プレカリアートユニオン:東京建物グループの西新サービス(株)は、警備員に本当の休憩を取得させろ!未払い残業代を払え! | |||||||
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賃金不払いを開き直る警備会社の西新サービス(株)に未払い賃金673万円を請求し提訴! https://precariatunion.hateblo.jp/entry/2024/07/22/121731 東京建物グループの警備会社、西新サービス(株)で働く警備員のAさんは、2020年に西新サービスに入社。西新サービスが警備を担当するカシオ計算機本社ビル(東京都渋谷区)で働いていました。勤務時間は、当直9時から翌9時まで、日勤9時から19時まで、夜勤18時から翌9時までの3パターンを24時間勤務を中心に従事してきました。 長時間拘束されるなかで24時間勤務であれば、途中8時間は休憩と取得したとされその時間分の賃金は支払われませんでした。しかし、実際は、連絡用の携帯電話を待機室に持ち込んで対応することが義務づけられてきました。仕事の対応を求められている時間は、待機時間であり、労働から完全に解放された休憩時間ではありません。 警備員のAさんは、西新サービスが、警備員に対し、労働から完全に解放される、本当の休憩時間を取得させ、法律を守り警備員の健康や命を守る会社に生まれ変わってほしいという願いから、誰でも1人から加入できる労働組合、プレカリアートユニオンに加入し、西新サービスに未払い賃金の請求をしました。しかし、西新サービスは賃金不払いを開き直りました。やむを得ず、2022年9月30日、東京地方裁判所に、西新サービスを相手取って未払い賃金請求訴訟を提起。Aさんは提訴に至った思いをこのように意見陳述しています。 「2021年3月31日に会社の健康診断では毎回異常なしだった40代半ばの同僚が突然死しました。その同僚が生前に、『こんなの休憩じゃない!!』と言っていました。他の何人かの同僚も同じことを言っていました。心身ともに業務から完全に解放されていない状態での名ばかり休憩時間、更に追い打ちを掛けるような長時間労働は命の危険を伴います。私はこのままだと、『何れ自分も命の危険に晒される』という強い危機感を抱いたため、私一人でも何らかの行動を起こさなければならないと思い、そのとき丁度よく毎年行われているコンプライアンスアンケートの時期だったため、実名にてサービス残業の常態化のことを訴えました。」 プレカリアートユニオンは、西新サービスに対し、2022年3月から繰り返し団体交渉を行っていますが、会社側は、組合員の未払い賃金問題について主張の具体的な根拠を示さず、ごく一部を除いて未払いは存在しないと繰り返しています。特に、重要な論点について未払い賃金請求訴訟が係属中なので団体交渉では答えないという回答を繰り返しました。団体交渉の協議事項について、裁判でも争っていることを理由に、団体交渉の場で根拠を示して回答するなどしなくてよいことにはなりません。不誠実交渉は、労働組合法第7条2号違反の不当労働行為です。プレカリアートユニオンは、やむを得ず、東京都労働委員会に不当労働行為救済申立も行っています。 Aさんは、裁判係属中に、カシオ計算機本社ビルから、第2龍名館ビル(東京都千代田区)、河合塾大宮校(埼玉県さいたま市)に立て続けに移動になり、2024年3月から2024年7月にいたるまで、自宅待機を命じられています。Aさんが移動になった第2龍名館ビル(東京都千代田区)でも、河合塾大宮校(埼玉県さいたま市)でも、Aさんが移動になる直前まで、その現場で働く警備員に賃金不払いが生じていたことが明らかになっています。 Aさんとプレカリアートユニオンは、西新サービスに対し、警備員に対する賃金不払いを全社的に改善するよう求めています。2024年3月には、有料老人ホーム(千葉県夷隅郡御宿町)の現場で真面目に勤務していたにも関わらず、西新サービスを不当に雇止めされたBさんもプレカリアートユニオン加入し、雇止めの撤回と未払い賃金の支払いを求めて、団体交渉を行っています。関係者の皆様、この社会の安全を現場で支えている警備員の労働条件の維持向上にぜひご注目いただき、この取り組みをご支援くださいますよう、お願いいたします。 【ご意見・抗議は】
西新サービス株式会社(株主:東京建物株式会社) 【労働相談は】
誰でも1人から加入できる労働組合 Created by staff01. Last modified on 2024-07-28 14:12:03 Copyright: Default |