韓国:空港鉄道労働者の死亡、「外注化による人災」 | |||||||
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空港鉄道労働者の死亡、「外注化による人災」施設維持補修業務外注化が急増...下請労働者の安全対策樹立が切実
ユン・ジヨン記者 2011.12.09 16:10
12月9日午前、コレイル空港鉄道列車事故で下請労働者5人が死亡し、1人が重傷 を負う事故が発生、社内下請労働者の総合対策を要求する声が上がっている。 特に事故の後、コレイル側は労働者が作業予定時間より早く線路に入るなど、 労働者の安全不感症で事故が発生したと述べたことについて、使用者側が労働 者に責任を転嫁しているという非難も相次いでいる。 コレイル空港鉄道下請業者のコレインテクの労働者8人は、12月9日午前0時25分、 掲揚駅から空港方向に1.2km離れた作業現場に到着したことが伝えられた。仁川 桂陽警察署側は、0時50分から午前4時まで、使用者側から線路凍結防止作業を 承認されたが、25分程はやく作業現場に到着し、惨劇が起きたと伝えた。 その後、空港鉄道のシム・ヒョグュン代表は立場を発表し、事故の原因につい て「警察の詳しい調査結果が出なければわからないが、現在までに確認された ことによれば、事故関連者が作業実施前に必ず行うべき線路進入承認手続きを 守らなかったことが明らかになっている」と述べた。 だが一部では、今回の事故は線路の保守・維持管理まで下請会社に押し付け、 労働者の安全を無視する空港鉄道の外注化事業による人災だと批判している。 特に、空港鉄道が外注化された後に各種の事故と整備不良などにたびたび苦し んでおり、公企業のアウトソーシングの問題が再び持ち上がりそうだ。 民主労総はこの日、声明書を発表して「事故の背後の構造的な原因は、金儲け に汲々とし、公共性と安全を軽視して人材を減らし、危険な作業を下請と外注 化した鉄道公社」とし「差別はあたりまえで、身分も不安定な非正規職労働者 にきちんとした安全措置が保障されたことはまったくない」と批判した。 また民主労総は、深夜労働の問題も提起した。鉄道現場の夜間作業は暗くて、 物が見えないだけでなく、近づく列車との距離を計るのは容易でないと指摘す る。彼らは「外国の場合は予備線路を確保し、昼間に施設補修作業をするが、 韓国は予備線路がなく、昼間の補修作業が難しいため、労働者が危険な深夜の 作業に追い出される」と説明した。 韓国労総も声明書で「現在のような社内下請構造では元請で無理な作業を要求 しても拒否できず、作業時間が金に直結するのでつらく危険でも作業を強行す るしかない」とし「結局、下請労働者は不利益を受けないように危険な作業を 拒否できず、安全保健措置の履行を要求することも難しい現実が、労働災害を 増加させている」と批判した。 また彼らは「政府が不合理な社内下請制度の改善と労働災害に対する元請企業 の直接の責任認定、元請の安全措置義務の履行などについて管理監督を積極的 にするべきで、特に下請労働者が危険な作業を拒否し、作業を中止する権利の 保障、正規職転換などを含む社内下請労働者のための総合対策を立てろ」と 要求した。 青年ユニオンは、「今回の事態が過度な非正規職使用、アウトソーシングなど で発生する構造的な問題ではないかを調べなければならない」とし「特に用役 企業が作業をはやく終わらせようとして過度な業務指示があったのではないか、 安全対策が樹立されていたのかなどの調査が必要だ」と強調した。 一方、コレイルのホ・ジュニョン社長は就任と同時に、5115人の定員を削減し、 施設維持補修業務の外注化作業に着手した。そのため人材不足と民間委託によ る事故発生の増加、労働者の安全威嚇などの問題が提起され続けてきた。その ため鉄道労組は11月30日、全国施設支部長が緊急会議を開き、維持補修業務の 外注化方針に対する総力闘争を決めた。また彼らは各支部別に現場闘争を展開 すると同時に、地域ごとに市民社会団体と対策委を構成して対応する方針だ。 翻訳/文責:安田(ゆ)
Created byStaff. Created on 2011-12-10 08:06:42 / Last modified on 2011-12-10 08:06:46 Copyright: Default このフォルダのファイル一覧 | 上の階層へ |