韓国:現代尾浦煙突座り込み8日目、国会正門から帰ってきたキム・ソクチン氏 | |||||||
Menu
おしらせ
・レイバーフェスタ2024(12/25) ・レイバーネットTV(11/13) ・あるくラジオ(10/10) ・川柳班(11/22) ・ブッククラブ(10/12) ・シネクラブ(9/1) ・ねりまの会(10/12) ・フィールドワーク(足尾報告) ・三多摩レイバー映画祭 ・夏期合宿(8/24) ・レイバーネット動画 ●「太田昌国のコラム」第96回(2024/11/15) ●〔週刊 本の発見〕第368回(2024/11/21) ●「根津公子の都教委傍聴記」(2024/11/14) ●川柳「笑い茸」NO.157(2024/9/26) ●フランス発・グローバルニュース第14回(2024/10/20) ●「飛幡祐規 パリの窓から」第95回(2024/9/10) ●「美術館めぐり」第5回(2024/11/25) ★カンパのお願い ■メディア系サイト 原子力資料情報室・たんぽぽ舎・岩上チャンネル(IWJ)・福島事故緊急会議・OurPlanet-TV・経産省前テントひろば・フクロウFoEチャンネル・田中龍作ジャーナル・UPLAN動画・NO HATE TV・なにぬねノンちゃんねる・市民メディア放送局・ニュース打破配信プロジェクト・デモクラシータイムス・The Interschool Journal・湯本雅典HP・アリの一言・デモリサTV・ボトムアップCH・共同テーブル・反貧困ネットワーク・JAL青空チャンネル・川島進ch・独立言論フォーラム・ポリタスTV・choose life project・一月万冊・ArcTimes・ちきゅう座・総がかり行動・市民連合・NPA-TV・こばと通信
|
国会が人を殺している[インタビュー]現代尾浦煙突座り込み8日目、国会正門から帰ってきたキム・ソクチン氏
イ・コンマム記者
iliberty@jinbi.net / 2008年12月31日16時43分
「帰ってどう言えばいいのか」 蔚山からきたキム・ソクチン氏が12月31日午前、国会正門から引返しながらた め息をついた。彼はハンナラ党の鄭夢準(チョン・モンジュン)議員に会いにき ていた。「人助けてくれ」と訴えるためだ。 ▲キム・ソクチン氏が国会正門を守っている警察に状況を説明している。 電話のベルが鳴る。現代尾浦造船イジョンマン入口の焼却場100m煙突の上から 来た電話だった。12月24日にソウルに来て8日目だ。 「われわれはだいじょうぶだ。たいへんでしょう?」電話機の向こう側から声が 聞こえる。キム・スンジン氏の声だ。キム・スンジン氏は、現代尾浦造船現場 労働者の会、『現場の声』議長だ。キム・スンジン議長の電話にキム・ソクチ ン氏はイ・ヨンド氏の顔も思い出す。イ・ヨンド氏は民主労総蔚山地域本部の 首席副本部長だ。 「イ・ヨンド副本部長は元々からだが良くありません。度々腹がへったといい ます。今日で8日何も食べていません。」 12月24日、イ・ヨンド副本部長とキム・ソクチン議長は、二本のミネラルウォー ターと夏用寝袋一つを持って100mの煙突に上がった。イ・ホンウ現代尾浦造船 労組組合員が下請け業者のヨンイン企業労働者の原職復帰と現場弾圧中断を要 求して身を投げてから10日後だった。彼らは使用者側に事態解決を要求して煙 突に上がったが、使用者側は降りてくるか飢え死にするか選択しろと言って、 食事を煙突に上げることを防いだ。警察と話し、食べ物を上げようとしても、 使用者側が雇った警備員が阻止した。 ▲イ・ヨンド首席副本部長とキム・スンジン議長が上がっている現代尾浦造船の前100m煙突。[出処:蔚山労働ニュース] 「昨日やっと五本の水とくつした二足、携帯電話バッテリー4つ、寝袋1つを上 げてやることができた」とキム・ソクチン氏は伝えた。キム・ソクチン氏も、 現代尾浦造船労組の組合員だ。年上だという理由(?)で3つの現場組織が集まっ た対策委員会の招集権者になったと言う。 「明日から4日まで休暇だが、今日食べ物を上げなければ煙突の上の人はずっ と食べられなくなります。」 昼休みと退勤時間には宣伝戦をして、対策委員会を構成して、使用者側と対話 しようとしているが、事態解決の兆しは見えない。労組まで味方する使用者側 がゆっくり動くわけがない。だからソウルにきた。現代尾浦造船の最大株主で ある鄭夢準議員と会うために。しかし、国会にはつま先も入れられず帰ること になった。国会議長が出したという『秩序維持権』ためだった。民主労働党の 補佐官1人でも出てきて同行してくれれば鄭夢準議員室の扉の取っ手ぐらい捉め るだろうが、民主労働党もMB悪法を阻止するために本会議場から出るのが難し いといったという。 ▲キム・ソクチン氏 同席した民主労総のイ・ガビョン指導委員は「暖かいおかゆ一杯上げて送ろう ときたのだが。鄭夢準議員が使用者側に電話一本すればいいのに」と残念がっ た。 イ・ガビョン指導委員は国会に対する嘆きも吐き出した。 「私たちに国会議員五人がいれば何をするのか。重要なことは労働者たちが戦 える土台を作ることです。鄭夢準議員が電話一本すればあけられる警備員の壁 を今、現場の労働者たちが突破できないということです。現場の労働者たちが 力をつける基盤を作る国会議員になってほしいですが。国会は60年間たった一 回も労働者の味方ではなかったのです。韓米FTAに非正規法、夜間集会禁止など は誰が作りましたか。李明博ではありません。みんな盧武鉉大統領が作りまし た。」 電話機がずっと鳴り続ける。それでも対策委を代表して、人がソウルに来たの に何か変わるだろうという期待が重くせまってくる。キム・ソクチン氏が電話 機を眺めて話し始める。 「それでも国会に行けば何か解決しないかと期待を持ってきました。交渉を提 案してくれというわけでもありません。ただとにかく食事だけ煙突に上げてく れといいますよ。煙突の上に孤立している人々が極端なことを考えるかもしれ ません。防がなければならないのではありませんか。鄭夢準議員が経営から手 を引いても最大株主なのだから、人道的次元でも責任を負うべきだろうという ことです。」 2009年が新しく始まり、使用者は労働者に休みを出したが、彼らは煙突の上で 何も食べられない同僚を考えると休めない。1日からの上京闘争を準備している。 1月2日には集中集会も開く。 「またソウルにこようかと思います。蔚山では何もできません。国会の前で1人 デモもして集会もして問題の深刻さを知らせるべきですよ。」 ▲国会議員は何を防いでいるのか。 彼らは重い気持ちで蔚山に足の方向を変えた。 「午後の集会に行って何と言えばいいのか。煙突の上からは何度も腹がへった と言ってくるのに...」 バッテリー4つがみんななくなれば煙突の上の二人の生死も確認できなくなる。 煙突の上の二人はミネラルウォーター五本でこれから三日間がんばらなければ ならないかもしれない。国会が人を殺している。 ▲キム・ソクチン氏はこの日、国会正門から帰ってこなければならなかった。 [手紙]今鄭夢準(チョン・モンジュン)最高委員が直接出るべきです 翻訳/文責:安田(ゆ)
Created byStaff. Created on 2009-01-15 04:08:56 / Last modified on 2009-01-15 04:08:58 Copyright: Default 世界のニュース | 韓国のニュース | 上の階層へ |