韓国:[闘争事業場](3)韓国スリーエム労組、共同闘争が誇らしい | |||||||
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資本の策略に振り回される現場、共同闘争で反撃する[闘争事業場](3)韓国スリーエム労組、共同闘争が誇らしい
ユ・ソノ(韓国スリーエム解雇者) 2012.09.06 17:19
「オイ、朝礼をやるぞ。集まれ!」 「パート長も知っているでしょうに、保護メガネがちゃんと支給されません。 あいつもそんなのを使いたくて使いません! 作業服も同じですが、申請しても ちゃんと出てこないから、弱点を捕えられて勤務評価に影響しないかと、怖く なってやったんです!」と愚痴をさく烈させた。その話を聞いたパート管理者は 他のチームのチーム員と私たちを比較して、ストレスをぶちまける。 彼らに常識をいいたい私が働いていた韓国スリーエムという会社は、他人から見ればとても勤労条件 がよく、企業イメージが良い外国会社のようだが、中ではこのように管理者の 行動はひどい所だった。ところが誰も『私が通う会社がこうだ』と話せなかっ た。なぜか? 私ももうすぐ班長になって、組長になって、パート管理者になる だろうに、そんな話でおかしな勤務評価点数制に影響しないか恐ろしかったためだ。 他の人にとって韓国スリーエムに労働組合ができたのは、2009年米国経済危機 を韓国の労働者たちに押し付け、無茶な整理解雇を防ぐためだったが、私には そうでもなかった。ますます増えて終わらない業務を家にまで持ち帰り、宿題 のようにはしたくなかったし、何よりもチーム長という連中の非常識な行為に 怒っていたためだ。彼らと対等な立場で言いたくて、自信持って常識を主張し たかった。初めて労働組合を準備して結成し、現場労働者の加入率が90%を上回っ たのも、多分私のように感じていた人が多かったためであろう。 生まれて初めて労組活動をして、私ではなく他の人と一緒にいることをうれし く感じた。しかし近い仲でも、離れる彼らをつかまえられなかった時、その 恥辱感が私をさらに疲れさせた。そうして我を忘れて労働組合活動をして 2010年12月に解雇された。 [出処:金属労組資料写真] 労働者が職場から追い出されるということ私はまだ解雇された時が忘れられない。心的衝撃のためではない。笑いながら、 解雇通知を配る管理者を見て、自分の目標は何も間違っていないことをあらた めて理解したためだ。人間として、いや労働者として、職場から追い出される ということが何を意味するのかを知らず、自分たちの既得権だけを守ろうとし、 良心を片隅に投げ出し、人間とは遠い彼らを見て、必ず勝利するだろうという 気持ちになった。 ところが問題は、この人間ともいえない管理者のやつらが今は現場労働者たち を分断しているということだ。現場労働者に勤務評価をする権限を与えるのだ。 それをまた非組合員が互いに地位につくために大騒ぎだ。苦々しい。そんなこ とが嫌で、労組に加入した彼らが、またそのつまらない権力を得ようとするの か.. 意図は分かるが、目が開いているのに見えない彼らを見て、どんどん難し くなる現場の戦いをどう突破していくのかを悩まないわけにはいかなかった。 「そうだ、その目がみえない者と、労働者の重要性を知らない者の元凶と戦お う。できる時まで!」これが答だと思い、ソウル本社上京闘争を始めた。そして 私たちと同じ考えを持つ『整理解雇・非正規職労組の弾圧ない世の中に向かっ た共同闘争団』の活動にも参加するようになった。 悪い奴も多いが、彼らと戦う私たちがいる世の中には本当に悪いやつが多い。共同闘争団活動をして初めて感じた点だ。 ところが彼らと戦う人も本当に多い。多くの人が集まって、やられる手法も、 その理由も似ている。逆にみれば、私たちが準備できず、何か誤っているとい うことだが、こうして闘争事業場が集まれば、やられただけに怒りの力も似て いて、反撃の勢いも同じように持っているだろう。 その力を、時には一か所に集めたり、時には個別に分散させ、闘わなければな らないのが共同闘争団の宿題でもあるが、今のように境界を越え、分野を問わず 共同の目標に向かって進み続ければ、どこか1か所でも突破できると考える。 特に、判に押したような集会の枠組みを変え、今の方式に異なるアイディアが 合わされれば、もっと良い結果を得られるのではないかと予想する。楽しく戦っ て、また、必ず勝つという今の闘争意識さえあれば、これ以上に難しくはなら ないだろう。共同闘争団で共に活動した時間を誇らしく語れる時が必ずくるだ ろう。 翻訳/文責:安田(ゆ)
Created byStaff. Created on 2012-09-09 01:34:04 / Last modified on 2012-09-09 01:34:05 Copyright: Default 世界のニュース | 韓国のニュース | 上の階層へ |