韓国:ストライキに立ち上がった『大借金社長』貨物労働者 | |||||||
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ストライキに立ち上がった『大借金社長』貨物労働者...「一生借金の奴隷」ストライキ4日目の貨物労働者...みんな『路上の生』を知っているか
ユン・ジヨン記者 2012.06.27 14:39
貨物連帯ストライキ二日目の6月26日午後、イ・ボンジュ貨物連帯ソウル京畿支 部長が高空籠城をしている議旺ICD交通鉄塔の下で数十本の旗がはためいている。 約100人の組合員はそこにテントを張って支会別プログラムをしている。 インタビューを要請すると、すぐ拒否の意思が戻ってきた。何度もインタビュー をしたが、自分たちの声を載せた記事は見つけるのが難しく、もうインタビュー はしないという。やっと一つだけ聞いて帰ると約束を受け取った。だが一つの 質問に対する返事は長々2時間にわたって続いた。それだけ彼らは切迫しており 自分たちの声を出したがっていた。 大量の信用不良、借金に苦しむ貧しい『社長』それで最も切実で苦しい点は何かと尋ねた。あちこちからめちゃくちゃに返事 が戻ってくる。劣悪な賃金と夜間労働、労働災害など、さまざまな困難だ。そ の中でも特に彼らの生存を直撃するのは『お金』だ。キム・ソグゥン(仮名、 47)氏は、すぐキャピタルから来た自分の携帯メッセージを見せてくれる。 「ここに今日キャピタルから来た携帯メッセージ、読めますか? 通帳にある金 をみんな下ろして、残高は0ウォン。それでもみんな下ろせず、残りはそのまま 借金になりました。詳しく見ると1か月に燃料代だけで727万ウォン、高速通行 料金が400万ウォン、食事代が60万ウォン、車ナンバー使用料25万 5千ウォン、 トラック保険料25万ウォン、積載保険料月5万ウォン、車両修理費月80万ウォン、 タイヤ交替費55万ウォンが出ていきます。そして手に残る金は70万ウォン程です。 今、保証金500と家賃40万ウォンの家に三人家族で暮らしているが、家賃と車の ローンも払い続けます。いくら金を稼いでも借金だけが増えるんです。さらに 具体的に言えば、ソウルから釜山まで往復運賃料が約80万ウォンです。ここか ら燃料代60万ウォンを引き、食事代1万5000ウォン、高速料金5万ウォンを引け ば、二日で13万5000ウォンの稼ぎです。しかしこれさえ各種保険料と修理費、 車両維持費などに使います」 生活苦と借金に苦しむ貨物労働者が信用不良者になるのは時間の問題だ。イン タビューに集まった10人ほどの労働者のうち、信用不良者でない人は2人だけだ。 実際に労働者の70%以上が信用不良者か破産申請をする。 だが政府も資本も、大量に信用不良者に転落する彼らの人生の責任を取らない。 むしろ法的に『個人事業主』という地位を彼らに付与し、人生を放置する。 それで組合員は互いに『理事長』、『キム社長』と呼んで自嘲混じりに笑う。 特に彼らは人生を破産させるさまざまな制度に露出している。そのうち劣悪な 賃金の決定的な原因である『多段階下請構造』は、貨物市場の慢性的な問題だ。 最大3〜4次の下請を経ると彼らの手取り賃金は最初の運賃の63%に過ぎない。 「多段階下請構造ですか? 私がこの仕事を24年しているが、変わらない。30年 ほど続く悪習だ。私たちがほとんど初代下請労働者でしょう? 下請労働者でも あり、特殊雇用労働者でもあり、自営業者でもある。しかしその30年にもなる 悪習は絶対なくならない。その下請構造に問題が多いことを知りつつも、なぜ 政府がこれを解決できないのか、そして問題解決をしない理由をなぜ明らかに しないのかとても気になります。 下請構造で中間斡旋手数料を持っていく運送会社は、事務室に電話するだけで 金を稼ぐ。大企業から運送会社までただ座って金を稼ぐ。ところがわれわれは 1億5千万ウォン以上の車両費から燃料代、道路費、保険料などをみんな払わな ければならないじゃですか。ですからわれわれは金がないんです。 燃料代を払う金がない時も多いが、もし燃料代分割払いをキャピタルに1回支払 いできなければカードが止まります。最近金融コンピュータ・ネットワークが 統合されてAキャピタルの金を返せなかったことが記録されれば、Bキャピタル でも制裁を受けるでしょう。そのたびにたた金を借りなければならない。ここ にいる労働者のほとんどが事業者の名義を親戚や知人に貸して暮らしています。 そして平均的に一人当たり1億以上の借金を抱いて暮らしてます」 『路上の生』貨物労働者
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