本文の先頭へ
LNJ Logo 米大使館前「高江行動」弾圧事件:不当逮捕への抗議、世界中へ
Home 検索
 




User Guest
ログイン
情報提供
News Item 0226takae
Status: published
View


やられたままで黙ってないぞ! 高江に基地はいらない!不当逮捕への抗議は世界中へ

不当逮捕の起きた「2.20 高江にヘリパッドを造らせるな! 沖縄に基地はいらない!
〜 アメリカ大使館デモ〜」の主催者アピールです。
私たちはどれだけたくさんの警察がジャマしてきても、大使館が横暴なことをしても、
ガッツとアイデアではねかえしながら、ありとあらゆることをしました。
ぜひ、この報告文と6つの映像を最後まで見てみてください!(園良太)


★★★★★★転送・転載大歓迎★★★★★★

2.20「高江にヘリパッドを造らせるな!」アメリカ大使館抗議の暫定報告
http://d.hatena.ne.jp/hansentoteikounofesta09/20110223

(映像1:新橋駅前でのトーク、2MCライブ!〜出発)
http://www.youtube.com/watch?v=jA4FkpuQb9Y

わたしたち「緊急アクション実行委」は「ゆんたく高江」や「辺野古実」と協力して、
昨年末から高江のヘリパッド工事強行への抗議アクションをつづけています。
2月20日、京都、淡路島、福岡、名古屋などでも同時アクションが行われていたなか、
わたしたちは東京のアメリカ大使館への再度の抗議をおこないました。

しかしながら、多くの方はすでにご存知のように、この日の東京行動は、事前のデモ申請
から当日の抗議申し入れにいたるまで、徹底的な弾圧にあうことになりました。
状況把握や今後の対策などが協議中であるため、詳しい報告はまた改めて行わねばなり
ませんが、さしあたり把握できたことだけはお伝えします。


★徹底した弾圧

(映像2:JTビル前での不当逮捕)
http://www.youtube.com/watch?v=aTJn8D_st2Q:movie
 (映像3:JTビル前での逮捕に抗議〜申し入れ書を渡しに行く!)
http://www.youtube.com/watch?v=lYgE8HrINOI:movie

まずはすでに告知したように、アメリカ大使館の前をとおるデモ申請を却下され、
出発地も途中コースもゴールも全て変更されるという、前代未聞の弾圧を受けました。

コース強制変更 http://d.hatena.ne.jp/hansentoteikounofesta09/20110220/1298050903
異議申し立ての却下 http://d.hatena.ne.jp/hansentoteikounofesta09/20110220/1298123977
わたしたちはこの措置に強く抗議するとともに、こんな理不尽で無意味なデモをボイコットすること
にしました。
集まってくれた約150人の仲間たちと新橋駅前で情宣をしたあと、歩道をとおってアメリカ大使館へ
の
抗議申し入れに向かいました。

しかし駅前でもまた、徹底した警察の弾圧に迎えられます。
右翼の街宣車も顔負けの大音量での警告を警察車両から浴びせられ、歩道を歩いているときには、
わたしたちよりよほど危険な歩き方をしている公安警察(秘密警察)につきまとわれつづけました。

そしてアメリカ大使館直前のJTビル前につくやいなや、大量の警察官に包囲され道をはばまれました
。
駅前から移動する前には、JTビル前まで移動するのだなと、私服警官のほうからわざわざ確認してき
た
にもかかわらずです。警察の指揮官は、大使館はアポなんか受けていない(!)と言っているから
解散しろ、と恫喝をかけてきました。そして、警官隊に公道をふさぐことをやめるよう働きかけて
いるなか、わたしたちの仲間二人をとつぜん不当逮捕されたのです。]

その後、わたしたちは即座に弁護士をつうじて二人の身の安全を確かめつつ、
大使館に申し入れをさせるよう警察に抗議をつづけます。
大使館は事前のアポ入れにもかかわらず、けっきょく申し入れ文の受け取りを拒否
(そもそも政治機関への請願権はアポのあるなしにかかわらず認められるはずですが)。

最後に、逮捕された二人の安否の確認と差し入れのために赤坂署に行きましたが、
これに対しても警察は、署から離れた単なる路上でわたしたちの通り道を封鎖。
「なんの法的根拠があって差し入れを路上で妨害するのだ」と訪ねても、なにも答えず立ちふさがる
だけ。
「また持ってっても(さらに逮捕しても)いいんだぞ」と脅しすらかけてきます。
あとでかけつけてくれた弁護士をつうじて差し入れを届けたものの、これの受け取りすら
赤坂署は拒否しました。


★誰の意志か? 一貫した責任逃れ

(映像4:赤坂署に抗議&差し入れに行ったら何の理由もなく止められる)
http://www.youtube.com/watch?v=Ypq-46AZkiE


誰の意志で、アメリカ大使館前(たんなる公道)をデモが通れないのでしょうか(数年前までは通れ
ていたのに)?
誰の意志で、たんなる文書による平和的な抗議申し入れの受け取りが拒否されているのでしょうか?
アメリカ大使館以外にはありえません。

