韓国:新政治連合「サムスンの労働者遺体奪取への介入を調査」 | |||||||
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新政治連合、「サムスンの労働者遺体奪取への介入を調査」殷秀美、「サムスン側が実父に1億5千を提示したという証言も聞いた」
キム・ヨンウク記者 2014.05.30 16:38
5月30日、新政治連合乙支路委員会は、 労組弾圧に抗議して自決したサムスン電子サービス労組のヨム・ホソク梁山分会長の遺体奪取にサムスンが介入したかどうかを調査すると明らかにした。 院内第1野党が直接真相を調べた中間報告で、巨大企業サムスンと警察を同時に言及して、 反倫理的な態度を本格的に調査するということで、波紋が予想される。 新政治連合乙支路委員会は5月30日、 国会記者会見場で「サムスン電子サービス故ヨム・ホソク烈士死亡事件真相調査活動中間報告」の記者会見を行って、 警察の遺体奪取の過程の不法性とサムスン介入の可能性を強く提起した。 乙支路委は、これまで警察庁の幹部と非公開で面談した後、 警察資料の分析と故人の母、職場の同僚、労組の関係者との面談等を行い、 遺体奪取の過程を調査してきた。 殷秀美(ウン・スミ)議員(乙支路委現場調査分科委員長)は 「故人の葬儀手続きの途中、警察の反倫理的な不法介入の容疑が大量にわかった」とし 「特に梁山警察署情報課は、サムスン側が家族を懐柔する過程で中間の役割をしていたという証言も収録した」と明らかにした。 殷秀美議員は続いて 「サムスンがどの程度、この過程に介入したかも調査する」とし 「今日確保した証言よれば、(故人の)父が5月17日の夜に(葬儀場に)来た時、 組合員と電話を続けたが『丹陽サービスエリアで誰かが待っているというので会ってきたし、 丹陽サービスエリアでサムスン側の人と会ったが、 1億 5千万ウォンを払うので、その金を受け取れば葬儀手続きと全てを解決する』という話を聞いた」と伝えた。 殷議員は「その当時、父親は(サムスン側の提案を)拒否したが、その後に考えを変えたようだ」とし 「こうした情況によれば、サムスンが不当労働行為以上に、 今回の葬儀妨害にかなり介入していたのではないかという疑問を感じる」と付け加えた。 禹元植(ウ・ウォンシク)最高委員(乙支路委委員長)は 「1987年の民主化以前にもめったになかった遺体奪取の疑いが出ている」とし 「母が泣き叫んで遺骨でも返せと言っても、母親を公権力で押し出して遺骨を奪っていった。いつの時代なのか」と非難した。 禹元植議員はまた 「私たちの調査によれば、最初に警察に要請した父親も、 労組員を踏みにじって遺体を取っていく方式ではいけないとし、 葬儀場からの警察の撤収を要請した状況だった」とし 「労組の指導部を葬儀妨害で拘束したが、むしろ警察が葬儀を妨害したと見られる」と徹底した調査を予告した。 この日の記者会見に参加したサムスン電子サービス労組のヨム・テウォン代議員は 「私たちは単に故人の遺書の通りにするよう助けてほしいと遺族に要請したのに、 公権力が遺体を奪っていった」とし 「こうした天人共怒する不正を徹底的に調査して、遺言の通りにできるように助けてほしい」と頼んだ。 翻訳/文責:安田(ゆ)
「警察、遺体と骨壷を奪い、烈士の痕跡を消そうとした」金属労組拡大幹部およびサムスン電子サービス支会組合員などが警察庁前で糾弾集会
ユン・ジヨン記者 2014.05.30 16:57
