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年俸7千万ウォン大統領ラジオ演説、言論仲裁委に提訴

進歩新党「KBSに編集権不行使の責任を問う」

特別取材チーム 2011.06.03 21:17

進歩新党は、李明博大統領が最近ユソン企業労働者に対し「年俸7千万ウォンを 受ける勤労者の不法ストライキ」と話した定例演説をKBSがラジオを通じて放送 したことに対し、6月3日、言論仲裁委員会に訂正報道を請求した。

李大統領の発言と違い、ユソン企業が金融監督院に提出した2011年1分期報告書 によれば、2011年3月31日の全職員の平均年俸は4500万ウォン程度で、李大統領 が話した7千万ウォンに遥かに至らない水準だ。

進歩新党は、李大統領がこの日の演説で「双竜車はストライキ事態の前までは 自動車一台を生産するのに106時間かかった」と話した部分も、実際の生産性 指標としてはほとんど使われない基準で話したもので、事実と異なる内容だと 主張した。

これに関連して、双竜車支部は「双竜自動車構造調整と整理解雇の責任を労働 者の役割にしたい李明博大統領の意志が徹底して貫徹されたラジオ演説だった」 とし「事実関係はもちろん、数値もいじり、ノコノコと嘘をついたが、まさに 双竜自動車の使用者側は何の釈明もしていない」と非難した。

進歩新党は事実ではない内容を公営放送社のKBSが編集権を全く行使せず、その まま放送した責任を問い、事実関係を正さなければならないと訂正報道を要請 したとし、「KBSは生放送ではなく録音放送で、李明博大統領の演説中、事実と 違う内容を事前に編集せず、結果的に該当労働者の名誉を失墜させ誤った情報 を国民に伝えた責任がある」と主張した。

進歩新党は言論仲裁委の申請で「これは大統領が虚偽事実を流布し、憲法が規 定する労働者の団体行動権を否定するもので、該当労働者の基本権だけでなく これまでユソン企業と双竜車ストライキの正当性を主張してきた進歩新党の 国民への信頼性に深刻な害を与えた」と明らかにした。(記事提携=メディア忠清)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


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