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ギリシャの労働者自主管理工場、生き生きと稼動

経済危機の中の自主管理運動に注目...26日は国際連帯の日

チョン・ウニ記者 2013.06.24 17:17

ギリシャ経済危機で閉鎖された後、労働者たちが復活させ、自主清算を行なっているVio.Meの工場が注目されている。

ギリシャのテッサロニキで38人のVio.Me工場労働者たちが4か月間工場を占拠、 自主管理で生産を続け、工場の合法化を要求している。労働者たちは2月12日、 2年前に工場主の閉鎖の後に再稼働させ、建築資材と共に新しい生産品のバイオ 洗浄剤を開発、生産している。

[出処:http://www.viome.org/]

Vio.Meの労働者が作る商品は、連帯ネットワークを通じ、ギリシャ全域の連帯 経済のための店で販売される。人々はここで国内外のバイオ生産物を低価格で 購入できる。

すべての決定は総会で決定される。労働組合の代表も書類上の必要により選出 されるが、他の労働者と同じ権利を持つ。2009年から工場の労働組合は、直接 民主主義を原則とした。Vio.Meの労働者たちはこのために、△労働者の自治と 経営統制、△最高議決機関としての労働者総会、△労働者総会参加義務を最も 重要な運営原理としている。

会社が労働者の賃金を支払わずに不渡りを申請した時、労働者はすべての 可能性を開いて闘争について討論した。

Vio.Me労働組合代表のマキス・アナンノストス(Makis Anagnostou)は 「われわれはどこにも雇用がないということを悟った。工場を直接経営することしか 代案がなかった」と当時を回顧する。

ギリシャでは経済危機の後に2千の工場が門を閉めた。

ギリシャのテッサロニキ地域の社会運動、芸術家、シリザなどの左派政党は、 Vio.Me労働者たちの自主管理運動を積極的に支援している。

[出処:http://www.viome.org/]

経済危機の中で労働者の自主管理運動...26日国際連帯の日

労働者の自主管理を支持する世界の労働組合と知識人も彼らを訪問している。

2001年のアルゼンチン経済危機の後に、労働者の工場占拠と自主管理についての ドキュメンタリー〈The Take〉を作ったナオミ・クラインは、今月の初めに 約千人の前で発言した。

特にアルゼンチンのネウケンで10年間、工場を占拠し、労働者自主管理を続ける 化学工場の労働者たちも、Vio.Me工場を訪問した。約450人の労働者が運営する アルゼンチンのネウケン労働者代表は、現場での経験を基礎として連帯する 意志を表明した。

彼らはVio.Meの労働者たちと会い、工場占拠の初期に不法に経営を始めたが、 その後地域議会が工場を没収して労働者に譲渡するまでに8年かかったと説明した。 これだけでなく、州知事が署名して法的効力が生じるまでにさらに3年必要だったと 付け加えた。こうした労働者自主管理工場が合法化されるまで、地域の失業者、 学生、先住民共同体と共に全国の労働者たちの闘争が必須だったと述べた。

現場を訪問したネウケンのラウル・ゴドイ(Raul Godoy)代表は、「われわれ 労働者はわれわれ自身の闘争能力に依存するほかはない」とし、アルゼンチンの (中道)左派政府も「資本家のいない工場」を支援していないことを想起させた。

Vio.Meの労働者たちは、6月26日、世界の労働者たちに国際行動の日を提案して、 共同で展開する計画だ。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2013-06-24 22:03:57 / Last modified on 2013-06-24 22:03:58 Copyright: Default

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