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「政治発言とシュプレヒコールは、記者会見の形を借りた集会」

警察庁糾弾記者会見、シュプレヒコールと政治的発言を理由に連行

キム・ヨンウク記者 batblue@jinbo.net / 2009年05月04日18時21分

5月4日、警察の過剰鎮圧を糾弾した記者会見の参加者まで連行され、問題になっ ている。すでに5月1日と2日の両日に連行された人数だけで241人になっている 状況でまた連行されたのだ。

人権団体連席会議、李明博政権龍山撤去民殺人鎮圧汎国民対策委、韓国進歩連 帯など約100の人権市民社会団体は「メーデーおよびキャンドル1周年警察過剰 鎮圧糾弾記者会見」を警察庁前で開こうとしたが、序盤から警察が阻止したた め、40分ほど記者会見が開けなかった。

警察は40数分後に開かれた記者会見で、参加者たちがシュプレヒコールと政治 的発言をしたという理由で3回解散命令をした後に6人を連行した。連行された 人はチョン・ウィホン民主労総首席副委員長とミョンスク人権運動サランバン 活動家、イ・クァンニョル拘束労働者後援会事務局長などだ。

彼らの連行の理由は、記者会見の形を借りた未申告集会であり、政治的発言と シュプレヒコールをあげたという理由だ。西大門警察署情報課の朴某警衛はチャ ムセサンとの通話で「連行された人はしばしば抗議をしたり公務執行妨害をし た」とそれぞれの連行理由を明らかにした。

朴警偉は「ひとまず記者会見の性格を借りて何度か政治的な発言とシュプレヒ コールをあげるなどで集会に変貌する恐れがあった。数回シュプレヒコールを あげるなと警告したが止めなかったので、連行した」と話した。

政治的発言をして連行することは無理ではないかという質問にも「政治的発言 も基準が曖昧だが、性質が集会に変貌する恐れがあったので制止したが無視し た。集会ができないので政治的発言も記者会見の性格を越えた」と述べた。

この日の記者会見の参加者たちは「警察は5月2日には集示法違反の疑いだけで なく、業務妨害嫌疑で捜査を行い、報復捜査の様相を見せている。警察は採証 写真8千枚を確保して携帯電話位置追跡などをしているとし、当事者たちに自白 を強要している」と警察の対応のようすを伝えた。

参加者たちは記者会見文で「2日にキャンドル集会1周年をむかえて、法務部、 行政安全部、文化体育観光部の3部署長官名の合同談話文は、韓国で集会デモの 自由は全く保障しないという内容でしかない」と糾弾した。彼らは「新政府に なって、集会・デモが許可されないことは一度や二度ではなく、法で保障され たデモ行進申告は、まったくあってもなくてもいい法律になった。警察の恣意 的な判断で、ソウル四大門の中での集会は不可能になり、もはや韓国では集会・ デモの権利は享受できない名ばかりの権利になった」と非難した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2009-05-05 11:14:22 / Last modified on 2009-05-05 11:14:23 Copyright: Default

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