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解散したデモ隊鎮圧で多数が負傷

メーデー参加者明洞で街頭集会

キム・ヨンウク、チョン・ムンギョ、アン・ポヨン記者/ 2009年05月01日21時07分

ビデオ(カラーTV)

▲警察は地下鉄の中で棒を振り回し、市民の街頭デモを防いだ。警察が怖がる市民に棒を力強く振り回している。

メーデー大会に参加した労働者と学生、市民たちは、警察の暴力的鎮圧を突破 してソウル都心街頭デモを始めた。乙支路と忠武路、鍾路、明洞を行き来して 通りに進出した参加者は、夜8時に明洞ミレオレ前で路上集会を開いた。警察は 1日夜8時30分頃に街頭集会を終えて解散するために組織別に集まっていたデモ 隊をまた鎮圧し、多くの負傷者を出した。

鍾路の通りを埋めたデモ隊は二三か所に分かれ、李明博政権退陣のシュプレヒ コールをあげ、街頭デモをした。民主労総の組合員など約500人が集まったピカ デリー劇場と団成社の間の路地では、1日の午後7時25分頃に警察の鎮圧がまた 始まり、連行者が続出した。すでに3回目の鎮圧だった。警察は警告もなくすぐ 鎮圧したり、あちこちでデモ隊の顔に向けて催涙液を撒いた。

デモ隊は午後7時40分頃、また車道に出て団成社入口から明洞側に走り、デモ行 進した。警察はデモ隊の後から遅れた市民を逮捕した。走っていった労働者の デモ隊が乙支路3街を通る時、学生が大挙して合流、1500人に増え、忠武路駅を 通り午後7時55分頃に明洞ミレオレ側にデモ行進した。

▲ある女性障害者が警察に押されて、電動車椅子で地面に落ちた。

街に出た市民は夜8時に明洞ミレオレ前に到着し、全6車線のうち3車線をふさい で宣伝カーを使い路上集会を始めた。散っていたメーデー大会参加者たちはこ の知らせを聞いて続々とミレオレ前に集まった。

警察は午後8時30分頃、忠武路方向から明洞につめかけ、またデモ隊を鎮圧し始 めた。当時、デモ隊は街頭集会を解散するために組織別にあちこちに集まって いた。この過程でまた10人ほどの連行者がでた。ある大学生は警察が振り回し た棒で頭を殴られて失神した。記者がこの学生を取材しようと駆けつけると、 警察は接近を遮断して、取材を妨害した。

電動車椅子に乗ったある女性障害者は警察に押されて地面に落ち、怪我をした。 コノルニュースのある記者は警察に殴られ、メガネが割れた。取材記者が警察 に取材妨害と取材記者暴行に抗議したが、謝罪どころか『公務執行妨害』を理 由に脅迫した。

イム・ソンギュ委員長はマイクをつかみ、「平和な集会をしていたのに警察は 暴力的に労働者と学生、市民を連行した。今日が終わりではない。現場でまた 闘争を組織して、5-6月に李明博政権を審判しよう」と訴えた。

登録料引き下げ闘争で削髪したソウル地域大学生連合のパク・ヘソン議長(淑明 女子大総学生会長)は「今日われわれは市庁駅を利用して街頭デモに出たが、李 明博政権は電車を市庁駅に停めず、多くの大学生を1時間も監禁した。最低限の 集会の自由も認めない李明博政権を審判するために、明日の龍山殺人鎮圧汎国 民追慕大会に皆一緒に集まろう」と話した。

▲警察に顔の右側を殴られてタオルで流れる血を抑える市民を連行している。

▲警察はこの日、鍾路3街地下鉄の駅の中でも市民に向かって無差別に催涙液を撒いた。そばには地下道を歩いていたある市民がおびえた小学生の娘の手をしっかり握り、警察に道を開くよう要求している。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2009-05-03 18:35:29 / Last modified on 2009-05-03 18:35:32 Copyright: Default

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