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1700人死傷、バングラデシュ衣類工場が崩壊...「事故ではなく殺人」

工場主、崩壊の警告を無視...労働者など142人が死亡、約1600人が負傷

チョン・ウニ 2013.04.25 11:06

約1700人の死傷者を出したバングラデシュ衣類工場建物崩壊惨事が「事故」ではなく工場主が警告を無視したことで発生した「殺人」だという非難が沸き立っている。

4月25日、バングラデシュのデイリースターは警察の陳述を引用し、工場主が ビル崩壊の危険の警告を無視して操業を続けたため、恐ろしい惨事につながったと 報道した。

[出処:http://www.thedailystar.net/画面キャプチャー]

24日に崩壊した8階建てのビルの1、2階には銀行と商店、3階から8階までは衣類 工場5社が入居していた。前日の23日午前から、建物の柱と廊下に亀裂が発生し、 建物が揺れて多くの労働者が恐れて建物から出なければならないほどだった。 脱出の過程でも、労働者たちは負傷した。

建物は翌24日の午前9時前に崩れ落ちた。このために現在のところ142人が死亡 し1600余人が負傷した。生存者は相変らず瓦礫の中で助けを求めているとデイ リースターは報道した。死亡者の中には繊維工場で働いていた多くの女性が含 まれている。現場には2000人以上の労働者が出勤して作業していた。

惨事前前の23日、ビルを訪問した警察は「われわれは彼ら(建物主)に操業中断 を要請したが、彼らは私たちを無視した」と明らかにした。

繊維工場のオーナーたちは23日正午頃に工場を閉めたが、翌日は労働者に出勤 させた。

生存したある労働者は「私たちが一日休むと、使用者側は3日分の賃金を払わな い」と24日に出勤した理由をいった。

バングラデシュの軍隊と多数のボランティアが救助作業を行なっている。

事件を報道したデイリースターは「他の事故とは違い、使用者側は悲劇が発生 する一日前に建物の問題に関する警告を受けとった。建物主をはじめ使用者側 はこの警告を無視して建物の営業を続けた。この決定は結局142人の命を犠牲に した」と伝えた。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2013-04-26 23:39:45 / Last modified on 2013-04-26 23:39:45 Copyright: Default

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