韓国:全教組の教師が剃髪、歴史教師が集会、学生がデモ行進 | |||||||
Menu
おしらせ
・レイバーフェスタ2024(12/25) ・レイバーネットTV(11/13) ・映画アンケート募集中 ・あるくラジオ(10/10) ・川柳班(フェスタ投句先) ・ブッククラブ(2025/1/11) ・シネクラブ(9/1) ・ねりまの会(10/12) ・フィールドワーク(足尾報告) ・三多摩レイバー映画祭 ・夏期合宿(8/24) ・レイバーネット動画 ●「太田昌国のコラム」第96回(2024/11/15) ●〔週刊 本の発見〕第368回(2024/11/21) ●「根津公子の都教委傍聴記」(2024/11/28) ●川柳「笑い茸」NO.158(2024/10/26) ●フランス発・グローバルニュース第14回(2024/10/20) ●「飛幡祐規 パリの窓から」第96回(2024/12/5) ●「美術館めぐり」第5回(2024/11/25) ★カンパのお願い ■メディア系サイト 原子力資料情報室・たんぽぽ舎・岩上チャンネル(IWJ)・福島事故緊急会議・OurPlanet-TV・経産省前テントひろば・フクロウFoEチャンネル・田中龍作ジャーナル・UPLAN動画・NO HATE TV・なにぬねノンちゃんねる・市民メディア放送局・ニュース打破配信プロジェクト・デモクラシータイムス・The Interschool Journal・湯本雅典HP・アリの一言・デモリサTV・ボトムアップCH・共同テーブル・反貧困ネットワーク・JAL青空チャンネル・川島進ch・独立言論フォーラム・ポリタスTV・choose life project・一月万冊・ArcTimes・ちきゅう座・総がかり行動・市民連合・NPA-TV・こばと通信
|
「父親の意趣返しをする大統領は正気になれ」全教組の教師が剃髪、歴史教師が集会、学生たちがデモ行進
チェ・デヒョン記者 2015.10.26 10:59
教育部の厳重対処の脅しにもかかわらず、 歴史教科書に反対する時局宣言と校内1人デモなど、教師や学生の反対行動はさらに増えそうな雰囲気だ。 ソウル地域の全教組の教師は剃髪し、全国の歴史教師は集会を開いた。 学生たちはデモ行進を行った。 10月24日午後5時、ソウル市光化門の李舜臣の銅像の前で、7人のソウル教師が椅子に座った。 そして長ければ1か月以上伸ばした髪を切った。 中学校の韓国史、世界史と、高等学校の韓国史の教科書発行体系を変え、 2017年から国定教科書を配布するという朴槿恵政権の政策を必ず阻止する意志を剃髪で見せたのだ。 頭を丸めた教師に「先生、がんばってください」市民が応援▲イ・ソンデ全教組ソウル支部長(一番右)をはじめ、支会長6人が歴史教科書国定化反対の意志で24日に剃髪を敢行した(写真上)。デモ行進をした青少年は教師たちの剃髪を支持する発言をしている(写真下)。[出処:教育希望チェ・デヒョン記者] 歴史教師で歴史教科書執筆者の全教組ソウル支部中等南部支会のイム・ソニル支会長は 「存在を否定された。 これがあれほど自由を強調した人たちが語る自由民主主義なのか」と問いかけ、 「政府はじっとしていろというが、それはできない。 国定化を阻止するために全力を尽くす」と声を高めた。 坊主頭をなでつけたソウル支部中等公立支会のキム・ソンボ支会長は 「私たちの祖先は帝国主義に対抗する誇らしい歴史を作った。 独立運動家をテロリストと呼ぶ教科書をそのままにしは置けない」と述べた。 すでに国定教科書を使っている初等教師は苦しさを訴えた。 初等中城北支会のキム・ドンヒョン支会長は 「社会科を国定で教えているが苦しい。 言いたいことをきちんと言えない」と話した。 私立冠岳銅雀支会のソ・キドク支会長は 「父親の怨念を解消するために、理念戦争、歴史戦争をする大統領は正気になれ」とし 「不正が法を支配すれば、抵抗は義務であり神聖な権利」だと強調した。 