公共労組、中央日報に訂正要求へ

「31日1面にガス公社労組の公共性確保の要求を闇取り引きに」

全国公共サービス労働組合(委員長イ・ヨンウォン。以下公共労組)が傘下のガ ス公社支部(支部長ファン・ジェド)について、中央日報が12月31日付の〈ガス 工業社長「労組が死蔵されたので贈り物をくれと要求」〉という題の1面記事を 掲載したことで、言論仲裁委員会に訂正報道を申請するなど反発している。

公共労組ガス公社支部のチェ・ジュンシク副支部長は、「中央日報が題名で労 組が『贈り物』を要求したと表現し、まるで労組が闇取り引きする破廉恥犯の ように書いた」と話した。ガス公社支部は発電用ガス導入多角化などガス産業 民営化に反対し、公共性を強化するために、6年前から労組がいつも主張してき た内容だが、同じ内容をまるで裏契約を要求したかのように表現した悪意的な 歪曲だと説明した。

ガス公社支部は12月31日〈ウソも動員した公企業社長団の大統領府業務報告〉 という題名の声明で、李明博大統領と主要公企業の社長たちが12月30日、大統 領府に集まった場で「ガス公社社長のチュ・ガンス氏は、MBの信任を得るため に労働組合について『贈り物要求』という扇情的なウソの報告も拒まなかった」 と指摘した。ガス公社支部はこの日の午後2時、発言当事者のチュ・ガンス社長 に抗議面談し、釈明を要求した。

公共労組は言論仲裁委員会に訂正報道を申請する名誉毀損訴訟も準備している。 傘下ガス公社支部は中央日報購読拒否運動を行うことにした。公共労組はこの 日、声明で「李明博大統領は知人を公共機関長に選任する慣行をまず改革しろ」 と要求した。

チュ・ガンス社長は昨年ガス公社社長選任1次公募での書類選考では、資格未達 で脱落し、2次公募では役員推薦委員を全て交替して社長に選任され、労組から 代表的な落下傘として出勤阻止闘争の対象にもなった。

チュ社長は72年にカナダのダラウジ大学院を出て、現地でケムボルグァンサン 所長を経て78-98年まで現代総合商社副社長と現代資源開発副社長など現代系列 の会社で働いた。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
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