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民主党、放送通信審議委員に『言論弾圧の人物』を任命

言論労組「民主党、勝利に心酔して正気を失った...必ず審判する」

キム・ドヨン記者 2011.05.11 14:34

ようやくお祝いの雰囲気になった民主党が、放送通信審議委員会の委員に言論 の公共性を傷つけ言論労働者を弾圧してきたキム・テッコン前全州放送(JTV)社長を 任命したことで、物議がもちあがっている。

全国言論労働組合(委員長イ・ガンテク、言論労組)は、最近の再補欠選挙で善 戦したのに続き、政党支持率が2年ぶりにハンナラ党を抜くなど二重の慶事をむ かえている民主党を『審判』すると言っている。前の補欠選で民主党のチェ・ ムンスン候補に対して公開的に支持表明をした言論労組が、こうして『審判』 を口にする理由は、民主党が5月9日の放送通信審議委員会(放送通信審議委)委 員の野党推薦枠でキム・テッコン前全州放送社長を任命したためだ。

キム・テッコン前全州放送社長は2005年から2010年まで、6年の在任期間中に 不当解雇、労組弾圧などで雑音が絶えなかった人物だ。

▲2007年10月、「地域放送死守! 言論公共性強化! 公正放送争奪! キム・テッコン全州放送社長退陣」を要求して全面ストに突入した言論労組全州放送支部が上京闘争をした. [出処:全国言論労働組合]

ファン・スヨン全州放送支部長は、「キム・テッコンは地域放送の存在価値を 無視し、言論労働者が良心的に受け入れない仕事を強要してきた人物で、キム 前社長の蛮行は言葉にできないほど」と話した。

一例としてキム前社長は2007年8月、会社の独断的な決定に批判的な発言をして きた当時の言論労組全州放送副支部長を不当解雇した。全州放送で10年間働い てきた該当組合員は、2年4か月の闘争の末、2010年になって復職した。2009年 12月には、団体協約更新のため労組と交渉している時に一方的に団体協約解止 を通知し、労組と言論団体から非難された。

人事でも、本人の同意なくPDを記者に転職させたり、また年俸制に反対したと いう理由で現場の報道局チーム長の職務を解任し、閑職の4階『選任記者室』に 発令し、内部から反発をかった。昨年1月には業務中に発生した装備の破損に対 して『減給2か月、200万ウォン弁償』という重懲戒をし、カメラマンの金某氏 が不当懲戒に抗議して割腹を試みた。

ファン支部長は「キム前社長は普通は12月、1月になると悪事を働いて問題を起 こし、3月の株主総会で『私以外にこの問題を解決できる人はいない』という論 理で連任してきた。また、連任のための短期収益だけに執着し、放送施設への 投資が全く行われず、放送環境を最低にするという結果を招いた」と付け加えた。

▲11日、ファン・スヨン全州放送支部委員長が民主党本部事務所の前で民主党のキム・テッコン放送通信審議委員長任命を糾弾している。

これに対し、何回も声明で民主党のキム・テッコン放送通信審議委員の内定に 憂慮を示してきた言論労組は、5月11日に永登浦民主党本部事務所前で記者会見 を行い、民主党のキム・テッコン任命を強く批判して、任命撤回を要求した。 キム・テッコン前社長を選定したパク・チウォン民主党院内代表の責任追及も続いた。

言論労組のタク・ジョンニョル組織争議室長は、「放送の公正性を全く考えな いキム・テッコンをパク・チウォン院内代表が『親しい』というだけの理由で 推薦し、とぼけ続けている」とし「こんな形で政権交替をすることに何の意味 があるのか」と問い直した。

続いて彼は「こんな民主党が政権を掌握すれば、全州高校出身をKBS社長にして 個人の人脈を動員してMBC社長を任命するだろう」とし「民主党がこんな形で言 論労働者の意と意志を無視するのであれば、言論労組はどんな犠牲を払っても 3年間のMBの言論掌握と戦った力と意志で民主党を必ず審判する」と宣言した。

キム・デファン地域放送協議会議長は「キム・テッコンは、予算節減を名目に 翌日のニュースを前日録画して送信する発想をする人間」とし、「こんな人が 言論労働者が作った放送を審議するのは絶対に容認できない。MBが改閣、人事 のたびに回転ドア人事や恩返し人事などのことをしながら、こんな人事をした パク・チウォンは仮面を脱いでここに出てきて公開で謝罪し、任命の理由を明 らかにしろ」と要求した。

ファン・スヨン全州放送支部長は地域の怒りを集め、必ず投票で審判すると一 喝した。ファン支部長は、「今、地域の言論、市民団体はキム・テッコンとい ううんざりする名前をまた聞くことになったことに非常に怒っている」とし、 「この状況が是正されない限り、今後、総選挙、大統領選挙で全北市民が民主 党に投票することはないだろう。キム・テッコンは即刻辞任してパク・チウォ ン民主党院内代表はこの責任を負うべきだ」と主張した。

言論労組はこの日の記者会見で「地域人脈取りまとめに没頭する旧態から脱し、 本当の政権継承政党、代案政党としての新しい態度を見せることだけが『責任 ある民主党』がみせるべき人事政策の姿」とし民主党にキム・テッコンの推薦 撤回と民主的な内部協議による最善の人物再推薦を要求した。続いて言論労組 は「民主党とパク・チウォン院内代表の不通が続けば、キム・テッコンを落馬 させるために最後まで闘う」と決意した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2011-05-12 05:35:35 / Last modified on 2011-05-12 05:35:36 Copyright: Default

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