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現代重工業労働者、労災を隠した会社を告発

昨年の労災隠し2件...「徹底した調査と責任者処罰」を要求

蔚山労働ニュース編集局 2012.01.11 16:57

現代重工業の正規職労働者が、労災を隠した疑いで会社代表と管理者を労働部 に告発した。

現代重工業労働者のパク・チョルモ氏とチョン・ビョンモ氏は、1月11日、蔚山 労災追放運動連合のコ・ソンギル共同代表と、一緒の森労働人権センターのイ・ ヨンド代表と共に、現代重工業のイ・ジェソン代表理事など会社の管理者7人を 労災隠しの疑いで蔚山雇用労働支庁に告発した。

告発人は、昨年3月28日、現代重工業労働者のソ某氏が労働災害にあって、肋骨 3本を折る怪我をして3週間出勤できず治療を受けたが、会社は正常に出勤した と偽装して、労災を隠したと主張した。

また昨年9月27日、建造中だった船舶パイロットルームでの作業中、縄梯子の ローラーに手を挟み、中指を骨折したチェ某氏の労災も隠したと付け加えた。

彼らは会社の管理者がチェ某氏に「治療期間中は出勤処理するから、適当に治 療して出勤しろ」、「労災処理すれば進級に不利だから労災処理をするな」な どの懐柔と圧迫を加え、そのためにチェ某氏は労災処理できず、怪我をした体 で現場に復帰して苦しんだと暴露した。

告発人は「現代重工業労働者は下請労働者はもちろん、正規職労働者さえ会社 の懐柔と圧迫を恐れ、労災申請ができない」とし「産業安全保健法に違反した 現代重工業を厳しく処罰し、二度とこのようなことが繰り返されないようにし なければならない」と強調した。

告発人は特に現代重工業造船事業部のパク某課長は、以前も何回も労災を隠し た容疑で市民団体から告発され、罰金刑を受けているとし、現代重工業の慢性 的な労災隠しを叱責した。

彼らは「労災が発生すればいつも『事故速報』をして該当業種で働く労働者を 教育することで事故再発防止策をたてなければならないが、現代重工業はこの 措置をないがしろにして同じ事故が繰り返されることを放置したという非難を 免れ難い」と批判した。

また「被災労働者は治療とリハビリをして復職する権利があるが、管理者たち の圧力で労災処理どころか治療もちゃんと受けられずに職場に戻らなければな らないというひどいことが続いている」とし、雇用労働部の徹底した調査と責 任者の厳重処罰を繰り返し要求した。(記事提携=蔚山労働ニュース)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2012-01-12 09:08:00 / Last modified on 2012-01-12 09:08:01 Copyright: Default

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