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LNJ Logo 抗議声明:日雇・野宿労働者のデモを弾圧
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山谷労働者福祉会館のなすびです。

 去る1/14に行われた山谷における日雇全協主催のデモで、3名の労働者が弾圧
を受けました。不当拘束された3名のうち、2名はその日のうちに解放されまし
たが、今も1名が依然拘束されています。
 今回機動隊は、デモコースに面した各路地の入り口に阻止線を張るという(こ
のデモに対しては全く無意味な)警備体制を敷き、初めからG8サミット警備の
「練習」ではないかと思わせる様子でした。理解しがたい、許し難いこの不当逮
捕も「練習」の一環かもしれません。
 この件に関する私たちからの抗議声明です。

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1・14日雇全協反失業総決起集会/デモにおける3名の労働者への弾圧を許さ
ない!

2008年1月14日、東京・山谷の玉姫公園において、全国の日雇・野宿労働
者、支援者の結集のもと、「佐藤満夫さん・山岡強一さん虐殺弾劾!金町一家解
体!日雇全協反失業総決起集会・デモ」が開催された。

この集会・デモは、1984年12月と1986年1月、ともに右翼ヤクザ金町
一家の刺客によって生命を絶たれた佐藤満夫さん、山岡強一さんを追悼し、その
死にやりかえす決意をかためるとともに、全国各地で闘われた越年の取り組みを
報告する場として、実に22年にわたって毎年開催されてきたものである。

今年は、この間の各地の情勢の厳しさと、それに抗する運動の前進を反映して、
昨年をうわまわる250名もの結集で集会がかちとられた。これに対して、警察
は多数の私服を配備するとともに、警視庁第6機動隊120名以上の体制でのぞ
んできた。

デモ隊は、これに毅然と対峙しながら進んでいったが、デモの後半近く、機動隊
の挑発によって労働者の隊列は大混乱におとしいられた。その過程で3名の労働
者が連れ去られた。事態の詳細は定かではないが、仲間の救出や機動隊への抗議
の過程での弾圧であったことはあきらかである。
またこの時、なりふりかまわぬ機動隊員の暴力によって、多くの仲間が傷を負
い、めがねを破壊され、靴をぬがされるなどの被害をこうむったことも許される
ものではない。

この第6機動隊のデタラメな弾圧・暴行、デモへの公然たる破壊行為は、断固と
して弾劾されなければならない。非はあきらかに警視庁第6機動隊が負うべきで
ある。これを恥じてか、2名は2時間後には釈放されたが、警察は、2名に関し
ては何と「目撃証人として同行を願い聴取した」などと、マスコミに言明したと
いう。自らの失策(誤認逮捕)をとりつくろう、卑劣な捏造である。はっきり
言っておくが、 2名の仲間は、殴る、蹴るの暴行のあげく連行されたのであ
る。1月15日現在、1名の労働者はなお公務執行妨害の名のもと、拘束されつ
づけている。

警察は、マスコミをつかって、今年7月の北海道洞爺湖G8サミットへ向けて、
さかんに「過激派がやってくる」キャンペーンをはりめぐらせている。しかし、
暴力的で破壊的なのは、何より警察自身であることを今回の弾圧は満天下にしめ
した。

われわれは、今回の弾圧に屈することなく、渋谷をはじめ各地での排除の動きと
闘い、昨年来の「生存」と「居住」の権利のための取り組みを、さらにすすめて
いくだろう。

逮捕した労働者をただちに解放せよ!
警視庁第6機動隊の暴行を許さないぞ!

2008年1月16日
山谷争議団/反失実
山谷労働者福祉会館活動委員会

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