人を育てる会社が人を切るのか!〜市進学院非正規労働者がストライキ | |||||||
Menu
おしらせ
・レイバーフェスタ2024(報告) ・レイバーネットTV(12/11) ・あるくラジオ(10/10) ・川柳班(投句受付中) ・ブッククラブ(2025/1/11) ・シネクラブ(9/1) ・ねりまの会(10/12) ・フィールドワーク(足尾報告) ・三多摩レイバー映画祭 ・夏期合宿(8/24) ・レイバーネット動画 ●「太田昌国のコラム」第97回(2024/12/10) ●〔週刊 本の発見〕第373回(2025/1/9) ●「根津公子の都教委傍聴記」(2024/12/19) ●川柳「笑い茸」NO.158(2024/10/26) ●フランス発・グローバルニュース第15回(2024/12/24) ●「飛幡祐規 パリの窓から」第97回(2024/12/30) ●「美術館めぐり」第6回(2024/12/23) ★カンパのお願い ■メディア系サイト 原子力資料情報室・たんぽぽ舎・岩上チャンネル(IWJ)・福島事故緊急会議・OurPlanet-TV・経産省前テントひろば・フクロウFoEチャンネル・田中龍作ジャーナル・UPLAN動画・NO HATE TV・なにぬねノンちゃんねる・市民メディア放送局・ニュース打破配信プロジェクト・デモクラシータイムス・The Interschool Journal・湯本雅典HP・アリの一言・デモリサTV・ボトムアップCH・共同テーブル・反貧困ネットワーク・JAL青空チャンネル・川島進ch・独立言論フォーラム・ポリタスTV・choose life project・一月万冊・ArcTimes・ちきゅう座・総がかり行動・市民連合・NPA-TV・こばと通信
|
非常勤講師の給料削減、不当解雇、51歳定年制などをはじめ、次々と非正規労働者の労働条件を削減してきた学習塾・市進学院で、3月31日、全国一般東京東部労組の市進支部組合員8名がストライキを決行した。学習塾で子どもたちを教育している講師たちが、自分の子どもを塾に通わせるどころか、明日をどう食いつないでいくか道筋も見えない事態となっている。 「子どもたちが中高に進学する時期に、解雇された」というのは、東部労組市進支部組合員のひとり。「人を育てる会社が、こんなふうに不当に人を切っていいのか!」と、スト当日、会社に対して怒りをぶつけた。市進学院は、塾生たちを開成中学や千葉高校、筑波大学附属高校などに入学させるような進学塾である。
しかし学院は、組合の申し入れに応じるとしておきながら、当日になって入口のシャッターを閉鎖し、約束を反故にした。市川市にある本社前には、東京東部労組の組合員や支援者ら100名ほどが集まり、2名の解雇撤回、51歳定年制の撤廃や講師の差別をやめるよう求めた。 委員長の並木創一さんは、団体交渉で代表取締役が50歳になる組合員に向かって「あなたはもう50歳なんだから、どうかお引き取り願いたい」と言ったことを聞き、「迷いがふっきれた」と語った。「働く仲間が解雇されているのを黙って見過ごしていいのか?」と思うようになり、自分たちの雇用と生活を守るために立ちあがった。 会社はこの間、業績不振を理由に組合員の賃金を20〜30%以上もカットし、中には毎月の給料の手取りが15万円を切る組合員もいるという。にもかかわらず、役員報酬は2000万円を超える。 「子どもたちに憲法や法律を教えているくせに、(会社は)守っていない」という市進支部の組合員たちは、一年更新で20年以上も反復更新されながら働いてきた。「従業員の生活を守るのは、企業の責任。経営者はこれまでも責任を取らず、莫大な利益をあげてきた。このことは断固許すわけにはいかない」と、支部組合員たちは今後も闘っていくことを誓った。(松元ちえ) Created by staff01. Last modified on 2013-04-01 14:41:40 Copyright: Default |