韓国:[戦う話](5)SKブロードバンド 通信労働者 | |||||||
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雨の日に電信柱に上る通信労働者[戦う話](5)SKブロードバンド
ヨン・ソンノク記者 2014.09.19 19:25
いつからか我々は「私たち」がかなり豊かに暮らしていると考えるようになった。 生活は便利で豊かになった。 しかし洗練され、性能が良く、さらに大きくなったテレビのブラウン管の中には、 低賃金、雇用不足、非正規職という文句がぐるぐる回っている。 周辺を振り返れば自分のそばの誰かは前の半分の給料になり、雇用の不安に震え、仕事を見つけることができない。 あまりに当然なことは、雇用の不安。 私たちの暮らしは本当に豊かなのか? 私たちは何かを忘れて生きているのではないか? 「蔚山地域闘争事業場勝利のための共同闘争団」は、蔚山で間接雇用と雇用不安に正面から闘う人々の話を伝え、この問いの答えを探したい。 企画は(1)ホームプラス 、(2)蔚山科学大 、(3)現代重工社内下請支会 、(4)現代車非正規職支会 、(5)SKブロードバンド まで合計5回で進められる。 雨が降る日に電信柱に上る通信労働者一日平均11回電信柱に上る人がいる。 雨が降る日、感電の危険があっても電信柱をしっかり抱いて上がっては下りる。 電信柱の足場は50年過ぎたものもあり、足をかけると折れたりもする。 事故でも起きれば大変だ。 夜まで最低8件、途中で選ばれた作業まですれば10件以上回らなければならない。 怪我をして働けなければ医療費だけが出て行くばかりか、月給も受け取れない。 それにしても雨が降る日に電信柱に上る仕事はしたくない。 ▲通信労働者は勤労基準法遵守と直接雇用を要求する。[出処:蔚山ジャーナル] 「手首がはれて水疱ができました。 注射器で水を抜いても度々再発します。 結局、手術をして1か月休みました。 また出勤したら、私の区域に別の人が配置されていました。」 チェ某氏(45)は住宅のインターネット開通技師だ。 通信業界で13年働いている。 膝の軟骨が半分にすりへり、下肢の静脈瘤に腰ディスクまで抱えている。 「そして、電信柱に昇る時は手首と足にとても力が入ります。 半分は電信柱、半分は足場でからだを支えます。 何度も落ちました。 大きい事故にならなかったのは、幸運でしょう。」 働いて電信柱から落ちても労災処理にならず、電信柱に上って働いても安全帯や安全帽一つ支給されない。 はしご、安全帽、安全帯、通信装備はすべて個人で購入する。 労組ができて最近、安全靴をひとつ受け取った。 不法駐車で罰金のステッカーを受けることもしばしばある。 「われわれは車がなければ働くのは難しいです。 駐車施設がない商店街や住宅街もあります。 ケーブルボックス2つが20kg、はしごが8kg、カバン5kgなど合わせて40kgは持っていなければならず、 重さだけが問題ではなく大きさも半端ではありません。 手が4本あるわけではないでしょう。」 昔の電話局の時は車にKTや韓国通信の名前が入っていると、 罰金請求されなかったという。 公共の仕事と見られていたのだ。 今はどの通信会社でも区分なく、不法駐車のステッカーを発行される。 通信業界は離職率が高い。 ソン某氏(33)はLG、KT、SKなどの通信会社で働いた。 中間業者が賃金を遅らせたり開通管理チーム長が中間で賃金をピンはねすることも何度も見た。 「某通信会社の管理者は人ではありません。 朝9時に出動します。 朝に呼び出す顧客もいます。 行かなければ顧客が本社に抗議電話をかけ、評価が低ければ月給の差が1か月で100万ウォン以上になったりもします。」 ソン氏は開通技師は実績に頼るしかないと話す。 基本給がなく、開通件数によって月給が払われ、 顧客の評価で手当てが差別支給されるためだ。 ペットの犬に噛まれて過怠金の弁償しても訴える所はない「開通技師はペットの犬に一回以上噛まれなかった人はいません。 遅くきたと激しい悪口を言われたり、顧客に殴られた人もいます。 会社は何の責任も負いません。 犬に噛まれても治療費は出ません。 ある顧客は私が引き受けたこと以外に、私財で買った共有機の接続や、 コンピュータを組み立ててくれと言ったりもします。 断れば不愉快に思われます。 昼食の時間もなく、時間帯別に満杯のスケジュールを説明することもできず困ってしまいます。」 希望連帯労組LGユープラスとSKブロードバンド非正規職本部ができてから、 通信労働者の劣悪な環境についての文章を読んだが、初めて聞く話が多い。 住宅街は電信柱や屋上に上がらなければインターネットが開通できないことを新しく知り、犬に噛まれて働くという言葉も初めて聞いた。 労働組合ができたため、通信労働者の作業環境はそれでも以前よりましになった。 勤務時間は9時からで、8時までに出勤して教育を受けることはなくなった。 午後8時までの勤務が基本だが、今は午後6時に仕事が終わる。 仕事が延びれば延長勤務をして手当てを受け取れる。 何よりもいいのは、夜の時間に同僚と会えることだ。 「労組ができる前は、他人と話もできませんでした。 隣の人に装備を貸すこともありません。 みんな競争者だから話すのも疲れて... しかし今では変わりました。みんなが好きです。」 希望連帯労組に加入して笑いを見つけたこの日は一緒に働く先輩が家に夕食を食べにこいといった。 まだ暗くなる前だが、同僚が二人ずつビニール袋を持ってくる。 先輩はサムギョプサルを焼き、袋で買って来たマッコリと焼酎を一杯ずつ分けて飲む。 8人が集まった。 感情労働と肉体労働でつらい一日を送っても、夕方に同僚と共に夕食を食べるのは幸せだ。 労組ができる前には想像もできなかった事だ。 「朝、事務室から顧客の家にでかける時、 一人で働きに行く気持ちではありません。 後ろに同僚しっかりいて、装備も貸す間になりました。 昔は孤独で大変でした。」 ▲希望連帯労組SKブロードバンド東蔚山支会組合員[出処:蔚山ジャーナル ヨン・ソンノク記者] 今年の4月、通信企業SKブロードバンド-LGユープラス非正規職労組が結成された。 彼らは本当の社長を知らない多段階の雇用構造と非正常的な勤労契約形態を暴露した。 休日がない長時間労働、燃料費、通信料金、スマートフォン購入費、等級別インセンティブ天引き、退職積立金不当控除、車両維持管理費・駐車費、資材購入費、装備紛失天引き、設置手数料一方削減、ハッピーコール天引き、検修不良天引きなど、 元請と業者の不法行為は彼ら日常全般にわたって進行していた。 希望連帯労組非正規職SKブロードバンドとLGユープラスは、 まだ使用者側との団体協約を締結していない。 各地域センターごとに労働組合を瓦解させようとする使用者の試みがあるが、 組合員たちは自分たちの声を上げている。 「SKブロードバンド・LGユープラスは勤労基準法を遵守しろ、労働人権保証しろ」
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