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建設現場タワークレーンまた崩壊、重傷、死亡

内浦新都市、世宗市などで建設労働者事故...「政府が改善策を出せ」

チョン・ジェウン記者 2014.01.24 11:09

建設現場でタワークレーンが立て続けに崩壊したり鉄のワイヤーが切れるなどの事故が発生して、安全不感症に対する警鐘を鳴らした。

1月23日午前11時30分頃、世宗市コウン洞のアパート建設現場のタワークレーンが崩れ、30mのクレーンの上で働いていたファン某(52)氏など2人が墜落、頭と肩などを骨折するなどの傷を負った。

ファン氏などは建設会社下請企業所属労働者で、タワークレーンの高さ調節作業中に事故に遭った。

[出処:建設労組]

わずか二日前には忠南道洪城郡の内浦新都市アパートの建設現場で一部タワークレーンが崩壊し、オム某(58)氏など労働者3人が重傷を負った。

また昨年12月27日にはソウル市の恩坪ニュータウン工事現場でタワークレーンの鉄製ワイヤーが切れ、落ちてきた鉄筋にあたり、作業をしていた労働者イ某(52)氏が死亡した。

連続するタワークレーンの事故に対して民主労総全国建設労組は、国土交通部がタワークレーンの検査を民間に任せているが、この民間検査が雑だからだと指摘した。

タワークレーンは現行法上、2年に1回定期検査を受ければ中間検査を受けなくても良く、その間、あらゆる抜け道を使って老朽部品を使いまわしたり、中古装備を新型装備に変身させたり、無人タワークレーンの無資格者操縦など、多くの問題が発生して事故につながるということだ。

建設労組は、タワークレーン事故のもうひとつの原因として、大型建設会社が装備を直接保有せずに外注化し、タワークレーンのリース会社間で「ダンピング受注」が蔓延している点を指摘する。

労組は「15年間タワークレーン装備賃貸料は停滞している」とし 「乱立した零細タワークレーンのリース会社がダンピング受注を続ける慣行が改善されていない」と明らかにした。

また各種のクレーン事故が起きている。

1月23日には京畿道安養市東安区のある教会の新築工事現場でクレーンの双方の側面を支えていた支持台が折れ、キム某(52)氏など労働者2人が20m下に墜落して死亡した。

二日前には慶南道南海郡のソミョンでコンテナを運んでいたクレーンが中心を失って倒れる事故が発生し、運転していたハン某(47)氏が死亡した。

一般クレーンの場合、大型運転免許さえあれば誰でも操縦できる点が問題として提起され、安全事故の危険が大きい職種には専門資格証制度を導入すべきだという声が高まっている。

建設労組は1月23日「数十メートルの上で稼動するタワークレーンは、都心のように一般市民の移動が多い工事現場で崩壊事故が発生すれば、大型人命被害につながりかねない」と憂慮した。

それと共に「政府は一日も早くタワークレーンの民間検査廃止と中間検査強化、無人タワークレーン建設機械登録など、追加の制度改善を急げ」とし 「また、一般クレーン事故に対して当事者だけの責任を問うのでなく、各種装備の事故に対して専門資格証制度、専門信号手制度などといった根本的な安全管理改善策を立てなければならない」と要求した。

付記
チョン・ジェウン記者はメディア忠清の記者です。この記事はメディア忠清にも掲載されます。チャムセサンは筆者が直接書いた文に限り同時掲載を許容します。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2014-01-25 15:33:23 / Last modified on 2014-01-25 15:33:23 Copyright: Default

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