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KBS与党理事たち、単独で受信料値上げ案を上程

「一方的な引上げ案上程で合意の導出は難しかった」

ユン・ジヨン記者 2010.06.24 09:25

6月23日午後4時に開いたKBS理事会で、与党側理事が受信料値上げ案を一方的に 上程処理し、受信料値上げは秒読みに入った。

KBS理事会の構成には、与党推薦理事7人が布陣していて、数の優位により いくらでも審議または議決ができる状況だ。

これにKBSイ・チャンヒョン理事は23日、報道資料を配布して与党側理事による 受信料値上げの単独上程を批判した。

イ・チャンヒョン理事は「KBS野党側理事4人は、会社の一方的な案が受信料値 上げに対する社会的合意を導き出せず、広告をなくすべきだという論理的根拠 を提示できなかったと指摘した」と明らかにした。

また野党側理事は理事会の席で「現在の受信料値上げ案がKBSの公正性がMBCに 比べて下がるなど、KBSの社会的責務評価が深刻に低下している点を無視し、多 様な次元で社会的合意を導出できなかった」と主張した。

結果として野党側理事は受信料値上げ案上程の前に理事会内の受信料の議論を すべきだという『先議論・後上程』を再度要求した。イ・チャンヒョン理事は 「野党側理事は今週末に受信料値上げのロードマップを作成し、その後、来週、 案件を上程しようと修正提案した」と説明した。

だが与党側理事は『先上程・後議論』に強く固執し、野党側人々の主張は受け 入れられなかった。

これに対してイ・チャンヒョン理事は「与党側の一方的な受信料値上案の上程 でKBS理事会内の与野間合意はもちろん、放送通信委員会の与野間合意、さらに 国会内の与野間合意はさらに難しくなった」と批判した。

一方、KBSの受信料値上げ案は、ボストンコンサルティンググループに26億ウォ ンという巨額を投じて諮問を求めた内容に基づいて作られた。しかしこのコン サルティングは、キム・インギュ社長と経営会議幹部の判断で行われたもので、 理事会もこの報告書についてきちんと報告されておらず、疑惑を呼んでいた。

これについて言論私有化阻止およびメディア公共性拡大のための社会行動など 市民社会団体は23日、記者会見文で「市民社会がこの(コンサルティング)内容 を公開しろと要求したが、KBSは一言で拒否した」とし「ボストンコンサルティ ンググループのコンサルティング内容と受信料値上げ案の算出の内訳を明らか にしない限り、KBS受信料値上げが朝鮮・中央・東亜の総編を食わせる手段だと いう非難を免じられない」と警告した。

また理事会にも「理事会は事態の厳重さを認め、受信料値上げ案の上程を拒否 しろ」とし「受信料値上げが本当に必要だと判断されれば、理事会が直接値上 げ額の算出内訳をまとめ、社会的論議に付すべきだ」と主張した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2010-06-26 02:56:52 / Last modified on 2010-06-26 02:56:54 Copyright: Default

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