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声明：ひめじやパワハラ解雇争議が職場復帰の全面解決

　本日、大阪地方裁判所が関与する和解が成立し、２０１２年５月１７日以来２年ぶりに、ひめじやパワハラ解雇争議が全面解決し、解雇されていた、なかまユニオンひめじや分会の女性分会長が、明日から職場復帰することとなりました。

　ご支援いただいた職場で働く仲間、地域の支援のみなさん、全国の労働組合・働く仲間のみなさんに、勝利解決をご報告し、この間の多大なご支援に感謝申し上げるものです。

　ひめじやパラハラ解雇争議は、パワハラを受けていた女性労働者がその解決のために、なかまユニオンに加入し、なかまユニオンひめじや分会を結成し、経営者に団体交渉を申し入れようとしたことをキッカケとして解雇されたことが発端でした。会社は、分会長を解雇した後、団体交渉に一度は応じたものの、組合に脅迫された等と主張し、その後の団交は全て拒否をし続けました。

　分会長は、解雇された翌日以降、毎日就労を要求する就労闘争（出勤闘争）を開始し、分会長の解雇が組合加入を理由とした不利益取扱であるとして、大阪府労働委員会に対して解雇撤回の救済を申し立て、続いて団交拒否についても救済を申し立てました。大阪府労働委員会は、２０１３年９月１３日解雇問題、団交拒否のいずれについても、組合側主張を認めた完全勝利命令を交付しました。この命令については、会社が中央労働委員会に再審査を申し立て、審理が継続していました。

　一方、分会長は、自らの地位確認を求める訴訟を大阪府地方裁判所に提訴、双方の主張を尽くした段階で、裁判所の関与によって和解交渉を９回にわたって継続していましたが、本日裁判所裁判官が会社まで出向き、会社従業員に対して双方が和解条項の一部を読み上げ和解が成立しました。中労委での係争も含む一括解決となりました。

　今回の勝利は、パワハラを受け、解雇された女性が、闘いによって職場復帰を果たしたという貴重な実例を作ったものであり、パワハラに苦しむ多くの労働者を励ますものであろうと確信しています。

　今回の全面解決を実現することができた要因は、解雇以降も内部に残った組合員が組合に残って頑張り続けたこと、職場ニュースを継続発行し、職場からの闘いと連帯を追求し職場の仲間から温かい支援が寄せられ続けた事、「パワハラ解雇と闘うひめじや分会を支える会」が結成されたのに加え、「大正区職場に戻す会」が結成され毎日の就労闘争に必ず参加するなど、地域からの闘いが大きく広がったこと、公正判決署名や抗議FAXなど全国の働く仲間の支援が寄せられたこと、会社包囲デモ、得意先が集中している工業団地宣伝行動、姫路宣伝行動、ひめじや祭りなど、創意あふれる大衆行動を地域で展開したこと、労働委員会での完全勝利命令などが挙げられます。そして何よりも、分会長が４２４回に及ぶ就労闘争を継続し、闘う意志を最後まで堅持したことです。

　今後の課題としては、まず、全国の多くの仲間とともにこの解決の意義を共有するとともに、何よりも職場で元気に働き続け、きちんと定着するとともに、なかまユニオンひめじや分会の活動を強化して、職場の労働条件を改善し、みんなが安心して働ける会社を作っていくことです。分会員一同一層奮闘する決意を申し上げ、お礼と報告にさせていただきます。

２０１４年６月２３日

パワハラ解雇・団交拒否と闘うひめじや分会を支える会
なかまユニオン
なかまユニオンひめじや分会

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祝　職場復帰！ ひめじや争議勝利報告集会

　株式会社ひめじやでパワハラを受け不当に解雇された女性組合員の争議は、２年以上の粘り強いたたかいの結果、職場復帰、団体交渉を認めさせるという勝利をかちとることができました。このことは、パワハラや不当な解雇に苦しんでいる多くの労働者を励まし、勇気をあたえてくれるものです。この勝利は、地元大正区のみなさんをはじめ、労働組合、支援協力団体などたくさんのみなさんの力があったからです。ほんとうにありがとうございました。

　この間のたたかいを振り返り、ともに喜びあい、これからも労働者が人間らしく働き、暮らしていける社会をつくるための、新たなスタートの場として、報告集会を行います。ぜひご参加ください。

＊２次会のご案内＊　終了後　うるま御殿で、 　参加費２５００円です。よろしければご参加を。

パワハラ解雇・団交拒否と闘うひめじや分会を支える会
大阪市東成区中道3-11-15　1Fコミュニティハウスポポロ
電話・FAX6-6976-9818