韓国:警察による双竜車暴力鎮圧、「発癌」催涙液2千L注ぎ込む | |||||||
Menu
おしらせ
・レイバーフェスタ2024(12/25) ・レイバーネットTV(11/13) ・あるくラジオ(10/10) ・川柳班(11/22) ・ブッククラブ(10/12) ・シネクラブ(9/1) ・ねりまの会(10/12) ・フィールドワーク(足尾報告) ・三多摩レイバー映画祭 ・夏期合宿(8/24) ・レイバーネット動画 ●「太田昌国のコラム」第96回(2024/11/15) ●〔週刊 本の発見〕第368回(2024/11/21) ●「根津公子の都教委傍聴記」(2024/11/14) ●川柳「笑い茸」NO.157(2024/9/26) ●フランス発・グローバルニュース第14回(2024/10/20) ●「飛幡祐規 パリの窓から」第95回(2024/9/10) ●「美術館めぐり」第5回(2024/11/25) ★カンパのお願い ■メディア系サイト 原子力資料情報室・たんぽぽ舎・岩上チャンネル(IWJ)・福島事故緊急会議・OurPlanet-TV・経産省前テントひろば・フクロウFoEチャンネル・田中龍作ジャーナル・UPLAN動画・NO HATE TV・なにぬねノンちゃんねる・市民メディア放送局・ニュース打破配信プロジェクト・デモクラシータイムス・The Interschool Journal・湯本雅典HP・アリの一言・デモリサTV・ボトムアップCH・共同テーブル・反貧困ネットワーク・JAL青空チャンネル・川島進ch・独立言論フォーラム・ポリタスTV・choose life project・一月万冊・ArcTimes・ちきゅう座・総がかり行動・市民連合・NPA-TV・こばと通信
|
警察による双竜車暴力鎮圧、「発癌」催涙液2千L注ぎ込む[双竜車鎮圧の秘密?]発癌可能性の催涙液2042L使用…ヘリコプターが230時間飛行
キム・ハンジュ記者 2018.06.26 13:33
警察は2009年の双竜自動車ストライキを暴力鎮圧するために 発癌可能性のある物質ジクロロメタンが混じった催涙液2042リットルを使い、 全国のヘリコプターを動員して合計230時間、飛行したと知らされた。 チャムセサンは京畿地方警察庁が発行した「双竜自動車事態白書」を入手し、 警察装備の使用記録を分析した。 2009年、京畿地方警察庁が発行した「双竜自動車事態白書」によれば、 警察は2009年の6月25日から8月5日まで、12日にわたり双竜車のストライキに参加した労働者に対して催涙液2042リットルを使った。 2009年の催涙液の使用量は2137リットルで、95.5%を双竜車ストライキに使った。 2010年の催涙液使用内訳はなく、2011年にユソン企業、韓進重工業「希望バス」に90リットルを使い、 2015年上半期のセウォル号関連集会で632.7リットル、 同年11月の民衆総決起で651リットルを使っている。 他の大規模デモと比べ、双竜車ストライキには類例がない催涙液鎮圧を行ったわけだ。 警察は催涙液2042リットルを64%は放水銃で、36%はヘリコプターで使った。 特に武装警察がヘリコプターで工場に進入し、 組合員を無差別暴行した2009年8月4日に催涙液使用が集中した。 この日、ヘリコプターから催涙液54.5リットル、 希薄液109.5リットルを使い、 放水銃で催涙液80.3リットル、希薄液160.7リットルを使った。 また近接噴射器用(濃度15%)の催涙液成分の80%が化学物質ジクロロメタンだったことがわかった。 20%はCS分だが。 噴霧用(濃度5%)催涙液はジクロロメタンが44%、PEG 300が35%、2-ブタンは18%、 CS粉末3%だった。 当時、催涙液を受けた多くの組合員は皮膚がむけて水泡ができる深刻な皮膚炎症状を病んだ。 緑色病院労働社会健康研究所のイム・サンヒョク所長は 「ジクロロメタンは2B等級(IARC発ガン物質5段階)の発癌可能物質」とし 「産業現場以外、一般人にほとんど露出しない発ガン物質を一般市民に使った」と伝えた。 警察は2011年、有害性によりジクロロメタンとCS成分をノニバマイド(PAVA)で代替すると明らかにしている。 警察は白書で 「ヘリコプターを利用して座込場内部に催涙液を投下した」とし 「この方法は労組員を圧迫して、離脱を誘導した効果もあったが、 何よりも屋上の座込者の数を減らし、警官の進入を簡単にして、 警官とデモ隊間の直接の衝突いによる相互被害を予防する効果があった」と自評した。 全国のヘリコプター20機のうち6機を集める…催涙液800リットルを一度に投下警察は双竜車のストライキで全国の警察ヘリコプター20機(2009年基準)のうち6機を動員した。 合計230時間を飛行し、消耗した燃料だけで9万3447リットルにのぼる。 警察は白書に「京畿庁のBELL-412機(15人乗り)は42日間、合計73時間の飛行を記録したが、 通常15人乗りのヘリコプター1機が1か月に平均15時間飛行するという点を考慮すれば、 例のない長時間飛び、成功的な作戦遂行を裏付けたといえる」と評価した。 続いて「ヘリコプター下部の水タンクに800リットルを搭載、1/2または全量散水可能」だったと付け加えた。 また当時、組合員2人が低空飛行などの暴力鎮圧で屋上で墜落する事故があったが、 警察は「効果をあげた」と明らかにした。 警察は「ヘリコプターによる風は、労組員が塗装工場などの屋上に不法に作ったテントなどを飛ばした」とし 「ヘリコプター風作戦は、2000年に一山国民銀行研修院座込者解散作戦で行われ、 別名『黒旋風作戦』と紹介されたりもしたが、 その後、最も効果的にヘリコプターが活用されたのは双竜車事態」と評価した。 警察航空運営規則第36条(安全高度)によれば、 ヘリコプターは「最も高い障害物の上から300m以上の高度を維持する」とし、 「地上の人や物を危険にしないと判断される時はそれ以下の高度でも飛行できる」と規定する。 警察が白書に貼付した写真でも、ヘリコプターが100m程度の高度で飛行した事実がわかる。 警察はヘリコプターで、 △空中作戦、 △風作戦と催涙液散布、 △ファーストロープ作戦で屋上掌握、 △ビデオカメラを装着したヘリコプターの試験運用、 △進退訓練による飛行、 座込者圧迫および自主離脱誘導など、 多目的に活用したと記述した。 白書によれば、ストライキへの対応に警察装備を1年で27種類、7460点を動員した。 警官は1年で1723部隊、14万1034人が動員された。 関連記事
翻訳/文責:安田(ゆ)
Created byStaff. Created on 2018-07-14 18:54:07 / Last modified on 2018-07-14 22:13:23 Copyright: Default 世界のニュース | 韓国のニュース | 上の階層へ |