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編集時刻 2000年12月24日20時26分KST ハンギョレ/社会

[銀行] 銀行労組員1万余人座り込みの現場

国民・住宅銀行労組員1万余人が四日目ストライキ座り込みを行っている京畿 道高陽市の国民銀行一山研修院には、24日、警察2500余名が配置され、一日中 聖誕前夜にそぐわない緊張した雰囲気が漂った。 労組員たちは、前日煉炭ガスで中毒した人々が病院に積み出される等、劣悪な 条件の中で寒さと飢えに震えながらも隊伍を維持したまま警察と対峙した。

警察はこの日の午後3時30分頃、レッカー車8台を動員し、研修院前の駐車車両 を引出して、ヘリコプターでストライキ撤回と帰宅を推奨するビラを撒いた。

しかし、労組員たちはストライキ指導部が金融労組ゼネストの日の28日まで座 り込みを続けるように命令、研修院大運動場に集結して「優良銀行踏み潰す強 制合併決死反対」、「総力闘争で生存権完全争奪」などのスローガンを叫んで 闘争決意を新たにした。

また、ストライキ参加を決議した国民銀行チーム・次長級職員1千余名のうち、 釜山・慶尚南道地域の90余名など300余名がこの日の午前に研修院に到着、労 組員は手を打って歓迎することもした。

座込み場は、労組員たちが寒さを防ぐために設置した大型テント70余とドラム 缶に燃料を乗せて広がる煙で戦場を彷彿とさせている。

労組員は、警察が食物と燃料搬入を統制しているため、カップ麺で腹を満たし、 女性組合員は暖房施設がある講堂と6軒の宿泊施設、本館建物等に入っていく 等、「寒さとの戦争」を行った。

特に、23日の明け方、テントで煉炭の火をたいて眠ったユ某(29・女)氏など国 民銀行男女労組員7人が煉炭ガスで中毒し、近隣の病院で治療を受けることも した。また、住宅銀行労組員金某(25・女)氏は警察ヘリコプターと緊急放送声 に驚いて失神することもした。

座込み場には飲食と服、カイロなどを持ってきた家族等の足が列をなした。

二歳の息子を背負って、ストライキに参加した夫(32)に会うために来た洪某 (28)氏は「夫にどんなことがあるか心配だ」と言って、離れることができなかっ た。

一部の労組員は、スピーカーからキャロルが流れ出るなかで中央舞台にプラス チックでクリスマスツリーを作って『闘争』という文字を彫り入れる等、余裕 を見せることもした。

高陽/金ドンフン記者cano@hani.co.kr

ハンギョレ新聞 http://www.hani.co.kr/section-005000000/2000/005000000200012242026463.html


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