韓国:ITUCアジア太平洋「ハン・サンギュンを釈放して労働改悪を中断しろ!」 | |||||||
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ITUCアジア太平洋「ハン・サンギュンを釈放して労働改悪を中断しろ!」警察、ITUCアジア太平洋支部事務総長|書記局長接見拒否「通謀および証拠隠滅憂慮」
2015年12月16日(水) ホン・ミリ記者 gommiri@naver.com
▲ITUCアジア太平洋支部鈴木則之書記長(中央)とチェ・ジョンジン民主労総首席副委員長が16日午前、ソウル南大門警察署の前で記者会見を行い、ITUCのハン・サンギュン委員長の接見を拒否した警察を糾弾している。(c)ピョン・ベクソン記者 韓国警察がITUC(国際労総)アジア太平洋支部の鈴木書記長がハン・サンギュン委員長との接見を拒否した。 ITUCは「通謀および証拠隠滅が憂慮される」という理由をあげ、 国際機構関係者の接見を拒否した警察と朴槿恵(パク・クネ)政権を強く糾弾し、 ハン委員長の釈放と労働改悪中断を要求した。 鈴木則之ITUCアジア太平洋地域本部(International Trade Union Confederation-Asia Pacific)の書記長は、 12月16日午前11時にソウル南大門警察署の前で緊急記者会見を行い、 「民主労総のハン・サンギュン委員長を釈放し、労働改悪を今すぐ中断しろ」と要求した。 アジア太平洋地域本部書記長は 「ITUCアジア太平洋支部書記長の私は、韓国で行われている労働状況について深い憂慮を持っている」と話し 「ITUCアジア太平洋支部は、アジア太平洋地域の34か国、58のナショナルセンター、 6000万組合員の組織であり、ここには民主労総と韓国労総も含まれている」と伝えた。 続いて「ハン・サンギュン委員長は現在、 アジア太平洋地域で唯一拘禁されている労組の委員長」とし 「世界の1億8000万のITUC組合員を代表し、メッセージを伝えたい」と話し 「韓国のすべての民衆は、ハン委員長が逮捕された時に発表された記者会見文をよく読んでほしい」と訴えた。 鈴木書記長は「人権と労働者基本権を全面的に認め、 スト権への介入を中断してスト権の行使を遮る制限措置を撤廃しろ」と話し 「労働者と労働組合、労働に連帯する民衆に対する暴力弾圧をやめろ」と声を高めた。 彼はまた「最近、トルコのアンタルヤで開かれたG20会議で労働親和政策と不平等解消が議論されたが、 韓国政府は非正規職を大規模に拡散しようとしている」と指摘し 「韓国政府はトルコのアンタルヤでの合意を守れ」と要求した。 ITUCアジア太平洋地域書記長は 「労働市場柔軟化に反対するアジア太平洋地域労働者の闘争が広範囲に行われており、 私の同僚であるハン・サンギュン委員長はわれわれ労働者のために私たちすべてを代表して闘争している」とし 「韓国政府に対して今すぐハン委員長を釈放し、私たちの元に戻すことを要求する」と明らかにした。 「ハン・サンギュン委員長を直ちに釈放しろ!」 ▲民主労総のチェ・ジョンジン首席副委員長がITUC書記長のハン・サンギュン委員長との接見を拒否した警察を糾弾している。ITUCアジア太平洋支部の鈴木則之書記長は民主労総のハン・サンギュン委員長と面会したいという意向を明らかにしたが警察は「共謀および証拠隠滅の恐れがある」としこれを拒否した。(c)ピョン・ベクソン記者 民主労総のチェ・ジョンジン首席副委員長は 「『共謀および証拠隠滅の憂慮』というとんでもない理由を突きつけ、鈴木書記長のハン・サンギュン委員長との接見不許可は国際的な恥さらしであり、 これがまさに大韓民国権力の愚劣な姿」と話し 「隠したくても、隠そうとしてみたところで、隠せるものではない」とし 「民主労総は少しも屈することなく堂々と闘争する」と約束した。 鈴木書記長は12月14日の13時頃、民主労総国際局を通じ、 ハン・サンギュン委員長と面会したいという意を伝えた。 そのため選任された弁護人は直ちに南大門警察署に接見申請日程を調整して打診した。 南大門署は鈴木書記長が民主労総に送った公式なメールを貼付するなどした接見申込書を提出するよう要求し、 弁護人は12月15日13時30分頃、直接南大門署を訪問した。 弁護人は通訳、接見時刻を記載した接見申込書を提出し、 捜査日程がない時刻に接見を認めるよう要請した。 すべての過程が合法的で、警察も何の問題も提起しなかった。 南大門警察署はこの日の午後6時過ぎに突然弁護人に携帯メッセージで通知した。 何の問題もない接見申請に対し、翌日午前に許容可否を決めるというものだった。 警察は今日午前8時40分頃、鈴木書記長の接見は認めないと弁護人を通じて通知した。 民主労総は声明を発表し 「われわれはハン・サンギュン委員長を接見と連帯の意を伝えに来たITUCアジア太平洋支部の鈴木書記長に心から感謝する」と伝え 「民主労総に対する公安弾圧は、国際的な注目をあびている」とし 「ITUCによるハン・サンギュン委員長との接見を拒否した警察を糾弾する」と明らかにした。 続いて「拘束された加盟組織の委員長を少しだけでも会おうと急きょシンガポールから韓国まで飛んできたITUCアジア太平洋支部書記長」とし 「(警察の接見拒否は)対面権に対する過度な統制で、国際的欠礼であり、 国際組織に対する礼儀を全く考慮しない警察の権威主義」と指摘した。 民主労総は今日(12月16日)、ソウル市汝矣島の国会前をはじめ、 全国の地域拠点で同時多発ゼネスト集会を開く。 ▲ITUCアジア太平洋支部鈴木則之書記長が民主労総のハン・サンギュン委員長の釈放と労働改悪中断を要求する声明を見せている。(c)ピョン・ベクソン記者
翻訳/文責:安田(ゆ) Created byStaff. Created on 2015-12-17 21:56:56 / Last modified on 2015-12-17 21:56:57 Copyright: Default 世界のニュース | 韓国のニュース | 上の階層へ |