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『蔚山船舶事故』高3実習生が失踪...元請の漢拏建設『無対応』

「漢拏建設は見えない」...相次ぐ実習生の事故で全南教育庁に非難

ユン・ジヨン記者 2012.12.18 11:01

蔚山作業では転覆事故で高3現場実習に行ったホン・ソンデ君が失踪して四日目 になるが、元請の漢拏グループが無対応を続け、遺族が鬱憤を爆発させている。

ホン・ソンデ君は二か月ほど前、現場実習生として蔚山新港湾工事現場の蔚山 近海の防波堤工事現場に投入された。該当工事は港湾庁が発注した国家工事で、 元請業者は漢拏建設だ。工事は下請け業者が担当する。

▲漢拏建設は会社のサイトで「蔚山新港北防波堤(第3工区)築造工事を大企業を破り漢拏建設が受注した」と宣伝した。[出処:漢拏建設]

ホン・ソンデ君の父ホン・ギョンピョ氏は「港湾庁や漢拏建設はきちんと管理 監督をしていない」とし「またまさに元請の漢拏建設はまだ顔も見せない」と 吐露した。

続いて「元請責任者が出て、まず謝罪をするべきだが、まだ元請の漢拏建設の 責任者が謝罪したと話は聞いていない」と声を高めた。

今回の事故が会社側の『安全不感症』による『人災』だという批判も続いた。 ホン氏は12月18日、SBSラジオ[ハン・スジンのSBS展望台]とのインタビュー で、「気象庁が管制所に午後12時、風浪注意報を伝え、避難しろと通知したが、 その日の午後6時30分に交代勤務はなかった」とし「会社側で工事の仕上げ日程 が10日ほど残っており、無理にその日程に合わせるため安易な考えで待機させ たようだ」と説明した。

続いて「人命や人権より会社の利益を先に考えたことが本当に残念だ」と吐露 した。

今回の事故で全羅南道教育庁の指導監督も問題になった。現場実習生の事故が 発生し続けているのに、再発防止の努力をしていないという批判だ。

実際に昨年12月、起亜車光州工場に高3現場実習生のキム・ミンジェ君が長時間 労働による脳出血で倒れ、今も意識不明の状態だ。約1年でまた順天ヒョサン高 の高3現場実習生のホン君失踪事故が起きたわけだ。

[出処:殺人的現場実習廃止のための光州全南対策委員会]

そのため12月17日『殺人的現場実習廃止のための光州全南対策委員会(対策委)』 は全南教育庁の前で記者会見を行い「今回の蔚山新港湾工事建設作業では転覆 事故による全南の現場実習生の犠牲は全南教育庁の誤った行政が持たらした悲劇」 と糾弾した。

対策委は「昨年の起亜車現場実習生の事故後に対策委は全羅南道教育庁に責任 者の重懲戒を含む人事措置で一線学校に警戒心を与えるよう強く要求したが、 全羅南道教育庁は身内の庇護を続けて『注意要求』といった警告懲戒で終えた」 と批判した。

続いて「教科部と雇用労働部は蔚山作業での転覆事故を徹底的に調査し、責任 者を処罰し、教育的効果もなく企業体の利益のための低賃金労働力提供の道具 に転落した殺人的な現場実習制度を今すぐ中断することを強く要求する」と明 らかにした。

なお、14日午後7時10分頃、蔚山新港北防波堤第3工区の工事現場で、ソクチョ ン36号船舶が転覆する事故が発生した。この事故で現在まで7人が死亡、ホン君 を含む5人が失踪した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2012-12-19 15:23:45 / Last modified on 2012-12-19 15:23:46 Copyright: Default

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