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人権委、牙山現代車セクハラ加害者に被害補償を勧告

市民社会「現代車は被害者を原職に復帰させよ」

キム・ドヨン記者 2010.12.09 12:29

牙山現代車協力業者のクミャン物流セクハラ被害者が出した陳情に対して国家 人権委員会が12月6日、『セクハラが認められる』と結論した。また加害者2人 とクミャン物流の代表に被害者に対する賠償を勧告した。

セクハラ被害者が9月2日人権委に陳情を提出して3か月後の決定だ。

人権委は「クミャン物流チョン○○組長とイ○所長のセクハラとクミャン物流 のイムoo社長がセクハラを認知した後、雇用上の不利益(懲戒および解雇)が認 められる」とし、加害者チョン○○組長とイ○所長に各々300万ウォンと600万 ウォン、雇用上の不利益を与え、これをほう助したクミャン物流業者代表に 900万ウォンを賠償するよう勧告した。また加害者の2人には人権委の関連教育 を履修するよう勧告した。

これについて民主労総忠南地域本部女性委員会は12月8日に声明を発表して、 現代車使用者側がこのような人権委の決定を受け入れ、被害者を復職させる よう要求した。

彼らは「被害者が現代自動車牙山工場の前で『原職復帰! 加害者処罰!』を要求 し、11月16日から無期限座り込みをする過程で、現代自動車牙山工場は警備と 管理者を動員して被害者に暴行し、1人デモをしている4人の女性労働者を 『業務妨害および集示法違反』で告訴するなどの弾圧を繰り返した」として 「現代自動車使用者側はセクハラ被害者への弾圧を中断し、国家人権委員会 のセクハラ決定を積極的に受け入れ、被害者の原職復帰に責任を取れ」と要求した。

▲被害者は11月16日から現代自動車牙山工場前で無期限座り込みをしている。23日目なる8日、座込場周辺には雪がたくさん降った。[出処:民主労総忠南地域女性委員会]

クミャン物流で働き、2009年4月から職場の同僚からの持続的なセクハラに苦し んできた被害者は、加害者が送った携帯電話のメールを職場の同僚に見せたと いう理由で昨年12月、減給3か月の懲戒処分を受けた。

その後、9月に国家人権委員会に陳情を提出したことを理由に被害者は9月30日 に懲戒解雇され、セクハラ被害者を懲戒解雇した事実が報道されたことで11月 に被害者が所属していたクミャン物流は廃業を断行、新規業者のヒョンジン 企業は被害者だけ雇用を継承しなかった。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2010-12-09 18:33:02 / Last modified on 2010-12-09 18:33:08 Copyright: Default

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