ところが、事前アポのさい、アメリカ大使館「保安部」は、「大使館前の警備方針について
わたしたちに権限はない、日本の警察など関係当局に聞いてくれ」と明確に回答しました。
しかしながら今回の申し入れ当日も、大使館前を封鎖した警察の警備課長は、「大使館が
受け取らないと言っているから通さない」と主張しています。アメリカ大使館も日本の警察も、
おたがいにこの過剰警備の決定権をおたがいに押しつけ合っています。


今回も大使館および警察は「申し入れするなんて話は聞いていないから受け取らない、
道は通さない」とシラを切りました。
今回は、一週間前の月曜(14日)から毎日電話をかけています。
「聞いていない」なんてありえません。
そこで大使館「政治部」(申し入れ文を受け取るはずの部局)の職員にその場で問い合わせの電話を
入れました。
すると、これまで一週間のやりとりではまったく出てこなかった答えが返ってきました。
「申し入れを受け取るのは政治部だが、受け取るかどうか判断するのは保安部だから、わたしたちは
あとは知らない」と。


つまり「警備方針について権限はない」はずの「保安部」が、実際には、受け取り拒否の判断をくだ
す「権限」をもっていたわけです。
しかも、このことをスピーカーで仲間に報告すると、あわてたように警察は「代表者6人は通ってい
い」と態度を変えます。

けっきょくは大使館入口で、職員から「受け取りはできない、後日郵送しろ」(先月は「また改めて
来い」
だったはずなのに!)と拒絶され、申し入れ文は渡せませんでした。
しかしその門番(?)の職員も、じつに正直に内実を話してくれました。「上から絶対に受け取るな
と言われている」と。


★大使館と警視庁は何を恐れているのか?

(映像5:青山公園で逮捕された2人に熱い激励リレートーク&ライブ!)
http://www.youtube.com/watch?v=HZDpH9higWg:movie]


「アポなんて受けていない」などという嘘をついて、ここまで大使館と警視庁が
申し入れを拒否しているのは、いったいなぜでしょうか?
文書による申し入れをしにきた抗議者を二人も逮捕して、かれらは一体何を恐れ、
何を隠したがっているのでしょうか?
高江で、辺野古で、沖縄じゅうで、アメリカや日本がやっていることの全てに違いありません。


たとえば、高江の抗議テントを米軍ヘリが吹き飛ばしたこと。
たとえば、高江住民の意志を無視して、沖縄の若い労働者を安い賃金でこきつかって、
工事を強行していること(監視・説得のなかで転ばされけがを負った方までいます)。
たとえば、それにもかかわらず高江の人びとが、沖縄住民内の分断の策動には乗せられず、
説得による抗議を現地でつづけ、この残酷きわまりない工事にほんとうに責任があるのは誰かを訴え
ていること。
たとえば、2010年5月以降の本土メディアが普天間基地移設決着のムードを作ろうとして
いるのをよそに、沖縄の圧倒的多数はいまもなお県内移設反対であること。
たとえば、「日米同盟」が、アメリカの他国への戦争行為――朝鮮戦争、ベトナム戦争、湾岸戦争、
イラク・アフガン戦争――のための侵略同盟であり、これを日本政府も積極的に維持しようとしてい
ること。
たとえば、そのような米日の軍事主義、侵略主義のために、その負担のはけ口として沖縄が踏みにじ
られつづけていること。


こうしたすべてを、はっきり、公然と、「おかしいだろう」と街頭で言うこと。そしてこのおかしい
ことに責任のある相手に対して、直接に抗議すること。
なによりそれを、大使館や警視庁は恐れているのではないでしょうか。
自分たちに正当性がない、自分たちが誰も代表していないということに、ますます気づいているから
こそ、
ここまであからさまに、権力にものを言わせるのではないでしょうか。


沖縄に基地を作らせるというこの悪に責任のある人びとは、とてつもなく強大な力をふるうことがで
きるかもしれない。
けどその一方で、ますます自分たちの正当性を失い、追い詰められ、力に訴えるしかなくなっている
のです。

★抗議を、たたかいを、つづけよう!

(映像6:雨中のラストコール!)
http://www.youtube.com/watch?v=4HJlvD9D_4Q:movie]


だとすれば、わたしたちはこんなことに屈することなく、これからも粘り強く、もっともっと、
沖縄に基地を作らせることの悪を訴えつづけていくべきではないでしょうか。


高江でのヘリパッド工事強行を、わたしたちは許さない。
辺野古への基地移設を、わたしたちは許さない。
アメリカや日本の軍事化を、わたしたちは許さない。
20日抗議での不当逮捕を、わたしたちは許さない。

そして、高江や辺野古での粘り強い抗議の積み重ねを見習いつつ、あきらめることなく、
かつほがらかに、これからも沖縄の基地撤去を訴えつづけて行きましょう。


※なお、不当逮捕された当該二人の救援チームは、
    わたしたち「緊急アクション」とは別に「アメ大救」として組織されています
   (http://d.hatena.ne.jp/ametaiQ)。
   そちらに発信する情報も、わたしたちのブログやツイッターなどをつうじて告知していきます。

  

Created by staff01. Last modified on 2011-02-26 11:30:51 Copyright: Default

このページの先頭に戻る

レイバーネット日本 / このサイトに関する連絡は <staff@labornetjp.org> 宛にお願いします。 サイトの記事利用について