警察によるサムスン電子サービスのヨム・ホソク烈士遺体奪取事件を糾弾し、 金属労組が警察庁前での都心集会を開いた。 金属労組は5月30日午後2時、 警察庁の前で「ヨム・ホソク烈士精神継承、警察糾弾金属労組決意大会」を開き、 警察によるヨム・ホソク烈士遺体および骨壷奪取とサムスン電子サービス幹部拘束を糾弾した。 この日の集会にはストライキ後に上京した全国拡大幹部とサムスン電子サービス労働者など約2000人が参加した。 警察は労組の集会申告を認めなかったため、あちこちで衝突が起きた。 警察は集会のための宣伝カーを止め、労組側に集会不許可の方針を伝える過程で一部の組合員たちと小競り合いになった。 南大門警察署は金属労組が未申告不法集会をしているとし、解散を要求した。 金属労組は24日にも警察庁の前で糾弾集会を開いた。 金属労組のチョン・ギュソク委員長は 「烈士の遺体と遺骨奪取に続いて、警察が合法的な集会も不許可にしている。 集会を認めず、労組に不法を助長して、労組を弾圧しようとしている」とし 「先週、金属労組は警察庁長官の謝罪と責任者処罰を要求する抗議書簡を渡したが、 まだ答えはない。警察が責任を取らなければ、警察庁長官を任命した朴槿恵大統領に責任を問わなければならない」と声を高めた。 チョン委員長は 「ヨム・ホソク烈士は死ぬにあたって、労組がしっかり賃金団体協議を締結し、 勝利するまで闘争を続けるよう訴えた。 われわれは朴槿恵政権の親資本労働敵対政策を変えるまで戦わなければならない。 金属労組もサムスン電子サービス烈士闘争と民主労組死守闘争に率先して戦う」と明らかにした。 民主弁護士会のクォン・ヨングク弁護士は 「警察は集会申告を許可制で運営している。 これは憲法に正面から反している。 今日の集会は適法だ」とし「また警察は 全斗煥(チョン・ドゥファン)、盧泰愚(ノ・テウ)軍事政権の時に起きたような 遺体と骨壷の奪取を行い、反人権的な破倫を行った。 これ以上、警察は公権力を詐称して、個人の私生活である葬儀手続きを軍靴で踏みにじってはいけない」と批判した。 また「警察は資本の忠犬になった。 もうこれ以上、国民の人権と生命を弾圧する警察を見過ごさない」と強調した。 サムスン電子サービスのイ・ドンソク南部代議員も 「警察は遺体奪取でも足りす、遺体の火葬時間まで変えて遺族に隠れて烈士を火葬した。 烈士の痕跡を大韓民国から消した」とし 「ヨム・ホソク烈士は労組が勝利する日に自分を火葬してくれという遺言を残した。 警察庁とサムスンが烈士の痕跡を消しても、われわれは烈士の最後の課題を必ず達成する」と声を高めた。 最近、セウォル号惨事キャンドル集会の参加者とサムスン電子サービス支会幹部の拘束が増え、 政府が政治弾圧に動き始めたという非難も強まっている。 現在、サムスン電子サービス支会のウィ・ヨンイル委員長など幹部3人が拘束された状態だ。 5月24日の青瓦台デモ行進に参加した民主労総のユ・ギス書記局長と公務員U新聞のアン・ヒョノ記者も拘束された。 最近10日ほどで警察が連行した労組幹部と市民は何と280人近い。 民主労総のイ・サンミン副委員長は 「先週のセウォル号真相究明要求キャンドルデモ行進で、 警察は何も持っていない市民を暴力連行した。 民主労総の書記局長は拘束状態だ。 これまで政治ゼネストの責任を問い、民主労総幹部を拘束した事例はあったが、 集示法に違反したことで拘束されたことはなかった」とし 「その上、烈士が明確な遺言を残したのに、警察は遺体と遺骨を奪っていった。 今こそ労働者がどれほど恐ろしいのかを行動で見せる時だ。 国民と共に烈士の恨みをはらすために闘争をしていこう」と頼んだ。 一方同じ時間、民主労総も検察庁の前で集会を開き、 民主労総のユ・ギス書記局長と公務員U新聞のアン・ヒョノ記者に対する検察の拘束令状発布を糾弾した。 検察はユ・ギス事務総長の拘束令状請求理由として 「頻繁な出張」と「組織的報復」等を提示し、 アン・ヒョノ記者に対しては「偏向した記事の憂慮」のためだと明らかにして論議がおきている。 翻訳/文責:安田(ゆ)
Created byStaff. Created on 2014-05-31 12:36:54 / Last modified on 2014-05-31 12:36:54 Copyright: Default このフォルダのファイル一覧 | 上の階層へ |