韓国:現代車非正規職野宿座り込み | |||||||
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現代車非正規職野宿座り込み...「頭に来ておかしくなりそうだ」「大韓民国は法治主義国家ですか?」
ヨン・ソンノク蔚山労働ニュース現場記者 2012.04.15 11:12
花冷えの寒さはいつのことだったのかと思うほど、春の花は咲き乱れ、総選挙 の風圧も騒然と過ぎ去った。見事な花を見に行けない人々がいる。蔚山市北区 ヤンジョン洞の現代車正門の前で野宿闘争をしている非正規職支会組合員だ。 ▲蔚山現代自動車正門前、出入保障を要求し、14日に野宿座り込み6日目を迎えた現代車非正規職支会組合員. [出処:蔚山労働ニュース] 4月4日に当選したパク・ヒョンジェ支会長と組合員は、常執の人選もできてい ない状況で、9日から正門前で野宿闘争を続けている。多くの現場組合員の参加 もなく、組織の再整備前に力が尽きるのではないかと心配するほどだ。彼らの どんな切実な事情が当選一週間も経たずに野宿闘争をさせたのだろうか。 パク・ヒョンジェ支会長と幹部は、13日に会社管理者に暴行され、病院に運ば れたという報せに接し、病院を訪れた。人が良さそうなパク・ヒョンジェ支会 長の笑う姿、患者服を着た彼の姿がつらい。病院で会ったパク・ヒョンジェ 支会長とイ・ドハン総務部長の言葉を要約しよう。 [パク・ヒョンジェ支会長インタビュー]「現場に入れなければきちんと労働組合活動ができない」▲腰は痛いが仕事が多いので、 病院にはいられないと病院を出て、 また座込場を守るパク・ヒョンジェ 支会長[出処:蔚山労働ニュース] なぜ野宿闘争を始めたのか? 非正規職支会で一番重要な事案は不法派遣問題だが、最高裁判決とは無関係に 不法派遣者の正規職化どころか、会社は勤続2年未満の非正規職に集団解雇と 生管外注化、合理化工事を進めている。 生管外注化は第1工場で進められ、第4工場と第2工場でも進められ、現在は第3 工場で進めようとしている。 2年未満の集団解雇はすでに組合員を通じて確認され、一部は現場で対応してい るケースもあり、支会執行部の事業部代表や代議員活動がきちんと陣容を固め ない中で広く行なわれており、よく把握されていないのが実情だ。集団解雇に 関しては、第4工場で確認され、第1工場でも行なわれていると理解している。 合理化工事は、工場の設備が古くなれば工事をして、会社が望む最適の条件を 作ることだが、会社の立場でライン工事をする。一部のモジュール化工事も進 められ、手動が機械化されたり工程を削減する形で現れるが、これを第4工場で しようとしている。合理化工事は元請と労使合意すれば工事を進めるが、 これによって、集団的な構造調整をしようとしている。 こうした問題に関し、現場の状況を正確に把握しなければならないが、支会の 事務室は工場の中にあり、実際の組合幹部は外にいるので現場との対話の問題 もあり、労働組合活動をするには現場に入るのは当然のことだ。 会社側に正式出入要請をしたか? 何度か会社側に出入関連の文書を送ったが答がない。支部(正規職労組)を通じ、 何人ならいいという話もあるが、まだ確認していない。現代車正規職支部も、 新しく当選した役員は出入できるべきだという立場だが、役員といっても支会長 と事務局長の二人だ。首席は解雇者ではなく、出入ができる。 支会が出入するのに会社だけでなく支部との協議が必要なのか? 一般的には会社と支会が話せば良い事案だが、会社側はできれば支部を通じ、 支会を動かそうとする傾向があるようだ。 支部を通じても出入できるようになるか? 実質的に非正規職支会の力は、2010年占拠ストライキ以後に解雇された仲間だが、 誰も支会事務室の出入が認められない。選挙の時や特別なことがある時、支部を 通じて出入したことはある。 会社が解雇者を出入させないだろうと予想していなかったのか? 初めて正門で会社と衝突したのは、解雇者とは無関係に労組役員と常執が労働 組合の日常活動のために労組事務室に入ろうとして会社側が妨害し、後で解雇者 が知らせを聞いて駆け付けた。 正当な労働組合活動は会社と労組が結んだ団体協約にも明示されていて、これは どんな勤労基準法よりも優先する。 現在、占拠闘争関連の解雇者は解雇が適法かどうかの法的判断を争っており、 大法院は不法派遣を認めた。解雇者も労働組合事務室には当然出入が認められ なければならない。解雇者でも常執幹部は現場の出入もできなければならない。 これまで非常対策委体制としても、何度も出入関連の要請を会社側にした。 支会長に当選したのに出入が認められなければ何もできない。 ▲12日に現代車文化会館で開かれた現代車非正規職支会組合員懇談会、この日の懇談会には元下請共同要求案を準備する支部実務者も共に参加し、中間過程を報告して意見を聞く形でなされた。[出処:蔚山労働ニュース] 正規職支部との元下請共同闘争共同要求案準備はうまく進んでいるのか? 悩んでいたし、今も悩んでいる。元下請共同闘争関連支部と8項目の要求協議を した時、初めは支部で6つの要求を提示し、すべての社内下請の正規職化は欠け ていた。そのうちにすべての社内下請の正規職化の文句を支部の実務者との交渉 で入れたが、正式には採択されず、支部はもっと議論が必要のようだ。 苦しいようだ。核心はすべての社内下請正規職化と解雇者問題だ。 支会独自の闘争は考えていないか? 2006年にも支会は戦い、2010年も独自に戦った。今は指導部が現場に入れない 立場で、戦う力があれば要求そのもので悩む必要はない。支部と気持ちを合わ せようと努力して、共に闘争を作り出そうと努めている。会社は支会を無力化 するため工場出入りを止めているのではないか。 現場で支会が自主的に戦おうという意見はないか? 少なくない仲間たちが、いっそ現場ストライキをして、その時に勝負しようと いう意見もある。しかし下手に決められる問題ではない。 8項目の要求に対する現場組合員の考えは? 組合員は、8項目の要求を完璧に固守しない雰囲気だ。核心はすべての社内下請 正規職化と解雇者問題だ。 8項目の要求は名分だけではない。25日間の闘争で多くの仲間たちが持っていた 要求だ。戦えない状況で支会が壊れることは望まない。元下請会議で8項目の要求 を一方的に押し通すつもりはない。 核心要求の「すべての社内下請の正規職化」が共同要求案から抜けたら? そんな状況を仮定して考えたくはない。それが核心で、それが抜ければ元下請 共同闘争は容易ではないと思う。(記事提携=蔚山労働ニュース)
翻訳/文責:安田(ゆ)
Created byStaff. Created on 2012-04-15 21:53:12 / Last modified on 2012-04-15 21:53:21 Copyright: Default 世界のニュース | 韓国のニュース | 上の階層へ |