「大統領候補、現代車非正規職解決ための最低の措置もない」

高空籠城48日目チェ・ビョンスン、チョン・ウイボン、「現代車特別交渉は時間稼ぎ」

現代自動車に不法派遣認定を要求し、48日間送電塔高空籠城を続けている現代 自動車の非正規職労働者、チェ・ビョンスン氏は、「(大統領候補は)まだ問題 解決のための最低の措置も取っていない」と指摘した。

また現在進行中の現代自動車不法派遣特別交渉に関し「会社は時間稼ぎをして いる」と批判した。

［出処:蔚山ジャーナル］

チェ・ビョンスン氏は12月3日、仏教放送〈コ・ソングクの朝ジャーナル〉との インタビューで「私たちが(大統領候補に)公開質問もして、訪問して、話もし て、やってくる人にも言った」とし、「私たちが要請するのは今すぐできるこ とをしてくれということ」と明らかにした。

チェ氏は「国会議員も多く多数党なのに、まして国会議員を通じ、または今の 与党なら政府を通じて、労働部にできることをさせて、検警に早く捜査するよ う要求して、今すぐできる措置を先にすることがこの問題を本気で解決するこ とだ。これから当選さえすればどうする、と言うのなら、ここにいる人は当選 するまで待てと言うのか、そんな言葉もずいぶん言った」と説明した。

続いて「それなのに、まだ可視的にこの問題をすぐどのように解決する、ある いは最低限、そうした措置を取るという言葉がない」と指摘した。

先立って大法院が二回の判決で現代自動車の不法派遣を認めたが、現代自動車 は不法派遣認定と正規職転換を履行していない。チェ氏は「大法院で2度も不法 派遣と規定し、ソウル高等法院も同じように牙山事件に対して判決し、中央労 働委員会も似た趣旨で忠南、全北、釜山で判決をした」として「現代自動車が 不法派遣をしているということが、さまざまな機関によりはっきり確認されて いるのに認めようとしない」と声を高めた。

そのため労組は2年前、現代自動車に対し、検察に告訴告発をしたが、検察は2 年間『捜査を進めている』と言って捜査を進展させずにいる。労働部も労組の 行政措置の要求にも何の措置も取っていない。そのためチェ・ビョンスン氏を はじめとする2人の非正規職労働者が現代車不法派遣認定を求め高空籠城に突入 した。

座り込み突入以後、現代自動車不法派遣特別交渉が再開されたが、使用者側の 不法派遣不認定で成果を出せずにいる。チェ・ビョンスン氏は特別交渉に関し 「私たちの感じでは、時間稼ぎではないか」と説明した。

チェ氏は「現代自動車は、最高裁の判決を受けた私のようなケースは雇用する と言うが、実際にこれは採用の方式」とし「大法院の判決趣旨により人事命令 をして勤続を認めるのではなく、新規採用の方式で判決の意味を矮小化しよう としている」と批判した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
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