的に進歩系の教育監が当選していることを考えると、やはりセウォル号事件で「その場から動かないでください」という保守的な教育に対する批判が高まったことが背景にあるんだろう。(安田幸弘) チャムセサン報道 *写真=当選を喜ぶチョ・ヒヨン氏 福島原発告訴団が「人間の鎖」〜検察審査会へ500人が「東電起訴」を要請 6月4日、昼12時から、検察審査会が入る東京地裁前に強い日差しにもめげず続々集合。福島からのバス2台も到着し、参加者は約500名に。東電への糾弾と、審査会には厳正に審査し「起訴相当」の結論を出すように11人の審査員に要請。広瀬隆さんもマイクを取り、検察の姿勢を糾弾し、起訴するよう求めました。最後に裁判所前でみんなで手をつなぎ、東電の責任を追及。要請団を送り出しました。( たんぽぽ舎通信) 動画(OurPlanetTV) *写真撮影=里見羊 変貌する社会に翻弄される人々〜中国映画『罪の手ざわり』 中国映画を見ていると、その風土の変貌ぶりに驚かされることがある。この間まで砂漠だったのにビルが林立している、といった具合に。そして風土が変わると人間の内面も変わっていく。そこから新しいドラマも誕生してくる。なかでも、今注日しているジャ・ジャンクー監督の描く世界がそれだ。彼はこれまで6本の劇映画と長短のドキュメンタリーを手がけており、常に焦点を当てているのが中国の“今”である。彼は1997年の第一作『一瞬の夢』以来、急速な移り変わりを強いられる社会に翻弄される人々の生き方を一貫して問題にしてきた。その典型が前々作の『長江哀歌』(06)だった。これは国家的大事業といわれた三峡ダムの建設が舞台だったが、それを国家の側でなく、破壊される街で右往左往する人々の目線からとらえてきた。(木下昌明) 続き・映画公式サイト 司法は死んでしまったのか!〜JAL不当解雇争議 控訴審判決も「解雇容認」 「司法は死んでしまったのか。言葉で言い表せない憤り。企業側の論理だけを認め、社会を支える働くものを考慮しないのか。このままでは日本は暗黒社会になる」、原告の客室乗務員の女性は厳しい口調で語った。6月3日、JAL客室乗務員71名の整理解雇を争う控訴審裁判で、東京高裁は地裁判決を維持する「解雇有効」の判決を下した。「不当判決」の旗出しに、数百名の支援者からため息が漏れた。そしてそれはすぐに怒りのシュプレヒコールに変わった。山口乗員原告団団長はマイクを握り、「東京高裁は安倍内閣の“世界で一番企業が活動しやすい国”にする実行部隊に成り下がった」と声を張り上げた。内田客室乗務員原告団長は「最高裁に上告してたたかい続ける。引き続き支援を」ときっぱり語った。(M) 写真速報・動画(YouTube 5分)・時事通信・MSNニュース・毎日新聞・朝日新聞・JAL解雇撤回国民共闘HP・原告団の声明(pdf)・判決要旨(pdf) 辺野古沖の海上作業が始まりました。私たちが守るべきものとは・・・? 今日(6月3日)、防衛局が出した作業船は12隻。潜水作業中の旗を上げた作業船と警戒船が、大浦の埋め立て海域で作業をしていました。近づくと「離れろ」と追われました。いよいよ始まったという感じです。「反対」だけを続けるのか、「止める」のか。いま、覚悟が問われています。陸上での工事は、ここ何年も続いています。一度も「反対派」に妨害されることもなく…。「命を守る闘い」私たちは、辺野古での抵抗運動をこのように表現していました。いま、あなた達が守ろうとしているものは、なんでしょう? 辺野古漁港裏に、打ち棄てられたゴムボートとボートトレーラーがあります。全国に呼びかけた寄付で購入されたこのボートが、再び、人々の命を守るため、海上を走る日は来るのでしょうか。ここで何が始まるのか、始まらないのか、私たちに確かなことは判らない。(ブログ「辺野古浜通信」より) 記事 川内原発再稼働反対!さまざまな角度から訴え〜炎天下の6.1国会正門前 6月1日、首都圏反原発連合の呼びかけで、九電・川内原発再稼働に反対する集会が官邸・国会前で開かれた。午後2時、33度を超える炎天下の国会正面前、強烈なパンクバンド「切腹PISTOLS」、「ジンタらムータ」の『不屈の民』の演奏で始まった集会には、北は北海道から南は九州・鹿児島から(沖縄からもメッセージ)一万人が集まった。原発立地で活動している人たち、現地の県・市議会議員、菅直人前首相・志位共産党党首をはじとすめる国会議員、弁護士、原発技術者、文学者、女優、城南信用金庫理事長、テントひろばなど、沢山の様々な角度からのスピーチがあった。そして5月21日の福井地裁判決を武器に運動を前進させ、日本のどの原発も再稼働さないという決意を新たにした。(shinya) 写真報告・動画(UPLAN) フランスのタバコ労働者 : 職場閉鎖に対抗して経営陣5人を「ボスナッピング」 フランスの労働者たちが職場閉鎖に対抗し、 経営陣を人質にした「ボスナッピング」に出た。フランス国際放送RFIなどによれば、フランスのタバコ企業の労働者たちは、ナントに近いカルクフーにあるSEITA(フランスたばこ・マッチ専売公社)工場で5月28日、経営陣5人を人質に取って職場閉鎖に対抗している。SEITAはフランスの国営たばこ公社が2008年に英国系の多国籍タバコ企業、インペリアルタバコグループに売却したタバコ子会社で、フランスの巻たばこの一つであるゴロワーズで有名だ。ボスナッピングは「ボス(boss)」と「キドナッピング(kidnapping)」の合成語で、2009年から広がったフランス労働者たちの経営陣拉致デモを示す新造語だ。その後、ボスナッピングはヨーロッパに広がり、職場閉鎖や解雇に対する労働組合の有力な争議戦略の一環と見られている。(チャムセサン報道より) 全文 *写真=デモをするタバコ労働者 世界は「慰安婦」問題の解決を求めている!〜連帯集会に250人 5月31日、第12回日本軍「慰安婦」問題アジア連帯会議〜世界は「慰安婦」問題の解決を求めている! が東京で開催され、会場満席の250名が参加しました。これまで日本政府に対し、「慰安婦」問題の事実を認め、責任を果たすよう要求してきたが、これ以上待つことはできない、解決を迫ろうと、東京で開催することになったとのこと。韓国との共同開催で行われました。第2部では、被害国からの報告として、台湾、フィリピン、韓国、中国、インドネシア、東ティモール、オランダから参加した方々の報告がありました。被害者は高齢となり、体調はすぐれないが、日本軍の不正行為に対して、抗議活動を続けていると話していました。「日本は、口先だけの反省ではなく、国家レベルでの法律の制定や歴史観の教育など具体的に反映したドイツに学ぶべき」という指摘もありました。(尾澤邦子) 報告・6.2院内集会 以前のトップページへのリンクを表示:
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