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ユソン企業労使懇談会、立場の違いを確認

「労働部、会社に職場閉鎖の撤回を勧告」...次期懇談会は未定

特別取材チーム 2011.07.21 20:22

雇用労働部大田地方雇用労働庁天安支庁(以下労働部)が仲裁して、7月21日午後3時、 労働部でユソン企業労使懇談会が開かれた。

会社側からはイ・ギボン工場長を含む3人、労組側はユン・ヨンホ非対委員長を 含む3人がそれぞれ参加して、一時間半非公開で開かれた今回の交渉について、 金属労組ユソン企業支会は労使立場の違いを確認しただけだったと伝えた。

会社は6月2日に初めての交渉に出てきた後、労使対話を拒否し続け、50日ぶり に対話に出てきた。懇談会の後、労働部が25日(月)午後3時に2次労使懇談会を 提案したが、会社は検討して通知するとし、次の交渉日は確定しなかった。

「労働部、会社に職場閉鎖の撤回を勧告」

労組、「生産正常化、御用労組勢力を増やすため時間稼ぎ」

出勤闘争が会社への誹謗と敵対行為?

ユソン企業支会のユン・ヨンホ非対委員長は7月21日午後7時、組合員に懇談会 の結果を報告し、労働部が職場閉鎖を撤回するよう会社側に勧告したと伝えた。 また労働部は会社に対する誹謗と人身攻撃を中断しろと労組に勧告した。

ユン非対委員長によれば、会社は労使対話の先決条件として『会社への誹謗と 敵対的行為の中断』、『復帰者に対する脅迫の中断と謝罪』等を要求した。

これについて、ユン非対委員長は「労働部が職場閉鎖の撤回を勧告し、会社の 違法な行為が立証された」とし「労働部が会社への誹謗と敵対行為を中断しろ と言うが、具体的な内容を聞くと、労働部は対話しなければわからないとし、 正確に回答をしなかった」と伝えた。

続いて「逆に会社が労働者間の対立を助長し、労組への誹謗と歪曲を止めない」 とし「本質を回避せず、職場閉鎖を解除し、労働者を一括復帰させろ」と主張した。

懇談会に参加したキム・スジョン嶺東支会事務長は、「労組がストライキまで 解いて一括復帰すると言って出勤闘争をすることが、会社に対する誹謗と敵対 的な行為なのか尋ねざるをえない」とし「復帰者と座込者の対立を助長してい るのは労働者ではなく会社だ。会社は個別復帰で労働者を分裂させる行為をや め、座込者を一括復帰させろ」と主張した。

ユン・ヨンホ非対委員長は、会社が個別復帰の立場を固守し、これまで労使 交渉を拒否してきた理由を「会社が復帰者の超過延長勤労により、正常な生産 システムを作り、複数労組を申告した御用労組の勢力を増やすために時間が かかる」と見た。

ユン非対委員長は労使懇談会で、「ストライキを解除して出勤するというが、 会社が復帰を拒否している今のこの状況を誰が理解できるかと問い詰めると、 会社は『正常な生産体系を作らなければならないが、まだその体系ができてお らず、復帰者同士の対立があり、こうした状況で外で座り込み中の組合員が入っ てくると明らかではいか』と話した。会社が初めて公式に答えた」と伝えた。

続いて「会社はもう少し時間をかけて粘れば解決すると考えてるようだ。複数 労組が力を発揮するまで粘りたい欲があるようだ」とし「私たちが余裕を持っ て闘えば、必ず勝利するということを確認した懇談会だった」と評した。

ユン非対委員長はまた「われわれはこれまで2か月以上待ってきた。7月末まで 事態が解決しなければ、手段と方法を問わず闘争し、工場に戻るとすでに宣言 した。会社は平和な事態解決のために努力しろ」と警告した。(記事提携=メディア忠清)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2011-07-22 20:45:27 / Last modified on 2011-07-22 20:45:34 Copyright: Default

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