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LNJ Logo パレスチナ各派、統一政府樹立で合意
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浅井健治@週刊MDS編集部です。
中国政府の仲介により北京で行われていた会合最終日の7月23日、パレスチナのファタハ やハマスなど14の組織が、分断を終結させ統一政府を発足させることで合意しました。以 下は、パレスチナの政治アナリストFirasさんのX(旧ツイッター)投稿(7/23)の機械翻訳 に少し手を加えたものです。合意文書そのものではありませんので、ご注意を。例えば、 「シオニスト政体=the Zionist entity」という語は、イスラエルを国家として認めない人びとがイスラエルを指して用い る語ですが、それがそのまま合意文書の中で用いられているのかどうかは分かりません。 −ここから− 中国におけるファタハとハマス、パレスチナ諸派の和解協議が和解合意に署名 民族諸派は中国における会合で、パレスチナ解放機構(PLO)の枠組みの中ですべてのパ レスチナ勢力と党派を含む包括的なパレスチナ民族統一を達成することに合意した。彼ら は、国連諸決議に従ったエルサレムを首都とする独立したパレスチナ国家の樹立と、国連 総会決議194号に従った帰還権の確保を約束した。 参加者はまた、国際法と国連憲章に従って占領に抵抗し、それを終わらせるパレスチナ人 民の権利についても合意した。彼らは、パレスチナ基本法に基づくパレスチナ大統領マフ ムード・アッバスの布告により、パレスチナ諸派の総意による臨時民族統一政府を樹立す ることを決定した。この政府はまず、パレスチナ国家の領土内にあるすべてのパレスチナ 機関を統一し、ガザ地区の再建に着手し、承認された選挙法に従って中央選挙管理委員会 の監督の下できるだけ早く総選挙の準備を始める。 北京で会合したパレスチナ諸派は以下の通り: - パレスチナ民族解放運動(ファタハ) - イスラム抵抗運動(ハマス) - パレスチナ解放人民戦線 - パレスチナ解放民主戦線 - パレスチナ・イスラム聖戦運動 - パレスチナ人民党 - パレスチナ人民闘争戦線 - パレスチナ民族イニシアチブ運動 - パレスチナ解放人民戦線総司令部 - パレスチナ民主連合(FIDA) - パレスチナ解放戦線 - アラブ解放戦線 - アラブ・パレスチナ戦線 - 人民解放戦争の前衛(アッサイカ軍) 出席者は以下の点で合意した: 1. シオニストの侵略に立ち向かい、アメリカ合衆国が支援する占領国家と入植者ギャングに よって実行されているジェノサイドを阻止するための民族的努力を統一すること。また、 西岸地とエルサレム、ガザ地区を含むパレスチナの土地の一体性を維持しながら、わが人 民を祖国パレスチナから追い出そうとする試みに抵抗し、シオニスト政体にガザ地区をは じめとするすべての被占領領土の占領をやめさせることで合意した。 2. パレスチナ諸派は、パレスチナ国家の土地におけるイスラエルの存在・占領・入植の違法 性を認定し一刻も早いそれらの撤退の必要性を強調した国際司法裁判所の見解を歓迎する 。 3. 2011年5月4日にカイロで調印された民族和解協定と2022年10月12日に調印されたアルジェ 宣言に基づき、各派はエジプトとアルジェリア、そして中華人民共和国とロシア連邦の友 好国の支援を受けて、分断解消に向けた合意の履行を以下の通りフォローアップし続ける ことに合意した: a) 関連する国連諸決議、とくに決議181号と2334号に従いエルサレムを首都とする独立した パレスチナ国家の樹立にコミットし、決議194号に従い帰還の権利を確保すること。 b) パレスチナ人民が国際法と国連憲章に従って占領に抵抗し、それを終わらせる権利および 諸人民の自決の権利と利用可能なあらゆる手段によってそれを達成しようとする闘争。 c) 適用されるパレスチナ基本法に基づき、パレスチナ諸派のコンセンサスを得て、大統領の 決定により臨時民族統一政府を樹立すること。この政府は、西岸とエルサレム、ガザ地区 の統一を重視し、すべてのパレスチナ領土に対して権力と権限を行使する。この政府は、 パレスチナ国家の領土内のすべてのパレスチナ機関を統一することから始め、ガザ地区の 再建に着手し、承認された選挙法に従って中央選挙管理委員会の監督の下できるだけ早く 総選挙の準備を行う。 d) 承認された選挙法に従って新たな民族評議会が構成され、民族的責任を担い、パレスチナ 解放機構(PLO)の諸機関を発展させる政治的パートナーシップを深めるための実際的な 措置がとられるまで、2011年5月4日署名のパレスチナ民族和解文書で合意された政治的意 思決定におけるパートナーシップのための統一暫定指導部の枠組みを活性化し、正規のも のとすることが確認された。 4. わが人民を祖国から、とくにガザ地区や西岸、エルサレムから追い出そうとする試みに抵 抗し、阻止すること。また、国連安全保障理事会や総会の諸決定、国際司法裁判所の見解 に従い、入植地や入植拡大の違法性を確認すること。 5. ガザ地区と西岸の人びとに対する残忍な包囲を解き、制限や条件なしに人道援助・医療援 助を届けるために活動すること。 6. 犯罪的侵略によって引き起こされた傷と破壊を克服し、占領が破壊したものを再建するた めに、パレスチナで闘うわが人民の英雄的な不屈の精神と彼らの勇敢な抵抗を支持し、賛 同すること。 殉教者や負傷者の家族、家や財産、生計手段を失ったすべての人々を支援すること。 7. アル-アクサ・モスクに対する占領軍の陰謀と継続的な侵害に立ち向かい、同モスクとエ ルサレム市、そしてイスラム教とキリスト教の聖地に対するいかなる危害にも抵抗するこ と。 8. パレスチナ人民の殉教者たちに敬意を表するとともに、占領軍の刑務所や収容所でさまざ まな拷問や抑圧を受けている勇敢な囚人たちへの全面的な支援を再確認し、彼らを占領軍 の囚われの身から解放するために可能なあらゆる努力を優先すること。 この宣言を踏まえ、出席者は、宣言のすべての側面を実施するための集団的メカニズムに ついて合意し、事務局長会合を合同民族チームの緊急作業の出発点とみなすことを決定し た。また、この宣言を実施するためのスケジュールを設定することも決定された。 −ここまで−

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