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全北建設労組、空と向き合い送電塔高空座り込み敢行

民主労総全北、「労組が認められるまで食を断つ」

ムン・ジュヒョン記者 2011.08.02 22:57

8月2日未成、雇用継承と団体交渉締結を要求して闘争中の民主労総全北建設機械 支部のコ・ヨンギ支部長と南原電気員支部のアン・ソンス支会長が東全州 出入口に近い全州市徳津区クムサン洞近くの鉄塔で高空座り込みに入った。

電気員労働者の全面スト214日、労働者たちの要求は、単に雇用継承と団体交渉 締結だが、この長い間、使用者側の動きは遅々としている。

[出処:チャムソリ]

数万ボルトの作業現場。建設労組建設機械支部の労働者は、命がけの死の配電 現場を変えようとして始めた民主労組の命運を今、25メートルの韓電鉄塔、その 現場にかけようとしている。

背水の陣を敷いて彼らが要求しているのはただ一つ、「15年間結んできた 団体交渉に誠実に臨め」ということだ。

アン・ソンス支会長「切迫した気持で上がった、解決しなければ降りない」

アン・ソンス支会長は本紙記者との通話で「本当に切迫した気持で上がった」 とし「使用者側が交渉を何度も避けるので、やむをえず上がるしかなかった。 今は涙で前が見えない」と心情を明らかにした。

▲南原電気員労組キム・ヒグン事務長(左)、韓電鉄塔座り込みに入ったアン・ソンス支会長(右) [出処:チャムソリ]

20年間結んできた賃金団体協議。電気員労働者は、現場で命がけで労働するため、 同僚との呼吸と信頼が重要だ。こうした信頼は事業主とも同じだった。

アン・ソンス支会長は「李明博政権が全国で労働者を弾圧している。電気員労 働者を圧迫するのは彼らにとって損害だ。これまで私たちの労使は共存関係だっ た。使用者側はこうした雰囲気を今年突然破壊した」とし「使用者側が多くの 利益を取ろうとする態度を見せても、われわれは多くを譲歩した。だが、雇用 継承をせず、今は残念な気持だ」と話を繋いだ。

そして「賃金団体協議闘争勝利と南原で雇用が継承されなければここから降りて 行くことはないだろう」と断固たる決意を明らかにした。

数万ボルトの電流は、アン・ソンス支会長との通話中にも簡単に感じられた。 アン・ソンス支会長の震える声と共に、ジージーという音が電波に乗って耳元 に聞こえてきた。

「上で誘導電流が流れるので頭ががんがんして、とても力も消耗する。電磁波 が激しいため、思ったより大変だ。実際に上がるって見ると、半端ではない」。

建設労組と民主労総全北本部、「最後通告だ。食を断って待つ」

電気員労働者が25メートルの韓電鉄塔で高空籠城に入った頃、全北建設労組の リュ・ヨンピル本部長と民主労総全北本部のチョン・グァンス本部長も、韓国 電力全北本部玄関の前で無期限ハンスト座り込みに入った。

[出処:チャムソリ]

彼らは「韓国電力は酷すぎる。労組を破壊しようとする配電企業を逆にかばっ ている。配電企業は3億ウォンの手形を使い、労組と個別に接触する事業主にす べての責任をかぶせる契約までして労働者を弾圧しているが、韓電はまだ第3者 だと言って責任を回避している」とハンストの理由を説明した。

いつまでハンストするのかという情報課刑事の問いに彼らは一言で応酬する。「解決するまで」

既存の団体交渉を守ろるため命までかけなければならない世の中

一日に14時間労働、この2年間に命を失った労働者だけで50人。電気員労働者の 労働現場が死の配電現場と呼ばれる理由だ。だから、労働組合を壊そうとする 使用者側の動きに命賭けで闘争するほかはない。労働組合との団体交渉は死の 配電現場を変え、電気員労働者の安全を守ることだからだ。

その団体交渉は、1月12日の1次交渉以後、4月30日までに計9回、地方労働委員会 の調停委2回など数十回の交渉と対話が試みられたが、成果を出すのに失敗した。

建設労組は「団体交渉で核心の争点事項に意見を集約してもしばしば使用者側 は小さな言葉尻を捉えて、交渉をずるずる引き延ばした。それで今まできた」 と使用者側の責任を明確にした。

[出処:チャムソリ]

ハンスト中のチョン・グァンス本部長も「7月19日に夜中の11時まで続くマラソ ン交渉をした。しかし決裂した。われわれは明日でも良いから交渉をしようと いったが、29日にまた会おうということになった。それで、われわれは26日に 事前協議をして使用者側に文書を出し、交渉を再度要請した。使用者側から交渉 前日に連絡がきた。8月2日に総会をするからその日に通知するということだった」

建設労組によれば使用者側は、29日に交渉拒否を通知し、8月2日に業者代表 会議で19日に議論した内容で承認を受けたいと建設労組に通知した。そして 交渉を続けるかどうかも今日議論をすると通知した。

チョン・グァンス本部長は「当惑している。労働組合も暫定合意して、組合員 に賛否を問う。ところが使用者側は何の合意もできなかったのに、承認を受け たいと言うのでは、いったい交渉はいつ完了できるか」と苦しそうにいった。

建設労組電気員支会が結ぼうとしている団体交渉は、既存の団体交渉と大きな 差はない。しかし1月に使用者側は約50%の修正を要求し、団体交渉解止を通知、 現在まで難航している。

電気員労働者、彼らも非正規職

2年に一回、配電業者と契約を結ぶ電気員労働者たちは、非正規職だ。配電企業 はこれらの労働者が作った労組を壊すために業者が数千万ウォンの手形を集めて 労組弾圧の談合をした。

建設労組は配電業者に仕事を出し管理監督すべき韓国電力が、こうした状況を 黙認しているため、さらに問題が大きくなっているという。

[出処:チャムソリ]

南原電気員労組のキム・ヒグン事務長は、「韓電前の座込場でも電気を切った 韓国電力だ。そして配電現場で指針に外れたことが行われているのに、黙認し ている」と話し、「韓電は配電現場で労働者が死ぬことは黙認し、労働者が死 んでいく配電現場の状況をさらに悪化させる形」と韓電を批判した。

全面ストライキ214日目、電気員労働者たちは使用者側と韓電に、生命を守るた めに労働組合を認めろという要求を切実に投げた。社会的不平等がさらに猛威 を振るうこの頃、使用者側と韓電は電気員労働者の『一緒に暮らそう』という 叫びに答える時だ。(記事提携=チャムソリ)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2011-08-05 03:23:13 / Last modified on 2011-08-05 03:23:15 Copyright: Default

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