韓国:2008年10大アイアムソーリー(I'm sorry)ニュース | |||||||
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2008年10大アイアムソーリー(I'm sorry)ニュース移住労働者放送局「2008年が去る前に『申し訳ない』と言う」
移住労働者放送局
migrantsinkorea.net / 2008年12月23日15時08分
放送と報道機関から10大ニュースがあふれ出る今。果たして移住民に関するホッ トイシューにはどんなものがあったのだろうか? 移住労働者放送局は、2008年 に発生した事件のうち、移住民たちに申し訳ないニュースだけを集めて紹介す る。2008年、「多文化」という単語がまるで『流行』のように強い香を漂わせ て過ぎ去った後、世界経済危機の中で来年は各種の多文化イベント関連の予算 が大幅に削減され、関連団体は新政府の多文化コードへの憂慮を表明している。 2008年を飾った10大アイアムソーリー(I'm sorry)ニュースを調べ、今年一年が 去る前に、本当に移住民たちに「すみません」と大声で叫んでみればどうか?-編集者 1. 移住女性への差別と暴力が絶えず ベトナム移住女性、ツォンティ・ランが入国してから1か月もせずに、慶北道慶 山市のアパートから墜落して死亡した。ツォンティ・ランの母親は、娘の自殺 の知らせを信じられないと警察に厳格な捜査を要請したが、ツォンティ・ラン の遺書になってしまった日記帳の疑惑を残して自殺という最終結論が出た。ま た、釜山で中国同胞移住女性の紹介で再婚した男は妻が家出したことで、中国 同胞女性を恨み殺害する事件が発生した。一方あるフィリピン移住労働者が計 画的に女子中学生を性暴行しようとしたところ抵抗され、凶器で何十回も刺し 殺害するという残忍な事件が韓国社会に衝撃を与え、移住労働者に対する冷た い視線が向けられた一年であった。 2. 法務部と入管の華麗なる一代記 出入国管理法改悪、そして下血している妊婦の保護に心臓病患者放置、摘発死 亡事件、そして磨石未登録移住労働者ウサギ狩り摘発まで、法務部と入管は 2008年、波瀾万丈の一代記を書いた。法務部入管が雇用許可制を安定して実施 するために摘発を強化し、実績中心の無理な摘発をしたために、事件と事故が 絶えなかった。下血している妊婦を保護して、心臓まひを起こした移住労働者 を放置して死亡させ、摘発を避けるため逃げて墜落して怪我をした移住労働者 の数が少なくない一年だった。磨石では検警の摘発班員200人余りが村の入口を 遮断して約100人の移住労働者をウサギ狩り摘発し、市民社会に批判された。 3. 大型惨事の中、やはり見つかる同胞の寂しい影 年初には利川のコリア2000冷凍倉庫火災、年末にはソウル江南考試院での火災 の最大の被害者は中国同胞であった。同じ民族であるながら歓迎してくれない 故郷で、底辺の人生を生きる同胞の悲しみは今年、極に達した。自由な往来だ けがこのような惨事の再発を防止できるだろう。何よりも先進国だと自負する 大韓民国の安全不感症が世界最高水準であることを再度確認する事件だった。 4. 法務部社会統合プログラム実施 法務部が移住女性の韓国への適応を助けるという美名の下で、国籍取得の条件 に移住女性に一定時間の教育プログラムを履修させる政策を提示、市民社会か ら「性認知の観点が欠けた同化主義」と批判された。このプログラムは、最初 の段階から最後の段階まで230余時間が必要で、一週間に3時間の授業を履修で きる。中断せず履修を続けても2年の時間がかかる。 5. 移住労組執行部『標的摘発』 移住労働者運動を主導してきた移住労組にとって今年は最悪の年として記憶さ れるだろう。昨年、3人の執行部が同時に『標的摘発』されて強制追放されたし、 今年は新しい執行部2人も結局『標的摘発』で追放の危機に直面した。想像もで きないようなことが現実に起きている。また第1期移住労組首席副委員長だった シャキル・モハメドもまた、労災患者への職業教育の機会を移住労働者にも与 えろと憲法訴訟を提起したが、移住労組活動を理由に滞留が延長されず、訴訟 が完了しない状態で帰還しなければならなかった。一方、移住労組の合法化に ついて移住労組と労働部の労組設立申告に対する訴訟が大法院で争われている。 6. 南派スパイ、ウォン・ジョンファ事件 ウォン・ジョンファが脱北者を装ってスパイ活動をしてきたことが社会に知ら され、第2のマタハリという題の記事がメディアをにぎわわせた。この事件で最 大の被害を受けたのは脱北者の社会。ネズミの尻尾程にもならない支援金で生 活するのも苦しく、脱北者への差別的な視線を何とか耐えて暮す脱北者たちに は、メディアに照明されたウォン・ジョンファのイメージが毒針になる。 7. ソウル大病院の移住労働者支援活動家連帯保証支払い訴訟事件 社会的弱者の中でも弱者である移住労働者のために、現場で働く支援センター の活動家が、ソウル大病院応急室で応急処置を待っていたある移住労働者の急 病患者のために連帯保証をしたという理由で、約4000万ウォンの治療費の支払 いを督促され、病院側が訴訟を提起して差押の危機に直面するという事件が発 生した。訴訟を提起した病院は他でもない国立病院ソウル大学校病院。ソウル 外国人労働者センターが募金をして一部を納付したが、病院側が完納を要求し ていて、現在訴訟している。少なくは60万ウォン、多く90万ウォンの活動費で 奉仕活動をする善良な隣人に感謝の表彰状はなかった。 8. 景気低迷、移住労働者に戻る願望の矢 新政府の企業親和的なマインドが、移住労働者よりも雇い主の負担を減らす方 向で糸口をつかんだ。宿泊費と食代に対する雇い主の負担を減らす内容を骨子 とする非専門担当者政策改善案は、歴史の水車が時によっては反対に回ること もあるという、教訓ならぬ教訓を韓国社会に投げかけた。 9. 18代総選挙で最初移住民比例代表候補ジュディス・ヘルナンディスとイ・エラン候補落選 第18代総選挙で初の移住民比例代表候補が出てきて政治史に一線を引いた。フィ リピン出身の移住女性、ジュディス・ヘルナンディスと脱北者イ・エラン氏が その主人公。所属政党の得票率が低調で、金バッジは付けられなかったが、選 挙遊説で演説し、道で住民と会い、一票を訴える二人の移住民の姿は美しくて 感動的だった。一方、ジュディス・ヘルナンディスが所属政党の創造韓国党で 7位になったのを見て失望した女性政治研究所では、次の選挙では移住女性議員 を作ろうという新しいプロジェクトを始める契機になった。 10. 法務部麗水外国人保護所火災惨事、負傷者協約違反 麗水外国人保護所火災惨事の患者が政府から大きな補償を受けて韓国によく適 応して暮しているという市民の推測と違って、火災惨事の被害者たちは重傷者 と軽傷者に分類され、軽傷者に分類された被害者は何の補償も受けられないま ま摘発を避けて逃げまわる境遇に置かれた。重傷者も言論のフラッシュが消え た後、後遺症で苦しむからだで日雇い労働者として延命している。政府は彼ら に合法的に働けるビザについて「与える、与えられない」を翻意する茶番をし ている。一方、麗水外国人保護所は内部の工事を終えて、また移住労働者を再 収容し始めた。 翻訳/文責:安田(ゆ)
Created byStaff. Created on 2008-12-27 17:48:04 / Last modified on 2008-12-27 17:48:04 Copyright: Default このフォルダのファイル一覧 | 上の階層へ |