教師の断髪式を見ていた約50人の市民は「そうだ」と相槌を打ちながら歓呼を送った。 「先生、がんばって」という応援もあがった。 この日の断髪にはソウル支部のイ・ソンデ支部長と中等関東支会のペク・インソク支会長、 初等関東支会のムン・テジュ支会長も参加した。 彼らは断髪した頭に赤地に白の文字で「団結闘争」と書かれた鉢巻きを巻いた。 全教組ソウル支部は 「国定韓国史教科書は教育への死亡宣告」とし 「奴隷教育を強要する国定化を中断しろ」と要求した。 同日午後4時には全国の歴史教師が歴史学界と共にソウルの独立門広場で集会を開き、街頭に立った。 歴史教師と歴史教授、研究者が街頭に出るのは異例だ。 カトリック大国史学科のアン・ビョンウク名誉教授と イ・イファ市民歴史館建設推進委員長、 漢城大のユン・ギョンノ元総長などの元老も参加した。 ソウルの禿山高のキム・ユックン教師(歴史教育研究所長)は 「朝起きれば政府と与党の新しい嘘が出てくる。 国定教科書のために熱心に嘘を作り出している。 子供たちと共に勉強していたいのに、反対のために街頭に出てきた」とし 「どんな教科書も、主体思想を無批判に叙述し、学生に北朝鮮を称賛させるようなことはない。 様々な夢を持つ子供たちに一つの歴史教科書を教えることはできない」と明らかにした。 歴史教師・学者が異例の集会・デモ行進「歴史が味方だ」▲全国の歴史教師と大学教授、学者が24日午後、ソウルの独立門広場で国定化反対集会を行った後、デモ行進をした。[出処:教育希望チェ・デヒョン記者] この日、約300人の参加者は声明書で 「いかなる政権も、歴史解釈と教育の主体になることはできず、また、なってもいけない。 彼らはただ解釈の対象でしかない。 歴史研究は歴史学者がして、歴史教育は歴史教師がする」とし 「それでも政府と与党は、歴史を自分たちの好きなように直すための『歴史クーデター』を行っている」と批判した。 それと共に彼らは 「どんな国家も権力も、共同体の記憶を統制したり画一的な歴史観を強要することはできないということを明確に宣言する。 権力は彼らの味方かも知れないが、歴史はわれわれの味方だ」とし 「自由と民主主義は勝ち取るものだということを、4月革命と6月抗争の歴史がよく物語っている。 われわれは権力ではなく、歴史のために戦う」と強調した。 この日、学生たちはデモ行進をした。 中・高校生約200人は仁寺洞交差点で「国定教科書反対3次青少年街頭行動」を行った。 中学校の歴史教科書と高等学校の韓国史教科書に反対する各々の理由を書いたプラカードを持って、 光化門の政府ソウル庁舎までデモ行進した。 デモ行進の途中、全教組の教師の断髪式を見たハン・スンジュン学生(仁川鎮山中2年)は 「先生の勇気を応援する。 教師と学生が一緒に反対すれば、国定教科書を阻止できると思う」と話した。 それぞれの場所で、それぞれの方式で、歴史教科書国定化に反対の声をあげた教師と学生は、 この日の午後6時に清渓広場近くのファイナンスセンターの前に集まった。 国定化反対汎国民大会で一堂に会したのだ。 彼らは市民約2000人と共に、鍾路2街、乙支路入口を通り、市庁広場までデモ行進をした。(記事提携=教育希望) ▲断髪した教師と歴史教師、青少年は24日午後、ソウルのファイナンスビルの前で開かれた韓国史教科書国定化阻止汎国民大会で一堂に会した。[出処:教育希望チェ・デヒョン記者] ▲汎国民大会を終えた青少年らと市民らが鍾路と乙支路(ウルチロ)を経て、ソウル市庁広場までデモ行進を繰り広げている。[出処:教育希望チェ・デヒョン記者]
翻訳/文責:安田(ゆ)
Created byStaff. Created on 2015-10-27 09:31:52 / Last modified on 2015-10-27 09:31:53 Copyright: Default このフォルダのファイル一覧 | 上の階層へ |